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KDDIとビッグローブの関係性まとめ

   

既に先日、公式発表に先んじて日経新聞で報じられていた通り、KDDIがビッグローブを買収すると正式に発表されました。

2017年1月末を目途に、日本産業パートナーズから株式を100%取得し、完全子会社とする予定ということです。

これにより、ビッグローブのインターネット接続(ISP)を利用する200万人を超えるユーザーを取り込み、さらにはMVNOとしてサービス提供しているBIGLOBE SIMの会員40万人にもアクセスしやすい環境となります。

ドコモや通信業界全体に与える影響について検証していきます。

ISP業界第2位に/NTTコミュニケーションズ(OCN)に次ぐ

今回のKDDIによるビッグローブの買収により、ISPとして業界第4位だったビッグローブの会員数と、7位だったKDDIの会員数が合算されることにより、業界第1位のNTTコミュニケーションズ(OCN)に次ぐ第2位の勢力へと浮上することになりました。Yahoo!BBやSo-netを抜き去った形ですね。

通信業界全体でみても、久しぶりの大きな動きといえるかもしれません。

そもそもビッグローブは、過去元々はNECグループであり、かつて大きなシェアを誇ったNECのパソコンとの親和性の高さもあり、会員数を伸ばしていました。

ただ、2006年にはNECからは独立し、2014年には完全に株式を日本産業パートナーズが取得することによりNECグループからも離脱していました。

今回はその全株式をKDDIが取得することによって、晴れて完全にKDDIの子会社となります。

 

KDDIはニフティの買収も狙う?

KDDIの攻勢はまだまだ続く可能性があります。どうやらビッグローブに続いて業界8位のニフティとも買収の話が進んでいるという情報があるようです。

ニフティといえば親会社は富士通ですが、この話が実現すれば大手ISPの統合が一気に進む形となります。

KDDIとしては、インターネットにとどまらない、様々なサービスの基盤としての会員数拡大を狙っているものと思われますが、「au」としてのブランドと経済圏は今後ますます拡大していきそうです。

 

ドコモ光への影響は

ドコモユーザーとしてここで考えたいのは、ドコモ光への影響です。

何故なら、ビッグローブはドコモ光(タイプA)に名前を連ねるISPでもあるからです。

まだ動向はわかりませんが。ニフティもドコモ光(タイプB)にあるプロバイダーです。

親会社がKDDIになるからといって、ドコモ光のISPから撤退するとは現時点では考えにくいと思われますが、ドコモ側としても気分的にやりにくくなるのは間違いなさそうです。

ドコモ光のISPはユーザーが自由に選択できるとはいえ、ドコモ側としてどうせ勧めるのであればドコモネットや同じNTTグループであるOCNやぷららを勧めてもおかしくはありません。

KDDI側から見れば、ビッグローブを通じてフレッツ光ユーザーに対しても「auブランド」を訴求しやすくなると言えます。

auひかりを勧めてもよし、フレッツ光+ビッグローブを勧めてもよし、といったところでしょうか。

 

MVNO事業/BIGLOBE SIMではau系SIMが登場するのか

MVNO事業者としても多くの会員数を持つビッグローブ。

ドコモ系MVNOとして事業展開しているビッグローブですが、今回のKDDI子会社化によって、あるいはau系SIMカードを投入してくるということも考えられるかもしれません。

現段階でMVNO事業はドコモ系回線が圧倒的有利であり、au回線を利用しているのはmineo、UQモバイル、BBIQスマホSIM aなど、まだまだ限られています。

しかも、au系回線を提供しているうちのmineoとBBIQについては、どちらもマルチキャリアMVNOとして、ドコモのSIMも併用して提供をしています。この事実は、まだまだau系SIMだけでは苦しいということの裏返しかもしれません。

そういう環境の中で、BIGLOBE SIMがau回線を投入することに意味があるのかは微妙なところで、ビッグローブとauとのコラボによって特別な付加価値を乗せてこない限りは、魅力あるサービスにはなりえないかもしれません。

ただ、せっかくのKDDIとビッグローブの結びつきでもあるので、今後両社から面白い相乗効果としての施策が登場することには期待したいところです。

 

au Wallet vs dカード

経済圏を拡大し自社決済サービスにより全体の事業を統合したいという意図はauにもドコモにもあり、それぞれau Walletとdカード/dポイントによる自社サービスの統合という大きな狙いがあります。

ドコモユーザーにはau Walletは馴染みが薄いと思いますが、ドコモでいうところのdカードやiD、dポイントをイメージするとわかりやすいかもしれません。

ドコモのサービスの中では、dアカウントをベースとしてdマーケットやdカード、dポイントなど様々なサービスが結びついており、dカード GOLDの重要性も非常に大きくなっています。
関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか

ドコモがユーザーに対する特典をdポイントで還元するように、auはau Walletでユーザー還元を行います。

今後は今まで以上にスマートフォンやタブレットと固定のインターネットとは関連付けて考えていかないと、本当のお得さを享受できない環境になっていくのかもしれません。

 - KDDI auの裏