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au安心ケータイサポートプラスLTE/交換用電話機お届けサービスは必要か

      2016/03/29

auの、スマホの故障時に必須となる補償サービスが「安心ケータイサポートプラスLTE」です。

その補償内容に含まれる「交換用携帯電話機お届けサービス」は、ドコモでいうところの「ケータイ補償サービス」であり、万が一の際にリフレッシュ品に交換してくれるという安心のサポートとなっています。

ただ、これらケータイ/スマホの補償サービスについては、その都度常に言われ続けているのが「加入するべきか否か」という点です。

そもそも補償の意味について正しく認識できていないと、加入するべきなのか必要ないのかの判断もできません。

まずはそこから、しっかりと補償の必要有無を判断できるように検証していきます。

au 安心ケータイサポートプラスLTEとは

auの「安心ケータイサポートプラスLTE」は、大切なスマートフォンやタブレットなどの故障、盗難、紛失など、万が一のトラブルの際にサポートが受けられる有料会員サービスです。

月額料金は380円(税別)で、au携帯電話/スマホ購入時にのみ申し込みが可能となっています。そのため、購入時に「安心ケータイサポートプラスLTE」に加入するかどうか選択する必要がありますが、基本的にはほとんどの人が加入しているようです。

やはりスマートフォンは高い買い物なので、万が一のことを考えると加入していた方が安心、という心理だと思います。ある程度補償については、「ないと困る」という感覚が、「保険」が大好きな日本人の生活習慣に根付いているのかもしれません。

ただ全員が全員、補償をつけないといけないほどリスクを抱えているわけではないことを、まずは理解する必要があります。

安心ケータイサポートプラスLTEの補償内容としては、「交換用携帯電話機お届けサービス」と「お預かり修理」とされています。それぞれ内容を具体的にみていきます。

 

au 交換用携帯電話機お届けサービスとは

auの安心ケータイサポートプラスLTEの補償の一つ、「交換用携帯電話機お届けサービス」は、まさにドコモでいうところの「ケータイ補償サービス」です。

ケータイ/スマホの万が一のトラブルの際に、事故にあった携帯電話機と同一機種・同一色のリフレッシュ品を交換品としてお届けしてくれるサービスです。

原則手続きの翌日または翌々日にお届けしてくれるという、非常に迅速な対応をしてくれるサービスです。

万が一同一機種・同一色の在庫がない場合には、au指定の別機種の提供となります。この点は、ドコモとも同じ内容となっており、場合によっては機種変更せずして元々利用していた機種よりも新しい別機種に変更になることがあるため、補償を繰り返して買い替えをせずに繋ぐというケースが事実上可能になるという問題点も抱えています。

問題点、と書いたのは、利用者にとってはメリットになることが多いとはいえ、全体としてみれば不公平感が高まるという意味で問題点であろう、ということです。

 

補償対象となるトラブルの種類については、故障、部分破損、全損、水濡れ、盗難、紛失などです。

逆に対象外となるトラブルは、傷、汚れ、塗装の剥離などの軽微な損害、天災によるトラブル、故意の破損、電話機の改造、ソフトウェアの改造、解析、コンピューターウイルス起因の不具合などです。

とはいっても、例えば故意の破損などはあくまで自己申告なのでその真実は誰にもわかりません。そのため事実上どういうケースでも対応してもらえそうに考えられると思います。ただし、故意の破損を隠しての補償利用は、「詐欺」にあたりますので、すべての責任が自分自身にあることを認識し、そういう行為がないようにしなければなりません。

ともかく普通に利用している中でのトラブルについては、ほとんどのケースで対応してもらえるため、「交換用携帯電話機お届けサービス」があれば、かなり幅広い補償が得られると考えていいでしょう。

 

交換時のユーザー負担金

交換用携帯電話機お届けサービスでは、その実際のサービス利用時(つまりトラブル発生時)に、ユーザー負担が発生します。

補償サービスとはいえ、完全に無料ですべて対処してくれるわけではありません。auの契約期間とサービス利用回数によって金額が変わってきますので一覧でまとめてみます。

 

1回目 2回目
au契約が25ヶ月以上 au契約が25ヶ月未満 au契約が25ヶ月以上 au契約が25ヶ月未満
負担金 3000円 5000円 6000円 8000円
代用機なし+WEB割引適用後 2000円 4000円 5000円 7000円

 

まずは、交換用電話機お届けサービスの利用が1回目か2回目かで料金が変わります。そして次に、auの契約期間が25ヶ月以上かどうかでさらに料金が変わります。

さらに、交換用電話機が届くまでの間の代わりの端末(代用機)貸出を利用せず、WEB割引を適用した場合はもう一段階料金が下がります。

つまり最も高い金額がかかるのは、25ヶ月未満で代用機ありの場合の2年目、ということになり、8000円での交換のケースとなります。

ただし、ドコモと比較するとその料金が標準です。

ドコモのFシリーズまでのスマートフォンのケータイ補償料金は、1回目が5000円、2回目が8000円です。ちなみにGシリーズ以降は1回目も2回目も7500円となっています。

そう考えると、auの補償はかなり良心的です。

長期利用(25ヶ月以上)の場合には安くなりますし、代用機なしWEB割引適用をすればもっと安くなるため、ドコモよりずいぶん安く補償を利用できます。

加えて、購入後1年の優遇もあります。内容としては、端末購入日から1年間の保証対象内の故障の場合は、無償での交換が可能なのです(回数はカウントされます)。

値上がりするばかりのドコモの補償サービスでは考えられない優遇と言えます。

加えて言えば、補償の月額料金がどんどん値上がりしているドコモと比べ、auの安心ケータイサポートプラスLTEは、月額380円と以前の価格水準をいまだ維持していますので、ドコモよりずいぶんお得と考えて間違いないでしょう。

 

auのお預かり修理とは

au安心ケータイサポートプラスLTEに加入していながらauのケータイ/スマートフォンが故障したときの、交換以外の選択肢としては、やはり「修理」となります。

修理の場合は、auショップ店頭まで足を運ぶ必要があります。これがなかなかの手間ではありますが、回数制限がある「交換用携帯電話機お届けサービス」を毎回利用するわけにもいかないので、軽微な故障や自然故障の場合には、積極的に「お預かり修理」を利用した方がいいでしょう。

 

3年保証サービス

「お預かり修理」の補償内容としては、保証対象内の故障について、3年間無償修理をしてくれます。

購入後1年以内の保証対象内の故障であれば、「交換用携帯電話機お届けサービス」も無償で利用することができるため、どちらを使うかは選択が可能ですが、1年以内に2回まで、という回数制限がある「交換用携帯電話機お届けサービス」をそんなに頻繁に利用するわけにもいかないため、万が一の際のためにそちらはとっておき、軽微な故障であればお預かり修理対応にするという方法もあります。

さらに、水濡れ・全損を除く保証対象外の故障については「3年保証」の対象外となりますが、その場合でも「修理代金割引サービス」によって、修理代金はどんなに高くても5000円までで実施が可能となります。

水濡れ・全損時については完全にそれら保証の対象外となるため、もう一つ補償が用意されています。

 

水濡れ・全損時リニューアルサービス

この「水濡れ・全損時リニューアルサービス」は、通常の3年保証対象外かつ修理代金割引サービス対象外ということで、完全に保証から外れた水濡れ・全損をしてしまった場合に役立つ補償です。

料金は10000円かかりますが、水濡れ・全損してしまった携帯電話をリニューアルしてくれます。

 

ただ実際は、「交換用携帯電話機お届けサービス」があるため、水濡れ・全損時はそちらを優先利用した方がお得なのですが、例えば何度も水濡れをさせてしまってすでに交換用携帯電話機お届けサービスを一年の間に2回利用してしまった、というケースなどに、この「水濡れ・全損時リニューアルサービス」が役立ちます。

ちなみにドコモの場合は、ケータイ補償サービスを2回利用してしまった後にさらに水濡れ・全損をしてしまった場合、選択肢としては買い替えしかなくなります。その分auの方が万が一の際には安心です。

 

au アップグレードプログラムも有利に

安心ケータイサポートプラスLTEの特典として非常に有利に働くのが、このauアップグレードプログラムについてです。

2016年2月16日より拡充された特典内容に秘密があります。
関連記事:「auアップグレードプログラムと特典拡充・メリットデメリットまとめ

 

そもそもアップグレードプログラムとは、プログラム料月額300円を支払うことにより、次回の機種変更時に特典を受けることができるプログラムです。その特典とは、残りの端末代金・分割残金を無料にしてくれるというもので、18ヶ月以上利用した上で利用機種を下取りに出すことで成立します。

つまり、2年経つ前に機種変更をしたい場合に弊害となる分割残金を割引してくれるという特典があるのですが、条件となる下取りが一つのネックでした。下取りできる機種の条件として、故障や水濡れ、破損がない状態である必要があったためです。

しかし、2016年2月16日以降は、安心ケータイサポートプラスLTEの特典拡充によって、旧機種に故障、水濡れ、破損があったとしても、下取りに出すことができ、アップグレードプログラムの対象とされるように変更になったのです。

この変更によって恩恵を受けるケースとしては、「2年経ってないけど故障してしまったから買い替えたい」というケースです。

こうしたケースは実は非常に多いと思われ、本来端末の故障は買い替えの最も強い後押しとなるものですが、さらにそれを補強してくれる内容となっています。2年経つ前の買い替えの最大の弊害となる旧機種の18ヶ月目以降の割賦残金を完全に無料にしてくれるのです。

しかも下取りされるのは、故障して使えない端末です。リスクはまったくありません。

 

ドコモにもある似たようなプログラム「機種変更応援プログラム」とは大きな違いです。機種変更応援プログラムと違い、アップグレードプログラムは活用できるシーンが明確です。さらにアップグレードプログラムは、2016年4月1日以降申込分からは、さらに機能が拡充されます。※この件は別記事で解説します。

 

さて、ここまでで、安心ケータイサポートプラスLTEのメリットが、十分理解できたのではないでしょうか。

 

安心ケータイサポートプラスLTEに加入するべきか

ここまでの内容を理解した上で、「安心ケータイサポートプラスLTE」の本当の必要性について考えてみます。

まず「安心ケータイサポートプラスLTEは、万が一の際の保険である」、という大前提を思い出す必要があります。

そして保険なのであれば、その「目的が何か」を考えなければなりません。

「安心ケータイサポートプラスLTE」に加入する目的としては、「事故が発生したときのリスクを減らしたい」、ということだと思います。

とするなら、元々故障リスクが高い人に関しては、加入メリットは十分にあります。むしろ加入しなかった場合には、修理や買い替えでの自己負担が大きく膨らむ可能性が高いです。

逆に、そもそもリスクが低い人が加入するメリットは極めて低いと言えます。

加入せずに事故が発生した際に負担が大きくなることを覚悟の上であれば、特に加入する必要はなく、あとはケータイ/スマホを大切に利用すればいいのです。その分、安心ケータイサポートプラスLTEの月額料金380円×利用月数の料金は、万が一の際の負担に対する積み立てに回せばいいのです。

 

「事故が発生したときのリスクを減らしたい」、という「目的」をもっと明確にするなら、「事故が発生したときのリスクを、『みんなで』減らしたい」、ということになります。

相互扶助という考え方です。

つまり、自分一人ではとてもリスクを背負いきれないから、多くの人数でリスクを分散しよう、ということです。

具体的には、月額料金をみんなで少しずつ負担する代わりに、誰かに万が一のことが発生したら、その時はみんなで積み立てた金額でカバーしよう、ということです。

言い換えます。

あなたが積み立てた月額料金は、故障リスクの高い見知らぬ誰かのために使われている、すなわち故障リスクの低い人は故障リスクの高い人のために負担を強いられている、ということです。

 

本来保険加入時に告知義務が存在するのは個々人の健康リスクにあまりに大きな差があると不公平になるため、リスクが高すぎる人は加入できないようになっていますし、加入できてもリスクが高い年齢や病歴を持つ場合には多くの保険料を負担する必要があるのが一般的です。

リスク細分という考え方ですが、ケータイ/スマホの補償には、基本的にこうした考え方がありません。

安心ケータイサポートプラスLTEも例外ではありません。リスクに関係なく、一律月額380円なのです。

リスク細分方式が若干採用されている部分としては、補償1回目の料金と2回目の料金が異なることくらいですが、最近のドコモのケータイ補償に至っては、1回目も2回目も7500円という、完全にリスク細分を無視した補償形態へと移行しています。

 

ともかく、いずれにしても故障リスクが極めて低い人が安心ケータイサポートプラスLTEを利用する意味は非常に低いということは覚えておきたいところです。

結局、故障事故が起こらなかったら保険料(月額料金)は無駄なのですが、もともと保険とはそういうものなので、それはあきらめるしかありません。それが嫌なら加入しなければいいのです。

問題は、自分のリスクの度合いを正確に把握できるかどうかと、補償がない場合のリスクに対して耐えられるかどうかです。

新規契約・機種変更をする前に、よくよく考えて結論を出したいところです。

 

安心ケータイサポートプラスLTEとケータイ補償の月額料金とコスト

auの安心ケータイサポートプラスLTEの良心的な面としては、月額料金やサービス利用時のユーザー負担額がドコモと比較して安いという点です。

月額380円であれば仮に二年間利用したとして9120円です。ドコモの最新機種のケータイ補償は月額500円なので、二年で12000円です。

長く使えば使うほどその差は開いていきます。

ドコモで補償を三年続ければ月額料金合計は18000円になるため、その月額料金合計でSIMフリースマートフォンが別に1台買える金額になってきます。

仮にauを25ヶ月以上利用している場合であれば、交換用携帯電話機お届けサービスを1回目利用したとしても3000円なので非常に安いです。代用機なし+WEB割引を適用した場合さらに1000円やすくなるため、なんと2000円でリフレッシュ品と交換できるようになります。これならお得と言えそうです。

そして逆に、長期補償を付けたままで利用していこうと考えているのであれば、故障したなら2000円で新しい機種に交換する、という繰り返しで機種変更せずに運用していくこともできるようになります。

そういう意味では、保険の考え方とはかけ離れますがメリットはありそうです。特にドコモのケータイ補償に比べてauの場合の方がメリットが大きいので、「安心ケータイサポートプラスLTE」については、リスク云々を抜きにしても加入の方向で考えてもいいのかもしれません。

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