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ドコモのシンプルプランは本当にお得なのか

      2017/09/24

2017年4月28日、ドコモは通話をあまりかけないユーザー向けの新プランとして「シンプルプラン」を発表し、5月24日より提供開始しました。

今までドコモは、「カケホーダイプラン」を基本として、電話をあまりかけないユーザー向けには「カケホーダイライトプラン」を提供してきました。

今回発表されたシンプルプランはその両方のプランの料金をさらに下回る格安プランとなっており、月額料金「980円」で利用可能です。

果たして、シンプルプランは本当にお得なのでしょうか。どういう注意点が存在するのでしょうか。

詳細内容を確認していこうと思います。

なお、同時発表されている「ウルトラシェアパック30」については、関連記事「ウルトラパックまとめ」にて、6月1日から開始されるさらなる割引プランドコモウィズについては「docomo with(ドコモ ウィズ)まとめ」にて解説しています。

ドコモのシンプルプランとは何か

 

今回ドコモが提供開始するシンプルプランは、月額980円で利用することが可能な格安プランとなっています。

申し込み受付は2017年5月24日から開始されています。

ドコモの当月のプラン変更は、カケホーダイプラン(ライト含む)からの変更の場合には翌月適用となるため、既存ユーザーに関してはほぼ実質6月からのスタートとなります。

新規申し込みユーザーの場合には当月より利用可能なので、5月24日以降に申し込みをすると即日開始となり、他のプランと内容が同じであれば当月は日割りの計算での請求になります。

 

月額980円と聞くとかなり安いと感じられますが、特徴としては、カケホーダイプランとは異なり、通話定額制プランではなく、従量制プランです。

つまり、かけた分だけ通話料がかかる、ということです。カケホーダイプランがスタートしてからドコモのXiプランには、通話の従量制プランはずっと存在していませんでしたが、今回初めて登場する形となります。

これにより、通話を本当にかけない、というユーザーにとっては今までのカケホーダイライトの料金1700円から980円に、料金を抑えることができるようになるため、メリットは大きいといえます。

詳細なポイントを以下でまとめます。

 

シンプルプランの月額料金

・980円/月(税別)+通話料金:30秒20円(国内通話/ドコモ携帯、他社携帯、固定電話含む)

・かけた分だけ従量制プラン

・ファミリー割引内通話は無料

・カケホーダイライト(1700円)を下回る、Xi最安値プラン

 

シンプルプランの適用条件

・シェアパックもしくはシェアオプションの利用が必須/シェア代表回線および子回線可

 

この適用条件については次で解説します。

 

シンプルプランはシェアパック加入が条件

ドコモの新プランである「シンプルプラン」は、利用に一つだけ条件があり、シェアパック利用が条件とされています。

シェアパックを利用していない、単独ユーザーにはいきなりの落とし穴に感じられるかもしれませんね。

あくまでシンプルプランはシェアパックありきのプランです。

 

月額基本使用料 定期契約あり 980円
定期契約なし 2480円
国内通話料 ドコモ携帯電話宛 国内通話20円/30秒
他社携帯電話
固定電話宛など
データ通信料 パケットパック加入 シェアパックより選択
パケットパック未加入
(シンプルプランでは選択不可)
Xi 0.6円/KB
SMS送信料 SMS(国内) 3円/回~
国際SMS 50円/回~

 

二年の定期契約ありの場合が980円で、定期契約なしの場合には2480円となります。定期契約なしを選ぶメリットはほとんどありませんので、事実上、定期契約なしという選択肢はないのと同じです。

つまり二年更新はカケホーダイプランなどと同じく引き続きついてくるということです。ここは仕方ありません。

さらにシンプルプランにはシンプルプラン(スマホ)シンプルプラン(ケータイ)で分けられていますが、内容には全く違いはありません。

その他の点も、特に大きな注意点はありませんので、特に注意すべきはやはりシェアパック加入が必要という点です。

 

シンプルプランの基本的な料金構成

仮にシェアパック子回線だった場合で、基本的な料金構成をシミュレーションしてみると、

 

シンプルプラン+シェアオプション+spモードで、

980円+500円+300円=1780円

合計1780円です。かなり安く抑えられます。仮に親回線の場合の最安値は、

 

シンプルプラン+spモード+シェアパック5

980円+300円+6500円=7780円

 

となります。案外悪くないかもしれません。ドコモの料金としては安い部類です。

仮に2回線で利用しているのであれば、シェアパック5の2回線ともシンプルプランなら、7780円と1780円で、9560円となり、1万円以下で抑えられます

もちろんこの上に消費税は必ず加算されますし、補償、端末代金が追加になるケースも多いと思われるため、もう少し実際は高くなりますが、それでも今までよりは安く抑えられる可能性大です。

シェアパックが必要という点は一見落とし穴にも見えますが、家族で2回線以上ドコモ回線があるのであれば、最低パケットのシェアパック5を利用する形にすれば確実にお得です。

 

シェアパックはより組みやすくなった

とにかくシンプルプランを利用するためにはシェアパックを組む必要があるわけですが、シンプルプランは今まで以上に組みやすくはなりました。

ドコモは2017年9月1日より、シェアパックのデータ量上限を個別に設定することができる「データ量上限設定オプション」を開始しています。→「ドコモのデータ量上限設定オプションはシェアパックユーザー要注目

つまり、シェアパック5の場合、夫用に2GB、妻用に1GB、子用に2GB、という具合に、シェアパック容量内で、それぞれの回線ごとに割り振りができるようになったのです。

今まではこれができず、シェアパック内での容量の使い方はシェアグループ内で話し合うしかなかったのですが、この機能が搭載されることによって、シェアパックにおける特定ユーザーの使い過ぎを防ぐことができるようになり、「一人だけ使いすぎる人がいるからシェアパックは組めない」ということがなくなったわけです。

これを念頭においておけば、シンプルプランはより申し込みしやすくなるのは間違いなさそうです。

 

シンプルプランのここがお得

シンプルプランでもdカード GOLDは活躍する

仮にシンプルプランの申し込みをしたとしても、料金はもちろん安くすることができますが、dポイントはそのまま引き続き貯まっていきますので、dカード GOLDによる10%のポイント還元は継続です。

しかも、シンプルプランはシェアパックが条件となっていることもあり、単独ユーザーよりもさらにポイントは貯めやすいといえます。家族カードも有効活用できます。

もうかなり多くのドコモユーザーが利用開始しているdカード GOLDですが、シェアパックドコモ光とのコンボで確実にお得になりますので、しっかり活用していきたいところです。

シェアパックとドコモ光によってdカード GOLDがどうお得になるかは別記事を参照ください。

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか

 

docomo with(ドコモウィズ)とのコラボで最強の格安プランへ

当初、シンプルプラン発表の段階では、安くなるとはいえ限定的かな、という印象が否めないところでしたが、これに加えてdocomo withがスタートしたことにより、うまくこの両プランを併用させることによって、かなりの格安料金を実現できるようになりました。

前述した基本的な料金構成から考えてみます。

 

 

この形で最安値の1780円が実現できるのですが、docomo withを適用させると、ここからさらに月額1500円が割引され、なんと月額280円となります。しかも期間を限定することなくずっとその料金で利用できるようになってしまうのです。これは安すぎますね。

もちろん、それでもまだまだ条件がある程度限定されてしまう部分はあるものの(対象機種など)、徐々にドコモの料金プラン改革が進んできているのは間違いありません。ドコモウィズについても詳細内容をしっかり理解した上で、もっとも自分の利用方法にあったプランを選択してみましょう。

関連記事:「docomo with(ドコモウィズ)は本当にお得なのか

 

iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plusでも選択可能

2017年もいよいよ新iPhoneが登場しました。

気になるのは、そのiPhoneを購入した際に、シンプルプランが対応するのかどうかという点です。

結論から言えば、iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plusの購入時にも、まったく問題なくシンプルプランを選択することは可能です。

ただ、併用することで最大の効果を発揮するdocomo with(ドコモウィズ)に関しては、対象機種が設定されているため、iPhone購入時には適用されない形となります。

とはいえ、シンプルプランは通常通り利用できますし、短期間で新しいiPhoneに買い替えを実施している人向けには、新しく「機種変更応援プログラムプラス」も開始されましたので、合わせてお得にiPhoneを購入できるようになっています。

 

シンプルプランの気になるポイント

シンプルプランはファミリー割引内通話は無料

シンプルプランは純粋に、FOMAプランの「タイプシンプル」をイメージするとわかりやすいかもしれません。

無料通話分はなし、通話料は30秒あたり20円、ただし家族間通話については無料になる、という特徴は「タイプシンプル」と全く同じです。

そのため、通話はもともとあまりかけないけれど、最低限家族分だけはかける、というユーザーにとってもタイプシンプルは使い勝手のいいプランといえそうです。

最近カケホーダイプランの登場によってシェアパック以外では有名無実化していた「ファミリー割引」が、ここにきて活躍の場を再度取り戻す形となりそうです。

 

シンプルプランでも月々サポートは継続適用

もしシンプルプランに変更した場合、現在適用されている月々サポートや、機種変更した際に適用されるはずの月々サポートが適用対象外になったりすることはないか、インフォメーションセンターに確認してみました。

その結果として、シンプルプランに仮に変更したとしても、現状適用されている月々サポートが変更になったり適用外になったりすることはなく、そのまま継続適用になるということです。

加えて、新規契約をしたり機種変更をしたりして新たに月々サポートが適用される場合についても、シンプルプランを仮に選択したとしても問題なく適用されるということです。

加えて、端末購入サポート対象機種を購入した場合でも、シンプルプランを選択することでそれが適用しなくなることはないということです。

つまり、買い替えに関しては特に心配することなく、シンプルプランを選択することができるということです。

 

はじめてスマホ割・ドコモの学割は適用外

すでに申し込みは終了している「はじめてスマホ割」、「ドコモにチェンジ割」、「ドコモの学割」などの料金割引キャンペーンが適用されている場合、シンプルプランに変更するとこれらの料金割引が適用外になってしまうため注意しましょう。

特に「はじめてスマホ割」に関しては割引額も大きいので、適用されている間は最低でもカケホーダイライトプランにしておいて、割引を受けつづけた方がお得になるケースが多いといえます。

はじめてスマホ割適用で「カケホーダイプラン」の月額料金は1180円、「カケホーダイライトプラン」利用中の場合は月額850円、「シニア特割」が追加適用されている場合には月額180円となります。

つまり、カケホーダイプランの場合のみ、シンプルプランにした方が料金は安くなりますが、200円の差で電話がカケホーダイになるので、場合によってはそのままの方がお得です。仮に電話をそれほどかけない、という場合には、単純にカケホーダイライトプランにすれば、850円で済みますし「シニア特割」が適用するなら180円になるので、シンプルプランを選択する理由はないと言えます。

 

ドコモの学割(2017)が適用している場合も、1000円割引か1000ポイントプレゼントなので、カケホーダイライトにすれば実質700円となり、シンプルプランを下回るため、学割適用期間を終えるまでは、そのままにしておいた方がお得となります。

ドコモの学割2016の場合には、料金割引以外に特典としてボーナスパケットがありますが、シンプルプランに変更してドコモの学割2016の料金割引が適用外になったとしても、ボーナスパケットに関してはそのまま継続となります。

 

ただし、2017年6月1日より再度開始された「シニアはじめてスマホ割」については、シンプルプランでも適用可能となっており、月額980円が割引されます。これにより、シンプルプランの料金980円が全額割引され、基本料金はなんと0円から利用可能となります

シェアパック子回線であれば、spモードとシェアオプションのみ、つまり880円で利用可能ということですね。

非常にお得です。これから60歳以上の方でスマートフォンに変えたいと考えているのであれば、シニアはじめてスマホ割とシンプルプランの併用は利用価値が高いといえそうです。

 

電話をかけるユーザーはシンプルプランは向いていない?

繰り返しますが、シンプルプランは通話定額制プランではないので、通話をよく利用するユーザーにはまったく向いていません

通話料がかければかけるほど30秒あたり20円かかってしまうので、月額980円だから安いと思って変更してみたら、かえってかなり高額請求がきてしまった、というケースも十分考えられます。

今まではカケホーダイ+パケットパックという完全定額の枠内にあったため、使い方による高額請求は存在しなかったわけですが、シンプルプランは従量制プランなので、使い方を一歩間違うと、以前のように高額請求が発生する可能性も出てくるわけです。

そのあたりをしっかり理解した上で、申し込みをするようにしましょう。

 

シンプルプラン対他社と格安スマホ

auから「au ピタットプラン」/ソフトバンクは動かず

シンプルプランは、ドコモ発の久しぶりに大きな新プランの発表となりました。その後続けざまにドコモは、「docomo with(ドコモウィズ)」をスタートさせ、格安SIM(主にUQモバイル・ワイモバイルが念頭にあると思われます)対抗を鮮明にしました。

これを受けてauは、「au ピタットプラン/au フラットプラン」を開始しましたが、ソフトバンクはそもそもワイモバイルで格安路線は提供しているというスタンスから、動きを見せませんでした。

ドコモのシンプルプランとdocomo with、auのau ピタットプランはそれぞれに特徴を持ち、細かい違いも多いですが、共通しているのはどちらも今までにない格安料金を実現することができるプランである、という点です。

 

非常に安いシンプルプランは格安スマホより安いのか

ドコモのシンプルプランは、前項までで見てきたように最低料金1780円から使える、という点が何よりも強力な訴求ポイントです。(docomo with併用で最低料金280円になります

月額1780円という部分にだけ注目すれば、格安スマホ対抗プラン、と言われるのも納得の安さではありますが、それならば格安スマホを検討していた人もわざわざ格安スマホに変える必要はなく、そのままシンプルプランを利用すればいいのでしょうか。

 

例えば、家族がシェアパックを利用している、ということであれば、子回線単独で見れば格安スマホに近い安さである、とはいえそうです。

つまりは「条件付きの格安」ですね。「条件」はシェアパック子回線として利用すること、という形になります。

 

もしLINEモバイルのLINEフリープランで音声通話付きにした場合、合計1200円になります。データ容量は1GBですが、ドコモでシンプルプランを利用した場合よりもまだ安くなります

そういう意味では、やはり「安さ」にフォーカスした場合、どうしてもトータルコストではある程度の料金になるドコモよりも、格安スマホ/格安SIMの方がメリットはあるようです。

 

ただしここでは、安さだけに注目していいのか、と考える必要があります。

今までドコモを利用してきて、ドコモを利用するメリットは「安さ」だけでは計り知れないということをご存知の方も多いと思います。

つまりは、ドコモショップの存在、手厚いサポートの充実です。

今までスマホのことをよくわからないという方でもそれなりに利用できて来たのは、ドコモにある程度任せていたから、ショップで色々質問できたから、というケースも少なくないと思います。それを格安スマホ/格安SIMに変更するということは、それらのサポートをすべて捨てる形になります。

そんな状況に多少なりとも不安を覚える、という人は、ここまでドコモが安くなってきつつあるのですから、あえて格安SIMや格安スマホを選択する必要性は限りなく少なくなりつつあるといえそうです。

 

いずれにしてもドコモの料金が今まで以上にさらに一段階安くなったことは間違いないので、利用シーンや考え方によって、十分ドコモを継続利用するメリットはあるのではないでしょうか。

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