ドコモ情報裏ブログ

ドコモのサービス/料金/キャンペーン/MVNO/格安スマホ/SIMフリースマホ/Android/iOS/Windows/アプリゲームを裏側から検証

*

ドコモ版「NEXUS 5X」を買うべきか

      2015/12/04

NEXUSの魅力とは

NTTドコモから、2015-2016年冬春モデルにおいてNEXUS 5Xが発売され、一部で注目を集めました。

「一部で」というのは、NEXUSシリーズに興味を持つごく一部のユーザー、という意味で、一般のユーザーは「NEXUS? 何それ?」という認識で間違いないところです。

防水もなくおサイフケータイも赤外線もテレビも使えず、ドコモ電話帳やドコモメールアプリすら利用できず、さらにはmicroSDスロットも搭載しておらず、カメラもほどほどの性能で極めつけは充電器まで今までのmicroUSBタイプの充電器が使えないというおまけ付き。

一般ユーザーにとってはこのNEXUS 5Xは一体どこにメリットがあるのか、理解不能だと思います。

さすがにそれだけ何もついていないのだからよほど安いのだろう、と思えばまったくそんなこともなく、むしろかなり高めの料金設定がされています。

では一体何がNEXUS 5Xの魅力でありメリットなのでしょうか。

NEXUS 5Xの魅力ははただ一つ、GoogleブランドのAndroidスマートフォンであり、最新OSを搭載した純粋なAndroid端末である、という点です。

NEXUSブランドのスマートフォンは、二年間はGoogleにより最新のAndroid OSが提供されることが約束されており、誰より早く最新Androidを体感できるスマートフォンなのです。

ドコモブランドのAndroidスマートフォンは、ドコモによってカスタマイズされたアプリやドコモ仕様の標準アプリ、ホームアプリや電話帳アプリに至るまで、すべてAndroidに上書き・追加をしてドコモ独自仕様に作り替えてあるわけですが、それによってユーザーにとっては使いやすくなっている部分もあるものの、逆に余計なお世話になってしまっている部分もあるので、「良し悪し」があるのです。

NEXUSに関してのみは、Google playにて販売されるオリジナル版はもちろん、ドコモから発売されるNEXUS 5Xも、ほぼドコモ仕様としての手が加えられておらず、純粋なAndroid端末として利用することができるのです。

ちょっと詳しいユーザーからは、ドコモのスマートフォンには不必要なドコモのアプリが入りすぎていると言われ続けており、昨今は削除したり無効にしたりもできるようになってきてはいるものの無駄な贅肉が一切ついていないNEXUSシリーズは、そのシンプルさゆえに人気を集めているわけです。

 

ドコモ版かGoogle play版か

NEXUS 5Xは、Google play版では内蔵ストレージ(ROM)容量が16GBタイプと32GBタイプとが用意されています。色はカーボン、クオーツ、アイスの三色展開です。黒・白・水色ですね。

一方ドコモ版では、ROMが32GBのみ用意され、カラーもカーボンとクオーツのみの取り扱いとなっています。

つまり16GBタイプや色はアイスが欲しければ、選択肢としてはGoogle play版か、Y!mobile(ワイモバイル)版のみとなります。

 

価格はGoogle play版の16GBが59300円(税別・以下同)、32GBが63400円、ドコモ版はドコモオンラインショップ価格が86400円です。店頭で買えばほとんどの店舗で頭金が乗ると思われますので、91400円になります。実に3万円近い価格差があります。いったいなぜこんなにドコモ版は高く設定されているのか、謎です。

ただしドコモ版では割賦も組めますし、二年間継続して利用した場合、月々サポートによる割引が適用されるため、総額45000円の割引が基本料金から24回に分けてかかります。月にすると1875円です。

月々サポート金額まで考慮して考えると、ドコモ版は実質価格が41400円になるため最安値となりますが、当然のことながら月額料金は通常通りかかりますので、ランニングコストを考えると圧倒的最安値で回せるのはGoogle play版NEXUS 5Xを購入してのMVNO運用ということになります。

 

ドコモ版NEXUS 5X購入で極力安く抑えるためには、分割請求オプションを含まないシェアグループにおいて、子回線として運用するのが最安値です。

カケホーダイプラン+spモード+シェアオプションで月額3500円、シェアパック15のグループであればカケホーダイライトにすれば月額2500円が最安値で、ここまで条件が揃ってはじめてMVNOと対抗できるかどうか、というところでしょうか。

ファミリーがいない、もしくはシェアパック子回線として運用できないのであれば、料金でドコモとMVNOでは勝負になりません。

その場合はMVNO一択です。

 

補償を考えるのであればドコモ優位

どんな時でも常についても回るのがスマホ本体の故障リスクです。

そもそもNEXUS 5Xを買いたいと思うユーザーであれば、ある程度故障しても交換端末を常に持っているとか、ほとんどのケースで自分一人で解決できるというユーザーが多いとは思われます。

その場合、故障リスクがあってもやはりGoogle play版の方が料金的に有利なのでそちらを選択する方がいいと思われます。

ただ、故障した場合にどうしても自分では対処が難しく、ある程度ショップで教えてもらったり、対処を任せることができるようにしたいという希望があれば、やはり有利なのはドコモ版です。

ケータイ補償サービスに対応しているため、万が一の水濡れや紛失の際は7500円で交換対応してくれます(年に二回まで)

ドコモショップに足を運んでもよし、ケータイ補償センターに直接電話をしてもOKです。

ただし、他のドコモスマートフォンとは違い、「修理代金のサポート」及び「データ復旧サービス」には対応していないため、その点は注意が必要です。

 

ドコモ版はSIMロックあり

Google play版のNEXUS 5Xは、当然SIMフリー端末です。

SIMロックがかかっていないため、ドコモやソフトバンク、海外SIMなど自由に挿して利用可能です。使い方の幅が広がります。

一方でドコモ版NEXUS 5Xは、SIMロックがかかっています

例外なく、他のスマートフォンと同様のルールが適用されます。つまり、購入から6ヶ月経過後であればSIMロック解除が可能になりますが、販売当初はSIMロックがかけられているわけです。

価格が高い上にSIMロックまでかかっているというのはどういうことなのだといいたいところですが、さすがにiPhoneですらこのルールに巻き込んでいるのですから、例外扱いはできなかったということでしょう。

 

ただ、MVNO利用時にはドコモ系MVNOを利用すればSIMロックをわざわざ解除する必要はありません。

国内他社SIMを入れて利用するという方法も実際には料金的にも実用性という意味でもあまり現実的ではありませんし、実際のところは海外利用があるユーザーのみ、SIMロックについては影響を受けるものと思われます。つまり、通常はSIMロックについてはそれほど気にしなくてもいいのではないでしょうか。

それでも気になる、という人はやはりGoogle play版を選べばいいでしょう。

 

結局NEXUS 5Xを利用するのであれば、トータルで考えてどちらがお得かと言われれば、個人的には圧倒的にGoogle play版が有利でありドコモ版を買うメリットはほとんどないに等しいと考えています。

もちろん、利用状況や家族のプラン、補償の考え方、そして今後の価格の変動によっても選択肢は違ってくるため、そこは状況に合わせて判断しましょう。

 - 2015-2016年冬春モデル, ドコモ・スマホ/タブ情報の裏