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au Walletカード/auウォレットプリペイドカードのメリットが最高にわかりにくい

      2017/09/03

au WALLET(エーユーウォレット)開始当初の2014年は、各種キャンペーンで「最強におトク」と言われていた時期もありました。

しかし徐々にキャンペーンも終了していき、現在では開始当初と同じ感覚で利用していると実はそれほどおトクではないというケースも多いのが最近のau WALLETです。

本当に今でもおトクなのか、ドコモのdカード/dカード GOLDと比較してどうなのかなど、詳細内容をまとめ検証しようと思います。

au WALLETのわかりにくさ

 

au WALLETが始まった当初、私が真っ先に覚えた感想としては「わかりにくいな」というものでした。

当時はまだ au WALLETクレジットカードは存在していませんでしたので、au WALLETプリペイドカードだけの取り扱いでした。

つまりその当時のau WALLETとは、クレジットカードでもない電子マネーとも少し違う、その中間あたりに位置する存在、というイメージでした。

その辺りのau WALLETの立ち位置が、いまいちわかりにくいと感じた部分です。

クレジットカードや、電子マネーカードであれば、既に存在しているサービスなので認識もしやすいと思います。しかしその中間に位置するau WALLETは、それ自体を認識するためのよすががなかったわけです。

そのわかりにくさを払しょくするために、一度簡単にau WALLETプリペイドカードについてまとめてみます。

 

<au WALLET プリペイドカード>

ポイント付与率 0.5%(200円に1ポイント)
使えるお店 MasterCard加盟店
決済方法 クレジットカードと同じ
支払い方法 先払い(プリペイド)
チャージ方法 auかんたん決済
クレジットカード
じぶん銀行

 

au WALLETプリペイドカードは、クレジットカードではなくプリペイドカードなので、先払い方式となっています。事前にカードに対してチャージしておく必要があります。

その上で、チャージされた金額分、買い物ができるようになります。

買い物ができるお店は世界のMasterCard加盟店です。かなりの数のお店で利用できると考えていいでしょう。

さらに、実際au WALLETプリペイドカードを利用する際、例えば電子マネーのnanaco楽天EDY、さらにドコモの「iD」などと違い、かざすだけでの決済はできません

カード自体にそうした非接触型の決済機能がなく、通常のクレジットカードと同じように、磁気ストライプをカードリーダーに通して決済する形となります。場合によってはクレジットカードと同じように、サインが必要になることもあるようです。

au WALLETプリペイドカードを利用して買い物をした際、付与されるポイントは200円につき1ポイントです。還元(付与)率としては0.5%となります。

現在一般的なクレジットカードで買い物をした際のポイント還元率は0.5~1%なので、若干低めです。

 

au WALLETプリペイドカードのメリットとは

では、au WALLETプリペイドカードのメリットとはどこにあるのでしょうか。

au Walletが開始された2014年当初は、じぶん銀行からのチャージによって5%分上乗せという、非常にお得なキャンペーンが実施されていました。

つまり、10000円チャージすると、5%分の500円が加算され、10500円分が利用できるようになるわけです。

チャージ金額や回数に上限があったとはいえ、当然のことながらチャージ金額が大きくなればなるほどおトクで、うまく活用していけば計り知れない恩恵がありました。しかしこのキャンペーンは、2014年で終了しています。

 

じぶん銀行からのチャージ金額上乗せキャンペーンが適用されないとなると、残るはau WALLETプリペイドカードで買い物をした際の0.5%還元のポイントしかありません。

0.5%ポイント付与で、かつクレジットカードと同じように利用するのであれば、これは純粋にもっとポイント還元率の高いクレジットカードを利用した方がいいわけです。

クレジットカードのポイント還元率を見ていくと、少し前までは2%近いクレジットカードもいくつか存在していましたが、現在では1.5%程度が最高還元率のようです。しかしそれでも、au WALLETプリペイドカードと比べると3倍もポイントの貯まり方が違います。

ここまでで、au WALLETプリペイドカードの存在意義に対してかなり疑問が生じています。もはや結論づけてau WALLETプリペイドカードをやめてしまって、高還元クレジットカードを利用した方がいいのではないでしょうか。

 

しかしさすがに、au WALLETプリペイドカード、もう少し何かしらの特典があるのではないか、と考えて、さらに調べてみました。

そうしたところ、au WALLETには「ポイントアップ店」というシステムが存在することがわかりました。このポイントアップ店をうまく活用すれば、かなりお得になる可能性はあります。

「ポイントアップ店」とは、au WALLETで買い物をした場合のポイント還元率が、通常よりも高く設定されているお店です。ポイントアップ店によっては、かなりの高還元率で設定されているお店もあるため、自分がよく通う店がないか、確認しておくとよりおトクになります。

ただ、あくまで期間限定でお得になっているお店も多く、恒常的におトクであるといいにくいという弱点もあります。

もっとも効率のいい利用方法としては、高還元のクレジットカードを常備しておきながら、ポイントアップ店利用時にはau WALLETプリペイドカードを使う、という方法が最強と言えそうです。

 

au WALLETとじぶん銀行の相性の良さ

au WALLETのメリットを探していくうちにたどり着く重要なポイントとして、auの金融系サービスである「じぶん銀行」との相性の良さがあります。

じぶん銀行の口座を作り、さらにその口座からau WALLETプリペイドカードへチャージをすると、なんと5%が還元され、最大2500WALLETポイントがもらえます。

さらに、au WALLETクレジットカードの支払い口座にじぶん銀行を設定し、さらにauの利用料金の支払いをau WALLETクレジットカードに設定すると、au利用料金分について1年間ポイント還元率が3倍となります

 

他にもau WALLETとじぶん銀行の特典は色々用意されていたり期間限定で実施されたりしていますが、さらにもう一点、かなりお得な点として、じぶん銀行カードローンを「au限定割」というauユーザー限定の優遇施策により、非常にお得な利率で利用できるようになっています。

auのじぶん銀行は元々、KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同出資したインターネット銀行なので、信頼性も抜群です。

なかなか知らない人も多いと思いますので、auユーザーであればじぶん銀行の「au限定割」と、覚えておきたいところです。

ただし当然のことですが、カードローンはしっかり計画を立てて利用するようにしましょう。

 

au WALLETクレジットカードにも罠

そもそもau WALLETはクレジットカードでないからこそ意味があるような気もしますが、そこをあえてauは、2015年10月28日よりau WALLETのクレジットカード「au WALLETクレジットカード」の発行を開始しました。

通常買い物時のポイント還元率は1%auの利用料金に対するポイント還元率は実質2%と、auユーザーにとってはおトクに見えます。しかし実際はそうではありません。

 

au WALLETクレジットカードのポイント付与の内訳をみると、200円(税込)利用につき2ポイントが付与される仕組みとなっていますが、そこだけを見るとポイント還元率は1%です。通常の買い物と一緒で、au利用料金だからお得になっているわけではありません

では、何をもってau利用料金に対しては実質2%還元としているのかというと、au WALLET ポイントプログラムによってau利用料金に対して1000円(税抜)ごとに10ポイント(つまり1%)貯まる点を含めてあるのです

しかしこれはおかしな話で、別にau WALLETクレジットカードを利用していなくても、他社クレジットでもその部分についてはポイントは元々貯まるのです。

ということは、ポイント還元率が1.5%のクレジットカードをauの支払いカードに設定しておけば、auの利用料金に対するクレジットカードのポイント付与で1.5%、さらにau WALLETポイントプログラムによって1000円に10ポイント貯まるため、合計すると実質2%どころか2.5%になってしまいます。

結果、他社クレジットカード利用の方がお得になってしまうわけです。

結論として、au WALLETクレジットカードは、きわめて普通のクレジットカードと言えそうです。

 

au WALLETプリペイドカードとクレジットカード

au WALLETプリペイドカードとクレジットカードは、どちらのカードがどれだけおトクで、どういう使い分けをしたらいいのかもわかりにくいと思います。

基本的には、単独で使うのであればクレジットカードをメインで利用すればOKです。その使い方が最もお得です。

 

au WALLETプリペイドカード au WALLETクレジットカード
ポイント還元率 0.5%(200円に1ポイント) 1%(200円に2ポイント)
チャージ 必要 不要
支払い 先払い 後払い

 

主な違いは以上の3点です。au WALLETクレジットカードの方が倍ポイントが貯まります。チャージも不要なので、素直にクレジットカードとして利用するわけです。

au WALLETプリペイドカードは、他のクレジットカードからチャージをして利用することができるという特性上、クレジットカード側にチャージ分のポイントが付くカードを利用すればよりお得になるのですが、惜しむらくはわかりにくすぎるのです。

どのクレジットカードがau WALLETプリペイドカードへのチャージでポイントが貯まるのか、そしてそれがわかって対象のクレジットカードを契約したとしても、au WALLETプリペイドカードへのチャージをした場合のポイント付与率が変更になることもありえますし、逆に停止されてしまう可能性もあります。

それらを考えると、長期的に大きなポイント還元を受けられるわけではないau WALLETプリペイドカードには、逆にリスクがあります。

それならば、初めから高還元のクレジットカードを利用する方がはるかにわかりやすく手間がいりません。あえて利用するのであれば、やはりau WALLETプリペイドカードで、ポイントアップ店を狙うという方法くらいでしょうか。

たまたまもう一枚クレジットカードを欲しいと考えているのであれば、au WALLETプリペイドカードにチャージ可能かつポイント付与されるカードを探して契約してもいいかもしれません。

 

ドコモdカード GOLDとau WALLETカード

ドコモのdカードは、au WALLETとは訴求ポイントやアプローチがまるで違うので、比較は非常に難しいところです。

ただ確実に言えるのは、dポイントクラブ開始とDCMXからdカードへの移行に伴い、レギュラータイプのdカードのメリットは縮小した代わりに、dカード GOLDの存在感が大きく増しているということです。

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか検証してみる

 

何より大きいのがドコモの利用料金に対するポイント付与率で、実に10%が付与されます。

さらに、ローソンやマクドナルドで買い物をするときにiD決済を利用すると、3%OFFが適用されたり、加盟店ポイントと決済ポイントが1%それぞれ付与されたりと、通常時で5%分のお得があります。

それだけでも非常にお得ですが、それに加えてゴールドカード特有の各種特典も多数用意されています。

 

auユーザーがau WALLETカードを持つメリットよりも、ドコモユーザーがdカード GOLDを持つメリットの方がはるかに大きいと考えてよさそうです。

 

もしau WALLETにもっともっと大きな魅力があるのであれば、auユーザーならば積極的に利用したいところですが、開始当初の輝きは既に失われているということがわかったので、せいぜいポイントアップ店での利用にとどめて、高還元のクレジットカードをどんどん利用するようにした方がいいのかもしれません。

 - KDDI auの裏, ドコモdカード(旧DCMX)の裏