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ドコモの下取り・適用条件が厳しくなった件

   

ドコモの下取りの適用条件が、徐々に厳しくなってきています。

2016年6月末頃に、下取り条件にいつの間にか一文が追加されていたのですが、7月にはいり、さらにもう一文、下取り条件に追記が入ったようです。

このドコモの下取り条件の変更については、個人的に特に気にしていなかったこともありスルーしていたのですが、一部で色々と話題になっているようでしたので、今回取り上げてみることにしました。

今回の下取り条件の厳格化の背景には何があったのでしょうか。

ドコモの下取り条件の何が変わったのか

ドコモの下取りは、iPhone/iPadの下取りと、Androidスマートフォン/タブレット/ドコモケータイの下取りとがあります。

要はほとんどの機種が下取り対象になるわけですが、2~3年より昔の機種の場合はほとんど下取り価値がなく、100円程度にしかならないものばかりとなります。そんな下取りの主な適用条件は以下の通りです。

 

・携帯電話機などの購入時に下取りに出すこと

・dポイントクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブに加入していること

・下取り条件を満たす機種を下取りに出すこと

 

最後の、「下取り条件を満たす機種」という点の下取り条件については、さらに以下の通りです。

・正規店で購入されたもので、かつその購入において不備・不正や携帯電話機購入代金の未払いがないこと

・下取り申込み機種に故障、水濡れ、著しい外観破損がないこと

・下取り機種のデータが消去できること

・改造していないこと

・下取り申込み者が下取り機種の所有権者であること

・購入時に本体に付属しているもの(リアカバー、キャップ、電池、アンテナなど)が紛失していないこと

 

ここまでは、まぁ下取りに出すのであれば当然といえば当然という部分で、以前から下取りの条件とされていた部分です。

そして、以下が今回6月に追加された下取り条件です。原文そのままに記述します。

 

「他社対象機種の下取りについては、当社販売機種のご購入1台につき、ご購入翌月末までに1台を下取り可能とすること」

 

さて、ドコモはなぜ、こんな条件を下取りに追加する必要性があったのでしょうか。

 

ドコモの想定を上回った一部ユーザーの大量下取り/買い取り

今回の下取り騒動の裏を読めば大体の真相は予測が付きますが、要はドコモが本来想定していなかった台数を下取り(買い取り)に出すユーザーが増えてきた、ということです。

では何のために、そんなことをするのかというと、当然のことながら、利益を得るためです。

つまり、安く中古端末を仕入れ、それをドコモの下取りもしくは買取を利用することによって差額の利益を得ようというものです。

こんな方法がまかり通るのは、中古端末の価格よりもドコモで下取りしてくれる金額の方が大きくなってしまっているためです。

加えてユーザー側にお得だったのは、多少故障しているような端末であっても、下取りはしてもらえる可能性が高い、という点です。

このあたりの基準は店舗によっても差異があるようですが、基本的には水濡れがあったり、よほどひどい故障をしていない限りは下取りは出せることが多いようです。そうすると、他社の故障端末をできる限り安く仕入れることに成功すれば、それだけで利益を出せる可能性があったわけです。

そしてその仕入れと販売を繰り返して差額を得、数をこなすことで大きな利益を生み出すというわけです。

 

結果、ドコモにこの一部ユーザーの動きが伝わったことによって、規制される形で「購入1台につき下取り1台」という条件が付加され、ドコモの意図と異なる大量下取りや買取を防ごうという措置を取られたものと思われます。

 

他社機種下取り/買い取りの3ヶ月規制

さらにドコモは下取りの内容を厳格化してきました。

それまで1台の機種購入につき下取りを1台利用できる、という内容には弱点があったのです。すなわち、短期間で格安機種の買い替えを繰り返し実施することで、機種購入1台という条件をクリアしてしまい、それに下取りや買取をつけてしまうというやり方です。

そしてその場合に主に狙われたのは、他社端末の下取り/買取です。

他社端末を安く調達し、ドコモで1台購入をし、そして下取りを利用する。この繰り返し。

 

他社下取りが狙われたのは、ドコモの機種の下取りに関しては、もともと購入利益がある機種しか下取りができないからです。

ということで、この流れを受けてドコモがとった第二弾の対策が、

 

他社対象機種の下取りについては、前回の下取りプログラム受付から3か月以上経過していること(前回の下取り対象機種はキャリア問わず)

 

という内容です。

これにより、次々他社端末を仕入れて、ドコモの購入履歴を作ったとしても、下取りもしくは買い取りができるのは3か月に1台のみとなり、大量に回転させてはじめてそれなりの利益になる大量下取り/買取りは事実上不可能となりました。

以上、ドコモの下取りおよび買取りの条件が厳しくなった理由でした。

 

下取り/買取りが取り戻した本来の目的

ドコモの下取り/買取りの条件厳格化により、下取り/買取りを利用した裏技的小遣い稼ぎは事実上不可能となりました。

時にドコモなど大手キャリアのサービス内容は、複雑すぎるがゆえに今回のような思わなぬ抜け道が見つかることが昔からあります。

しかし昨今、そうしたサービス上の「穴」への対応はかなり早くなってきており、本来「下取りなどのサービスが持つ目的」に沿った内容でなければ、利用することができないようにドコモも対応してきています。

こんな話が出てくるたびに「よく見つけるなぁ」と感心するばかりですが、結局対策を取られるので長続きはしません。

裏技はあくまで裏技なので、目立つと対策を打たれます。

いたちごっこではありますが、あるかないかもわからない抜け道を探すことに力を注ぐくらいなら、そろそろまっとうな方法でお得になるような方法を探したほうがよほど建設的かつ効率的かもしれません。

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