ドコモ情報裏ブログ

ドコモのサービス/料金/キャンペーン/MVNO/格安スマホ/SIMフリースマホ/Android/iOS/Windows/アプリゲームを裏側から検証

*

au定期ほけんのメリットデメリット詳細まとめ

   

2016年に提供開始された「auのほけん」。

今まで「保険は知人友人の紹介でなんとなく、特に検討することもなく加入していた」、という人も少なくないと思いますが、そういう人ほど、本気で見直しをすると、ほぼ間違いなく劇的に保険料が安くなることがほとんどです。

「生命保険は万が一の備えだからしっかりしている大手を利用した方がいい」という意見は半分正しく、残り半分は間違いです。

今現在auを利用している人は特に、今回の「auのほけん」取り扱い開始はいいきっかけかもしれません。これを機会にしっかりと保険を見直し、大手生保とauのほけんをはじめとするネット系や通販系の保険ではどれくらいの保険料の違いがあるのか、正しく比較検討し、内容を把握できるように検証してみます。

しっかり保険を見直したいなら保険の見直しはこちらから!「保険のビュッフェ」

auの定期ほけんは「生命保険」

 

そもそも「定期保険とは?」というところからわからない人も実は多いのではないでしょうか。

定期保険とは生命保険の一種で、ある定められた一定期間の死亡保障を得るための生命保険です。生命保険の中では最もメジャーで、難しいと思われがちな保険の中でもわかりやすく、簡単な保険でもあります。

この定期保険に対して、「終身保険」と呼ばれる保険も生命保険で、こちらはその名のとおり、「終身」つまり死ぬまで保障をかけ続けることで長期にわたる安心を得ることができる保険です。

一般的に定期保険には解約返戻金がありません。つまり掛け捨てとなります。その代わり、毎月の保険料がかなり安く設定されています。

逆に終身保険は、解約返戻金があることがほとんどです。そのため、返戻率によっては銀行預金に回すよりもはるかにいい利率で資金を運用することができるという利点もあります。そのため、貯蓄を目的として利用する人が多いのはこの終身保険です。ただし、毎月の保険料は高めです。

 

auが提供している「auのほけん」のau定期ほけんは、あくまで定期保険であり終身保険ではありません。そのため、保険料は全額掛け捨て、途中で解約をしても満期になっても解約返戻金として戻ってくるお金はありません。

一般的に、保険料が戻ってこない掛け捨てであると聞くと、「それなら解約返戻金がある終身保険の方がいい」と感じられる人がほとんどだと思います。

ただ、定期保険には、終身保険では絶対に真似できない大きな大きなメリットがあります。それは、格安の保険料で大きな保障を得られる、という点です。

 

たとえば、一家の生計維持者である夫に万が一のことがあった場合に備えて生命保険をかけることを考えたとします。妻と子のために、最低でも2000万円の死亡保障がほしいと考えた場合、ある定期保険では毎月の保険料が5000円だったとしても、これが終身保険だと毎月5万円以上かかる、というイメージです。

基本的に生命保険は残された家族のための保険なので、死亡保障としてはやはりどうしても1000万円以上の保障はかけておきたいという人がほとんどだと思います。

その場合、解約返戻金があり、積み立てとなる終身保険ではどうしても保険料が高騰してしまうのです。だからこそ、解約返戻金はなく、掛け捨てではあるものの大きな保障を得られる定期保険が必要となるわけです。

 

生命保険は、そもそも何のためにかけるのか、という目的が非常に重要で、定期保険の目的、終身保険の目的、という具合に、それぞれどういう事態を想定して加入するのかを考える必要があります。

一般的に定期保険は、子育てが終わるまでの期間の大きな保障という意味合いが強く、定年退職後の老後に何千万円もの死亡保障は必要ないケースが多いわけです。そのため、10年~30年だったり、もしくは60歳まで、65歳までなど、期間を切って保障を付けておきたいというケースに使い勝手がいいのです。

終身保険の場合は、あくまで積み立てと、死亡保障については葬儀代程度と考え、かけるとしたら保険料が負担になりすぎない程度の保険金額で設定しておくのが正しい利用方法といえます。

ただとりあえず今回は、au定期ほけんの話なので、終身保険の話はおいておきます。

ちなみに、単身者で家族がいない場合、定期保険は基本的に必要ありません。自分に万が一のことがあった場合に親にお金を残したい、というのであれば話は変わりますが、一般的に親のために生命保険に加入する必要はないと思われます。

 

au定期ほけんは「かぞくへの保険」/ライフネット生命

auの生命ほけんで取り扱いされている保険は、ライフネット生命を引受保険会社としており、基本的に保険商品自体はライフネット生命の保険とまったく変わりません。そのため、保険料や保障内容など詳細も同一です。auのどの保険がライフネット生命のどの保険なのか、確認しておきます。

 

保険種類 商品名(ペットネーム)
auの生命ほけん ライフネット生命
定期死亡保険 au定期ほけん かぞくへの保険
終身医療保険 au医療ほけん 新じぶんへの保険
終身医療保険(女性専用) au医療ほけんレディース 新じぶんへの保険レディース

 

auのほけんで取り扱いされている保険商品は決して多くはありません。大きく分けて「生命保険」と「医療保険」の二つです。

生命保険は定期保険のみ、医療保険は通常の医療保険と女性専用の二種類が用意されています。例えば生命保険でも「終身保険」や「収入保障保険」などの取り扱いはありませんし、ほかに「がん保険」、「学資保険」、「個人年金保険」、「就業不能保険」などもありません。もともとライフネット生命の取り扱い商品自体そこまで多くはありませんが、auのほけんでは、サービス開始当初ということもあるのか、かなりラインナップは絞られている印象です。

そういう意味では、auのほけんで、保険をトータルでそろえてしまうということはできませんので、注意が必要です。あくまで生命保険(定期保険)と医療保険を検討しているユーザー向け、ということになります。

 

au定期ほけんのメリット

ではau定期ほけんの詳細を見ていきます。

基本的に定期保険は、保険会社にかかわらず単純明快なものです。すなわち、被保険者が亡くなった場合に保険金が出る保険です。

選ぶのは保険金額と保険料の払い込み期間のみです。非常に簡単です。一般的に、大手保険会社の保険がわかりにくいのは、保険の主契約に加えて多数の「特約」と呼ばれるオプションが自動付加されているためで、これはまさしくケータイスマホ業界と似ています。

必要な主契約だけでいいのに、不要なオプションを多数つけたままでいると、当然月額料金は高くなります。内容詳細がわからないため、それに気づかず保険会社の言うままに契約をしてしまっているケースが非常に多いのです。そして困ったことに、大手保険会社の保険は、死亡保障と医療保障と積み立てなど、本来異なる役割の保険であるべきところがすべてミックスされた設計になっていたりするわけです。

それと比較すると、au定期ほけんはシンプルに死亡保障のみに特化した保険なので、余分な保険料はかかりません。加えて、大手生保のように営業社員の人件費がかからないため、その分安い保険料を実現できるのです。

 

保険業界も、ケータイスマホ業界と同じような構図になっています。

 

料金高い 料金安い
スマホ業界 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク) MVNO
保険業界 大手生保(日本生命・第一生命・住友生命・明治安田生命など) ネット系・通販系生保(カタカナ系)

 

すでにMVNOを利用している人はよくわかると思いますが、うまく活用すればMVNOは「安かろう悪かろう」というわけでもなく、十分満足して活用できることはすでに知られています。

それと同じで、保険業界もネット系・通販系の生命保険は安いから悪いというわけではなく、目的に沿ってうまく活用すれば劇的に保険料を抑え、大手生保と変わらない保障を得ることができるのです。

そして、ライフネット生命を引受会社とするauのほけんは、料金の安い部類に入ります。活用価値は十分にあります。

 

au定期ほけんの保険金額と保険期間とは

au定期ほけんでは、保険金額500万円を最低ラインとして、最大1億円まで設定することができます。

保険金額とは、万が一の際に支払われる、保険金の金額のことです。もちろん被保険者側からしてみれば保険金が多ければ多いほど助かるので、金額はできるだけ大きくしたいわけですが、保険金額を大きく設定すればするほど保険料が上がるので、保険料と保険金額のバランスを考えて選択する必要があります。

 

au定期ほけんにおける保険期間とは、保障が得られる期間のことです。

たとえば保険期間を10年で設定すると、10年間の間にもし万が一のことがあった際、保険金が支払われるというわけです。

「たった10年かけていてもそのあともし何かあったら全く意味がない」と感じられるかもしれませんが、その10年間を乗り切れば、そのあとは大きな保障はいらない状況になっていることもありえるわけです。だからこそ、自分の年齢と人生設計にそって、何年間の間は大きな保障がないとリスクが大きいのか、万が一の際にいくらくらいの保障が必要なのかを考えて保険は契約する必要があるのです。

 

ちなみに一般的には、結婚し、子育てを開始すれば当然大きな保障が必要です。そして子供が成人するまでの間、この期間が定期保険が最も活躍する期間と考えればいいでしょう。

子育てが終了すれば、あとは配偶者に対する保障のみがあれば間に合います。遺族年金もありますし、ある程度の年齢になっていれば老齢年金も多少は期待できます。できればそれくらいの年齢までにある程度の貯蓄もできていれば、それこそ保障は最低限でよくなっている可能性も高いです。

そう考えると、年満了(10年・20年・30年)ではなく、歳満了(65歳まで・80歳まで)の「65歳まで」を選択してもいいかもしれません。

保険料については、短いほど安く、長いほど高くなります。

年満了(10年・20年・30年)で選択した場合、保険期間終了後は、申し出がない限り保険金額はそのままに自動更新されます。ただし、自動更新とはいっても保険料は更新時の年齢に沿った金額に値上がりするので注意が必要です。

 

au定期ほけんの告知義務

生命保険の契約には、告知が必須です。

告知は保険契約の際に義務とされている項目で、必ず被保険者である自分自身の健康状態や職業、年収について告知を行う必要があります。告知は保険契約における不平等をなくすための措置であり、例えば重大な病歴があったり、危険の大きい職に就いている場合などには、保険契約を断られることもあります。

万が一、不正確な情報を告知して契約をしたとしても、その事実が露見すれば保険契約解除になったり、万が一の際に保険金が支払われないこともありますので、告知は事実を正確に、十分に注意して行う必要があります。

 

au定期ほけんの契約形態について

au定期ほけんは、保険を申し込む人(保険契約者)保険の対象となる人(被保険者)支払い口座の名義人(保険料支払者)が同一の契約のみ取り扱いするということです。

通常の保険は、保険契約者と被保険者が別々だったり、支払い口座を別名義にしたりすることもできるのですが、auのほけんについてはあくまでその3点が同一である必要があります。

加えて申し込みの際に、au IDとメールアドレスも必要となっているため、その条件をすべてそろえて申し込みをする必要があります。

 

au定期ほけんセット割終了と還付金付auのほけん

auの定期ほけんに加入すると、auケータイ/スマホ契約から最大5年間200円を割引するという「au定期ほけんセット割」が適用されます。

auのほけんを申し込みする際のau IDと紐づいた契約から割引されます。

200円の5年間なので、総額にすると12000円分の割引となります。そう考えると、ライフネット生命単独で「かぞくへの保険」を申し込みするよりも、auユーザーであれば確実にお得にはなります。

ただ、このセット割については、保険業界の中でかなり批判の的になっています。つまりこのセット割は、「保険料の実質的な割引であり、保険業法違反ではないか」ということです。

この問題は以前から言われている問題ではありますが、KDDIはあえてグレーゾーンに対して割引を強行した形です。

ただ、さすがに批判に堪えられなくなったのか、auは2016年12月1日より、現行のセット割を終了し、保険料の還付金を付加する、「還付金付きauの生命ほけん」を提供開始するとしています。

還付金は200円×60ヶ月で、現行とまったく変わらず、結局表現が変わっただけで実質何も変わっていません。

こうしたことにどれだけの意味があるのかは疑問ですし、何より保険業界の批判は結局免れていません。auとしても苦しい選択なのかもしれません。

ドコモはこれに対し、動向を注視し完全に様子見をしている状態のようです。

ドコモも、ドコモショップでの保険販売を開始するとしており、今後セット割については詳細が定まってくると思われますが、せっかくケータイキャリアとして保険の取り扱いをするのにセット割ができないのであれば、やはりどうしても訴求力が弱くなってしまうので、どういう形にしても何らかのセットにすることによるメリットはほしいところです。

今後の動きにも要注目です。

 

口コミでは「auから格安SIMにした方が」の声も

 

実際にauの定期ほけんへの加入を検討した人の口コミ情報としては、「確実にお得になる」という声もある一方で、注目すべきは「auから離れにくくなる」というものがある点です。

これは全くその通りで、結局「au定期ほけん」のメリットは、実はauと料金をまとめられるという点のほかには、上記で説明した還付金しかないのです。

となると、au+au定期ほけんよりも、格安SIM+かぞくへの保険(ライフネット生命)の方が格段に安いという事実があるわけです。

そうなってくるとさらに、ライフネット生命の保険を必ずしも選択する必要性がなくなってしまうわけで、一から本当に必要な保険を選んだ方がいい、という話になってきます。

 

今はauを利用しているとしても、飛躍的に利用者が増えている格安SIMを利用する機会は、今後十分考えられると思います。そうすると、auであることが大前提で選択したはずのau定期ほけんの存在意義が失われてしまうどころかしがらみへと早変わりし、格安SIMへと飛び立つことができなくなります。

本当に保険を検討したいと考えているのであれば、今後どうなるかわからないauとのセットを選択するのは危険です。

もともとセットにしても200円×60ヶ月の差です。人生において「家」の次に大きな買い物とも言われる保険の中で、総額12000円分の還付金はそれほど大きい金額ではありません。auを格安SIMにすれば、簡単に月3000円以上安くなる可能性が高いのです。12000円の還付金など、4ヶ月で元を取ります。

将来の動きやすさを考慮するなら、保険とスマホ契約とは、完全に切り離して考えたが間違いありません。

特に初めて保険を検討する場合などは、正しい保険の見直しのために、身近な窓口に相談して確実におこないましょう。

 

しっかり保険を見直したいなら保険の見直しはこちらから!「保険のビュッフェ」

 - auの保険