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ドコモのspモードフィルタでのアクセス制限はWi-Fi時にはかからない

   

未成年利用時のフィルタリングに関しては以前別記事で少し触れたことがありましたが、spモードフィルタ/iモードフィルタ単独では話題にしたことがなかったので、時期的なものもありますし、触れておこうと思います。

 

知っているようで知らない人も多い、ドコモのspモードフィルタとiモードフィルタ。

なんとなく、「フィルタリングをつけておけば大丈夫だろう」と考え、ただただspモードフィルタをつけただけにしている方が大多数ではないかと思いますが、昨今のようにWi-Fi環境が増えてきている現在、実はそれではすみません。

なぜなら、docomo Wi-Fiを除くWi-Fi環境においては、spモードフィルタ/iモードフィルタは一切効力を発揮しないからです。

そしてそうした抜け道は、お子様にはうまく気づかれ、利用されてしまいます。

親としてしっかり子を管理できるように、もう一度アクセス制限の落とし穴に関して理解しておきましょう。

spモードフィルタの役割と効果

spモードフィルタの役割は、なんとなくご存知の方も多いとは思いますが、「子ども向けではない有害サイト」へのアクセスを自動で制限するサービスとなっています。

そのため、申し込みさえしておけば特に難しい設定は必要なく、勝手に有害サイトを弾いてくれ入れなくしてくれるため、安心です。

基本的に利用者や契約者が未成年者の場合には、アクセス制限サービスには「原則として加入」とされています。

これは、2009年に「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」が施行されたことに伴い運用されているルールで、未成年者がiモード/spモードを利用する場合、原則として「アクセス制限サービス(フィルタリングサービス)」を申し込みしていただく形がとられています。

 

さらに、フィルタリングサービスを親の管理のもとどうしても外したい、という場合には、別途「フィルタリングサービス不要申出書」の他、本人確認書類や同意書などを提出する手続きが必要となります。

かなり厳しいのです。それだけ最近の未成年者のスマホ利用に対してはドコモも慎重になっているということですね。

 

spモードフィルタでは、一般的に未成年にとって「有害」と判断されるサイト群はほぼ弾かれてしまうため非常に安心ですが、一概に未成年といっても年齢差があるため、別途学齢別のコースを用意してあります。

その四つのコースとは、「小学生低学年」「小学生高学年」「中学生」「高校生」の4コースです。

このコース設定はあくまで目安なので、親の意向によっていつでも変更して運用することができますので、家庭の状況やルールに合わせて選択することが可能です。

spモードフィルタの制限対象となる具体的なカテゴリーについては、ドコモの公式サイトを参照ください。

→ドコモ公式サイト・spモードフィルタの制限対象カテゴリ

 

ちなみにspモードフィルタ利用時は、有害サイトなどの「アクセス制限されるカテゴリ以外のサイト」と「EMAの認定するサイト」にのみアクセスが可能となるため、仮に有害カテゴリでない一般サイトであってもEMAの認定するサイト以外はアクセス不可となりますので注意が必要です。

EMAとは、「青少年の保護と健全な育成を目的とし、サイト管理体制の審査・認定および啓発・教育活動を行う第三者機関」のことです。

 

AndroidスマホでもiPhoneでも適用しカスタマイズも可能

spモードフィルタは、ドコモの通信を行う際に制限をかけるため、利用機種がAndroidスマートフォンでもiPhoneでも関係ありません。

どちらの場合にも同じように制限がかかります。

特に設定等もないのですが、アクセスできるサイトやカテゴリをカスタマイズしたい場合には「spモードフィルタカスタマイズ」によって細かい内容の変更が可能す。

たとえば、上記のEMAに認定されていないサイトではあるけれども、特に有害というわけではなく新しくできたばかりのサイトなので、閲覧できるようにしたい、というケースなどに対応できます。

 

要注意! spモードフィルタの効果範囲はドコモの回線利用時のみ

さて、ここからがspモードフィルタ利用時の要注意事項となります。

ドコモのスマートフォン・iPhoneを利用している場合は、spモードさえつけておけば安心、というわけではないのが、この部分です。

 

spモードフィルタ/iモードフィルタについての効果範囲は、あくまでドコモの回線網を通ってインターネットを利用した場合にのみ限られます。

つまり、もし自宅のWi-Fi環境を利用してインターネットを利用した場合、ドコモの回線網を一切通らないのでアクセス制限の対象とならず、フィルタリングがかかりません

そのため、「シェアパックのデータ容量がもったいないから、自宅ではWi-Fiで通信しなさい」と何の対策も打たずにうっかりWi-Fiでの通信方法を子に教えてしまうと、フィルタリングは何の意味もなしません。

しっかりフィルタリングがかかっていると思っていたのは親ばかり、ということになるわけです。

これは自宅でのWi-Fi利用がかなり浸透してきている現在、非常に大きな問題です。

そのため、もちろんドコモとしての対策は打たれています。

 

あんしんモードとファミリーブラウザでWi-Fi環境時でも安心

まず一つの対策として、docomo Wi-Fiの利用時です。

公衆無線LANとして外出先様々な場所に設置してあるdocomo Wi-Fiですが、この通信網を利用する際には、dアカウントとパスワードによる認証が必要なため、そこで利用者もしくは契約者が未成年であることが判定されます。

そのため、しっかりspモードフィルタが適用された状態でインターネットにつながる形になります。

つまりspモードフィルタを利用していて注意すべきは、主に自宅でのWi-Fi友人知人宅などでのWi-Fiという形になると思います。

そのWi-Fi環境での利用にも制限をかけるために、ドコモはAndroid向けにあんしんモードファミリーブラウザ、iPhone向けにもファミリーブラウザというアプリを提供しています。

最近のAndroidスマートフォンに関しては、spモードフィルタを申込すると、自動的にアプリがダウンロードされます。

 

Androidスマートフォンに関してはその両方のアプリを設定することで、自宅のWi-Fi環境時でもアクセス制限をかけることができるようになるため安心です。

iPhoneについては、あんしんモードアプリの提供はないため、iPhone自体に備わっている機能制限を利用し、インターネットについては標準ブラウザであるSafariを利用できなくし、代わりにファミリーブラウザを利用する形にすることでWi-Fi利用時の制限をかけることができます。

 

しっかりこのあたりの設定ができればまったく問題ないのですが、ここでの最大の問題としては、これらの制限と管理が、親に任されているという点です。

設定についてはドコモショップでしっかり教えてくれますが、あんしんモードと機能制限を利用した場合、かなり厳しく各種機能利用に制限がかかるため、設定にしてもその管理にしても自力では少し難しいかもしれません。

今回は詳しくは触れませんが、私も一度試みにあんしんモードとファミリーブラウザを利用してみたことがありますが、なかなか慣れないと難しいなと感じました。

この点しっかりと、ドコモショップで確認するか、インフォメーションセンターやあんしん遠隔サポートセンターで確認しておくようにしましょう。

 

フィルタリングにおける親の責任

以上みてきたように、アクセス制限サービス(フィルタリング)については、実はなかなか奥が深いのです。

ですが、お子様によっては、どうにかその網をかいくぐれないかと様々なところから知識を仕入れてくるものと思われます。

そうしたケースに対処できるように、親側で知識を持っておくことは必須です。「ドコモに任せておけば・・・」ということではなく、フィルタリングツールはあくまでツールであって、管理するのはやはり親の責任です。

子にスマホを利用させるのであれば、せっかくのフィルタリングがフィルタリングとしての意味をなしていない、ということがないように、しっかり詳細まで理解した上で、正しいスマホ利用を促すようにしたいところです。

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