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子供にスマホを利用させる場合のルール作り・完全保存版

   

子を持つ親であれば誰しも、子供のスマートフォンデビューの時期には頭を悩ませるのではないでしょうか。

昔はスマホ(ケータイ)は高校卒業後、という時期もありましたが、いつの間にかスマホは高校入学から、中学生から、と徐々にスマホ利用時期の低年齢化が進んでおり、現在では小学生でもスマートフォンを持っている子供も非常に多くなりつつあります。

持たせるのは簡単だけれども、子供にスマートフォンを利用させるためには、その前に必ず解決するべき問題が多数存在しています。

それを飛び越えてスマホを持たせてしまうと、トラブルの原因にしかなりませんし、場合によっては子供に致命的なダメージを与えかねない展開を招いてしまう可能性すらあり得ます。

しかし、かといってどういうルールを設ければいいのか、頭を悩ませている人も多いと思います。

そこで今回、実際に子供にスマートフォンを持たせるのであれば、こういうルールを作っておきたい、という内容をまとめてみました。

スマホ利用の大前提となるインターネット・SNSに対する基本の習得

「先人に学ぶ」というか、むしろ「轍を踏まない」という方が正しいでしょうか。

マイクロソフトによってWindows95が登場し、インターネットが普及し始めた頃から考えると、もう20年以上の歳月が経過し、その間にインターネットやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)では様々な失敗や違法行為、決して真似してはいけないことなどが繰り返されながら、リアルとはやや異なるネット上特有の「ルール」が徐々に構築されてきました。

それらをまずは理解し、学んでおくことが、子供がスマートフォンを利用するにあたって、最低限押さえておきたいポイントです。

以下に、私が個人的に「子供にはこれだけは教えておきたい」と考えた内容をまとめてみました。もし足りない点があれば各ご家庭で追加・変更されてください。参考までにコメント欄などで情報をいただけると幸いです。

 

・インターネットおよびSNSは決して匿名の世界ではない。顔が見えないだけで、目の前に相手がいると考えること。

・主義主張は多種多様、自分の価値観で不用意に他人を攻撃しないように気を付けること。誹謗中傷が行き過ぎれば脅迫や名誉棄損になることもあり、情報開示請求後、裁判になるケースも多い。

・インターネットの世界で情報を発信するということは、世界中の不特定多数の人々に対して発信しているということを知ること。ちょっとした出来心で呟いた一言が、大問題に発展することもある。常に自分の発言には責任を持つこと。

・インターネットの世界に拡散した写真を回収することは不可能であることを知ること。安易に人に渡した画像は、その人がネット上に拡散してしまえば、二度と回収できない。自分の写真、家族の写真、友達の写真など、拡散しては絶対に困るような写真は、インターネットで公開してはいけないし、安易に知人友人に渡してもいけない。

・インターネットの世界では、嘘の情報が真実として拡散されてしまうこともあるという事実を知ること。逆に、自分が安易に拡散した情報が嘘の情報である可能性もあるため、真実を見極めないままに拡散しないようにすること。

・インターネットの世界では、個人情報を決して安易に公開しないこと。どこに危険が潜んでいるかわからない。

・便利さ、お得さの裏には必ず危険が潜んでいる。簡単にお金が稼げる、アイドルに会える、歌手になれる、アイドルがあなたと話したがっている、などの情報はすべて嘘の情報と疑うこと。

・不法、主張、アダルト、出会い、グロテスク、セキュリティ、ギャンブル、コミュニケーション、成人嗜好、オカルト関係のジャンルについてはフィルタリングで閲覧できないようにするが、何故子供が見てはいけなくなっているのかというと、すべてが「危険」を含むためであり、危険の中には身体的な危険と精神的な危険が含まれる。中には大人でも危険なものもあり、子供ではトラブルに対処できないものばかりであるため禁止されているということを知ること。理由なく禁止しているわけではない。

 

利用する年齢によっては、理解できない項目もあるかもしれませんし、言及するべきでない項目もあるかもしれません。

そのあたりは臨機応変に、しかしある程度は理解しておいてもらいたいところではないかと思います。

子供にわかりやすく、以上の内容をかみ砕いて説明しておく必要はあるのではないでしょうか。

 

スマホを利用するための時間のルール

スマホを子供に持たせる場合に、多くの家庭で実施していると思われるのが、「時間のルール」です。

何時から何時まで、あるいは一日何時間まで食事の時間は利用しない勉強してからではないと利用してはいけない、などのルールが一般的ではないでしょうか。

必ず決める必要はあるものの、各家庭の事情や子の年齢にもよるので、最もこれが自分の家庭では適している、と思われるルールを設定しましょう。

場合によっては、スマートフォンを利用する時間のルールだけでなく、そもそも「何のために使うのか」という利用用途に関するルールまで決めているケースもあるようです。

主な利用用途は、家族との連絡勉強に関わる調べもの友達との連絡、といったところでしょうか。用途を限定し、かつ細部を一つ一つ決めていくといいでしょう。

 

【スマホ利用時間・利用用途のルールの一例】

・スマホの利用時間は1日1時間

・スマホの利用時間は午後7時から午後8時まで

・休日に利用する場合には親の許可が必要。その際の利用時間は利用目的によって要相談

・スマホは食事時間には利用しない。お風呂への持ち込みもNG

・スマホを利用する場合には、勉強などするべきことを済ませた後でなければならない

・スマホの利用は、家族との連絡、友人との連絡、学校や勉強のために必要なことを調べる場合にのみ利用可能

 

利用アプリに関するルール

スマートフォン/iPhoneの最大の魅力であり便利な点でもある、「アプリ」の扱いについても、各家庭でしっかり取り決めておく必要があります。

特に影響が大きいのは、SNSです。

主にLINE、Twitter、Facebook、Instagramなどが挙げられます。最近はSNOW(スノー)がよく利用されているという話も見かけるようになってきましたが、主要なSNSは時代時代で移り変わることもあるので、常に注意が必要です。以前、全盛を誇ったMixiが今はかなりアクティブユーザーを減らしてしまっているのがいい例です。

我が子はLINEもFacebookも利用していないと安心していたら、聞いたこともない未知のSNSで全く知らない他人といつの間にかつながっていた、という展開は十分にあり得ます。

この辺り、親の目がどうしても行き届きにくいところであり、子供の世界で今何が流行っているのかを理解しておかないとおいていかれてしまいます

 

いずれにしても、アプリについては必要なものだけインストールしておいて、あとは勝手にインストールできないようにインストール制限をかけておく、という方法が一般的です。

iPhoneの場合はそのままiPhone自体の機能として「機能制限」が設けられていますし、Androidスマートフォンの場合にはドコモの「あんしんフィルター for docomo」にて同様のサービスが提供されています。→「あんしんフィルターは『あんしんモード』と『ファミリーブラウザ』の統合版

 

【利用アプリに関するルールの一例】

・アプリの利用は、LINE、dヒッツ、dアニメストア、ヤフー天気に限る

・それ以外のアプリを利用したい場合にはその都度親に申告する

・勝手にアプリをインストールしない(インストール制限はかける)

 

SNS利用に関するルール

子供のスマートフォン利用におけるルールの中で、おそらくもっとも設定が難しいのが、SNSに関するルールではないかと思います。

実際のところ、親としては極力SNSは利用させたくない、という人の方が多いのではないでしょうか。

子供のスマホ利用におけるトラブルの大多数がSNSにて発生している、という事実があり、不特定多数の他人と繋がりを持ってしまう可能性を持つという時点で、おおよそ親としてはメリットよりもデメリットの方が大きく感じられると思います。

とはいえ、周囲が利用しているのであれば、我が子にだけ利用を禁止するのも考えもので、それが理由で友達関係がうまく回らなくなった、という展開も望ましくありません。

そこで、アプリの利用ルールとは別に、厳格なSNS利用ルールを定めておくのが、最も効果的といえるかもしれません

例えばLINEにしろTwitterにしろFacebookにしろ、最初に利用を許可してしまうと、あとからそれに対して制限をかけるのは親であってもなかなか難しい可能性があります。

そのため、開始時点からしっかりルールを決めて、親の目が届く範囲内での利用を促すのが最も推奨されると思われます。

例えばこういうルールはどうでしょうか。

 

・スマホ利用時間内の午後6時50分と午後7時50分にSNSチェック時間を設け、各10分間で返信などを済ませる。

または

・勉強終了後の8時から30分だけSNS利用時間とする。

 

SNS最大の弊害は、相手からの返信が繰り返し続くことによっていつまでもやめられなくなってしまう、という点が挙げられると思います。これは大人でも実感している人は少なくないでしょう。

それを最初から断ち切る手段としても、SNS利用時間の制限は有効ではないかと思われます。

子としても、なかなかやめられない返信の応酬に区切りをつける、相手への「言い訳」にもなると思われます。つまり、「うちは親がこの時間しかLINEを使わせてくれないから、返信できなかったり既読にならなかったらごめんね」という言い回しが可能になるはずです

 

SNSの利用方法が友人との連絡用、ということであれば、利用を一つのSNSに絞り、そのほかのSNSは利用しないルールにするのも有効かもしれません。

例えばLINEだけは利用可だがFacebookやInstagramは使わない、というようなルールです。

 

もう一つ、注意しておきたいSNS利用時のルールとしては、「友達関係」に関するルールです。

基本的にSNSを利用して友達になるということは、必要があるためになるのでしょうが、場合によっては相手からの強制によって友達関係を強いられるとか、一度しか会ったことがない友人の知人、または会ったこともない他人と友達になってしまう、というケースが起こりえます。

そして、このパターンが最も厄介な事件に巻き込まれかねないケースでもあるため、極力防ぎたい事象でもあります。

そこで、こういうルールを設けます。

 

実際に会ったことがない人や、必要があるとは考えにくい人と友達関係にならない。

 

このルールは、子にとっても自分が好まない相手との友達関係を作らざるを得ないような状況での逃げ道となります。

「うちは、親から友達関係をチェックされてるんで、クラスメイト以外の人とは友達になってもすぐにブロックするようにされちゃうんだ」という風に逃げられます。

子供が外部からの圧力によって逃げられない状況に陥った時に、「親との約束がある」という事実は強力な逃げ道となって作用するはずです。

もし逆に、子が望んで知らない人と友達になりたいと望んだ場合にも、このルールを発動させてのチェックは可能になります。もちろん、子のプライバシーに最大限配慮が必要になりますし、チェックすることは「信用していない」という意味にもなりかねないのでなかなか難しいところではあります。

そのため事前に、定期的に「ともだちチェックをする」という程度の条項を入れておくのも一つの方法かもしれません。

 

【SNS利用に関するルールの一例】

・スマホ利用時間内の午後6時50分と午後7時50分にSNSチェック時間を設け、各10分間で返信などを済ませる。

・勉強終了後の8時から30分だけSNS利用時間とする。

・SNSはLINEだけを利用可能とし、他のSNSは利用不可とする。

・実際に会ったことがない人や、必要があるとは考えにくい人と友達関係にならない。

・約束が守られているか、三ヶ月に一回チェックを行う。トーク内容は確認せず、ともだちリストだけ確認する。

 

外でのスマホ利用についてのルール/自宅でのルール

スマートフォンを利用する場所によってのルールも、決めておいてもいいかもしれません。

例えば、スマートフォンを外で利用する場合には、周囲の状況などマナーに重々注意を払う歩きスマホや自転車を運転しながらスマホを操作しない、などです。

衆人環境でのスマホ利用は、どんな使い方をしても学生なら許される、ということは全くありませんし、むしろ将来社会人になった時のためにも、その頃から社会のルールやマナーを学ばせておきたいところです。

そもそも、歩きスマホなどは事故の危険を伴います。人は何かに集中してしまうと、普段ならすぐに気づけることに全く気付かないということも珍しくありません。

必ず身の安全を確保できる場所で利用するようなルールを設けるといいかもしれません。

 

自宅での利用については、基本的には肌身離さず持ち歩く、ということをせずに、リビングに据え置きにするとか、前述したような時間制にして、その時間以外は決められた場所で充電しておき触らないようにする、などのルールが有効です。

もちろん子にもプライバシーはあるため、最低限その点には配慮する必要はありますが、度を過ぎた子が「閉じこもる」環境は作りたくないところです。あくまでオープンな環境で明るいスマホ利用をできるような家庭環境を作れれば理想的です。

もちろんあくまで理想ですので、思春期の子供相手にそんなことが通用するはずがない、という意見もあると思いますが、「スマートフォンを利用したいのであれば、このルールは絶対に守る必要がある」ということを、購入前に約束することが大事だと思われます。

後付けのルールでは、もはや言うことを聞いてくれない恐れがあります

 

【外でのスマホ利用についてのルール/自宅でのルールの一例】

・歩きスマホ、自転車を運転しながらのスマホ利用は絶対にしない

・お店や公共交通機関の中で大声で電話をしたりしない

・自宅では必ずスマホはリビングの充電コーナーに置いておく

・自室に引きこもってのスマホ利用はNG

 

取り決めたルールの明文化

そこでもう1点、重要なポイントをご提案します。

それは、取り決めたルールの明文化です。

口約束は、基本的に約束していないのと同じことです。親も当然詳細は忘れますし、子は覚えていても聞いていないふりをするでしょう。そうなってしまうと、せっかく取り決めた詳細なルールも絵に描いた餅で、何の役にも立ちません。

そのため、決めたルールは一つずつ紙に書くなりパソコンで文書を作成するなどして、親も子も双方で都度内容の確認ができる状態にしておくようにしましょう。

必要に応じていつでも目に付くところに置いておき「見える化」するのも一つの方法です。

親が子にスマートフォンを利用させるということは、それほどまでに重要なことなのだ、という認識を持ってもらうことも必要だと思います。

気楽に使っていいものではなく、スマートフォンを利用するということは、一人の大人として社会のルールにのっとって行動することが要求されるのだ、という認識が多少なりとも根底にあるかないかでは、子の行動も変わってくるのではないでしょうか。

 

取り決めたルールのチェック制度も事前に必ず決めておきたい

少し前述しましたが、決めたルールが正しく守られているのか、やはり定期的に親としてはチェックしておきたいところでもあると思います。

とはいえ、「調べる」ということは子を信用していないという意味に取られかねず、親子関係にぎくしゃくしたものが発生してしまう可能性もあり、実際にはなかなか発動できない部分ではないでしょうか。

そのため、ルールが適正に守られているかどうかのチェックについても、必ず事前に決めておきたいところです

そうすることで、ルール上決められているから、ということで定期的なチェックを可能にできます。その際、特に親としては子を信用していないわけではないが、ルールとして決めているから実行するのだ、という大義名分が成り立ちます。

おそらく忘れがちな部分だと思いますが、この点は親としては以後の子のスマホチェックを容易にするために、しっかり意識しておきたいところです

 

【スマホ利用ルールが守られているかのチェック・一例】

・三ヶ月に一度、ルールが守られているかのチェックを実施する

・実施内容としては、SNSのともだちリストチェック、外出先での利用方法の自己チェック、自宅での利用のチェック、毎日の利用方法の振り返りと今後の利用についてを30分ほど話し合う

 

子供にスマートフォンを利用させるためのルール作りまとめ

「たかがスマホの利用にそこまで神経質になる必要はない」というのも確かに一つの考え方です。

法律ではないので各家庭に任されるしかない部分だとも思います。

しかし、ある程度の基礎知識は、学校でなかなか教えてくれないような内容でもあるでしょうし、親が教え、約束の上でスマホを利用させるということは大事なことではないでしょうか。

それが子のためであり、子のトラブルは結局親に返ってくるのですから、親自身のためでもあります。

子供のITに対する知識吸収力には到底かなわない、とあきらめるのではなく、親が子をある程度コントロールするつもりで、真剣にスマートフォンとインターネットとSNSに対して認識を新たにしてみる機会にしてみてはいかがでしょうか。

 

なお、参考情報として、話題になっていた、元ヤフーの執行役員である村上臣氏が子供のスマホ利用に関して利用した「誓約書兼スマートフォン貸与契約書」を紹介させていただきます。

内容を確認させていただきましたが、非常に参考になると思います。こうした例も参考にしながら、お子様のスマートフォン利用について、家族で考えてみたいところです。

外部リンク:「元ヤフー執行役員・村上臣がお子さんに渡した「誓約書兼スマートフォン貸与契約書」がガチだった

 

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