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ドコモのdTVのサービス変遷と詳細まとめ

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ドコモの人気映像コンテンツdTVについて、過去の歴史を振り返りながらまとめておこうと思います。

ドコモには以前から映像系コンテンツは多数存在していますし、最近ではDAZN for docomoなども新しく開始されていますが、そうした中でも際立って人気も契約数も高いのが、dTVです。

使い勝手にしても、コンテンツの数にしても、群を抜いているといっていいでしょう。

さらに2017年7月26日から、大人気アニメ「君の名は。」がついに有料レンタル開始となりました。月額料金とは別のレンタル料金が、標準画質で400円、HD画質で500円かかりますが、それでもDVDレンタルショップなどで借りてくるよりは手間もかかりませんし、何よりレンタルショップの場合、人気タイトルは一気に借りられてしまって在庫がない、ということもあり得ます。

しかし、dTVの有料レンタルではそんなことはあり得ません。いつでも好きな時に視聴することが可能です。

再生開始をするまでは、30日の間で視聴が可能ですが、一度再生開始すると、視聴可能時間は48時間という制限がかかります。作品タイトル画面で残り時間が表示されますので、確認しながら時間内に視聴するようにしましょう。

 

そんな有料レンタルも人気のdTV、詳細内容を検証していきます。

ドコモ公式サイトdTV

dTVのサービス内容詳細

 

dTVのサービス内容をまとめておきます。以下を抑えておけばとりあえず問題なく利用できるのではないかと思います。

 

月額料金 500円(税別)
作品数 18ジャンル・約12万タイトル
無料期間 初回契約後、31日間
利用対象 ドコモ利用者・他社利用者ともにOK
※他社利用者はdアカウントが必要
支払い方法 ドコモユーザー:ドコモの利用料金に合算
キャリアフリー:クレジットカード
サービス内容 動画視聴し放題
閲覧可能デバイス スマートフォン/タブレット/iPhone/iPad/パソコン/テレビ
テレビ視聴用ツール SmartTV dstick/Chromecast/Nexus Player/
dTV対応TV/Apple TV/dTVターミナル/ひかりTVチューナー
マルチデバイス 可能/5台(同時視聴は不可)
dポイント 利用不可/月額料金に対しては付与(dカード GOLD利用で最大化)
ダウンロード 可能・48時間まで(途中会員認証が必要)

 

登録自体はドコモ・インフォメーションセンター・My docomo(WEB)など、どこからでも申し込み可能です。

ドコモ公式サイトdTV

dTVで視聴できるジャンルとは

dTVは、その作品数・会員数No.1を最大のウリとしており、18ジャンル・12万作品が見放題とされています。

18ジャンル、と言われるとかなりの数なので、いったいどんなジャンルに分かれているのか、確認してみました。

当初はどうしても18ジャンルに満たず、一体どのジャンルをカウントして18ジャンルとすればいいのかかなり悩みましたが、その後、dTVの公式サイトにてようやく見つけることができました。

 

 

オリジナル・アニメ・ライブミュージックビデオ・洋画・邦画・カラオケ・マンガ・国内ドラマ・海外ドラマ

韓国ドラマ・バラエティ・キッズ・シアター・ショートショート・ニュース・最新レンタル・FOXチャンネル・ガールズ

以上、18ジャンルです。

 

映画やドラマばかりでなく、アニメやキッズ、ニュースなどまで本当に幅広く準備されています。

アニメジャンルについては、ドコモには別にdアニメストアというサービスが用意されていますが、視聴できるアニメの種類ですみわけがなされています。

dTVで視聴できるアニメは、一般的に広く受け入れられたアニメが多く、dアニメストアのアニメは、季節ごとの最新アニメだったり、過去の比較的マイナーなアニメなどまでdTVで視聴できないアニメの多くをカバーされている印象です。

視聴したいアニメの種類によって、dTVを選択するのかdアニメストアを選択するのか、それとも両方使うのかは自由に選べます。

関連記事:「dアニメストアの詳細まとめ完全版

 

視聴できる作品数12万作品とは

dTVで視聴できる作品数は、12万作品とされています。

12万と聞くと到底見尽くすことはできないほどの量ですが、実際にどれくらいの作品数があるのかジャンルごとに確認をすると、思いのほか数が多くない、という事実に気づかされます。

たとえば、数が多そうな「洋画」の場合で1872作品、「邦画」だと966作品と半分になります。「アニメ」も、アニメ映画とテレビアニメを合わせても400程度、海外ドラマ国内ドラマ合わせて700作品弱。

ほかにもまだまだジャンルはありますが、明らかに数が足りません。

12万作品は一体どこに? と感じてしまうこと間違いなしです。

 

実はこの「12万作品」という表現の仕方には少し誤解しやすい内容が含まれていたのです。

正確に表現すると、12万作品=12万コンテンツということのようです。つまり、動画そのものの本数と考えるとわかりやすそうです。

すなわち、同じ「名探偵コナン」というタイトルであっても、テレビアニメ版で仮に1話から100話まであるとしたら、カウント数としては100コンテンツ=100作品、ということですね。

同じドコモのd系サービスのdアニメストアでは、視聴した作品をカウントする機能があり、全2016作品中何作品視聴したのか、また、全36436話中何話視聴したのかがカウントされます。これと同じようにdTVも、12万作品、と表現するのでなく、12万話、という風に表現すれば誤解も少ないのに、と感じる部分です。

 

すなわち実際のdTVのタイトル数だけでカウントすると、約2万弱というところのようです。

それでもそんなにあるだろうか?という数ですが、かつて単独サービスとして提供されていたオリジナル作品を提供しているBeeTVなどもありますし、ニュースもコンテンツとしてカウントするならそこそこの数になりそうです。

さらには、レンタル作品がかなり数を稼いでいます。ここを数に入れてしまうと、「見放題」というのとは違ってくるような気もしますが、上記18ジャンルの中に「最新レンタル」も含まれていますので仕方ありません。

 

ということで、dTVを作品数で評価しようと考える場合には、額面通り12万作品=12万タイトルではない、ということを覚えておきたいところです。

 

dTVの名称の変遷

少し懐かしい話になりますが、もともとdTVは、今はそのサービス内に取り込んでいるBeeTVを先行して2009年にサービス開始しており、その後2011年にBeeTVを内包した新サービスとして「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」として再スタートしています。

BeeTVの頃は月額300円でしたが、VIDEOストアに統合するにあたって、現在の月額500円へと変更されました。

そしてさらにその後、2013年に「dビデオ powered by BeeTV」へと改名し、2015年に現在の「dTV」で落ち着きました。

一つのサービスの名称が変遷することは本来そんなに多くないはずなのですが、このdTVに関してのみ、かなり変遷してきています。

 

開始年月 名称
2009年5月 BeeTV
2011年11月 dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV
2013年1月 dビデオ powered by BeeTV
2015年4月 dTV

 

名称の変遷とともに、サービス内容が変更されたタイミングもあり、特にBeeTVがVIDEOストアに統合された段階で、それまでBeeTVではオリジナルコンテンツの提供が主だったところに、既存の映画やドラマ等のコンテンツ配信が開始されたことにより、一気に人気と会員数を伸ばしたのもそのタイミングだったのではないかと思われます。

その都度専用アプリも変更されており、ユーザーインターフェースが毎回変わってしまうことで変更直後は「以前の方がよかった」という声もよく聞こえたりしていました。

 

ドコモの動画系コンテンツのトップであり続けること

現在、ドコモの動画系コンテンツは数が非常に多く、内容が若干重複してしまっているものもあるくらいですが、数年前まではまだまだ動画コンテンツ自体が珍しい時代でした。

 

ドコモの動画系コンテンツの元祖としては、当時のFOMA端末向けとしてサービス開始された「Music&Videoチャネル」というサービスがありました。

2007年にミュージックチャネルから名称および機能変更され、動画配信機能を兼ね備えたものの、まだまだ当時のケータイのスペックでは満足に楽しめるほどのものではありませんでした。

実際使っていた人は覚えているかもしれませんが、今では考えられないくらい使い勝手も悪かったですし、積極的に「使いたい!」と思えるサービスではありませんでした。どちらかといえば、ドコモショップでの拡販によってお試し期間だけ使ってみた、という人の方が多いかもしれません。

 

そして、ドコモにとって大きな失敗となったNOTTV。2012年から2016年まで4年でサービス提供を終えました。

このように、動画系コンテンツといえども、その時代ごとの市場ニーズに合致できないとその入れ替わりはかなり頻繁に行われます。

まさに栄枯盛衰がはっきりしているジャンルでもあります。

そんな中で、dマーケット系サービスとして安定して会員数を伸ばしているdTVおよびdアニメストアは、ようやくその基盤ができつつあるというところなのかもしれません。

 

昨今は加えてDAZNドコモ光テレビオプションひかりTVなど相変わらず動画系サービスも多い状況ですが、そんな中でもdTVは月額料金も安く、安定して利用していける優良サービスといえますので、お試し期間を利用しながらまだ使ったことがない人は利用してみてはいかがでしょうか。

そのほか、テレビでdTVを視聴するためのdTVターミナルについては、別記事で詳しく解説しています。

関連記事:dTVターミナル設定利用方法まとめ

 

dTVを視聴するならドコモ光

dTVは動画コンテンツであるため、視聴にはそれなりに大きなデータ容量を消費します。

ドコモのサービスプランでいえば、例えばデータSパックやデータMパック、シェアパック5などでは、容量が少なすぎるため、残容量を気にせず視聴することは難しいです。最低でもウルトラパック、できれば推奨はやはり、ドコモ光によるWi-Fi環境での利用です。

まだ自宅でドコモ光を利用していない場合には、ドコモユーザーにとってはdカード GOLDと合わせて非常に便利に利用できるお得なサービスでもあるので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

ドコモ光とのコラボにより、dTVは真に見放題となりますので、dTVを最大限に活用したいのであればドコモ光は必須サービスといえます。

関連記事:「ドコモ光は本当にお得なのか



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