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楽天モバイルのメリットデメリットまとめ

      2016/11/07

昨今、増加の一途を辿るMVNO利用者の中で、音声通話付プランを利用しているユーザーでは楽天モバイルが最も多いという調査結果があるそうです。

全体としてのシェアについては、やはりOCNモバイルONEIIJmioの2強は変わらないようですが、そうした並みいるMVNO事業者を抑えて楽天モバイルが通話SIM契約で上位に立てたのはなぜなのでしょうか。

やはり「楽天でんわ」のおかげと言えるのか、それとも他の要因があるのでしょうか。

そもそも楽天モバイルの料金プランはどういう形になっているのでしょうか。

今気になるMVNO、楽天モバイルについて内容詳細を検証します。

楽天モバイル公式サイト【楽天モバイル】

『楽天』という強力ブランドと安心感

2015年12月末時点での楽天市場の会員数は、実に1億589万人だったそうです。

もちろんそのすべてがアクティブなユーザーではないとはいえ、うち7000万人以上がログインしているという報告もあります。

その事実だけでも日本の人口の半分以上、日本の最大手通信キャリアのNTTドコモでさえつい先日7000万契約を突破したというニュースが出たばかりです。いかに楽天の会員数がずば抜けた数字なのかがわかると思います。

そして、それだけの「数」を持つということが、いかに強力な基盤となるか、想像を絶する部分です。

桁外れのスケールメリットがあり、例えば「楽天モバイル」を、楽天会員の仮に1%が申し込みをしたとします。1億人の1%は100万人です。その時点で、MVNOシェアトップのOCNモバイルONEやIIJmioに匹敵する契約数になってしまいます。

 

つまり楽天は、それだけの会員に対して、いつでも自社商品の営業ができるプラットフォームを有しているというわけです。

それはユーザーにとっても、圧倒的な安心感にもつながりますし、まだスタートしてから日も浅いMVNO事業の中では、強力な武器ともなります。

NTTブランドという武器を持つ、NTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEに対しても、まったく引けを取りません。

 

楽天モバイルの料金プラン

では、楽天モバイルの料金プランは、どのようなプランなのでしょうか。プラン一覧を確認してみます。

 

データSIM 通話SIM 通信速度
SMSなし SMSあり
ベーシックプラン 525円 645円 1250円 200Kbps
3.1GBプラン 900円 1020円 1600円 下り最大
225Mbps
上り最大
50Mbps
5GBプラン 1450円 1570円 2150円
10GBプラン 2260円 2380円 2960円

 

大きく分けると、ベーシックプランと、その他プランで分けることができます。

両者の違いは通信速度です。ベーシックプランは上り下り200kbpsということで、かなりの低速です。ただし、ドコモなど大手キャリアで通信速度制限が入ったときの128kbpsと比較すると、それほど使えないという感覚は少ないかもしれません。

現に私は200kbpsで通常のブラウジングを利用することも多いですが、かなり遅いと感じはしてもまったく使えないというほどではありません。使えないなと感じる場面としては、大容量のデータをダウンロードするときや、動画視聴、ゲームの更新などに利用する際です。

 

一方で、3.1GBプラン、5GBプラン、10GBプランは、ライバル他社と似たような容量設定となっています。

例えばIIJmioは3GB、5GB、10GBですし、OCNモバイルONEも3GB、5GB、10GBプランを用意しています。

楽天モバイルのデータ専用プランの料金は、3GBプランではOCNモバイルONEより安くIIJmioと同額ですが、データ容量が0.1GB多く設定されているため若干お得です。

楽天モバイルは5GBではIIJmioより安く、OCNモバイルONEと同額、10GBプランではどちらよりも安いです。

 

楽天モバイル OCNモバイルONE IIJmio
3GBプラン 900円  1100円 900円
5GBプラン 1450円 1450円 1520円
10GBプラン 2260円 2300円 2560円

 

ただし楽天モバイルの優位性は、やはりデータ専用SIMよりも通話SIMにあります。

 

楽天モバイルでの楽天でんわ利用

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楽天モバイルの音声通話SIMプランの契約者が多い理由としては、やはり楽天でんわの存在が大きいと考えられます。

ちなみに楽天でんわは、もともとアプリとして提供されているサービスであるため、楽天モバイルを仮に利用していなかったとしても関係なく利用可能です。ただし、データ専用SIMやSMS付SIMでは楽天でんわアプリは利用できませんので注意が必要です。

楽天でんわの特徴は以下の通りです。

 

初期費用/月額基本料:0円
国内通話:10円/30秒(税別)
国際通話:
10円/30秒(非課税)
発信電話番号はそのまま使える
通話料100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント
IP電話ではないため途切れないし安定している

 

これらの特徴に加えてもう一つ、重要なオプションが存在します。

楽天モバイル利用のユーザーのみ利用可能な「5分かけ放題オプション」です。

 

楽天でんわ・5分かけ放題オプション

たとえば、楽天でんわのみであれば、カケホーダイプランが存在するドコモなど大手キャリアと比較して優位とはとても言えません。というよりも、カケホーダイプランを利用していて楽天でんわを使う意味は皆無です。

そのため、楽天でんわをそもそも利用する価値があるのは、あくまで大手キャリアの完全通話定額制プランを利用しておらず、しかし通話料が気になるユーザー、ということになります。

つまりは、MVNOユーザーです。楽天でんわを利用してメリットがあるのは、この層しかありません。

 

例えば、MVNOの中でも音声通話付プランはほとんどのMVNOが現在サービス提供しているものの、通話料30秒20円が一般的です。ドコモのタイプXiにねんなど、カケホーダイ以前の通話料金や、カケホーダイライトの5分越えの際の通話料も同じ30秒20円です。

比較すると、楽天でんわは30秒10円なので、他社MVNOなどと比較して半額に設定されているわけです。

さらに楽天でんわは楽天コミュニケーションズの通話網を利用するため、LINE電話や050plusのようなIP電話ではありません。その分、通話品質が高いのです。IP電話のように途切れたりする不安定感に悩まされることは少なくなります。

 

ここまででも、楽天モバイルに限らずMVNO利用時には楽天でんわは利用価値があると感じられると思います。しかしさらに、楽天モバイルを利用している場合にのみ与えられるさらなる特典が「5分かけ放題オプション」なわけです。

ここにきて決定的な、通話SIMを利用するにあたっての楽天モバイルの優位性が感じられるはずです。

改めて楽天モバイル通話SIMの料金を確認します。

 

通話SIM 通話SIM+5分かけ放題オプション
ベーシックプラン 1250円 2100円
3.1GBプラン 1600円 2450円
5GBプラン 2150円 3000円
10GBプラン 2960円 3810円

 

5分かけ放題オプションは、5分以内の国内通話が何度でもかけ放題になるオプションで、月額850円がかかります。5分を超えた通話料については30秒あたり10円かかります。

つまり5分かけ放題オプションは、ドコモのカケホーダイライトプラン、auのスーパーカケホなど、通話定額制プランの「5分以内定額」プランと同等プランというわけです。さらに5分超過時については、ドコモなどが30秒20円の設定に対して楽天でんわの5分かけ放題オプションは30秒あたり10円ということで、半額となっています。

 

仮にドコモでデータMパック+カケホーダイライトで利用したとします。

 

5000円+1700円+300円=7000円
(データM+カケホーダイライト+spモード)

 

条件は、楽天モバイル「5GBプラン+通話SIM+楽天でんわ・5分かけ放題オプション」とまったく同じです。まったく同じですが、料金は3000円と、半額以下です。

これが楽天モバイルの強みです。

 

MVNO格安SIM利用で通話が多いなら楽天モバイル

仮に他社MVNO格安SIMの場合、音声通話付プランは30秒あたり20円がほとんどなので、電話をかける量が多ければ多いほど不利になるわけです。そうなると、他社MVNOを利用するよりも、楽天モバイルを利用して楽天でんわ・5分かけ放題オプションを利用できるようにしておいた方がメリットがあるケースが多くなってくるわけです。

 

つまりMVNO利用中で通話が多い場合の選択肢として、次のようなパターンが考えられます。

 

1.通話が多くなる可能性が高いのであれば、大手キャリアの完全通話定額制プランを利用する/ただし通信量が高い

2.MVNO利用中だが通話も多いのであれば、大手キャリアの完全通話定額制プランのケータイと、MVNOのデータSIMを入れたスマホの2台持ち/便利で安いが荷物が増える

3.MVNO利用中だが通話も多いのであれば、MVNO音声SIMだと高くつくので楽天モバイル+楽天でんわを利用しつつ5分かけ放題オプションを利用する/MVNOの選択肢が減るがかなり優位

 

特にこれといって利用したいMVNOがない場合、「3」の選択肢はかなり強力と言えるのではないでしょうか。

そういう意味では、音声通話SIMを利用する場合に、楽天モバイルの契約数が伸びている事実についても納得できそうです。

 

楽天モバイルは格安スマホセットが有利

楽天モバイルのもう一つの特徴として、格安スマホをセットで購入することが出来、かつその料金がかなりお手頃という点です。

例えば人気のarrows M03も、非常にお得に手に入れることができます。
※関連記事:「arrows M03はarrows SVがベースモデル

データ通信SIM/音声通話付SIMだけでなく、人気の格安スマホを同時に手に入れたいと考えるのであれば、楽天モバイルがお勧めです。

そのほか楽天モバイルに関する注意点について、後日徐々に追加更新していきます。

【▼楽天モバイル公式サイト▼】

 

楽天モバイルの端末補償・あんしんリモートサポートパック

楽天モバイルでスマートフォンセットを選択した場合に選ぶことができる、「端末補償」と「あんしんリモートサポート」。

それら二つをパックにしたのが「端末補償・あんしんリモートサポートパック」です。

単独ではそれぞれ月額500円しますが、パックにした場合には二つ合わせて月額800円と、別々に利用するよりも200円安くなります。

それぞれ加入月および解約月の日割り計算などはありませんので、どちらも月額料金がかかります。

楽天モバイルでスマホセットを利用する場合、この端末補償・あんしんリモートサポートパックは利用するべきなのでしょうか。

 

楽天モバイル・端末補償のサポート範囲

楽天モバイルの端末補償は、大手キャリアの補償サービスとなんら遜色ない補償内容となっています。

対応するケースは以下の通りです。

 

【故障】

いわゆる自然故障に分類される故障のことです。外観上、破損も水濡れも何も問題ないように見えるにもかかわらず故障が発生してしまうようなケースです。電源が入らなくなったりフリーズしたり通話ができなくなったりタッチパネルが正常に動かなくなったりと様々なケースが考えられますが、基本的にそれらの症状ほとんどのケースに対応します。

 

【水濡れ】

水道水やジュース、雨、海水、お風呂など、水に濡れてしまったことによる故障にも対応します。

 

【落下・破損】

高いところから落としてしまったり、何かにぶつけてしまったり、画面が割れたりしているような状態です。

 

基本的に故障で考えられるほとんどのケースに対応してくれますので、万が一の際にも安心です。

 

端末補償の自己負担金額

楽天モバイルの端末補償は、完全に0円で利用できるわけではありません。月額500円の基本料金に加えて、実際に補償を利用する際にも自己負担金がかかります。

金額としては、機種によって若干の開きがありますが、4000円から7000円の間で利用可能となっています。

基本的にもともと安価な機種ほど補償利用時の金額も安く、元から端末価格が高めの機種ほど補償利用金額も高くなります。

今までドコモを利用していた人は、ドコモのケータイ補償サービスをイメージするといいでしょう。

ドコモの場合、昔の機種は5000円で交換できたけれど最近の機種は7500円、iPhone 6sに至っては11000円で交換になる、という風に機種によってケータイ補償利用時の金額は違います。それと同じです。

 

端末補償手続きの流れ

楽天モバイルにて端末補償を利用する際の流れについてみていきます。

まず、スマートフォンに異常が発生したなら、楽天モバイル端末補償センターに連絡をします。

楽天モバイル端末補償センターの番号に関しては、楽天モバイル申し込み後に、会員サポートページの「メンバーズステーション」にて確認することができます。

通話料金もかかりませんし、年中無休で受付しています。受付時間は9時から18時までです。

 

その後、受付完了後に故障端末については集荷が行われますので返送する必要があります

同時に、新しいスマートフォンが配送されてきます。平日16時までの受付完了分か、もしくは土日祝日の12時まで受付完了分であれば、当日中に発送されますので最短で届きます。

 

ただし、ドコモのケータイ補償利用時とは違い、貸出代替機種などはないため、新しい端末が届くまでの間はひたすら我慢するしかありません。

そうしたケースがあることから、やはり格安スマホを利用する際にはもう1台どんなスマートフォンでもいいので予備のスマホを所有しておいたほうが安心です。

楽天モバイルを利用する場合には、格安スマホでなくても、過去に利用していたドコモのスマートフォンでもSIMロック解除不要で利用できますので、そちらを準備しておいてもOKです。

ただしSIMカードの大きさが違うと物理的に挿すことができないため、SIMカードアダプターなどが常時用意されているとなお便利です。

 

端末補償は2年間・1年に2回まで

楽天モバイル・端末補償の保証対象期間は、保証サービス契約の成立時から加入月の2年後の同月末日までとなっています。

つまり、2016年7月に保証契約が成立した場合、2年後2018年の7月末まで、ということです。

それ以降は保証がなくなるため、故障が発生してしまった場合には改めての買い替えを考えていかなければなりません。

この点、ドコモのケータイ補償が加入している間であれば何年目でも利用可能なことを考えると若干使い勝手が悪くなっています。

利用可能回数は、ドコモのケータイ補償と同じく1年の間に2回までです。

ただし、補償利用2回目だから高くなる、という仕組みはありません。

 

端末補償の利用対象外となるケース

楽天モバイルの端末補償は。多くのケースで利用することが可能ですが、一部どうしても利用できない場合があります。それは以下の通りです。

 

盗難、詐欺、横領、紛失・置忘れによる損害、また、お客さまの故意又は重過失により生じた対象商品の故障や不具合などは弊社の責任の範囲外であり、保証されません

 

詐欺や横領、ユーザーの故意または重大な過失による故障や不具合が保証されないのは仕方ないとして、致命的なのは盗難および紛失についても保証されないという部分です。

これは例えばiPhoneのAppleCare+も同様で、紛失については対応しません。紛失でも対応してくれるのはドコモのケータイ補償だけです。

ついうっかり故障させてしまうのは仕方ないとしても、紛失だけはしないように注意しましょう。

 

楽天モバイル・あんしんリモートサポートは必要か

楽天モバイルのあんしんリモートサポートは、ドコモのあんしん遠隔サポートとイメージは同じです。

専用アプリを利用し、対応OS(Android5.0以上)であれば遠隔操作サポートにも対応しています。

専用ダイヤルでの相談にも対応しているため、ドコモのようにキャリアショップを持たない楽天モバイルの使い方相談窓口として重宝するのではないでしょうか。

初心者の場合、周りに使い方を教えてくれる人がいない場合には特に、是非利用したいサービスといえます。

ただ逆に、ある程度スマホの操作方法に習熟しているユーザーであれば必要ないサービスかもしれません。

 

 

楽天モバイルは楽天カードと併用したい

楽天カードは、おそらく今現在最も人気の高いクレジットカードと言っても過言ではないと思います。

楽天市場で買い物をすることがあるのであれば、楽天カードで支払いをする方が確実にお得ですし、楽天モバイルの利用料金の支払いも楽天カードに設定すればポイントが倍貯まります。

つまり、楽天市場および楽天モバイル利用ユーザーであれば、楽天カードを持たない理由がないのです。

現ドコモユーザーがdカード GOLDを持たない理由がないのと同じですね。しかも楽天カードに関しては年会費も無料なので、抵抗なく気軽に持ちやすいと思います。

楽天カード申し込み公式サイト→楽天カード

ちなみに楽天カードに関しては私もずいぶん以前から所有していますが、使い勝手のいい、所有しておきたい優良クレジットカードだと思います。

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券面の古さでもわかると思いますが、私の楽天カードは楽天EDYなどにも非対応です。来年更新時期なので、切り替えと同時に楽天EDY機能やポイントカード機能も同時につくと思われます。このカードがあるおかげで、ずいぶん楽天ポイントが貯まっています。

ほかのクレジットカードも併用しつつ、楽天で買い物をするときは楽天カード一択です。

もちろん楽天モバイルを利用するときも、効率よくポイントを貯めるために必ず支払いには楽天カードを利用するようにしましょう。

LINEモバイルは楽天モバイルのライバルとなるか

2016年9月より満を持してサービス開始した注目のドコモ系MVNO・LINEモバイル

メッセージングアプリ「LINE」が運営するMVNO格安SIMですが、特徴的な「カウントフリー」機能を武器に、MVNO市場に後発組として参入してきました。

楽天モバイルが楽天市場を持つように、LINEモバイルはもともとLINEというスマホと親和性の高い大きなプラットフォームを持っているという意味で非常に似ています。

料金的には、低料金プランでは500円のLINEフリープランを持つLINEモバイルが有利であり、3GB・5GB・10GBでは楽天モバイルが有利です。

どちらの方がお得か、という問いに対する答えは、それこそ利用環境次第で変わってきます。

簡単な比較は関連記事:「0円SIM/格安SIMを比較してみる」にてどうぞ。

 

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