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ソフトバンクの1GBプラン/データ定額パック・小容量(1)を検証

      2016/03/02

ソフトバンクは2016年1月7日、他のドコモ、auに先駆けて、先日総務省より要請のあった5000円以内・1GBプランを発表しました。

従来の通話し放題ライト(1700円)+S!ベーシックパック(300円)に、データ定額パック・小容量(1)(2900円)を加えて合計で4900円です。

想像よりもひねりのない、シンプルな発想で攻めてきた印象です。詳細を検証します。

要請通りの5000円以内1GB・「4900円」プラン

今回ソフトバンクが追加したデータ定額パック・小容量(1)は、月あたりの上限容量を1GBとし、単独で2900円としています。

そのため、

通話し放題ライト(1700円)+S!ベーシックパック(300円)+データ定額パック・小容量(1)(2900円)=4900円

となります。

 

今までの従来プランであれば、通話し放題ライトに対してはデータ定額パック・標準(5)以上しか利用できなかったため、

通話し放題ライト(1700円)+S!ベーシックパック(300円)+データ定額パック・標準(5)(5000円)=7000円

となっていました。そこからすると、2100円安くなった形です。

 

最安値の形としては、

通話し放題定額(2700円)+S!ベーシックパック(300円)+データ定額パック・小容量(2)(3500円)=6500円

だったため、そこから考えれば1600円安くなります

 

ただし、ただ安くなるわけではなく、当然のことながら容量は少なくなりますし、通話にも時間制限が付き、間違ってたくさんかければ料金は加算されます。

本当に最低限しか利用しない、というユーザーでなければ、かえって通話料金が高くなるというケースも考えられますので注意が必要です。

 

端末補償と消費税の問題

さて、せっかくの5000円以内プランの登場ですが、その実態として完全に5000円以内に収まるわけではないことは理解しておく必要があります。

まずは単純に消費税の問題があります。現在8%、2017年4月からは10%と考えると、8%時点でも4900円プランは税込み5292円、来年10%になったら5390円です。

 

そして端末の補償の問題があります。補償は元々つけなくても構わないわけですが、実際のところ端末の補償を外すことにはかなり大きなリスクが伴います。

ソフトバンクであればiPhone用に「あんしん保証パック(i)プラス」がありますが、月額料金は税別650円です。

この補償まで含めると、税別5550円、税込みで5994円結局6000円近くになります。

 

この上にもし端末の割賦代金が乗り、しかも今回の料金値下げによって端末の値下げが今より減れば、より毎月の割賦金額は上がる可能性もありますので、そうなると結果的に今までと何も変わりません。

特に、大手キャリアに何も期待していませんでしたが、予想通りといえそうです。

ただし、端末代を考えなければ、利用状況によっては確実に若干ではありますが安くなるユーザーも出てくるはずなので、開始予定の2016年4月以降にはとりあえず検討の余地はあるかもしれません。

 

通話し放題ライトとデータ定額パック小容量(2)の組み合わせはどうなる?

もう一点、注意点があります。

スマ放題の通話し放題ライトが開始された際に、通話し放題ライトとデータ定額パック小容量(2)を組み合わせて最安値の5500円にしようと考えた人は少なくないと思います。

ただ、そうなるとキャリアとしての収益が減るので、通話し放題ライトはあくまでデータ定額パック・標準(5)以上との組み合わせのみ申し込み可能とされました。

そのため、最安値は通話し放題とデータ定額パック・小容量(2)の組み合わせでの6500円のままで、安くしたくても安くできなかったのです。

ただし今回、通話し放題ライトとデータ定額パック・小容量(1)が使えるようになりはしますが、通話し放題ライトとデータ定額パック・小容量(2)との組み合わせが可能になるのかどうかも気になるところです。

つまり、通話し放題ライトにはしたいけれど、1GBではさすがに少ないから2GBにしたい、という場合にもし、その組み合わせが今まで通り不可とされる場合、ユーザーとしては1GBで我慢するか、今まで通りの通話し放題ライトと5GBで我慢するかの二者択一になります。

とはいえ、通話し放題ライトと1GBにしておいて、容量が足りなければ追加すればいいのですから、ライトと2GBの組み合わせが不可、ということはやはりなさそうですね。

 

同じようなケースで、通話はたくさんするけれども通信容量はWi-Fiがあるから1GBで十分、という場合に、スマ放題と1GBが組み合わせられるかどうかも、今後の注目です。

 

端末値上げのための「言い訳」

ユーザーとして怖いのは、今回の4900円プランが、端末を値上げするための「言い訳」とされないか、という点です。

結局端末代が今までよりも値引きされなくなったり高くなるのなら、むしろ実質的な値上げになる人のほうが多いからです。

何しろ、今回の4900円プランは、あくまで通話も通信も非常に少ない利用しかないというライトユーザー向けのプランでしかなく、電話はそこそこかけるし、通信容量も最低5GBはないとやってられない、という人にとってはとても選択できるプランではないのです。

にもかかわらず、端末代金は平等に値上げとなると、今度は割を食うのはミドルユーザーとヘビーユーザーです。

結果的に得をするのはキャリアのみ、という展開も十分あり得ます。

結局この大手3キャリア寡占状態に風穴を開けられるのはMVNOしかない、という現実は今後も変わらないと思われます。

 

ドコモとauの今後の動きに注目

今回のソフトバンクの新プランは、思ったよりもシンプルだったという印象です。まだ、前述したような他のプランとの組み合わせがどうなるのかという問題は明らかになっていませんが、今後スタートが近づくにつれ、そのあたりも詳細がわかってくることでしょう。

発表は最も早かったソフトバンクですが、開始予定は逆に最も遅く、2016年4月予定としています。

一年の間の最大の商戦期である3月を避けてきた形です。

ただ、ドコモに関しては先んじて3月1日より「シェアパック5」の受付を開始しており、auもデータ定額1を3月に開始予定としています。

1社だけ4月にずれ込むのをよしとせず、3月中に開始されることもないこともないと思われるため、動きを注視していきたいところです。

とはいえ、もちろんソフトバンクとしてはあまり出したくないプランでもあるでしょうから、積極的な案内や訴求はないかもしれず、そうなるとそのまま4月まで待たされるのかもしれません。

関連記事:「ドコモのシェアパック5・メリットデメリット内容まとめ」「auのデータ定額1+スーパーカケホまとめ

 

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