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ドコモのJapan Welcome SIM(ジャパンウェルカムシム)を利用してみた

   

2020年の東京オリンピックに向けて、ドコモから開始された訪日外個人向けプリペイドSIMサービス「Japan Welcome SIM」を実際に手に入れて利用してみました。

 

 

訪日外国人向け、ではあるものの、契約自体は日本人でも可能です。例えば、海外駐在をしていてたまに日本に一時帰国をするという人にとっても利用価値があるSIMと言えそうです。

そもそもJapan Welcome SIMとは具体的にどういう使い勝手なのか、どういう申し込みが必要なのかなど、詳細内容を解説していきます。

Japan Welcome SIMの概要と料金プラン

Japan Welcome SIM(ジャパンウェルカムシム)は、主に訪日外国人用にドコモから提供開始された、15日間のみ利用可能なプリペイドタイプのデータ通信専用SIMです。

Japan Welcome SIMには、全部で三つのプランが用意されています。

Plan 0/Plan 1000/Plan 1700です。

ただし、「Plan 0」に関しては、当初2017年10月開始予定とされていましたが、11月22日時点ではまだ開始されていません。

 

Plan 0 Plan 1000 Plan 1700
料金 SIM基本料金 0円 税抜1,000円
(税込1,080円)
税抜1,000円
(税込1,080円)
高速通信データ料金 0円 税抜700円
(税込756円)
合計料金 0円 税抜1,000円
(税込1,080円)
税抜1,700円
(税込1,836円)
利用可能期間 SIM受取後の利用開始から15日間
128kbps通信データ量 無制限
高速通信データ量 0MB 0MB 500MB
回線種別 LTE/3G
購入リチャージ 100MB:税抜200円(税込216円)
500MB:税抜700円(税込756円)
データリワード

 

Plan 1000では、高速通信はできないものの、低速128kbpsで15日間使い放題で利用することができます。それこそ観光での日本滞在や、日本人が駐在先から一時帰国する場合などにはうってつけと言えそうです。

ただし高速通信ができない分、場合によってはストレスを感じる場合もあるかもしれません。

そんなときには、高速通信データ料金がセットになった、Plan 1700がお勧めです。通常の基本料金に700円が追加されますが、その分、高速通信データ量が500MB用意されています。

これにより、ある程度までの通信には耐えられると思います。

 

当初の開始予定からは遅れていますが、さらに格安となる「Plan 0」も今回、用意されています。

Plan 0では料金が0円で利用することができ、広告動画閲覧やアンケートに回答することによって、通信容量を獲得し、通信が可能となる仕組みです。

「0円」のSIMといえば、So-netの「0SIM」を思い出しますが、仕組みも違いますし、そもそものコンセプトがまったく異なります。

 

また、Plan 1000やPlan 1700でも、広告動画の閲覧やアンケート回答は可能となっており、その都度追加の容量を獲得することができるようになっています。

このあたり、実際に試してみましたので記事後半で解説します。

 

Japan Welcome SIMの申し込み方法

Japan Welcome SIMの専用サイト

Japan Welcome SIMを手に入れるためには、専用サイトからの申し込みが必要となります。

専用サイトはこちらです。→「Japan Welcome SIM公式サイト

 

ドコモの回線と紐づいていないdアカウントが必要

Japan Welcome SIM専用サイトの「申し込み」から順を追って手続きをしていくのですが、まず手続きに入る前に必ず必要となるのが、「dアカウント」です。これがなければ「Japan Welcome SIM」の申し込みをすることができません。

しかし当然のことながら、ドコモユーザーであればdアカウントはほとんどの方が持っているはずです。私も当然持っていますので、そのdアカウントを利用しようとしました。すると、あっさりと弾かれてしまいました。出てきたエラーは以下の通りです。

 

ログインされたdアカウントは、ドコモの電話番号が登録済みのためご利用いただけません。

電話番号を解除するか、新たなdアカウントを取得のうえお申込みください。

 

よくよく考えたら当然と言えば当然ですね。手持ちのdアカウントは既にドコモの回線と紐づいているので、利用できません。わざわざその紐付きを解除するのも抵抗があったので、仕方がなく改めてdアカウントを別に作成し、その上で申し込み手続きを継続しました。ちなみにdアカウントの発行は、Japan Welcome SIMの申し込みの流れの中で実施できます。

 

Japan Welcome SIM申し込みの流れ

ここから本格的にJapan Welcome SIMを申し込みしていきます。

 

まず出てくるのは料金プランの選択です。

まだこの時点で「Plan 0」はありませんでしたので「Plan 1000」か「Plan 1700」から選択します。

生年月日と入国日(日本にいる場合は受取日)を指定し、以下の中からSIM引換場所を選択します。

 

成田空港第1ターミナル ローソン ※3/31まで
成田空港第3ターミナル ローソン ※3/31まで
羽田空港国際線ターミナル ローソン ※3/31まで
関西空港第1ターミナル ローソン ※3/31まで
関西空港エアロプラザ ローソン ※3/31まで
新千歳空港国際線 ローソン ※3/31まで
中部空港 ローソン ※3/31まで
ドコモショップ博多バスターミナル店 ※3/31まで
成田空港第1ターミナル JALABC
成田空港第2ターミナル JALABC
羽田空港国際線ターミナル JALABC
関西国際空港第1ターミナル JALABC

 

私は今回、羽田空港の国際線ターミナルのJAL ABCカウンターで受け取りしてきました。以下、申し込みを続けます。

 

 

料金の引き落としを設定するクレジットカードを登録します。ここでは必ずクレジットカードが必要です。

さらに、最後にアンケートに答えて終了です。

 

これで、申し込みは完了しましたので、あとは引換場所に入国日(受取日)に受け取りにいくばかりです。

 

広告動画の閲覧・アンケートの回答で高速データ容量を獲得する

私は当初、この広告動画の閲覧やアンケート回答をどこで実施すればいいのかわからず、まったく実施していませんでした。

それでも、SIMを実際に受け取った後に実施することもできるので、それほど急ぐ必要はありません。

ただ、もし時間があれば、申し込み後に同じJapan Welcome SIMの公式サイトにログインをし、その上で動画閲覧とアンケート回答ができますので、先に実施しておけばあとはデータ容量を利用するばかりなので便利です。その作業は日本に渡航前の自国でパソコンから行うことができますので簡単です。

海外駐在組の方は、駐在国でできれば事前に動画閲覧等を実施しておきましょう。その方が後は利用するばかりなので楽です。

 

 

現時点で22の動画と1つのアンケートがあり、すべてこなすと合計で270MBがもらえます。

各動画の下部に、閲覧するともらえるデータ容量が記載されており、閲覧が完了すると薄ピンクのチェックが入ります。獲得容量は右上に合計容量が表示されるようになっています。

この動画やアンケートをすべて終了させるだけでもそれなりの通信はできるようになりますので、是非活用しましょう。

 

Japan Welcome SIMを手に入れる

入国日(受取日)当日、引き換え場所として指定した羽田空港国際線ターミナルのJAL ABCカウンターに足を運びました。

 

 

既に手続きはすべて完了しているので、必要なものは特にはないのですが、事前に用意して持っていくものが一つだけあります。

申し込み手続き完了直後に、以下のようなメールが送られてきているはずです。

 

 

この内容を読んでいただくとすぐにわかるのですが、「SIMの受け取りにあたって引換コードが必要なため、ログイン後の画面の引換コード(QRコード)をプリントするか、スクリーンキャプチャしてお持ち頂き、引換場所のスタッフにご提示ください」とあります。

QRコードがわかればそれでもいいのですが、わからなければそのままメールをキャプチャしておいてもいいです。

記載の「SIM引換コード」という16桁の数字があれば、それだけでも引き換えはできます。事実、私がそうして引き換えを実施しました。

おそらく、まだJapan Welcome SIMを引き換えに来る人自体が少ないためだと思いますが、JAL ABCカウンターの受付スタッフの中には、apan Welcome SIMと言っても通じていない方もいましたが、ベテランスタッフと思われる方がバッチリ対応してくれました。

引き換えを実施するためにタブレット端末で必要事項を打ち込んだりすること数分、引き換えも完了し、無事Japan Welcome SIMを手に入れることができました。

 

Japan Welcome SIMの中身

 

さすがに海外からの渡航者向けのSIMなだけあり、日本語での説明はまったくありません。すべてが外国語です。中身もシンプルで、SIMカードの台紙と、説明書、そして説明書にかけてあるクリップのみです。

 

 

ドコモのJapan Welcome SIMは、nanoSIM/microSIM/標準SIMのどの大きさも選択することができる、マルチSIMとなっています。Japan Welcome SIMの公式サイトでは、マルチカットSIMと表記されています。

この形状のSIMは以前、UQモバイルで見たことがありましたが、他のドコモやドコモ系MVNOではまだ見たことがありませんでした。

 

ドコモ・Japan Welcome SIM UQモバイル・マルチSIM

 

今回は、iPhone Xで利用してみようと思っていたので、nano SIMのサイズで切り抜きます。

SIMカードをiPhoneやスマートフォンに入れる際に、ピンがないとSIMスロットを開けることができない機種が最近は多いためか、同梱されているクリップはそんなときに活用できます。ただし、そういう意図で入れられているのかどうかはわかりません。

 

 

iPhone XにJapan Welcome SIMを挿入します。そして電源を立ち上げると、4Gをしっかりつかんでいました。しかし、その状態では通常の通信はできません。

Japan Welcome SIMで通信を実施する際には一つだけ、アクティベートという手続きが必要です。

そのままでは、まったくインターネットが利用できない状態ですが、説明書に書いてあるURLに対してのみは、Japan Welcome SIMですぐにアクセスできるようになっています

そのURLは、アクティベート専用サイトのURLです。ちなみにこちらです。

 

https://welcome.ne.jp/

 

 

最初に設定したdアカウントとパスワードを入力してログインしたら、SIMカードの台紙裏に記載されている電話番号を入力します。もちろん、データ専用SIMなので電話はできませんが、電話番号は必ずついています。

 

 

電話番号、つまりJapan Welcome SIMを入れたiPhone Xに対して、SMSが送られてきます。そのSMSに、ワンタイムパスワードが記載されていますので、それを続けて入力します。

 

これで、晴れてアクティベートも完了、手続き終了です。1分もかからず、無事通信ができるようになりました。

 

Japan Welcome SIMはAPN設定を必要としない

Japan Welcome SIMの大きなメリットの一つとしては、APN設定を一切必要としないという点です。

通常、Androidであれば基本は手動で、iPhoneであればAPN構成プロファイルをインストールすることで、SIMカードに合わせた通信ができるように設定をするわけですが、Japan Welcome SIMではそういう手続きが一切不要で、自動的に通信できるようになります。

最初のアクティベート手続きだけは多少面倒ですが、それさえ終わってしまえば、SIMロックのかかっていないSIMフリー端末であれば、自由に差し替えて利用することができます。そしてその際、APN設定は不要ですので、差し替えるだけで別機種で利用することができるのです。

 

今回私はSIMロック解除済みのドコモのiPhone Xではじめ試してみましたが、その後SIMフリー端末のZenFone 3にSIMを入れ替えてみたところ、APN設定など一切何もしないにも関わらず、まったく問題なく通信を行うことができました。

これは便利です。

 

Japan Welcome SIMを利用するケース

まず基本に戻りますが、Japan Welcome SIMはあくまで、海外から日本への渡航者向けのSIMカードです。

そのため、利用期間は15日間と短期間に設定されており、大容量の通信を利用する場合にも向いているとは言えません。

あくまで最低限の通信を不都合なく最低限の料金で利用するためのSIMカードです。

ではこのJapan Welcome SIMは、どういうケースで利用されることになるかというと、まずは当然のことながら海外に住んでいる外国人が日本へ渡航する場合です。

もし、海外に知り合いや友達などがいて、彼らが日本に今度来ることになった、という場合には、このJapan Welcome SIMを教えてあげれば、かなり便利に活用できるかもしれません。

次に、海外駐在の日本人の方が、一時的に日本に帰国する場合、短期間ではあるものの日本にいる間に使えるSIMがほしい、ということであれば、このJapan Welcome SIMを是非利用したいところです。

そして三つ目のパターンとしては、日本に住んでいながらも、何らかの事情で短期間だけ利用できるSIMカードがほしい、という場合です。

MVNOでなく、あくまで「ドコモ」が提供しているSIMカードです。何より安心して利用できますし、料金も格安です。最低0円から利用できるなんて、こんな魅力的な話はありません。

 

普段、通常の契約でドコモを利用しているユーザーにとっては、ほとんど使う場面は訪れることがないJapan Welcome SIMかもしれませんが、ドコモにはこういうものもある、と覚えておけば、何かの際に役に立つかもしれません。

私が今回Japan Welcome SIMをわざわざ手に入れて取り上げたのは、単純に好奇心からで、特別利用価値があるとも考えていませんでしたが、ドコモの面白い試みとしてJapan Welcome SIMを知ることができたということには満足しています。

2020年の東京オリンピックに向けて、Japan Welcome SIMという外国人向けのSIMがドコモにはある、この事実を確認できただけで十分です。

興味がある方は是非一度、利用されてみてください。

 

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