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2017年春の学割(ドコモ・au・ソフトバンク)を考える

      2017/01/18

2017年もいよいよ正月を過ぎれば、成人式を経て、2月3月の卒業シーズンへと突入します。

そして卒業シーズンといえば、ケータイスマホ業界では例年「学割」の季節です。

受験を終え、肩の荷が下りた学生たちが大挙して、学割を適用させてケータイやスマホを購入に走る季節。今年はどんな「学割」が大手キャリア各社から展開されるのでしょうか。

過去の学割を振り返り、2017年の学割を考えていきます。

2016年ドコモ・au・ソフトバンクの学割を振り返る

2016年は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアともに、「学割」が例年の学割とは大きく変化した年でした。

それまで学割といえば、学生を対象とした割引を中心とした、申し込み期間限定サービスだったわけですが、2016年の学割は、割引ではなく「データ容量増量」にフォーカスされていた点が、今までと大きく変わった点でした。

2016年、先手を打って最初に発表したソフトバンクに続き、auが追随しましたが、auの内容がソフトバンクの内容を上回っていたため、すぐにソフトバンクはauが発表した内容に合わせて修正発表しました。

ソフトバンクは「ギガ学割」(2017年に向けた学割モンスターU25を開始済み・U18を1月21日から)、auは「auの学割」(2017年は「auの学割天国」を発表済み)、ドコモは最後に「ドコモの学割」を発表しました(2017年1月17日に「ドコモの学割2017年版」発表)。

 

2016年のドコモの学割は、最大一年間800円の割引(U25応援割と合わせて1300円引)と、最大三年間のデータ容量5GB増量(U25応援割と合わせて6GB増量)という内容でした。

内容は悪くはなかったのですが、各社、学割を起用させるのに、データ定額プランを5GB以上(ドコモのシェアパックは15GB以上)というような条件をつけてきていたために、最低限の容量で利用しつつ学割の恩恵を受けるということができないというジレンマも存在しました。

多くのデータ容量を利用したいユーザーには、5GBのデータ増量はかなりのメリットがあったと思いますが、逆に最低限の利用でいいという学生に対してはありがたみの薄い学割だったと言えます。

 

2017年の学割・ソフトバンク「学割モンスター」

既に2016年12月に「学割モンスター」を発表、開始したソフトバンク。例年、新年に入ってから春の学割を発表していた他社に先駆けてのスタートとなりました。

内容は、毎月の通信料が一年間1000円引きになる、というものですが、条件としてデータ定額20GB、もしくはデータ定額30GBに加入していることが条件となっています。

つまり、通常月額6000円のデータ定額20GBを、1000円引きの5000円、つまりデータ定額5と同じ金額で一年間利用できるというものです。

すでにドコモもauもソフトバンクも、20GB、30GBプランを開始してしまったため、2016年の学割のようなデータ増量はありがたみがさらに少なくなってしまうため、その20GB/30GBプランに特化した割引としての学割を、ソフトバンクは発表してきたわけです。

なお、その後auが後述する「auの学割天国」を発表したのに合わせ、「学割天国U18」と同等の内容の「学割モンスターU18」を1月21日より開始するとしました。

これにより、当初発表していた学割モンスターは、「学割モンスターU25」と名称を変更されました。

 

auの学割天国/2017年の学割発表

auが次に、動きました。

2017年1月11日、春の新機種発表会と同時に、学割についての詳細を公式に発表しました。

具体的には「auの学割天国詳細まとめ」をご覧ください。

 

ただ、全体的に今年も、学割としてのパワーは弱い印象です。

最後に、auに続いてドコモからも続けて発表がありました。

 

2017年版「ドコモの学割」発表

2017年1月17日に、「ドコモの学割」2017年版が発表されました。

ソフトバンクやauの内容を踏襲するのかと思っていたら、独自路線で攻めてきました。そして、決して悪くない内容だと思われます。

もちろん、あまり恩恵にあずかれない人もいると思いますが、au、ソフトバンクと比較しても今回はドコモの学割の方が評価できるのではないでしょうか。

ただし、利用者の使い方次第であるのは言うまでもありません。

詳細は「ドコモの学割2017詳細まとめ」をご覧ください。

 

 

2015年のドコモ「U25応援特割(学割)」を振り返る

参考までに、一昨年・2015年の学割についても残しておきます。

 

2015年春はNTTドコモにとって、例年と違う大きな事件が起こった年でした。

それは、「ドコモ光」のサービス開始です。

今まで完全にNTT東西と分離され協業が認められていなったところに、多数の業者への平等な「卸売り」という形でNTTが光サービスを提供し始めたのです。それを受けて「ドコモ光」は、2015年3月、正式にサービスを開始しました。

ドコモとしては待ちに待った光回線のサービス提供開始であり、すでに先行して「auひかり」で顧客基盤を固めつつあったauにようやく並べるようになったわけです。

ということで、実は2015年春は、ドコモにとって学割どころではなかった可能性があります。

そのせいか、結局「学割」という名称は最後まで登場せず、代わりに実施された割引は「U25応援特割」でした。

 

元々ドコモのカケホーダイプランには、期間を限定してない常設の割引として、「U25応援割」があります。

25歳以下のユーザーに対して、毎月500円の割引を適用させ、かつ1GBの容量プレゼントを実施するという内容です。

そのU25応援割に追加する形で、2015年の学割の代わりの割引施策「U25応援特割」は開始されました。ただ、その割引適用条件がなかなか厳しかったということが強く印象に残っています。

 

条件1:25歳以下が利用すること

条件2:Xiスマホ/iPhoneの新規契約(MNP含む)・ドコモケータイは対象外

条件3:シェアパック利用

 

つまり、25歳以下であっても、新規契約かつシェアパックを利用しないと、U25応援特割は適用されなかったのです。

割引金額は最大12ヶ月間1850円引き。ただし内訳としては1350円の12ヶ月にU25応援割の500円が追加されているだけなので、実質1350円の12ヶ月、つまり光スマホ割とほぼ同じ内容でした。

どちらかというと、「とにかく新規で学生が入ってきたなら、家族とシェアパックを組ませ、ドコモ光も同時に申し込みしてもらうことによって、完全な家族囲い込みをしていきたい、そのためにはシェアパックがまずは必須なので、学割にかこつけて新規の学生ユーザーはすべてシェアパックにしてしまい、身動きできないようにしてしまおう」。

そんな販売戦略が見て取れました。

 

2015年の「auの学割」を振り返る

通話定額制プラン「カケホとデジラ」に加入した場合と「LTEプラン」利用の場合の2パターンの学割が存在した2015年のau。

新規契約という条件はドコモと同じで、カケホとデジラの場合、データ定額5以上を利用の場合に1500円の割引を二年間適用という内容でしたので、その実データ容量は「2」から「5」に確かに増えてはいるものの、データ定額2を利用しているのと料金としては変わらないというお得感の少ない内容でした。

 

それに対してLTEプランの学割は、パケット定額がなくても割引適用がされたため、最低料金のユニバーサルサービス料のみの2円運用ができるという非常にお得な内容でした。

つまり、auで一括0円の端末を新規契約で手に入れ、LTEプランで学割を組み、かつパケット定額はつけないという形にすることで、あとは2円運用しながら端末にはmineoのSIMでも入れて運用すれば、格安スマホの出来上がりだったわけです。

しかし2016年はもう、こんなにお得な条件が登場することはないでしょう。お得案件最後の砦だったauも、ついに適用条件の変更が入り、こうした運用はできなくなってしまったのです。

その代わりとして2016年、どういう形での学割が登場するかはまったくの未定です。

 

2015年のソフトバンクの「家族の学割」を振り返る

2015年の大手3キャリアの学割の中で、最も魅力がなかったのはソフトバンクでした。

新規契約(MNP含む)の場合のみ学割適用という条件はドコモ、auと同じですが、その割引内容としてはU25かつスマ放題のユーザーに対して月額500円の割引と1GBのプレゼントというものであり、実は常時「U25応援割」が存在するドコモの内容を、期間限定で学割として提供しているだけだったのです。

ただそれでも、最低金額が1円も落ちないauのカケホとデジラの場合の学割よりは、少なくとも500円の割引がかかる分マシではありますが、お得感は非常に少ないといえます。

 

ホワイトプランの場合には、1080円が毎月二年間割引されますのでまだ割引されている感がありますが、加入パケットサービスとして、フラット型か2段階型が必須となっているため、auのような2円運用などもまったくできませんでした。

 

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