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エキサイトモバイルを活用したスマホ格安運用比較まとめ

      2017/06/01

2016年7月1日より、BB.exciteモバイルLTEは、「exciteモバイル(エキサイトモバイル)」と名前を変えて再スタートを切りました。

再スタートといっても、両サービスに関連性があったり引き継ぎされたりするわけではなく、現行のBB.exciteモバイル利用中のユーザーはそのまま利用を継続することが出来、新しくエキサイトモバイルに変更したいのであれば、改めて申込みし直さないといけません。

ということで、今回に関しては、「名前も新たにまったく別の新サービスをエキサイトが開始した」と考えた方がしっくりくるかもしれません。

データ通信機能だけでなく、BB.exciteモバイルLTEにはなかった音声通話プランも提供されるエキサイトモバイルは、他の先行するMVNO格安SIMと比較してお得なのでしょうか。

ライバルひしめくMVNO市場で生き残っていくことができるのか、そしてエキサイトモバイルを活用した格安スマホ運用についても検証していきます。

エキサイトモバイルの最適料金プラン

エキサイトモバイルの料金体系は、大きく二つに分かれます。

使った分だけ料金請求が発生する「最適料金プラン」と、毎月決められた通信容量を選ぶことで定額で利用することが出来る「定額プラン」です。

自分の使い方に合わせてプランを選ぶことが出来るため、非常に便利です。

「使った分だけ」のプランを持つMVNOはそれほど多くはありませんが、エキサイトモバイルと同じような料金体系を持つMVNOに、「使った分だけ安心プラン」と「定額プラン」の両方を提供するFREETEL SIMなどがあります。

まずは最適料金プランから見ていきます。

高速データ通信量
(月あたり)
コース
1枚コース 3枚コース
低速通信のみ 500 円(税抜) --
100MB -- 1,050 円(税抜)
500MB 630 円(税抜) 1,100 円(税抜)
1GB 660 円(税抜) 1,180 円(税抜)
2GB 770 円(税抜) 1,340 円(税抜)
3GB 880 円(税抜) 1,550 円(税抜)
4GB 1,150 円(税抜) 1,780 円(税抜)
5GB 1,450 円(税抜) 1,890 円(税抜)
6GB 1,600 円(税抜) 1,950 円(税抜)
7GB 1,900 円(税抜) 2,100 円(税抜)
8GB 2.120 円(税抜) 2,190 円(税抜)
9GB 2,200 円(税抜) 2,380 円(税抜)
10GB 2,380 円(税抜) 2,540 円(税抜)
11GB -- 2,830 円(税抜)
12GB -- 3,100 円(税抜)
13GB -- 3,450 円(税抜)
14GB -- 3,790 円(税抜)
15GB -- 3,980 円(税抜)

使った分だけ料金が課金される「最適料金プラン」は、さらにSIMカード1枚コースSIMカード3枚コースに分かれます。

 

エキサイトモバイル・SIMカード1枚コース

SIMカード1枚コースの場合は、上限が10GBで2380円となっています。これを超過すると、速度制限がかかり当月末まで送受信200Mbpsの低速通信になります。

逆に低速通信のみで利用すれば月額料金は500円で抑えられますが、低速通信利用時、直近3日あたりの通信量が366MBを超えた場合に、通信の速度を制限する場合があるということです。200Mbpsにさらに速度制限がかけられたらほとんど使えなくなると思っていいでしょう。

ちなみに契約直後(SIMカード到着時)は初期設定で高速通信がONになっているということなので、自宅のインターネット環境かWi-Fiでエキサイトモバイルのマイページにログインし、高速データ通信をOFFにする必要があります。

高速通信に関しては、100MBまでは500円で抑えられるようなので、うまくこのメリットは活用していきたいところです。さらに500MBまでは630円です。

ただしこの水準には、499MBまで0円の0SIMや、100MBまでが299円、1GBまでが499円のFREETEL SIMなど強力なライバルが存在するという点は見逃せません。

さらに、段階制である最適料金プランには、高速データ通信量の繰り越しはありませんので注意が必要です。

上記料金にはユニバーサルサービス料が既に含まれており、契約時、解約時ともに日割り計算はありません。エキサイトモバイルはすべて月額料金制になっています。

 

エキサイトモバイル・SIMカード3枚コース

SIMカード3枚コースの場合、1枚コースよりも若干容量に幅があり、上限が15GBとなっています。1枚目+2枚目+3枚目の合算の容量で月額料金が決まってくるシステムです。

3枚コースの場合には低速通信のみという選択は存在せず、100MBまで1050円が最低料金となります。あとは使った分だけ料金は加算されていき、最終15GBの3980円が上限となります。それを超過すると速度制限がかかり、SIM3枚ともに200Mbpsの低速通信に変わります。

こちらもSIM1枚コース同様、速度制限がかかった低速通信利用時の直近3日に、通信量が366MBを超えると通信速度制限が入る場合があるということです。

さらに、SIM3枚コースの大きな特徴として、追加のSIMを2枚まで申し込みができるようになっています。つまり、4枚目、5枚目です。利用したい場合には別途、「追加SIM」の申し込みをする必要があります。追加SIMは1枚あたり月額料金390円がかかります。

さらに追加時に、SIM追加手数料が3000円かかります。

参考までに他社MVNOでは、OCNモバイルONEが5枚までSIM追加が可能となっており、IIJmioは音声データ合わせて10回線まで追加が可能です。

 

エキサイトモバイルの定額プラン

エキサイトモバイルの定額プランは、きわめてスタンダードな料金プランですが、特徴を上げるとすれば上限が20GBまで存在するところです。

 

高速データ通信量
(月あたり)
コース
1枚コース 3枚コース
1GB 670 円(税抜) 1,260 円(税抜)
2GB 770 円(税抜) 1,450 円(税抜)
3GB 900 円(税抜) 1,680 円(税抜)
9GB 2,250 円(税抜) 2,460 円(税抜)
20GB 4,750 円(税抜) 5,180 円(税抜)

 

3GB900円は独自性はまったくないあくまで一般的なプランであり、他社MVNOと同水準です。定額プランだけみていくと、エキサイトモバイル独自の良さは伝わってこないかもしれません。

そこで目を向けたいのはSIM3枚コースの方です。とりあえず比較対象となるのは、近い料金体系を持つIIJmioです。

IIJmioの場合、ファミリーシェアプランで10GB/2560円でSIM3枚が利用可能です。

エキサイトモバイルは、9GB/2460円でSIM3枚。微妙なラインですね。そしてプラン自体よく似ています。

BB.exciteモバイルLTEのMVNEはIIJmioでしたが、今回のエキサイトモバイルのMVNEもやはりIIJmioではないかと思われます。

その根拠としては、エキサイトモバイルにはIIJmioが提供しているバースト転送機能があること、APN設定時のAPNが以前と変わっていないことなどが挙げられます。

ちなみに、4枚目、5枚目の追加SIMを定額プランで利用する場合には、9GBプラン以上の利用が必要となっています。さらに余った高速通信容量については、付与月の翌月末まで繰り越されます。

 

エキサイトモバイルの定額プラン20GBよりもDTI SIM「ネットつかい放題」が安い

もし単独で利用することが大前提であるのなら、エキサイトモバイルの定額プラン20GBよりも、さらには9GBよりも、DTI SIMの「ネットつかい放題」の方がお得です。

DTI SIMの「ネットつかい放題」は、データ専用プランで月額2200円なのです。どう考えてもエキサイトモバイルには太刀打ちできません。

ただ、ここでもエキサイトモバイルに活路を見出すとするなら、やはりSIM3枚コースです。

SIM3枚契約して3枚ともDTI SIMのネットつかい放題にしたとしたら、2200円×3枚で6600円になってしまいます。

それなら、3人が3人とも使い放題ほど必要ないと考えて、エキサイトモバイルの3枚コース20GB5180円にしておいた方がお得とも言えます。

利用容量や使い方によって、選択肢が様々広がりますので、料金も一概に比較するのは難しくなっていますが、エキサイトモバイルの定額プラン、SIM1枚コースは、他社MVNOと比較してメリットを見出すのが難しいといえるかもしれません。

 

エキサイトモバイルの音声通話機能/SMS機能

エキサイトモバイルの音声通話機能は、一般的なMVNO同様、データ専用プランの料金+700円/月となっています。

音声通話機能を利用すれば、SMS機能も同時についてきます。音声通話機能はいらないけれども、SMS機能だけ欲しいという場合には、データ専用プランの料金+140円/月で利用することが可能です。

SIM1枚ごとに音声通話機能、SMS機能の申し込みをすることが可能なため、例えばSIM3枚コースで音声通話機能をそれぞれ3枚ともにつけた場合には、700円×3枚で2100円が追加となります。

通話料は20円/30秒で、無料通話分はありません。

他に、音声通話機能の付加オプションサービスとして、留守番電話(350円/月)、割り込み着信(250円/月)などもSIM1枚単位ごとに利用可能となっています。

 

エキサイトモバイルの「自宅でスマホ切り替え」

エキサイトモバイルの大きな特徴の一つとして、「自宅でスマホ切り替え」機能があります。

例えば、他社からエキサイトモバイルに切り替えようと考えた場合、申込みからSIMカードが送られてくるまでの期間に、どうしても通常はSIMを利用できない期間が発生するわけですが、エキサイトモバイルの場合は、そうした「使えない日」が発生しません。

まず、申し込みをするとSIMカードが送られてきます。この間、まだ移転元のSIMが利用可能です。エキサイトモバイルのSIMカードが届いた段階で、「自宅でスマホ切り替え」の手続きページにアクセスし、切り替え手続きを開始します。

その瞬間、移転元のSIMは一旦利用不可となります。そして数時間後にはエキサイトモバイルのSIMが開通し、同じ番号でそのまま利用出来るようになります。

9時から19時の間に手続きをした場合には当日中に利用出来るようになるため、「使えない日」は発生しないことになります。19時を超えての手続きは、翌日に切り替え作業が実施されるため、切り替え当日は利用できなくなりますので注意が必要です。

切り替え手続きはスマホやパソコンから実施可能です。

利用できない期間を少しでも短くしてMVNO格安SIMに切り替えたいという人にとっては、この「自宅でスマホ切り替え」があるエキサイトモバイルは、真っ先に利用候補になるのではないでしょうか。

 

エキサイトモバイルは追加容量チャージが格安

エキサイトモバイルは、追加容量チャージについては非常に安価な設定となっています。

一般的MVNO格安SIMでは、100MB単位で追加できるものの、100MB200円で設定されているものが多くなっています。

つまり、1GB換算では2000円もかかります。

そんな中でエキサイトモバイルの追加容量チャージは、1GBあたり580円で追加チャージ可能です。

最安値水準はイオンモバイルで、1GBあたり480円なので、それに迫る安さです。ただし、注意点としては、イオンモバイル同様、追加チャージした高速データ通信容量の有効期限は、追加した月の末日までとなっています。つまり当月限りです。

例えばOCNモバイルONEは、容量追加オプションを利用すると500円で500MB追加と、料金ではイオンモバイルやエキサイトモバイルに劣りますが、その追加容量はなんと、使いきらない場合にも3ヶ月間繰り越しします。

格安だけれども当月末までがいいのか、料金は平均だけれども3ヶ月繰り越しした方が便利なのか。これも使い方によります。自分により合うMVNO格安SIMを選べばいいでしょう。

 

エキサイトモバイルの各種手数料

エキサイトモバイルでは、各種手続きごとに手数料がかかりますが、その手数料はほぼ一律3000円となっています。

その内容としては以下の通りです。

 

新規契約手数料・SIM追加手数料・他社へのMNP転出手数料・SIM再発行・SIMサイズ変更・SIM交換(機能変更)

 

この中で若干わかりにくいのはSIM再発行です。例えばSIMカードが紛失故障した場合に、音声通話機能付きSIMであれば同じ番号でSIMの再発行を行うことができますが、データ通信専用SIMやSMS機能付きSIMではSIMの再発行ができません。

つまり、音声プランでなければ解約金などがかかるわけでもなし、一度解約して契約をし直す方が早いということです。手数料も新規契約手数料だけで済みますので同じことです。

SIMサイズ変更については、nanoSIM/microSIM/標準SIM間の変更になります。わざわざSIMサイズを後から変更する必要が出ないように、どの端末で利用したいのかをしっかり確認した上で、利用端末に合わせたSIMカードサイズをしっかり初期の段階で選んでおきましょう。

 

エキサイトモバイルの最低利用期間と解約金

エキサイトモバイルの最低利用期間は、音声通話機能付きSIMの場合にのみ発生します。

データ通信専用SIM・SMS機能付きSIMの場合には、最低利用期間は発生しないため、いつ解約したとしても解約金等がかかることはありません。

音声通話機能付きSIMの場合の最低利用期間は、課金開始日の属する月の翌月1日から12ヶ月間内となっており、13ヶ月目に入ったら解約事務手数料はかかりません。解約金は9500円となっています。

例えば2016年6月に契約し課金開始したとします。この場合次の7月が1ヶ月目としてカウントするため、2017年6月までは解約金がかかり、2017年7月からは解約金がかかりません。

エキサイトモバイルはMNP転入転出に対応しているため、他社からエキサイトモバイルに転入し、あまり使い勝手がよくないからと他社に乗り換えようとすると1年以内であれば解約金がかかってしまいます。

音声通話機能付きSIMの場合には、そうそう簡単にMNPで転出できないと覚えておきましょう。

 

エキサイトモバイルでは高速・低速切り替えが可能

エキサイトモバイルには、OCNモバイルONEで言うところのターボ機能、IIJmioでいうところのクーポン機能があります。

つまり、高速と低速との切り替えです。

この機能はMVNOによって対応していないケースもあるため、エキサイトモバイルの利点の一つと考えていいと思われます。

この機能を持つことによって、必要ない時には低速に切り替えて節約をし、必要な時にのみ高速にするという効率的なデータ容量利用が実現します。

切り替え方法としては、エキサイトモバイルのマイページから可能となっています。

ちなみに低速利用時でも、エキサイトモバイルはバースト転送機能を搭載しているため、非常に体感としては早くページの表示ができるように感じられるのではないかと思われます。

 

エキサイトモバイルの専用アプリはリリースされないのか

エキサイトモバイルの主要手続きである追加容量チャージや高速・低速切り替え・SIMサイズ変更など、ほとんどすべてにおいてエキサイトモバイルの「マイページ」にて続きできると誘導されています。

ただ、毎回マイページにログインするのも非常に面倒なので、できればOCNモバイルONEのような便利な専用アプリがリリースされると非常に助かるのですが、今のところそういう情報は出てきていないようです。

 

エキサイトモバイルを夫婦二人で使う

エキサイトモバイルが持つ料金プランは、最適料金プランか定額プランなのですが、どちらもSIM1枚コースかSIM3枚コースと設定されているため、どちらにも属さないSIM2枚だけ利用したい層、つまり子を持たない夫婦層が選びやすいプランがありません。

エキサイトモバイルで活用するのであれば、最適料金プランでそれぞれ持つか、定額プランで同じくそれぞれ持つかという選択となります。

SIM2枚利用で思いつく便利なMVNOとしてはやはりOCNモバイルONEです。OCNモバイルONEなら、容量シェアを利用して夫婦二人での最低限利用が実現します。

エキサイトモバイルは単独か、家族を巻き込んだSIM3枚以上で検討してみてはいかがでしょうか。

 

エキサイトモバイルはドコモ系MVNO格安SIM

エキサイトモバイルのSIMカードはドコモのSIMカードとなっています。すなわちドコモ系MVNOである、ということです。

そのため、基本的にはドコモのスマートフォンであればどれでも利用可能となります。ドコモのエリアで、ドコモの通信網を利用してインターネットができます。

とはいえ、問題が発生した時に、SIMカードがドコモのSIMだからといってドコモショップに駆け込んでもまったく対応してもらえませんので注意しましょう。

 

エキサイトモバイルの支払い方法はクレジットカードのみ

エキサイトモバイルの毎月の利用料金の支払い方法は、口座振替や請求書払いは存在せず、クレジットカード払いのみとなっています。

クレジットカードをまだ持っていない人は、まず先にクレジットカードを作ってから申し込みをするようにしましょう。

とりあえず1枚持つなら、年会費無料のイオンカードや楽天カードがお勧めです。

【イオンカード申し込みはこちら】

【楽天カード申し込みはこちら】

エキサイトモバイルのAndroidスマホ・APN設定方法

エキサイトモバイルをAndroidスマートフォンで利用する際に必要な、APN設定方法を見ていきます。

Androidスマートフォンの「モバイルネットワーク」という項目の中で、「APN設定」、もしくは「アクセスポイント」などから設定をします。Androidのバージョンや機種によって表記の仕方は違いますが、基本的な場所はほぼ同じです。

その中でエキサイトモバイルを利用する際に設定する、APNの設定項目は以下の通りです。

 

APN vmobile.jp
ユーザー名 設定不要
パスワード 設定不要
認証タイプ PAPまたはCHAP

 

BB.exciteモバイルLTEの時のAPNと変更されていません。SIMフリースマートフォンを利用している場合には、元からある程度のMVNOのAPNがプリインストールしてある場合もあり、その場合には「bb.excite」を選択すればそのまま利用可能です。

例えばFREETELの人気機種Priori 3S LTEには初めからプリインストールされているAPNが多数あります。以下の写真の通りです。

 

exciteapn

 

ユーザー名とパスワードは設定不要ですが、上記機種のようなケースでは入力されていても問題ありませんし、逆に入力を求められる場合にはユーザー名に「bb@excite.co.jp」、パスワードに「excite」と入力すればOKです。

他に、MCCとMNCを求められた時にはそれぞれ「440」「10」と入力すればいいようです。

 

エキサイトモバイル/iPhone(iOS)利用時の構成プロファイル

iPhoneでは、APN設定を手動で実施することができないため、エキサイトモバイルが用意しているiPhone利用時のAPN構成プロファイルをインストールする必要があります。以下のリンクからダウンロードしてインストールを実施すればOKです。

 

エキサイトモバイル・iPhone(iOS7移行)APN構成プロファイル

 

エキサイトモバイルはドコモ系MVNOなので、APN構成プロファイルをインストールして利用できるのは、ドコモのiPhone及びSIMフリーのiPhoneとなります。

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