ドコモのdTVチャンネルをドコモテレビターミナルで使いたい?
2018/04/09
ドコモより新しい映像コンテンツサービスが発表されました。
2018年1月30日よりサービス開始されています。
その新しい映像サービスの名称は、「dTVチャンネル」と言います。
dTVチャンネルは、スマホやタブレットなどインターネット環境があれば、「ソニー・チャンネル」や「ディズニージュニアライト」など、30以上の専門チャンネルをいつでもどこでも視聴することができる、定額制見放題サービスです。
通常料金は月額780円ですが、dTVとセットでdTVチャンネルを利用することでセット割引が300円適用され、「dTV」と「dTVチャンネル」合計980円で利用することができます。
また、ドコモテレビターミナルを利用することで、テレビでdTVチャンネルを視聴することも可能です。
詳細内容を確認していこうと思います。
関連記事:「dTVのサービス変遷と詳細まとめ」
目次
dTVチャンネルのサービス内容
「dTV」という名称が含まれている「dTVチャンネル」ですが、基本的にdTVとの直接的な関連はありません。
dTVチャンネルを契約していても、dTVを視聴することができるわけではありませんので、まずはこの両サービスがそれぞれ別のサービスである、という点を抑えておきましょう。
では、dTVチャンネルとは一体どういうサービスなのかというと、「映画やドラマ、アニメ、趣味など、30以上の専門チャンネルによるリアルタイム番組配信が、特別な機器などをつなぐことなく、スマートフォンやタブレットでどこでも楽しめる」、というサービスです。
しかしドコモは、とにかく映像コンテンツには徹底的に力を入れています。
ざっと見るだけで、以下のサービスが現状展開されています。
いずれも、ドコモ光環境でWi-Fiを利用して視聴すると最大限の効果が発揮されます。
リアルタイム配信系のサービスとしては、過去NOTTVやNOTTVパックなども展開されていましたが、こちらは既に2016年6月末をもってサービス提供終了しています。
今回dTVチャンネルのスタートによって、さらに映像系コンテンツは拡充が図られる形となり、ほとんど隙のない布陣となります。
リアルタイム配信型サービスの最大の弱点は、観たい番組が時間が合わず観られないという状況がかなりの確率で生まれるという点ですが、dTVチャンネルには番組の途中や配信後でも最初から視聴することができる、「見逃し視聴」が可能になっているということなので、比較的安心して利用することができそうです。
dTVチャンネルの利用料金と各種セット料金
dTVチャンネルの月額料金は以下の通りです。
月額料金(税抜) | ドコモ回線利用中 | ドコモ回線利用なし |
dTVチャンネル | 780円 | 1280円 |
dTVチャンネルとdTVセット (dTVお得パック) |
980円 | 1480円 |
dTVチャンネルとdTV、 DAZN for docomoセット |
1760円 | 3030円 |
ドコモ回線利用中の場合と、そうでない場合があるのは、dTVチャンネルも他のdマーケットサービス同様、キャリアフリーで利用することが可能であるためです。
ただ、dTVやdアニメストアなど主要なdマーケットサービスがいずれもドコモユーザーの場合もそれ以外でも料金が変わらないことを考えると、ドコモ以外を利用している場合にはとりあえず利用を躊躇しそうです。
一般的に考えると、もっとも比率として多くなりそうなパターンとしては、「dTV+dTVチャンネル」のセットとなる、月額980円のライン(dTVお得パック)ではないでしょうか。
DAZNは少しハードルが上がりますし、dTVを利用せずにdTVチャンネルのみ申し込みというケースはあまりないと思われるからです。
通常のdTVの料金500円に480円の追加でdTVチャンネルも視聴できるというわけです。とりあえず利用してみる価値はありそうです。
ちなみに、他のdマーケットサービスのほとんどで実施されている、利用開始時の31日間無料が同じように適用されます。
同時に、2018年3月31日までの期間中、dTVお得パックを利用した場合に、dポイント(期間・用途限定)が1000ポイント進呈されるキャンペーンが実施されます。
dTVチャンネルを視聴するにはドコモテレビターミナルが必要?
とりあえず二点、ここでは勘違いをしないように注意しましょう。
まず一つは、dTVターミナルとドコモテレビターミナルは別物です。名称が似ているのでどちらがどちらかわからなくなりそうですので、要注意です。
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dTVターミナル | ドコモテレビターミナル (2018年1月30日発売) |
どちらもテレビに接続してドコモの映像コンテンツを視聴することができるツールですが、dTVターミナルは「dTV」と「dアニメストア」、「Youtube」にのみ対応しているのに対して、新商品のドコモテレビターミナルは「ひかりTV for docomo」「dTVチャンネル」「dTV」「dアニメストア」「DAZN for docomo」「YouTube」に対応しており、ドコモの映像コンテンツをすべて網羅しています。
dTVチャンネルをテレビで視聴したいと考えた場合には、ドコモテレビターミナルを購入する必要があります。
ドコモテレビターミナルは、ひかりTV for docomo利用時の専用端末というわけではなく、個別に購入もでき、dTVチャンネル提供開始同日の2018年1月30日より発売開始となっています。
もう一点、勘違いしないようにしたい点としては、dTVチャンネルは、ドコモテレビターミナルがないと利用できないというわけではない、という点です。
スマートフォンやタブレットがあれば、それだけでも利用できます。チューナーがないと利用できないというのはひかりTVのイメージではないかと思いますが、dTVチャンネルに関してはドコモテレビターミナルがなくても問題なく利用可能です。
ちなみにスマホ/タブレットを利用する場合には、Android4.4以上、iOS9.0以上である必要があります。
ドコモテレビターミナルの詳細スペック
ドコモテレビターミナルの詳細スペックを確認しておきます。
寸法(高さ×幅×厚さ)/質量 | 107mm×107mm×25.5mm/209g |
OS | Android TV 7.0 |
内蔵メモリ | RAM 3GB/ROM 16GB |
CPU | Quad Core 1.6GHz |
インターネット接続 | 【Wi-Fi】 IEEE802.11ac/a/b/g/n、MIMO対応 |
【有線LAN】 ギガビット Ethernet |
|
テレビ接続 | HDMI2.0、HDCP2.2 |
その他入出力 | USB2.0×1、USB3.0×1 |
付属リモコン | Bluetooth、赤外線対応 |
製造メーカー | 華為技術日本株式会社 (ファーウェイ) |
接続するテレビ側がHDMI端子を備えている必要があり、利用するためにはドコモ光などの有線/無線のインターネット環境が必要となります。
dTVチャンネルを利用する方法
dTVチャンネルを利用する流れを、簡単に確認しておこうと思います。
ドコモショップまたはMy docomo、インフォメーションセンターなどでdTVチャンネルの申し込みをしたあと、「dメニュー」のトップ画面、またはドコモのホームページから「dTVチャンネル」にアクセスし、アプリケーションをダウンロードした後、dアカウントでログインして利用開始します。
アプリはAppStore、またはGoogle playから直接ダウンロードもできます。
アプリをインストールしたなら、そのまま起動してすぐに利用することができます。
dTVチャンネルの主なチャンネル一覧
dTVチャンネルを実際に利用するかどうかは、このチャンネルの中に視聴したいチャンネルがあるかどうかにかかっています。
しっかり内容を吟味して利用を検討してみましょう。
ジャンル | チャンネル |
海外ドラマ・映画 | ソニー・チャンネル |
映画ザンマイ! | |
アニメ・キッズ | ディズニージュニア ライト |
BOOMERANG | |
ニコロデオン | |
プリプリ☆キッズステーション | |
エンターテインメント | プチフジ |
TBSオンデマンドチャンネル | |
エンタメ~テレ☆バラエティ SELECT | |
MEN'S NECO | |
ファミ劇Neo | |
ひかりTVチャンネル1 | |
Kawaiian TV | |
音楽 | iBEYA |
MTV MIX | |
韓流 | KBS World |
あじどらはん~韓流・華流・エンタメTV~ | |
Kchan!韓流TV | |
趣味 | 囲碁プラス |
将棋プラス | |
ダンスチャンネル by エンタメ~テレ | |
MONDO麻雀TV | |
タビテレ | |
釣りビジョンPlus | |
ドキュメンタリー | ナショナル ジオグラフィック |
ヒストリー | |
ディスカバリー・ターボ | |
ニュース | TBSニュースバードEverywhere |
dTVとは完全に内容が重ならないので、特化したチャンネルを必要と感じるのであれば、十分利用価値がありそうです。一方で、どのチャンネルにも一切興味がない、という場合には当然のことながら利用価値がないので、改めて必要なチャンネルがないか、しっかり確認してみましょう。
dTVお得パックキャンペーン ※終了
キャンペーン内容
2018年1月30日から3月31日までの期間中、「dTVお得パック」を利用した場合に、dポイント(期間・用途限定)を1000ポイント進呈する、という内容です。
dTVチャンネルの申し込みではなく、「dTVお得パック(dTV+dTVチャンネル)」であるという点が注意点です。さらに、もらえるdポイントは通常ポイントではなく、期間・用途限定ポイントですので、失効してしまわないように期間内早めに利用する必要があります。
キャンペーン適用条件
前述したとおり、dTV、dTVチャンネル両方に月額料金が発生しており、dTVお得パックとしての割引対象である必要があります。
さらに、dポイント進呈時期に、両サービスの契約が存在していることが条件です。つまり、キャンペーン適用させるために一旦両サービスを申込したものの、dポイント進呈される前にどちらかのサービスを解約してしまうとキャンペーン適用対象外となってしまいますので注意しましょう。
ポイント進呈時期
となると、重要になるのがポイント進呈時期です。
時期としては、申し込み時期によって若干の違いがあります。
・2018年1月30日(火曜)~2018年2月中旬頃までに新たに「dTVお得パック」としての割引対象となった場合・・・3月末頃進呈
・2018年2月中旬頃~2018年3月31日(土曜)までに新たに「dTVお得パック」としての割引対象となられた方 … 5月上旬頃進呈
ドコモテレビターミナルキャンペーン ※終了
これからドコモ光の契約を検討している方、dTVチャンネルを検討している方に関係するキャンペーンがもう一つ、展開されます。
キャンペーン内容と条件
条件1:ドコモテレビターミナル購入
条件2:前提1と同月に、ドコモの映像サービス「dTV」「dTVチャンネル」「dアニメストア」「DAZN for docomo」のいずれかの契約をする
条件3:前提1・2と同月内にドコモ光の新規、または転用の契約を行う
上記条件1と2を満たした場合、dポイント(期間・用途限定)3000ポイント、条件1、2、3のすべてを満たした場合にdポイント8000ポイントを進呈する、というものです。
また、dポイント進呈時までドコモ光および映像サービスの利用がある必要があります。
ポイント進呈時期
ドコモ光契約が絡む場合には、ドコモ光開通日の翌々月末頃進呈となり、映像サービスとドコモテレビターミナル購入のみの場合には、2018年5月中旬頃進呈となります。
どちらの場合もdポイント(期間・用途限定)なので、早めの利用が必須となります。
関連記事:「dポイント(期間・用途限定)とは何か/無駄にしない利用方法詳細まとめ」
dTVチャンネルはGoogle ChromeCastに対応している
dTVチャンネルを利用するにあたって、一つ、注目すべきポイントがあります。
実はdTVチャンネルは、「Google Chromecast」に対応しているのです。
ということは、です。
現時点で既にChromecastを利用しているユーザーは、わざわざドコモテレビターミナルを購入する必要性は皆無です。
確かにドコモの映像サービスすべてに対応しているという点はドコモテレビターミナルの大きな利点ですし、リモコンがあり、そのリモコンをテレビチャンネル操作にも利用できる、という点は非常に便利だとは思いますが、リモコン不要でスマホさえあれば操作ができるChromecast利用の場合、リモコンを使わなければならないという事実は逆に面倒にも感じると思います。
さすがに今回ばかりはドコモテレビターミナルを購入するメリットが見出せませんので、私はChromecastを利用してdTVチャンネルを試してみようと思います。
関連記事:「dTVターミナルが故障したのでChromecastに切り替えてみたら非常に便利だった話」
dTVチャンネル利用の大前提となるインターネットサービスで、ドコモ光の申し込みがまだの方は関連記事「ドコモ光は本当にお得なのか」を参考にどうぞ。
dTVチャンネルを使ってみた
2018年1月30日よりdTVチャンネルがスタートしていますので、さっそく申し込みをして利用してみました。申し込みはMy docomoより簡単にできます。
その申し込みの途中で、31日無料があることも確認できました。これはお試しをしてみたい人にとっては助かりますね。
その後、dTVチャンネルアプリをダウンロードすると、すぐに利用することができるようになりました。
番組表やチャンネルを確認することができ、ジャンルから検索をしたりすることもできます。番組によっては見逃し視聴も可能となっていますが、それほど数が多いわけではなさそうでした。
アプリのUIも、そこまで使いやすい、という感じではありませんでした。
ドコモテレビターミナルを利用すればテレビでも視聴できますし、私の場合はChromecastを利用しているので、簡単にテレビで視聴もできました。映像を視聴している画面で、キャスティングマークが右上に出てくるので、それを押すとキャストするデバイスを選択できます。
とりあえず、番組に特に観たいものがなかったので、しばらく様子見、といったところです。
他の映像系サービスも同じですが、自分が視聴したい番組があるかどうかで、このサービスの必要性が変わってきます。とりあえず31日無料がありますので、どういう使い勝手なのか、どういう番組が視聴できるのか試してみても面白いと思います。