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ドコモ・シェアパック5の全否定/無効化施策とは

      2016/04/09

総務省からの指導によって導入されたドコモの格安プラン「シェアパック5」ですが、2016年4月以降、ドコモは各種サービスやキャンペーンの変更を実施し、その中でシェアパック5をまったく優遇しない内容を導入しました。

これにより、せっかく格安プランを利用できるようになったはずのユーザー層に対しても、端末購入が伴う場合にはシェアパック5のメリットを打ち消してしまうような内容へとシフトしてきています。

そのためシェアパック5利用中のユーザーは、機種変更時には要注意ですし、これからドコモに転入してシェアパック5を利用しようと考えているユーザーも注意する必要があります。

ドコモが仕掛けたシェアパック5利用ユーザーに対する罠とは具体的にどういう内容なのでしょうか。詳細まとめていきます

シェアパック5・三つの適用対象外

ドコモが開始したシェアパック5は、ひと月に利用できる通信容量を5GBに抑えることで、家族で利用すれば料金を最安値に抑えることができるプランです。

長期利用者向けの割引「ずっとドコモ割」や、ドコモの光サービス「ドコモ光」とのセット割引も適用されるため、全体をまとめてしまうとドコモとしてはかなり安く利用できるようになるパケットプランとなっています。
関連記事:「シェアパック5のメリットデメリット詳細まとめ

弱点としては、家族がいない単独ユーザーについてはメリットがまったくなかったり、どうしても家族でのデータ容量利用が多くなってしまう場合には逆に使い勝手が悪くなってしまうためあまり有効活用できませんが、自宅にWi-Fiがあり、あまり通信容量自体必要ないという家族にとっては最適のプランと言えます。

 

今回、そんなドコモのプランとしては久しぶりに優良なプランと呼べるシェアパック5について、三つのサービスの中で適用対象外、または割引減額とされました。

一つ目は、2016年1月21日からスタートしているドコモの学割。シェアパック5利用の場合はドコモの学割は適用対象外です。

二つ目は、家族まとめて割です。こちらもシェアパック5利用の場合は適用対象外です。

そして三つ目が、2016年4月1日より適用条件が変更された、月々サポートです。こちらはシェアパック5を利用している場合、割引金額が減額されるという措置が取られるようになりました。

一つずつ詳細を見ていきます。

 

シェアパック5利用の場合、ドコモの学割は適用対象外

2016年のドコモの学割は、その適用条件としてデータMパック以上、もしくはシェアパック15以上としています。そのため、シェアパック5どころかシェアパック10でも適用しません。

そもそも2016年のドコモの学割は、割引よりもデータ容量の増量に重点が置かれているため、仮にデータSパックやシェアパック5、10で適用するのであれば、非常にメリットの大きな割引施策だったはずです。

にもかかわらず、今回のドコモの学割は、データMパック以上、シェアパック10以上という条件が付加されたことによって、料金を抑えたいユーザーに対しては割引もデータ増量も適用されず、そうしたユーザーにはまったく必要とされない施策となってしまいました。

せっかくのシェアパック5の登場にも関わらず、それを選択すると「ドコモの学割」は適用されないということは、すなわち「シェアパック5は選択させたくない」というドコモの意思があからさまに感じられる結果となってしまっています。

関連記事:「ドコモの学割・2016年春・詳細内容まとめ

 

シェアパック5利用の場合、家族まとめて割が適用対象外

家族まとめて割は、その時期その時期で条件を少しずつ変化させていますが、2016年2月ー3月期の家族まとめて割と、2016年4月ー5月期の家族まとめて割については、シェアパック10以上が適用対象とされ、シェアパック5利用の場合は一切家族まとめて割の割引適用が実施されません。

そのため、家族まとめて割対象機種を2台以上買い替え検討の場合には、シェアパック5を選択すると確実に損をします。

同時買い替え台数が多ければ多いほど、家族まとめて割の割引総額は大きくなるため、シェアパックの選択についてはできる限りシェアパック15以上を選択した方がお得となります(2016年4月ー5月期のiPhone以外の家族まとめて割は、シェアパック10と15でも割引金額が違うため)。

さらにここでドコモの学割が重複して影響を及ぼすこともあります。

つまり、家族で2台以上購入予定で、かつ25歳以下の学割対象者の回線を含む場合、どちらもシェアパック15で初めて最大の割引を受けることでき、シェアパック10なら家族まとめて割は減額されて適用するものの学割は適用されず、中途半端になります。それならむしろいっそのこと、学割も家族まとめて割もあきらめて、シェアパック10ではなくシェアパック5を選択した方がまだいいかもしれません。

シェアパック15を選択すると毎月の利用料金がシェアパック5と比較するとシェアグループで実に月あたり6000円も高くなり、二年で計算すると14万4千円も違います。

さすがにそれだけの金額を家族まとめて割やドコモの学割で補うことはできないため、それらの割引を捨ててでも、データ容量を必要としないユーザーはシェアパック5を選択した方が長い目でみるとお得になります。

ただし、そうしたシェアパック15もいらないユーザーについては、とりあえず一つの方法として、家族まとめて割は同一日に同一店舗で機種購入を実施した場合には即時還元という形で反映されるため、シェアパック15以上に一旦加入する形にしておき、あとからシェアパック5に戻すという方法が有効です。

当月分のシェア15の料金を支払ったとしても少なくとも2台で約2万円割引されるということは、そちらの方がお得です。手間になるのはシェアパック15をシェアパック5に戻す手続きですが、わざわざ店頭に来店しなくてもWEB上からでも変更手続きは可能ですインフォメーションセンターへ電話をすることで手続き可能です。ただし、注意点として、シェアパック15からシェアパック10または5への変更は、WEB上(My docomo)からでは変更手続きできません。(ご指摘により訂正)

こうした方法をとれば、シェアパック5の家族まとめて割に関するマイナス要素は若干取り戻すことができます。

 

シェアパック5利用で月々サポート適用額減額

そしてもう一点、新たにシステムが変更となったのが、この月々サポートについてです。

今まで月々サポートは、利用プランにかかわらず同一機種であれば同一の割引が適用されていたのですが、2016年4月1日以降、データSパック利用ユーザーおよびシェアパック5利用ユーザーに対しては、月々サポート総額10368円(432円/月)減額するシステムが開始されました。

これにより、シェアパック5を利用している場合、一人あたり買い替え時の損失が10368円、家族の人数が多ければ多いほどマイナスが膨らんでいく形となります。

これに加えて家族まとめて割やドコモの学割の分まで含めると、最安値のはずのシェアパック5のお得感が激減していることに気付くと思います。

プランだけで見ると家族2回線以上で最安値を作ることができるシェアパック5ですが、その代わり機種購入時の特典が次々削られていくので、最終的にはシェアパック10を利用している場合とそう変わらない負担総額になる可能性すらあります。

つまりはシェアパック5の全否定/無効化です。

 

シェアパック5は本当にお得なのか

シェアパック5が本当にお得なのかどうかは、その利用しているユーザーごとに変わってきます。

非常にお得なるケースもあれば、逆にシェアパック5にすると容量が足りなくて困るというケースもあると思います。さすがに家族で月5GBはさすがに少ないかな、と感じている人も少なくないでしょう。そう考えると思ったほどにシェアパック5は使えないサービスになり果ててしまう可能性もあります。

もちろんしっかりサービス内容を把握できていて正しく適用する場合においては、全く損することがないプランでもあるのですが、以上みてきたように、シェアパック5は各種サービスキャンペーンにおいてまったく優遇されません。

そして総務省の方針として、端末代金に関しては適正価格にし(つまり値上げ)、利用料金に関しては長く利用しているユーザーやもともと利用が少ないユーザーに関しては安く、という方向へとさらに舵が切られるものと思われます。

ユーザ―目線としては、利用料金はシェアパック5などをうまく活用することで安くなるようにはなりましたが、端末代金は割引を減らし実質の値上げ(つまり適正価格)になることで、結果的にケータイ/スマホの利用料金総額としては据え置きもしくは値上げになってしまいます。

シェアパック5はこうした割引施策によってその存在価値を真っ向から否定され続けている状況です。それでもプランとしては最安値を実現可能であることには間違いありません。

安くなる人は確実に安くなりますので、しっかりとその点検証のうえで申し込みをしてみましょう。

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