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ドコモのVoLTE(HD+)の実力!クリアすぎる通話音質に驚き

   

もうずいぶん普及してきた感もある「VoLTE(ボルテ)」という言葉ですが、意識していないと「何のことだかわからない」という人もまだまだ少なくないと思います。

簡単に語弊を恐れずに表現すると、VoLTEとはVoice over LTE、つまりLTEに声を乗せて通話をするサービスのことを指します。

ドコモのFOMAの通話が固定電話相当の狭帯域とすると、VoLTEはAMラジオ相当の広帯域とされています。

そして、VoLTEのさらに上を行く最新のVoLTE(HD+)の場合は、FMラジオ相当の超広帯域で、非常にクリアな音質での通話を楽しむことができます。

開始当初は色々と制約もあったためここまであまり重視していなかったのですが、実際に条件を満たす形で利用してみると噂にたがわぬ非常にクリアな音質に感動したので、詳細を解説してみようと思います。

VoLTE(HD+)/VoLTE/FOMA比較

VoLTE(HD+)、VoLTE、FOMAのそれぞれの違いを簡単にまとめてみます。

 

VoLTE(HD+) VoLTE FOMA
音声周波数帯 50Hz~14.4kHz 50Hz~7kHz 300Hz~3.4kHz
通話中表示
※Androidスマホの場合
HD+ HD なし
主な対応機種 2016年5月以降発売機種
※iPhone以外
2014年夏モデル以降
※iPhone含む
従来型ケータイ/スマホ
音質 FMラジオ相当
(超広帯域)
AMラジオ相当
(広帯域)
固定電話相当
(狭帯域)

 

こうしてまとめると一目瞭然ですが、VoLTE(HD+)の音声周波数帯域が下から上までかなり広範囲でカバーされているのがわかります。

人間の耳で聴こえる範囲、つまり可聴域が20Hzから20kHzということなので、そのかなり近い範囲をVoLTE(HD+)では抑えられています。

ドコモが標準化に参画した、次世代通話用コーデック技術EVSに対応しているということです。

 

通常のVoLTEでも、従来のFOMAからすればかなり高音質になっているのですが、それをさらに上回る形のVoLTE(HD+)なので、FOMAからVoLTE(HD+)に一気に変わると、本当に音質が全然違うことに気が付くと思います。

またVoLTEでは、FOMAの時と比べて呼び出しまでの時間も短縮されており、電話をかけてしばらく待たなければならなかったストレスが、より緩和されています。

 

VoLTEの利用方法

VoLTEによる通話を利用するためにはどうすればいいのか、というと、特別な設定作業や申し込みは一切必要ありません。

条件があるとしたら、以下の二つです。

 

・VoLTE/VoLTE(HD+)対応機種を利用していること

・通話先の相手が同じくドコモのLTE対応エリア内で、VoLTE/VoLTE(HD+)対応機種を利用してること

 

私がVoLTEのスタート当初、あまり興味が持てなかった理由の一つは、この条件があったためです。

仮に自分がVoLTE対応機種を購入したとしても、相手がドコモで、なおかつVoLTE対応の最新機種を利用しており、さらにLTEエリア内にいない限りは、VoLTEでの通話は利用できません

サービス開始当初は、当然のことながら相手がドコモのVoLTE対応機種である可能性は極めて低かった上にLTEエリアも全国的には拡大途上だったため、実用的になってくるためにはまだ数年かかると考えていたというわけです。

しかし、もうそれから四年近くが経過し、多くのドコモユーザーはVoLTE対応機種を利用し始めています。日本全国かなりのエリアが既にLTEに対応しました。VoLTEをいよいよ本格的に体感できる環境が整ってきたわけです。

 

VoLTE/VoLTE(HD+)の利用料金

ドコモのスマートフォンやiPhoneでVoLTEを利用する場合に、特別な料金がかかることはありません。

カケホーダイプランやカケホーダイライトプラン、シンプルプランなど、それぞれ利用しているプランでの料金が通話に対してはかかってきます。

 

ビデオコールに関してのみは、映像に対してパケット料金が発生しますが、パケット定額サービス(パケットパック・シェアパックなど)を利用している場合には、その容量内で利用することができます。ただし現在は、キャンペーンが継続しているため、利用データ量としてカウントされず、パケット通信料は一切かかりません

安心して利用可能です。

LINEを利用しなくても、対応機種同士ならビデオコールで高品質な通信・通話ができるのです。

 

VoLTE/VoLTE(HD+)利用時の表示

実際にVoLTEを利用している場合、通話中の画面に、「HD」または「HD+」という表示が出ます。

「HD」が表示されている場合は「VoLTEで通話中」、ということで、「HD+」が表示されると「VoLTE(HD+)で通話中」、ということです。

実際に試してみましたが、機種によって表示のされ方は違うようです。

 

Xperia XZ1 SO-01K arrows NX F-01K

 

ただし、この表示はあくまでXiスマートフォンの場合であり、iPhoneの場合はVoLTE通話ができていても「HD」表示は出ませんので注意しましょう。

 

iPhoneはVoLTE対応、VoLTE(HD+)非対応

iPhoneの場合は、iPhone 6からiPhone XまではVoLTEに対応しています。実際に利用可能な状態にするための条件として、iOSソフトウェアが「8.3」以上、キャリア設定が「ドコモ 19.1」以上である必要があるため、もし条件を満たしていない場合にはソフトウェアのアップデートを実施しましょう。

 

つまり、ドコモで発売されたiPhoneでVoLTEに完全に対応していないのは、iPhone 5sとiPhone 5cだけ、ということになります。

逆にiPhoneは、VoLTE(HD+)には全機種対応していません。とはいえ、通常のVoLTEだけでもかなりの高音質で利用することができるため、それほど気にはならないと思います。

 

通話品質にこだわりたいなら購入時にVoLTE(HD+)対応をチェック

機種購入時、VoLTEについてはあまり気にしたことがなかった、という人も多いと思いますが、もしより良い通話に少しでもこだわりたいと考えるのであれば、VoLTE(HD+)に対応している機種を選択するようにしましょう。

最近発売されている機種はほとんど対応していますが、例えばdocomo with(ドコモウィズ)対応機種ではAQUOS sense、arrows Be F-04KのみがVoLTE(HD+)対応で、他はVoLTEのみ対応です。

MONO MO-01Kの場合にはビデオコールにも対応していませんのでさらに注意が必要です。→「docomo with対象4機種比較

 

逆に、Xperia XZ1 SO-01Kやarrows NX、AQUOS R、さらに2018年夏モデル新機種からもハイスペック機種の場合は、基本的にVoLTE(HD+)に対応しています。→「ドコモ 2018年夏モデル・新機種の選び方

 

au VoLTEとVoLTE通話ができるのか試してみた

ドコモのVoLTEの注意事項には、「LTEエリア内におけるドコモのVoLTE対応端末同士でご利用が可能」とあり、明確に他社VoLTE対応端末とのVoLTE通話が否定されているのですが、「意外にやってみたら他社間でもできたりするのでは」と安易に考え、実際に試してみました。

今回利用したのは、auの2017年夏モデルQua phone QXと、ドコモのXperia XZ1 SO-01Kです。

Qua phone QXはVoLTE対応、Xperia XZ1はVoLTE/VoLTE(HD+)対応です。

 

その結果としては、Xperia XZ1の画面を確認しましたが、残念ながら、HD表示は出てきませんでした。

通常の通話品質です。ちなみにau VoLTEの公式サイトにも、以下のような記載があります。

 

「au VoLTE対応機種同士(auの4G LTEエリア内)の場合、高音質通話となります。その他の場合は、従来の音質相当での通話となります。」

 

つまり、どう頑張っても現時点ではドコモのVoLTEとau VoLTE、さらにはソフトバンクのVoLTEと他社間でのVoLTE通話はできない、ということです。

ここは今後の課題として、技術的、契約的な溝が埋められることに期待するのみです。

 

実際のVoLTE(HD+)音質比較

ドコモより実際のVoLTE(HD+)の音質比較動画が公開されていますので、最後に紹介しておきます。

音質の違いがより分かりやすくなると思います。

実際に使ってみるとわかりますが、本当にこの動画の音質のような感じの違いが体感できます。

 

 

ドコモのVoLTE(HD+)については、これから機種購入を検討するのであれば、注目したい機能の一つとして覚えておきたいところです。

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