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SIMロック解除(ドコモ・au・ソフトバンク)の詳細をまとめてみる

   

2015年5月、総務省の指導によりSIMロック解除が義務化され、それまでもiPhone以外自由にSIMロック解除ができていたドコモだけでなく、auソフトバンクもついに全面的にSIMロック解除を実施するようになりました。

ただ、このSIMロック解除について、キャリアや機種、発売時期によって内容が変わってくるため非常にわかりにくく、混乱が生じている人も少なくないようです。

一度全体的に、SIMロック解除についてわかりやすく見直してみます。

なお、2017年5月24日より、ドコモは新しくSIMロック解除受付条件を変更すると発表しています。

その内容についてもあわせて解説していきます。

ドコモのSIMロック解除

まずはNTTドコモのSIMロック解除についてです。

ドコモは元々、2015年4月以前も基本的にSIMロック解除をドコモショップにて受付していました。

唯一例外的にSIMロック解除ができなかったのはiPhoneだけで、Androidスマートフォンについてはよほど古い機種(2011年3月以前発売の機種・Cシリーズなど)でない限りは全機種、SIMロック解除ができる状態でした。

それが、2015年5月以降は、総務省の指導に合わせてSIMロックの基準を変更したため、それが混乱の元となっています。

つまり現在、ドコモの端末のSIMロック解除を実施する場合、二通りのケースがあるのです。

 

ケース1:2011年4月~2015年4月までに発売された機種のSIMロック解除(iPhone除く)

ケース2:2015年5月以降に発売された機種のSIMロック解除(iPhone含む)

 

即時でSIMロック解除ができるドコモスマホ

ケース1に該当する場合、ドコモショップにて即時でSIMロック解除を実施してくれます。この場合手数料が3000円(税抜)かかります。

ただし、iPhoneは対象機種に含まれていませんので、iPhone 5s/iPhone 5c/iPhone 6/iPhone 6 PlusはSIMロック解除不可です。

ケース1に該当する機種の場合、仮にオークション等で手に入れた機種であっても、いつでもSIMロック解除が可能となっています。

 

「購入から6ヶ月」のカウント方法について

ケース2に該当する場合には、購入から6ヶ月経過後にSIMロック解除が可能となります。ドコモショップで解除してもらうと手数料が3000円かかりますが、WEB上から手続きをすれば手数料無料です。

ケース2に該当する機種にはiPhone 6s/6s Plusも含みます。

「購入から6ヶ月経過後」という点には1点例外があり、過去SIMロック解除実績がある回線からの申し込みであれば、前回のSIMロック解除受付から6ヶ月以上経過している場合、端末購入日から6ヶ月経過していない場合でもSIMロック解除が可能となっています。

少しわかりにくいですが、前回SIMロック解除をしたことがある人に対しては、SIMロック解除までの期間を前回のSIMロック解除からカウントしますよ、というようなことですね。

 

オークション購入の場合SIMロック解除ができないドコモスマホ

ただ、ケース1に対してケース2の場合、大きな注意点として、「契約者本人の購入履歴がある機種であること」という条件が追加されました。

つまり、オークションで手に入れた機種であったり、中古スマホ販売店で購入した端末だったり、知人友人家族などからもらった機種の場合、それが2015年5月以降発売の機種であれば、自分の契約にその機種の購入履歴がないため、SIMロック解除ができません

この注意点を踏まえると、オークション等で中古スマホを購入する場合、2015年5月以降に発売された機種であれば、購入する前にSIMロックが解除されているかしっかり確認しておかないと、あとから解除はできないことになります。

逆に言えば、ドコモの中古スマホを販売する場合、2015年5月以降発売機種についてはSIMロックを解除したうえで販売した方が親切といえるでしょう。

 

2017年5月24日以降・ドコモのSIMロック解除条件

今までのSIMロック解除受付条件から、2017年5月24日以降は大きくその内容が変更されます。

対象機種は、「2015年5月1日(金曜)以降に発売された機種」となっており、それ以前に発売された機種のSIMロック解除については今までの条件がそのまま適用されます。

今回変更となる内容は以下の通りです。

 

分割払いで機種購入の場合 機種購入日から100日が経過した日よりSIMロック解除の手続きが可能
一括払いで機種購入の場合 機種購入日より即日SIMロック解除手続きが可能

 

5月24日以前までは、購入日から6ヶ月経過が条件だったため、そこから考えると、SIMロック解除を実施できるようになるまでの期間が一気に3ヶ月ほど短縮されています。

さらに、今までは分割購入でも一括購入でも条件はまったく一緒で必ず6ヶ月待つ必要がありましたが、一括購入の場合には即日SIMロック解除が可能となるように変更されます。これは大きいですね。

結局端末代金の支払額としては一括でも分割でも総額は変わらないのですから、SIMロック解除を実施する必要があり、ある程度資金に余裕があるのであれば、一括購入すればすぐにSIMロック解除して海外SIMで利用したりすることができるようになります。

ただ、念のために付け加えておきますが、MVNOの格安SIMを利用する場合には、ドコモ系MVNOであればSIMロック解除は実施しなくてもそのまま利用することが可能なので、「SIMロック解除しないと格安SIMは使えない」と勘違いしないようにしましょう。

 

さて、このドコモのSIMロック解除の受付条件変更には、いくつか注意点がありますので、ここでまとめておきます。

まず、仮に機種購入が分割購入であったとしても、同一回線でSIMロック解除実績があり、なおかつ前回のSIMロック解除から100日以上経過している場合、機種購入後すぐにでもSIMロック解除が可能となります。

この内容は、5月23日以前のSIMロック解除の条件の中にも同様のものがありましたので、「6ヶ月」の部分が「100日」になっただけで継続と考えればいいと思います。

 

そしてもう一つ。端末購入サポート利用時についてです。

もし端末購入サポートを利用して機種購入を実施した場合、仮に端末代金を一括で支払っていたとしても、分割購入した時と同じ、100日ルールが適用されます

ただし、端末購入サポート解除料を支払った場合にはSIMロック解除が100日を待たずして可能となる、ということです。

とはいえ、端末購入サポートで購入しながら解除料を支払うなどということはあまりにばかばかしいので、あまりこういうケースはないかもしれません。それなら月々サポート機種を購入して一括支払いした方が、まだ月々サポートは残るのでお得感は高いと言えます。

2017年5月24日以降には以上の注意点に注意しながら、SIMロック解除を実施していきましょう。

 

auのSIMロック解除

auは、過去SIMロック解除を一切行っていなかったため、逆に基準は明解です。

2015年5月以降に発売されたスマートフォン/タブレット/Wi-FiルーターなどがSIMロック解除機能対応で、例外として2015年4月23日発売の「Galaxy S6 edge SCV31」はSIMロック解除対象機種となります。

iPhoneについても、2015年5月以降に発売されたiPhone 6s/6s PlusのみがSIMロック解除対象で、iPhone 5s/5c/iPhone 6/6 Plusは対象外となります。

実際のSIMロック解除を実施するためには、対象機種購入から180日経過後に手続き実施ができるようになります。

 

auのSIMロック解除はWEBとショップ二通り

auのSIMロックも、WEBから実施する方法とauショップ店頭に出向いての実施と二通りやり方があります。

WEBでのSIMロック解除の場合、手数料は無料となりますが、ただし契約中のau回線で購入履歴が確認できる機種のみが対象となります。この点、ドコモと一緒です。

一方でauショップ店頭での実施の場合、購入履歴にかかわらず、auの契約があればSIMロック解除手続きができます。つまり、オークション等で手に入れた白ロム端末でもSIMロック解除が可能ということです。

店頭での手続きの場合、手数料が3000円(税抜)かかりますが、それでもドコモの2015年5月以降発売機種のように、購入履歴がないと完全にSIMロック解除できないということはありません。

 

ソフトバンクのSIMロック解除

ソフトバンクのSIMロック解除は、auと内容が似ています。

異なる点としては、ソフトバンクもドコモ同様、2015年4月まで発売された機種の中にSIMロック解除可能とされていた機種が、ほんの一部ですが存在する点です。

それらのスマートフォンについては、今まで通り即日SIMロック解除が可能です。

 

それ以外、つまり2015年5月以降に発売されたスマートフォンについては、au同様180日経過後、181日目からSIMロック解除が可能となっています。

iPhoneについても同様で、iPhone 6s/6s PlusからがSIMロック解除対象で、それ以前のiPhoneはSIMロック解除できません。

 

ソフトバンクも店頭受付なら白ロムのSIMロック解除可能

SIMロック解除受付も、WEBソフトバンクショップ店頭と二種類用意されています。

ただし、WEBから手続きを実施する場合には、SIMロック解除を行う製品をソフトバンクから購入し、現在利用中の場合に限りSIMロック解除可能となっています。

つまりは購入履歴が必要ということですね。この条件を満たせば、WEBからSIMロック解除を実施する場合の手数料は無料です。

 

ソフトバンクショップ店頭でSIMロック解除を実施する場合にはそうした条件はないので、au同様オークション等で手に入れた白ロム端末のSIMロック解除を実施したい場合には、手数料3000円はかかりますが、ショップ店頭で手続きを実施する必要があります。

 

au、ソフトバンクについてはそれぞれ、SIMロックを解除したあとに、今まで利用していたSIMとは別会社のSIMカードを挿入し、本体側から設定を実施する必要がある点がドコモとの大きな違いです。この点は要注意です。

 

iPhoneのSIMロック解除について

Android端末と違い、iPhoneの場合には、SIMロック解除に関してまた違った手続きが必要となります。

まず、大前提として通信キャリアでのSIMロック解除手続きが先です。上記の手続きをキャリアごとに実施する必要があります。

その上で、もし加入先の通信キャリア以外のSIMカードをすでに持っている場合には、そのSIMカードをiPhoneに入れ、設定プロセスを完了させることでSIMロック解除が完了します。

 

もし他のSIMカードを持っていない場合には、「iPhoneをバックアップ」し、そのうえで「iPhoneのデータを消去」します。さらに、バックアップしたデータから「iPhoneを復元」することで、完了します。

詳しいiPhoneのSIMロック解除に関しては、Appleのサポートページを参考にしてください。

 

SIMロック解除後/対応周波数の問題

SIMロックをなんのために解除するのかというと、海外SIMを入れての利用だったり、ドコモスマホにau、ソフトバンクのSIMを入れて利用したい、などの要望がある場合にSIMロック解除が必要となります。

あとはMVNOの格安SIMを利用したいときなどです。

MVNOは基本ドコモ系がほとんどなので、ドコモスマホにドコモ系MVNOであればSIMロック解除は不要ですが、auスマホやソフトバンクスマホにドコモ系MVNOを入れて利用するのであればSIMロック解除が必須になります。

 

しかしいずれの場合にも、もう一つの問題として、端末側の対応周波数の問題があります。

せっかくSIMロック解除をして他社SIMを入れて利用したとしても、端末の対応周波数帯が、新しく入れたSIMの周波数帯とずれていれば、なんの意味もありません。通信はできたとしても速度が非常に遅い、というケースは十分考えられます。最悪周波数帯がまったく対応していなければ、当然SIMロックを解除してもまったく通信できません

そのため、SIMロック解除を実施して、どういうSIMを入れて利用したいのか、という点をまず事前に確認しておく必要があります。

そのうえで、新しく利用しようとしているSIMカードが利用している周波数帯と、スマホ端末側の対応周波数帯がちゃんと合致しているかどうかを確認しておきましょう。

せっかくSIMロックを解除しても、その点の確認が抜けているとなんの意味もありませんので、SIMロック解除が無駄にならないように注意しましょう。

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