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シニア特割とはじめてスマホ割の関係を理解する

   

NTTドコモより新たな割引サービス「シニア特割」が発表されました。2017年1月30日より開始されます。

その名の通り「シニア」を対象としており、具体的には60歳以上のユーザーが割引対象となります。

ただ、60歳以上であれば誰でも割引を受けられるというわけではなく、今回のシニア特割には条件があります。

今回同時に発表された、らくらくスマートフォン向けパケットプランの「らくらくパック」のサービス提供終了と、カケホーダイライトプランの対象範囲拡大も、シニア特割に関連しています。

詳細内容を検証していきたいと思います。

シニア特割ははじめてスマホ割と紐づいている

まずはじめに理解しておきたい点としては、シニア特割の割引としての特徴です。そしてその特徴を理解するためにはまず、「はじめてスマホ割」から理解する必要があります。

 

現在、はじめてスマートフォンを利用するユーザー向けにドコモは、「はじめてスマホ割」を提供しています。

はじめてスマホ割は、最大2年間、カケホーダイプランの基本料金から1520円を割引するというもので、ドコモのスマホを安く利用するためには非常に役立つ割引サービスとなっています。

例えば、シェアパック子番号で分割請求オプションを利用していなければ、カケホーダイプラン+spモード+シェアオプションで合計3500円、そこから1520円割引がかかると、1980円で利用可能となります。競合他社のワンキュッパ/イチキュッパですね。

 

ただ、このはじめてスマホ割には注意点があり、カケホーダイプランを利用している場合には1520円×24回の割引がかかりますが、カケホーダイライトプランを利用している場合には、割引が減額され850円×24回となります。

 

カケホーダイプランからライトプランに下げることで、基本料金としては1000円安くなる形となりますが、はじめてスマホ割が670円減額されてしまうため、結果カケホーダイライトプランを利用しているよりもカケホーダイプランがお得になる金額としては330円だけ、という形になってしまうわけです。

これでは、せっかくカケホーダイプランをライトプランに下げた意味があまりありませんね。

多少5分を超えて通話をしてしまったら、あっという間にカケホーダイプランにしている方が安かった、という結果になってしまいかねません。

 

そこで登場するのが、「シニア特割」です。

カケホーダイライトプランを選択した際にはじめてスマホ割から減額されてしまう670円を、補てんして割引してくれるのです。

つまり具体的には670円×24回、割引されます。

結果的に、カケホーダイプランを利用していた場合に適用されるはじめてスマホ割1520円×24回とまったく同額の割引を、カケホーダイライトプラン選択時にも受けることができるようになるのです。

 

基本料金 はじめてスマホ割 シニア特割 割引総額
カケホーダイプラン 2700円 1520円×24回 × 36480円
カケホーダイライトプラン 1700円 850円×24回 670円×24回 36480円

 

以上の内容からわかる通り、シニア特割は、それ自体単独で存在する割引ではなく、あくまで「はじめてスマホ割」に紐づく割引サービスなのです。

はじめてスマホ割が適用されないケースでは、シニア特割も当然適用されません。

はじめてスマホ割が適用され、さらにカケホーダイライトプランを利用し、利用者の年齢が60歳以上だった場合にのみ、適用される割引なのです。

 

2年間月額980円の内訳とは

ドコモは今回のシニア特割の発表に際して、「2年間月額980円からご利用できます」としていますが、この「980円」はどこからきた980円なのでしょうか。

あまりの安さに「本当にそんな安くなるの?」と疑わしく感じてしまうかもしれません。

実際の料金は、当然ながら様々な条件があり、その条件を満たした場合に実現する料金だったりします。

その条件の中でも特に重要な要素が、シェアパックです。

この980円になる条件として、シェアパックの子回線である、という条件があります。シェアパックの子回線で、カケホーダイライトプランを利用し、さらにはじめてスマホ割およびシニア特割が適用すると、合計で980円になります。

以下の表のとおりです。

 

基本使用料
(はじめてスマホ割/シニア特割適用後)
spモード利用料 シェアオプション定額料 合計月額料金
カケホーダイプラン 1180円 300円 500円 1980円
カケホーダイライトプラン 180円 300円 500円 980円

 

シェアパックの子回線が条件、という点がどうしても引っかかりますが、それでも確かに、980円になります。ここに補償や消費税、本体代金の割賦分などが加わるともっとそれなりに金額は上がりますが、それでもかなり安いといっていいでしょう。

 

らくらくパックがなくなる

今回のシニア特割スタートに関連して二つ、大きな変化が同時に発表されています。

一つは、らくらくスマートフォン向けのパケットプランである、「らくらくパック」の新規受付が終了するというものです。

2017年3月31日をもって、申し込みができなくなります。

らくらくパックは月額2000円で利用できるらくらくスマートフォン向けの格安プランだったわけですが、データ容量が200MB/月とかなり少なく設定されており、あくまでGoogle Playを利用できないらくらくスマートフォン3に合わせたようなプランだったわけです。

ですが、発売を控えているらくらくスマートフォン4からは、Google Playでのアプリのダウンロードに対応することもあり、らくらくスマートフォン3の販売終了に合わせてらくらくパックも終了させる流れと思われます。

とはいえ、らくらくパックがなくなってしまうと、らくらくスマートフォンの料金プランが一気に高騰してしまいます。

それを補うためのシニア特割および、もう一つの変化としてのカケホーダイライトプランの適用パケットパックの拡大ではないかと思われます。

 

カケホーダイライトの適用パケットパック拡大の影響

らくらくパック終了と同時に発表された、カケホーダイライトプランの適用パケットパックの拡大は、今までカケホーダイライトを利用していた場合に選択することができなかった、データSパックが選択できるようになる、というものです。

こちらの変更は、2017年1月30日からとなります。シニア特割と同日開始です。

この変更は、実は非常に大きな変更で、今までのドコモの単独プランでの最安値をこの変更によって更新する形となりました。

つまり、今までの最安値はカケホーダイプラン+spモード+データSパックの6500円だったのですが、今回の変更によってカケホーダイライト+spモード+データSパックの5500円が最安値となります。

 

プラン組み合わせ 合計 ずっとドコモ割適用(15年以上)
今までの最安値 カケホーダイプラン+spモード+データSパック 6500円 5900円
1月30日以降の最安値 カケホーダイライト+spモード+データSパック 5500円 4900円
現在のらくスマの場合 カケホーダイプラン+spモード+らくらくパック 5000円 4400円

 

らくらくパックがなくなって、らくらくスマートフォンの料金が自動的に上がる形となりますが、今回のカケホーダイライトとデータSパックの組み合わせが解禁されたことによって、データSパックを選択した際の料金の上り幅は、500円ということで、なんとか限定的な影響で抑えることができています。

これに加えて、はじめてスマホ割およびシニア特割を勘案すれば、現在のらくらくスマートフォン3がなくなったあと、らくらくスマートフォン4にデータSパックで変更したとしても、事実上今とほとんど変わらない形でらくらくスマートフォン4に変更することは可能となります。

うまい具合に、らくらくパック終了をフォローしてあります。

 

ドコモの他社に対するアドバンテージが拡大

今回のドコモのカケホーダイライトプランとデータSパックの組み合わせ解禁によって、au・ソフトバンクに対するアドバンテージも拡大する形となります。

例えばauのスーパーカケホ+データ定額1の場合、月額4900円となるため、ずっとドコモ割の適用を考えなければ5500円のドコモの方がまだ高いです。ただし、データ容量はドコモは2GBで、auの最安値プランの倍となります。

auで2GBを選択しようとすると、スーパーカケホが選択できないため、カケホ+データ定額2では月額6500円となり、ドコモの方が安いです。

こうなってくると、au・ソフトバンクがそのまま黙ってやり過ごすとは考えにくくなってきます。

今後の他社の動向に注視したいところです。

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