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IIJmio(アイアイジェイミオ)・MVNO評価レビューまとめ

      2017/11/11

最終更新:2016年4月10日

iijmio

NTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEと双璧をなす人気MVNO・IIJmio(アイアイジェイミオ)について検証します。

人気の秘密としては、まずは実店舗での拡販が挙げられます。イオンビックカメラ/コジマに設置されたBIC SIMカウンター、他にも家電量販店やショッピングモールを中心として多数、販売窓口を設けてあります。

そして現在ではMVNOの中ではスタンダードな部類に入るデータ通信専用SIMの「3GB/900円」という料金体系を基本として、5GB、10GB、音声通話機能付きSIM、SMS機能付きSIMなどを展開しています。

個性あふれるMVNOがかなり増えてきた中では、特に目立った特徴があるわけではないドコモ系MVNOですが、OCNモバイルONEに次ぐシェアがあるということと、当初は通信環境が快適であるという口コミなどもあり、契約数を伸ばしているものと思われます。

IIJ(インターネットイニシアティブ)とNTT

MVNOのシェアナンバーワンはNTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEです。どうしても通信業界で力を持つNTT系の対抗ということで、NTTにアレルギーを持つ人などはシェア2位のIIJmioを選びたい気持ちになるかもしれません。

ただ、NTT系を避けてIIJmioを、というのであればそれは少し待った方がいいでしょう。

何故なら、2015年9月現在のIIJ(インターネットイニシアティブ)の株主構成を見てみれば明らかです。

実は筆頭株主が21.6パーセントの株式を有している日本電信電話株式会社となっています。つまり、NTTです。

そして少し下がって持ち株比率4.4パーセントでNTTコミュニケーションズの姿も見えます。NTT系列の持ち株比率は、実に26パーセントに及ぶのです。

これを見るだけで、IIJmioはどうしても大株主のNTTの意向を無視しにくい状況にあることが明らかです。IIJmioはNTTのグループ会社ではないものの、NTT寄りのMVNOであることは間違いありません。

 

IIJとhi-ho(ハイホー)

逆に、IIJが100パーセントの株式を所有している会社、つまり完全子会社として「hi-ho(ハイホー)」があります。

かつてPanasonicのISP(インターネットサービスプロバイダー)としてサービス展開していたhi-hoですが、現在はISP事業を継続しながら、同時に親会社のIIJと同じMVNO事業も別に展開しています。

IIJでは取り扱いしていない端末とのセットなど、差別化をはかってはいるものの、完全な独自性を打ち出すには至っていません。

IIJmioとhi-hoのどちらか、というなら、hi-hoのセット販売端末に魅力を感じなければ無難にIIJmioを選択した方がいいでしょう。

ちなみにhi-hoは、2016年2月現在、FREETELのMIYABIとのセット販売を実施しています。

 

IIJmioの料金プラン

IIJmioの料金プランは、他のMVNOと比較してもかなりスタンダードな部類に入ります。

それほど複雑でもなく、わかりやすいプランと言えます。ただ、選択肢がその分少ないということもできるため、利用状況によっては使いにくい人もいるかもしれません。

 

3GB 5GB 10GB(ファミリーシェア)
SIMカード 1枚 1枚 最大3枚
※(3月1日以降最大10枚)
データ専用 900円 1520円 2560円
SMS機能付き 1040円 1660円 2700円
音声機能付き 1600円 2220円 3260円

 

データ通信専用SIMを基本として、SMS機能付きSIMは+140円、音声通話機能付きSIMは+700円となっています。3GBプランと5GBプランは個人で利用するのに適しており、10GBプランはファミリーシェアということで、家族で分け合って利用することができるようになっています。

SIMカード1枚で利用する場合には特に解説はいらないと思います。定められた容量まで通信を利用することができ、超過すると速度制限がかかります。

 

IIJmioのファミリーシェアプラン

10GBのファミリーシェアプランに関しては、最大3枚までのSIMカードを利用することができ、10GBをその3枚で分け合う形になります。

SIMカード追加時には1回線あたり手数料が2000円かかりますが、新規契約と同時の場合は追加手数料はかかりません(新規手数料3000円はかかります)。

例えば、データ通信専用SIMを3枚利用するのであれば、1回線あたりの料金は2560円÷3回線で約850円となります。1回線あたりが使えるデータ量は3GB弱になるので、900円3GBのベースプランとそれほど変わりませんが、あまりデータ通信を使わない家族の分を他の家族が利用できるというメリットがあります。

 

仮に、家族で音声通話付きSIMを2回線、データ通信専用SIM1回線利用したとします。料金は以下の通りです。

 

2560円+700円×2回線=3960円

 

もし、音声通話付きSIM1回線、SMS機能付きSIM1回線ならこうなります。

 

2560円+700円×1回線+140円×1回線=3400円

 

つまり、ベースとなる「2560円/10GB」に、データ専用SIMであれば3枚利用したとしても基本料金が追加されることはありませんが、音声通話機能やSMS機能を付けたSIMを利用すると、その分だけ料金が加算されるという仕組みです。

 

IIJmioのNEWファミリーシェアプラン

さらに、IIJmioのファミリーシェアプランは、2016年3月1日より「NEWファミリーシェアプラン」として機能拡充されます。

 

iijmio02

 

内容としては、最大3枚だったSIMカードの数を、最大10枚まで増やせるようになります。

具体的には、音声プランは最大5枚まで、追加でデータ専用SIMとSMS機能付きSIMを組み合わせてあと5枚合計10枚利用可能となります。

データ容量10GBは変わらないので、単純計算10回線で利用すれば1回線あたりのデータ容量は1GBとなりますが、1回線あたりの料金としてはかなり安くなります。

ただし、SIM3枚までは2560円、それ以降の追加分に関しては追加SIM利用料が1枚あたり400円かかるため、仮にデータ通信SIMを10枚利用した場合、2560円+400円×7枚=5360円となります。つまり1回線あたりの料金は536円ということですね。

そう考えると、料金的には1GB480円というプランが存在するイオンモバイルや、1GBまで500円のおかわりSIM、同じく1GBまで499円のFREETEL SIMなどと比較すると、1GB程度の利用で済ませられるユーザーとしてはIIJmioは多少使い勝手が悪いかもしれません。

 

ファミリーシェアプランの中で、音声通話機能付きSIMとSMS機能付きSIMが絡むとさらに計算はややこしくなります。

音声通話SIM3枚、データSIM2枚、SMS機能付きSIM2枚で計算してみます。

 

2560円+700円×3枚+140円×2枚+400円×4枚=6540円

 

となります。少しわかりにくいですね。ただ、こういう音声SIMとデータSIMが入り混じった利用をするケースはあまりないのではないかと思われるため、実際はもっとシンプルになると思います。

 

IIJmio、NEWファミリーシェアプランの注意事項

新しく開始されるファミリーシェアプランにはそれ以外にもいくつか注意事項があります。

まず、4枚目以降のSIMカードについては、サービス利用開始後に申し込みが必要となっています。

そのため、家族5人でIIJmioファミリーシェアプランを利用しようと思っても、まずは3回線で申し込みをし、開通後に改めてSIMカードの追加を申込する必要があります。

それに伴い、新規契約と同時のSIMカード追加についてはSIMカード追加手数料は発生しないため、初回3枚までは新規手数料3000円以外はかからないのですが、4枚目以降については1枚あたり追加手数料が2000円かかることになります。

そのため、上記の家族5人の場合は、最初の3枚までは新規契約手数料3000円、追加SIM2枚分が手数料2000円×2枚ということで、手数料が合計7000円かかる計算となります。

ちなみに2016年3月1日から4月30日までは「ファミリーシェアプランSIMカード追加キャンペーン」が展開されるため、追加SIM手数料が通常の2000円から1000円へと割引されます。

4枚以上のSIMを追加申込しようと考えている場合には、この期間内に申し込みをした方がいいでしょう。

 

IIJmioのみおふぉん

IIJmioの音声通話機能付きSIMカードが、「みおふぉん」です。

IIJmio「データ通信専用SIM」の料金がベースになり、それに対して音声通話機能付帯料が700円追加となります。

 

3GB 5GB 10GB(ファミリーシェア)
SIMカード 1枚 1枚 最大3枚
※(3月1日以降最大10枚)
データ専用 900円 1520円 2560円
SMS機能付き 1040円 1660円 2700円
音声機能付き
(みおふぉん)
1600円 2220円 3260円

 

みおふぉん自体にはそれほど大きな特徴はなく、一般的なMVNOにおけるスタンダードな通話サービスといえます。

通話料金は30秒あたり20円で、かけた分だけ課金されます。

通話エリアについてはNTTドコモのXiエリアおよびFOMAエリアに対応し、安定の通話品質で利用できます。ドコモのVoLTE対応機種を利用している場合、IIJmioのSIMカードを入れた状態でもVoLTE通話は可能というIIJの検証結果もあります。
関連記事:「プレフィックス方式とIP電話/そしてVoLTE

IIJmioはドコモ系MVNOなので、対象端末もドコモのスマートフォン/iPhoneからSIMフリースマホまで幅広く利用できます。au、ソフトバンク製スマートフォンおよびiPhoneについては、SIMロック解除を実施しないと利用できませんし、利用できたとしても動作保証もありませんので注意が必要です。

スタンダードな内容の「みおふぁん」を、通常以上に効率よく活用するためには、「みおふぉんダイアル」と「ファミリー通話割引」を有効活用していく必要があります。

 

IIJmioのみおふぉんダイアル

みおフォンダイアルは、専用アプリを利用して通話をかけることで、通話料金を通常の30秒20円から30秒10円に、50%割引してくれるサービスです。

申し込み不要・月額基本料無料で利用可能です。みおふぉん利用開始日の翌日9時までに利用可能となります。Android/iOSともに対応しています。

仕組みとしては、プレフィックス方式の電話となっており、電話番号の先頭にプレフィックス番号である「0037-691」を付加してかけることにより、通話料金30秒10円を実現しています。もちろん、相手に表示される番号はそのまま自分の番号が表示され、「0037-691」が表示されることはありません。通常の自分の電話番号そのまま利用可能です。
関連記事:「プレフィックス方式とIP電話/そしてVoLTE

専用アプリを利用すると、プレフィックス番号を自動付与して通話をかけることができるため、まったく手間もかかりません。

スマートフォンに登録してある電話番号などの連絡先をそのまま専用アプリと同期できるため、電話帳をわざわざ登録しなおす必要もありません。

 

<みおふぉんダイアル>

申し込み 不要 ※みおふぉん利用開始日の翌日9時までに利用可能となる
利用条件 IIJmio 高速モバイル/Dサービスで音声通話機能付きSIM(みおふぉん)を契約中であること
みおふぉんダイアルアプリ
利用料
無料
利用条件 iOS7.0以上、Android4以上の音声通話機能がある端末/専用アプリが利用できない場合は
プレフィックス番号(0037-691)をつけて電話をかけても利用可能
通話料 30秒10円(税抜) ※フリーダイヤル、ナビダイアル、110番などの3桁番号への発信はできない

 

IIJmioのファミリー通話割引

IIJmioのファミリーシェアを利用している場合に、ファミリー間の通話料が20%割引されます。

仮にファミリーシェアプランではなかったとしても、同一契約者名義(同一mioID)間の通話料は割引対象になります

申し込み不要、専用アプリ不要で自動適用されます。

ただそれでも、20%OFFだけではまだ安いとは言い難いと思います。30秒20円の20%OFFは、30秒16円です。もう少しなんとかしたいところです。

そこで併用するのがみおふぁんダイアルです。

みおふぉんダイアル単独であれば通話料50%割引ですが、これにファミリー通話割引が併用された場合、最大60%OFFとなります。30秒あたり8円です。ずいぶん安くなりました。

 

ただ、やはりそれでも家族間の通話に料金がかかるのは抵抗があるというケースも考えらえます。なぜなら、家族間通話に関しては、もう長いこと大手キャリアによる無料通話が提供されていたため、今更有料になるのは・・・ということもあると思います。

そんなときにはあえてみおふぉんダイアルとファミリー通話割引を利用することなく、無料IP電話サービスとしてLINESkypeなどを利用してみてもいいかもしれません。

 

みおふぉんダイアルの通話品質

みおふぉんダイアルは、プレフィックス方式の電話サービスでありIP電話ではありません。そのため、通話品質は通常の通話と変わらないという触れ込みです。

ただ、そうは言うものの、プレフィックス方式の電話サービスにおいて、通話途切れや雑音、遅延などの問題が発生しているケースも少なくないという事実もあります。そういう内容を含めて考えると、多少なりとも通話に対する不安はあると思います。

そんな時にはすでに利用しているユーザーの生の声を聞くのが一番ですが、他のプレフィックス方式の電話サービスを利用しているMVNOと比較すると、みおふぉんダイアルはそこまでひどい言われようはされていないようです。

場所や時間帯によっては、どうしても多少の遅延等は発生する可能性はありますが、通常の利用には耐えうるという評価が多くなっています。

そのあたりの内容も参考にしながら、利用を検討していきましょう。

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