ドコモ情報裏ブログ

ドコモのサービス/料金/キャンペーン/MVNO/格安スマホ/SIMフリースマホ/Android/iOS/Windows/アプリゲームを裏側から検証

*

ソフトバンクでんきとおうち割・auでんきは本当にメリットがあるのか

      2016/01/23

いよいよ2016年1月28日から受付が開始される「ソフトバンクでんき」。

ケータイ大手3キャリアからは、他にauもすでに電力小売事業者として電力事業を展開していくことを公表しています。

今後この動きを受けて、やがて最大手のNTTドコモも、電力事業に対して何かしらの動きを見せてくるものと思われます。

さて、しかしそもそも、電気とケータイスマホとのセットは、本当にお得なのでしょうか。

※auでんきの詳細はコチラauでんきのメリット・デメリットまとめ

電気の料金プランは難しい

「ソフトバンクでんき」の発表を受けて、詳細内容を少しでも確認したことがある人はまず間違いなく、こう思ったことでしょう。

 

難しい。

 

そもそも、電気の料金プランは元からややこしいのです。地域ごとに電力会社が違うので、当然のことながら全国一律料金などは存在しませんし、電力会社によって、料金のプランもまるで違います。

さらに、それぞれの家庭ごとに生活環境や生活習慣がまったく違う中で、それに合わせた料金プランを選択しないと、電気の料金は実は非常に大きく変わってきたりするのです。

しかし現状、そんなことは何も考えず、なんとなくスタンダードなプランに入り、なんとなく電気を使い、毎月決められた料金を支払っている、という人が実に多かったりするわけです。

元々電気料金は、生活費の中でケータイ/スマホや生命保険/医療保険/自動車保険などに並ぶ、見直し必須要件なのです。

だからこそ、ソフトバンクでんきやauでんき、まだ発表のないドコモからも電力小売りが開始されたとしたとしても、まず見直すべきは、現状の自宅の利用状況と電気料金プランなのです。

そこから始めなければ、ソフトバンクでんきやauでんきなどの話をするにしても、安くなるのか高くなるのか、どういうプランにすればいいのかなど、まったく判断ができないのです。

 

居住エリア/電気利用量/生活習慣による違い

まず、居住エリアの問題です。

北から

北海道電力、東北電力、北陸電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力

と、各地域ごとに電力会社が異なります。現状の自宅の電気料金を割り出そうと思ったら、「電気ご使用量のお知らせ」を確認するのが最も簡単ですが、そのうえで現在どういう形のプランになっているのかを調べる必要があります。

 

さらに、現在の自宅の電気の利用量が実際毎月どれくらいかかっているのかを知ることも大切です。これも、各電力会社から毎月送られてくる「電気ご使用量のお知らせ」を確認すると早いです。最近はWEBで検針票を確認する「Web検針票」というサービスも始まっていますので、それを利用してもいいでしょう。

 

自宅の電気の利用状況の確認ができたなら、次は生活状況を確認します。

昼間、自宅に誰かいるのか、夜型なのか、朝方なのか、全時間帯で電気の利用があるのか、電気とガスは分かれているのか、オール電化住宅なのか、などなど。

この点は非常に重要で、もし全員が夜型の世帯で昼間には誰も家にいないという状態であれば、夜間の電気料金が格安になるプランを選択すると劇的に安くなったりするわけです。

だからこそ、そうした夜間割引、朝割引、オール電化など、利用状況に合わせたプランが、ソフトバンクでんきやauでんきにあるかどうかという点が非常に重要なのです。

 

ソフトバンクでんきの「おうち割」のお得感が薄すぎる

ソフトバンクでんきの場合、東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリアでプランが分かれます。

基本的にはスタンダードプランバリュープランプレミアムプランと三種類を用意していますが、それもどのエリアになるかによって違いがあります。

さらには、時間帯別およびオール電化利用時の割引プランが存在しません。ここは使い方によっては致命的に影響が大きくなりそうな部分です。

 

さらに、最も今回肝心な、ソフトバンクケータイ/スマホなどのモバイルサービスや、固定通信サービスとのセットになった場合の割引がどれくらいあるのか、という点ですが、ソフトバンクは「でんき+ケータイ・スマホ+ネット」で「おうち割」と名付けています。割引額としては以下の通りです。

 

スタンダードプラン・・・100円/月

バリュープラン・・・200円/月

プレミアムプラン・・・300円/月

 

という内容です。セット割引というにはあまりにもお寒い割引額となっています。

セット割引条件としては、

ソフトバンクのモバイルサービスまたは対象の固定通信サービスのご契約中のお客さま」とあり、

iPhone、スマートフォン、ケータイ、iPad、タブレット

SoftBank 光、SoftBank Air、Yahoo! BB ADSL、Yahoo! BB バリュープラン

が対象となっています。

 

ソフトバンクでんきの3つのおトクはあてにならない

ソフトバンクでんきの公式サイトでアピールされている「3つのおトク」とは、「おうち割でおトク」、「でんきでおトク」、「ポイントでおトク」というものです。

それぞれ見ていくと、「おうち割でおトク」は前述した通り、お得かもしれませんが、かなり微妙な金額のお得です。

「でんきでおトク」はそれぞれの家庭の利用状況がまったく異なる中、あくまで代表的なプランで算出されているだけなので、まったくあてになりません。

「ポイントでおトク」についても、電気代1000円分につきTポイントを5ポイント進呈ということですが、付与率としては0.5%なので、ありがたみが薄いです。

つまり、この程度の金額のおトクであれば、利用状況などによっては簡単にひっくり変える可能性が高い、ということです。

となると、今現在ドコモやauを利用しているけれどもソフトバンクでんきを使いたいからソフトバンクに変えよう、という動機には到底なりえないといえそうです。

 

この点、ソフトバンク光やドコモ光など、光コラボに似ています。場合によってはお得になるけれどもそれほど極端にお得になるわけでもなく、まぁないよりマシか、程度にはおトク、という感じですね。

 

もちろん、ソフトバンクでんきを全否定するわけではありません。確実にお得になるユーザーももちろん出てくると思います。状況によるのです。だからこそ、現状把握としっかりとしたシミュレーションが、電気については特に必要になってくるわけです。

 

 

ネットとケータイ(スマホ)とでんきというわかりにくさとキャリアの狙い

ケータイキャリアが光インターネットを販売し始め、ドコモに至っては野菜の宅配も行い、保険も扱い、さらにはついに電気です。

もはや何が何だかわからないという人も少なくないでしょう。

「よくわからないけれど、とにかく全部をドコモで、全部をauやソフトバンクでまとめてしまうのが一番おトクってことでしょう?」

と、短絡的に考えてしまっては、完全に負けです。

 

逆に言えば、そうしたユーザー側の思考の混乱をキャリア側に狙われていると言ってもいいと思います。

思考停止して、「もうなんだかわからないけどまとめたがいいならまとめよう」という結論に導かれ、結果今までよりも悪くなるというケースも考えられるわけです。

キャリア側は、「全部まとめた方が確実におトクですよ」としか言いません。当然です。営業なのですから。

利用者側は、そんなキャリア側の理論に振り回されることなく、冷静に何が正しく何がもっともお得なのかを、しっかり見極める必要があるのです。

 

でんきは以上の内容から、検証が非常に難しい分野ですが、今後もソフトバンク、au、ドコモの電気をめぐる動きにも注目していきたいと思います。

 

 - でんきの裏