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mineo(マイネオ)のフリータンクの詳細とその正体

   

使ってみないとなかなかわからないサービスかもしれませんが、使ってみると非常にお得で他の格安SIMにはない独自性を保っているmineo(マイネオ)のサービスが、フリータンクです。

個人的に先月少しデータ容量を使いすぎてしまい、月末まで足りなくなってしまったため、パケットの引き出し(OUT)をさせていただきました。逆に今月は余っているので、INしておきました。

内容がわからないと、その意味もよくわからないと思いますので、改めてマイネオのフリータンクの意味と使い方を検証していこうと思います。

そして最後の最後に、フリータンクにおける「善意」には反するかもしれませんが、最も効率的な利用方法を解説しています。フリータンクについてある程度理解できている、という方は目次の「最大効率を考えるならフリータンクでは常にOUT側に回るべき」からどうぞ。

関連記事:「mineo(マイネオ)の評価・メリットデメリットまとめ

mineo(マイネオ)のフリータンクとは何か

mineoのフリータンクを一言で表現するならば、パケットの貯蔵庫と考えるとわかりやすいと思います。mineo公式サイトでもそのようにたとえられています。

フリータンクはmineoユーザーが全員で共有して利用することができる巨大な貯蔵庫で、それぞれのユーザーが、もしデータ容量が余った場合、この貯蔵庫にその余ったデータ容量(パケット)を入れていく(IN)ことができます。

そして入れられたデータ容量は、逆に容量が足りないときに引き出す(OUT)こともできるようになっています。

mineoユーザー全員でパケットをあげたりもらったりを繰り返して利用していく相互扶助のサービス、それがフリータンクです。

 

データ容量を毎月どれくらい利用するか、という問題はかなり個人差が大きく、毎月ほぼ一定量を使う人もいれば、波があり、かなりの容量を使ったかと思えば翌月はほとんど使わなかった、という人まで様々です。

だからこそ、mineoユーザー全員で余ったパケットを共有できれば、足りない誰かのためにもなりますし、逆に自分が足りない時にお世話になることもできるわけです。

そうして全員で共有するフリータンクが存在していることにより、mineoユーザー全体の連帯意識も強まるという、一見メリットばかりのサービスとなっています。

 

フリータンクの利用方法

フリータンクは、mineoユーザーであれば誰でも利用できるサービスですが、利用前に以下の準備が必要です。

 

・マイネオコミュニティのマイネ王へのログイン、またはマイネ王へのメンバー登録

・mineo月額サービスで契約中のeoIDとの連携

 

マイネオコミュニティ「マイネ王」への登録に関しては、マイネ王の公式ページ(→「マイネ王」)から簡単に実施可能です。

そのうえで、同じくマイネ王のフリータンクの項目からeoID連携が可能となっています。eoIDは、mineoを運営しているケイ・オプティコムが提供しているサービスを利用するための専用IDのことを指します。たとえばeo光やeo電気などを利用している場合には、すでに所有しているはずです。

もし、まだeoIDを所有していない場合には、mineoを申込する際にパスワードとともに設定することになります。

 

フリータンクにはルールがある

mineoのフリータンクは、いつでも誰でもいくらでもパケットを入れたり出したりすることができるわけではなく、一定のルールがあります。

パケットを入れる場合のルールは、それほど難しいものではなく、ルールと呼べるほどのものでもありませんが、引き出す場合には条件など明確なルールが存在します。

IN(入れる)とOUT(引き出す)、それぞれに内容を確認しておきます。

 

フリータンクに入れる

自分自身の当月分のデータ容量が余っている場合、「パケットをフリータンクに入れる」ことができます。

この作業に関しては実にシンプルです。余った分を任意で「フリータンク」に入れてしまう手続きをするだけです。

方法も簡単、マイネ王のフリータンクコーナーにて、「入れる」を選択します。

 

 

入れられる容量は10MB単位で、上限は実際に余っている容量分、最大10000MB(10GB)ということになります。

残容量表示されている分よりも、実際の残容量は若干減っていることもあるため、全部の容量を入れてしまいたいと考えた時も、残容量よりも少しだけ少なめに入れるようにするといいでしょう。

フリータンクにパケットを入れると、即時で反映されるため、残容量表示もすぐに減る形となります。試しに700MBを入れてみました。

 

 

非常に簡単です。あっという間に完了します。

他のユーザーのためにもなりますし、余った月には忘れずにINするようにすると親切ではあります。

ただし、自分自身のパケット容量や料金プランのことを考えると必ずしもそれが最適解ではない可能性も高いという点は覚えておきましょう。

その理由が知りたい方は記事後半で解説しています。

 

パケットを引き出す

 

フリータンクにおいて、よりシビアになるのが、こちら側、パケットを引き出す場合です。

OUT側のルールが厳しくなるのはある程度当然な話で、パケットを無料でもらえるからと誰もがパケットを引き出すばかりだったら、フリータンクのシステム自体、早期に破たんしてしまいます。

ゆえに、フリータンクからのOUTに関しては、INする場合とは異なり、しっかりとルールが決められています。

 

ルール1.ひと月に引き出せるパケットは最大2回、合計1000MBまで

ルール2.累計OUT量が累計IN量以上の方の場合、残容量が1000MB以下でないとOUTできない(パケット残容量によるOUT制限)

ルール3.OUT可能期間は毎月21日~月末日の1日前

ルール4.引き出したパケット容量は翌日より利用可能。

ルール5.引き出したパケットは翌月末まで利用可能。

ルール6.引き出したパケット容量はパケットギフトやパケットシェアでも利用可能

 

2017年2月21日から、上記一部改定された新ルールとなっています。これから利用していく人は、上記のルールをしっかり覚えておきましょう。

 

仮に毎月引き出しばかりしていて、ほとんど残量を入れたことがない、というユーザーであっても、残容量が1000MB以下であれば毎月引き出すことができます

ですが、1000MB以下になっていないにも関わらず、さらに追加で引き出そうとする場合には、累計の入れた容量が引き出した容量を上回っている人でなければ引き出せない、ということです。

つまり、必要もない(残容量が1000MB以下でない)のに引き出してばかり、というケースのみ、制限されている形です。

 

元々は設定されていなかったこのルールの裏には、ネットオークションで余った残容量を転売する、という悪質なケースが出てきたり、OUTばかり利用するユーザーが増えた結果、フリータンクの容量が枯渇する危機に見舞われたという事実があります。

フリータンクはあくまでユーザー同士の相互扶助で成り立っているサービスなのです。

善意の送りあいであるはずの場で、悪意を持ったユーザーや人のことを顧みないユーザーが増えてきてしまうと、こうした制限もやむなしとなってしまうという典型的なケースですね。

 

そもそもフリータンクで引き出したパケットは、翌月末まで利用ができたり、パケットギフトを利用して他人に贈ったりすることができたりと、かなり制限を緩く設定されています。それもこれも、mineo運営がユーザーの善意を前提として設定しているわけです。

せっかくのフリータンクという良質のサービスが、結局は一部の良識のないユーザーのために対策を取らざるを得なくなると、ガチガチのルールに縛られた結果、ずいぶんと使い勝手が悪いものに最終的には変貌してしまう可能性もあります。

そのあたりを理解し、良識をもって、活用していきたいところですね。

ただし、ルールを守れば、効率化を考えて「善意」にばかり縛られる必要はないとも考えられます。次の項から解説していきます。

 

最大効率を考えるならフリータンクでは常にOUT側に回るべき

ここまで、フリータンクは非常に便利なサービスである、という内容をお伝えしてきましたが、最後に実は大きな落とし穴があるという事実も付け加えておこうと思います。

以下の内容は、フリータンクを「善意」ではなく、「効率」に基づいて解説していますのでご了承ください。

 

もしフリータンクを、OUT(引き出し)メインで利用するのであれば、これはユーザーにとって大いにメリットがあります。そういう意味でmineoは非常にお得なMVNOである、ということもできます。

ですが逆に、IN(入れる)をメインに利用するくらいならば、ユーザーとしてはフリータンクは使わない方がメリットがあるのです。

そもそも、何故フリータンクが必要になるのかを考えてみるとすぐにわかります。

 

そもそもフリータンクを必要としているのは、OUTするユーザーです。

データ容量が足りていないから引き出すわけです。ルールに沿っていれば、別に毎月OUTしても全く問題はありません。

そのため前述したとおり、毎月のようにパケットを引き出すユーザーこそが、もっともフリータンクのメリットを享受しているユーザーであるといえます。

ですが、こうしたユーザーばかりが増えると、フリータンクは破たんします。パケットを余らせるユーザーが必ず必要です。「善意」のユーザーです。

しかし実際のところは、余った容量をどこの誰かもわからない人に無償提供しているのですから、これらの善意のユーザーに得になる部分は一つもありません。「徳」は一つ積まれたかもしれませんが。

 

そんなことを言っても、誰かが余った容量を提供しないと成り立たないのだから仕方ないではないか、と言われるかもしれません。

確かにそうです。

しかし、誰かの善意に頼らなければ存在できないようなサービスを維持する必要がどこにあるのか、とも思うわけです。

 

相互扶助の前提となるフリータンクへのパケットを入れる行為ですが、これは、あくまである一定数のユーザーにパケットが余ることが前提です。

余らなければそもそもINできません。

つまり、パケットが足りなくてOUT(引き出し)するユーザー以上に、余るユーザーが多くなければフリータンクは成り立たないのです。

裏を返せば、mineoからの「他の人のことを考えられる善意の人は、引き出すばかりじゃなくてある程度余るくらいの容量プランを利用してね」という裏のメッセージであるととることもできます。しかしこれはおかしいと思うわけです。

フリータンクの容量がもし足りなくなるのであれば、これはmineoが追加してしかるべきと思うわけです。

 

そうではない、ユーザー同士の助け合いが大事なんだ、というのはもちろんわかります。それはそれでいいと思います。そう考える方々が善意でINしてくれているのですから。

しかしOUTを繰り返すユーザーもそんな思いを共有しているとは限りません。「効率」を考えるならば、「善意のIN」は不利なのです。

 

考えてみてください。mineoには、パケットが余った場合には翌月に繰り越しがちゃんとできるようになっているのです。

それでも余った場合は、知人友人に贈ることができるパケットギフトもあるのです。贈ったパケットギフトをまたそのまま贈り返してもらうことだってできるのです。

そもそもそんなに余るなら、プランがあっていないのですから、一つ料金プランを安価なプランに下げればいいのです。

それなのに、そうした選択をせずにフリータンクに余ったパケットを入れるという行為は、やはりどう考えても非効率です。「善意」というフィルターで見えにくくなった非効率です。

 

そしてそもそも、mineoの料金プランそのものに、実はフリータンクを継続していくための秘密が隠されていると考えることもできます。

パケットが余ったり足りなかったりする大きな要因の一つは、mineoによって用意されている料金プランが500MB/1GB/3GB/5GB/10GBしかないからです。

 

仮に3GBを利用していて余るのであれば、そもそもフリータンクにINなどせずに料金プランを下げればいい話なのです。

ですが今度は、1GBにすると足りないのです。ここで、1GBを利用して毎月1000MB(1GB)OUT側に回れば、前述したとおりメリットが大きく、勝ち組といえます。

逆に3GBを利用して毎月IN側に回ると、「善意」という言葉の元、見知らぬ誰かのために損を被ることになります。

もちろん、いつか自分が足りない時に利用させてもらうためにINしている、といえば聞こえはいいのですが、そんな「いつか」はなかなかやってきませんし、総容量で考えると損をしている可能性大です。

毎月少しずつINしている、などという人は、料金的な「効率」を考えるならば、プランを一度見直すべきです。

 

つまりこのフリータンクというシステムの弱点は、あったら選びたいのに、最適なプランが存在してない、ということが前提になっている点なのです。

そのため、nuroモバイルのような、細かく切り分けた1GB単位の料金プランは、mineoにはおそらく出せないものと思われます。

そんなものが出てきたら、フリータンクに入れるよりもプランを変えたが早い、となってしまうからです。

逆の意味で、nuroモバイルにはフリータンクと同等サービスは出せないはずです。

 

mineoのフリータンクを最大効率で利用する方法

つまりまとめると、

 

・mineoのフリータンクは非常にお得で利用価値もあるサービスではあるものの、得をしたいと考えるならばOUT側にのみ回るべき

・もしパケットが余ったなら、翌月にそのまま繰り越すか、それでも余るならパケットギフトで知人に贈り、そのまま贈り返してもらう。それでもパケット余りが継続するようならプランを下げて、ギリギリ足りないプランにして、フリータンクOUT側に回る。

・mineoおよびフリータンクをお得に利用したいと考えるのであれば、IN側には回らない。

 

ユーザーは常に、自分が最もお得になる形でサービスを利用したいものです。ルールに則って利用するのに問題は一つもありませんし、誰かが善意で提供してくれているのですから恩恵にあずかるべきです。

かといって、お返しをしなければならない、というルールもありません。あくまで善意です。見返りを求めるのであればそれは善意ではありません。

善意でパケットを提供しているのに「引き出しばかりして入れないユーザーがいる」と言って怒るのはおかしな話です。ルール上問題ないのにそんなことをいうのなら、善意を提供しなければいい話です。

そして、ルールに則ってOUTするユーザーが増えたことでフリータンクが枯渇しそうになったからといって、mineo運営がユーザーに枯渇阻止を求めるのも本来おかしな話だと思うわけです。

本来の自分のために使える余ったパケットを、他の見知らぬユーザーのために無償提供してくれないか、と言われているのです。

「どうせ余っているから」という簡単な話ではないのです。余っているなら料金を安くするチャンスがあるのに、それを見過ごしてしまっているのです。

フリータンクはmineoのサービスなのですから、もし万が一枯渇したら、mineoが速やかに補てんしてくれるべきなのではないでしょうか。本来mineoユーザーが自分のためだけに最もお得にmineoを利用しようとしたら、フリータンクは早期に枯渇してしかるべきなのです。

徹底的に効率的にmineoを利用したい、と考えるのであれば、善意ゲームに固執せずに、あくまでOUT側に回ることを考えて利用した方が確実にお得、というわけです。

 

意見は色々あると思いますが、この件に関してはあくまで効率を考えた場合、と理解していただけると幸いです。

気持ちの問題であれば、そんなに細かく考える必要もないので、余った時は気持ちよくINしてしまえばいいんですけどね。

なので最後にもう一度書きますが、今月、私もINしましたよ(笑)。

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