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auでんきのメリット・デメリットまとめ/auでんきセット割とでんきMプラン

   

いよいよ本格的に始まりつつある、2016年4月1日からの電力自由化に伴うケータイスマホキャリアの電力販売。

auでんき、ソフトバンクでんきが既に参入を発表しており、取扱店やインターネットなどで申し込みができます。

受付開始日もすでに決定しています。

auでんき・・・2016年1月20日より

ソフトバンクでんき・・・2016年1月28日より

auについては既に申し込み受付が開始されているわけですが、実際に申し込みをするまでには、様々なハードルを越える必要がありそうです。検証してみます。

auでんきの料金プラン「でんきMプラン」

まず気になるのはauでんきにした場合の料金だと思います。

今の電気料金が安くなるのであれば、auユーザーはもちろん、他社ユーザーでも検討の余地は十分あると思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

 

電力の販売料金に関しては、auはできる限りわかりやすくという方針で簡単なプランにしてあります。

一般家庭向けの「でんきMプラン」と、事務所や商店向けの「でんきLプラン」です。単純明解ではありますが、逆に言えば選択肢がない、とも言えます。

ではその料金がどれくらいかというと、一言では案内できません。なぜなら、元々電気料金に関しては地域ごとの電力会社によって全く異なるからです。そしてauでんきは、各電力会社の「従量電灯A」もしくは「従量電灯B」の契約、つまりは一般家庭向け契約をそのまま引き継ぐ形になるのです。auでんきの公式サイトにこうあります。

 

audenki1

 

例えば東京電力エリアであれば、「従量電灯B」=「auでんき」となり、料金体系はそのまま従量電灯Bのものを引き継ぎます。

四国エリアであれば「従量電灯A」=「auでんき」であり、こちらも従量電灯Aの料金体系がそのままauでんきとして提供されます。

従来の料金プランをそのまま引き継ぐのであれば、auでんきの何がお得なのか、という話になってきますね。

それは、auスマホなどとセットで利用することでお得になる、「auでんきセット割」です。

 

auでんきセット割とは

auユーザーがauでんきを利用する最大のメリットは、このauでんきセット割を利用できるという点です。

重ねて案内しますが、従来の従量電灯Aもしくは従量電灯Bの契約とauでんきの料金は、そのまま引継ぎ、結局同じなので、auでんきに変えてユーザーとしてお得になるのは、auでんきセット割が付く点のみということです。

 

では、そのお得になる「auでんきセット割とは何か」ということですが、auでんきセット割は「毎月のauでんき料金の最大5%相当分au WALLET プリペイドカードへキャッシュバック(チャージ)」されるというものです。

最大5%ということはつまり、5%ではないケースもあるわけで、下記の還元率が適用されます。

 

auでんき料金 キャッシュバック率
5000円未満 1%
5000円以上8000円未満 3%
8000円以上 5%

 

要するに、利用している電気料金が高ければ高いほど、auでんきに変えたときのメリットが大きくなる、ということです。

ただし注意点としては、「au WALLET プリペイドカードへキャッシュバック(チャージ)」という部分です。

つまり、そのまま割引が適用されるわけではなく、あくまでau WALLETプリペイドカードに対してのキャッシュバックであるため、当然のことながらauWALLETプリペイドカードを所有していなければ、auでんきのおトク度は0になります。

つまりは、auでんき=au WALLETプリペイドカードを利用するユーザーでなければメリットがないということになります。

この時点で申し込みたい、というユーザーが半減することが予想されます。

 

auでんきセット割の還元率を考える

auでんきセット割があるから、auでんきに変えてみよう、と思うとします。

ただ、自宅の電気料金は毎月4000円程度だったとします。適用される還元率は1%です。

つまりどういうことかわかるでしょうか。還元率1%は、一般的なクレジットカードで普通に買い物をした時の還元率と変わりません。

「auでんきはじまる!」「auでんきがおトク!」と言う割りには、還元率はやけに低いのです。

ただ、電気料金については単身世帯やエアコンを利用しない世帯でもない限り、8000円未満はそう多くないのではないかと思いますので、5%の還元が入るケースは多くなると思います。しかしそれでも5%です。ドコモのdカードを利用してローソンでiD決済で買い物をした時と同じ還元率です(3%割引+1%決済ポイント+1%加盟店ポイント)。

例えばauひかりなどの割引額と比べれば明らかに少ないことがわかると思います。

auでんきauでんきと言いながら、実はメリットがかなり薄めであることがわかります。これなら2016年4月以降増えてくるであろう小売電気事業者を確認し、他の事業者の料金を見手からにした方がいいかもしれません。

 

auでんきセット割は家族で適用か

auでんきセット割を利用する際、家族分はどういう扱いになるのでしょうか。

例えばauひかりであれば、データ定額5/8/LTEフラットを利用している場合、スマートバリューによって家族1回線ごとに1410円の割引が入ります。家族が3回線あれば、1410円×3回線分が割引になるため、家族が多ければ多いほどおトク度が増す形です。

 

しかしauでんきセット割の場合、auでんき1契約に対し、au携帯電話は1回線が対象となります。

つまり、auでんきセット割を申し込みする際に、セットにする回線を世帯主の父親で設定した場合、父親名義のau WALLETプリペイドカードにキャッシュバック分が入るようになるのですが、他の家族回線に関してはauでんきセット割の恩恵を受けることはできません。

 

すなわち、本当にauでんきセット割のお得なポイントとしては、セット対象の1回線に対してのみ1%~5%のau WALLETプリペイドカードに対するキャッシュバックがあるというところだけなのです。

 

auでんきの初期費用とスマートメーター設置

auでんきを利用するためには、スマートメーターの設置が必須です。

既にスマートメーターになっている場合には問題ありませんが、アナログメーターが設置されている場合には、各電力会社にてスマートメーターへの変更が必要となります。

ただし、その交換工事に関しては無償で実施され、立ち会いも必要ありません。工事日調整をし、あとは任せるのみです。auでんきを開始するにあたっての初期費用等も一切発生しません。

 

auでんきへの変更にあたってアナログメーターからスマートメーターに変更になると、検針員が自宅に検針にくることもなくなります。

スマートメーターを利用してインターネット上で自宅の電力利用状況を確認したりするWeb検針票などを提供している電力会社もありますが、auでは「auでんきアプリ」の提供を予定しており、電力自由化が開始される2016年4月以降に提供開始予定ということです。

auでんきアプリでは、電気の使用量の確認だけでなく、使いすぎをメールなどで教えてくれたり、省エネ方法を教えてくれたりという機能も搭載されるようです。

 

auでんきで契約アンペア数を変更したい

現在各電力会社で契約している契約アンペア数を、auでんきに変更した後で変更したい場合には、今まで通り変更手続きをとることはできます。

 

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契約アンペア数を変えたいからと言って、わざわざ解約しないといけないということはありません。

 

auでんきで売電契約は継続できるのか

現在自宅にソーラーパネルを設置しており、それぞれの電力会社と電気の売買契約、売電契約を結んでいる家庭もあると思います。この場合、auでんきの申し込みはできるのか気になる人もいると思います。

ソーラーパネルを設置している場合の多くは、そのコストを回収するために売電が前提になっている場合もあり、この点は切実な問題だったりするはずです。

その回答としては、auでんきで電気の買取はしない、というものです。ただし、auでんきに加入しながら電気の買取に関しては現在の電力会社との契約を継続することはできるようなので、一度現在の電力会社に事前に確認しておいた方がいいでしょう。

 

auでんきは関西電力エリアと中国電力エリアのみ例外エリア

auでんきはそもそも、ソフトバンクでんきとはそもそも大きく違う点があります。

auはKDDIとして単独で「小売電気事業者」として登録し、電力販売を展開していくのに対し、ソフトバンクでんきは「小売電気事業者」には登録せず、提携という形で東京電力、中部電力、関西電力エリアで電気の販売をしていく形になっています。

しかしauについても、関西電力エリアと中国電力エリアについては、auが代理人となって電力を販売する形となっているという例外的な地域となっています。

単独で「小売電気事業者」になるのと各電力会社と提携して電力を販売していくのでは、どちらにどういうメリットがありデメリットがあるのかわかりませんが、そうした違いがあるという点は認識しておいてもいいかもしれません。

 

auでんきにはオール電化用プランと時間帯別プランがない

auでんきは、その内容を極限までシンプル化しており、現在の電力会社の従量電灯プランをそのまま提供する形になるのですが、各電力会社が提供しているオール電化用のプランや時間帯別のプランはauでんきには存在しません

今後、状況を見ながら検討していくというauの回答ですが、この点は非常に重要です。

夜間帯が約3分の1の料金になり非常にお得なオール電化用プランや時間帯別プランがないということは、現在それらのプランを利用しているユーザーがもし、auでんきに変更した場合、かなりの料金値上げになってしまう可能性大です。

現状、自宅がオール電化になっている人や、時間帯別で夜間料金が安くなるプランを利用しているような場合には、auでんきへの変更は絶対にしてはいけません。

しばらく様子を見、auでんきから対応したプランが発表されるまではじっと我慢です。

 

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