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SONY/Xperiaと「α7」フルサイズミラーレス一眼カメラの実力まとめ

   

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ドコモ/au/ソフトバンクの3キャリアで発売されているSONYのフラッグシップモデルXperia Z5。その特徴の一つでもある、Xperiaのカメラに注目してみました。

 

元々Xperia Zシリーズは、カメラにもこだわりをもって作られており、通常のスマートフォンで利用されているサイズよりも大きいイメージセンサー(1/2.3型)を採用しており、コンパクトデジタルカメラと近いレベルで写真を撮影することができるようになっています。

裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor(エクスモア) RS for mobile」と言えば、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

そしてSONYのフルサイズミラーレスデジタル一眼カメラ「α7(アルファセブン)」チームとの連携によってさらなる進化を遂げたイメージセンサーを搭載したXperia Z5はまさしく「Xperia X」登場前の「Xperia Z」の集大成と呼べる機種になっているのです。
※関連記事:「Xperia X Performanceはドコモ2016年夏モデルか

Xperiaの裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor」

そもそもイメージセンサーとはいったいどういうものなのか、というところから始めなければなりません。

カメラが好きな人ならともかくとして、カメラの詳細に詳しくない一般のユーザーにとって、イメージセンサーだ裏面照射型だと言われても何がなんだかわからないと思います。

イメージセンサーを正しく理解するためには、デジタルカメラの構造と仕組みを理解する必要があるのですが、ここではそうした手順を完全に省いてザックリと解説します。SONYのExmor CMOSセンサーの解説ページにいい一文があったのでそのまま引用しようと思います。

 

撮像素子は、イメージセンサーとも呼ばれ、レンズから入った光を効率よくデジタルの信号に変換し再現する役割を担っています。

センサーが大きいほど、光をより多く取り込め、豊かな階調を表現でき、また、暗いところでもノイズの少ないクリアな画質で撮れます。

 

つまりはこういうことです。センサーのサイズが大きければ大きいほど、カメラにとっては有利なのです。

ハイエンドのデジタル一眼レフカメラであれば、35mmフルサイズセンサーを搭載していますが、当然のことながら他のカメラの追随を許さない高画質で撮影することができます。

 

Xperia Zシリーズは、もちろんそんなフルサイズと比べたら非常に小さいサイズのセンサーではあるものの、一般的なコンパクトデジタルカメラと同サイズの1/2.3型イメージセンサーを搭載しているという点は、他のスマートフォンと比較した際の大きなメリットと言えるのです。

 

さらに、SONYの独自技術として有名なのが「裏面照射型構造」です。「裏面」は「うらめん」ではありません。「りめん」と読みます。

イメージセンサーの構造として、邪魔になっていた配線と基盤の位置を反転する独自技術としてSONYの「Exmor」に採用されており、35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7RⅡ」では、世界初の裏面照射型フルサイズCMOSイメージセンサー「Exmor R」を採用しています。

裏面照射型センサーといえばSONY、という程度の知識は雑学程度にも持っていてもいいかもしれません。

 

Xperia Z5においては、Xperia Z1以降で初めてセンサーから見直しが入っており、新技術を取り入れた「Exmor RS for mobile」が採用されており、今まで以上にカメラ性能は向上しています。

 

Xperiaの画像処理エンジンBIONZ for mobile

撮像素子(イメージセンサー)がレンズから入った光を効率よくデジタルの信号に変換したなら、そのデジタル信号から実際の写真、つまり画像のデータを作り出す役割を持つのが画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ) for mobile」です。

イメージセンサーから送られてくる膨大なデータを高速演算処理し、ノイズを低減し最小限に抑えながら、高精度な露出制御、色彩、階調、解像感など、被写体のディティールまで損なうことなく瞬時に画像データとして生成します。

よく言われることですが、どんなにレンズの性能がよく、イメージセンサーも高性能だったとしても、最終的に画像処理エンジンがダメなら結局すべてが台無しになる可能性もあるわけです。

Xperiaには、SONYの「α」シリーズや「サイバーショット」で培われた「BIONZ」の技術がXperia用に最適化されつぎ込まれています。

 

この画像処理エンジンがいかに重要かを示す指標として、各カメラメーカーの画像処理エンジンにはそれぞれ名称がつけられているということでもわかります。

例えばカメラと言えばニコンやキヤノン、カシオ、パナソニック、オリンパスなど様々な有名メーカーがありますが、いずれも自社の画像処理エンジンに名前をつけています。

 

ニコン キヤノン カシオ パナソニック オリンパス
EXPEED DIGIC EXILIMエンジン ヴィーナスエンジン TruePic

 

SONY・Xperiaユーザーであれば、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」の名前は是非覚えておきたいところです。

 

Xperia のカメラレンズ「Gレンズ」

Xperiaのカメラ性能を支える最後の一つが、「Gレンズ」です。

 

カメラの性能を支える3つの要素は、「レンズ」・「撮像素子(イメージセンサー)」・「画像処理エンジン」です

レンズから光を取り込み、イメージセンサーでデジタルデータに変換し、そのデータを画像処理エンジンで高速処理して写真として生成する、という流れになります。

これがカメラで写真を撮影した際の基本です。

つまり、その基本の初期の初期、撮影する被写体の光データを正確かつ精細に取り込むためのレンズの性能は、基礎の基礎となるのです。

 

レンズ交換が前提として作られているα7シリーズのようなデジタル一眼カメラとは違い、スマートフォンであるXperiaでは当然カメラレンズの交換などはできません。そのため、どういうレンズが初期に搭載されるかで性能は変わってくるわけです。

Xperiaに搭載されているレンズは、「Gレンズ」と呼ばれるレンズです。集光効率に優れたF2.0・広角24mmのソニー製レンズとなっています。Exmor RS for mobileとBIONZ for mobileとの連携によって、卓越した描写力を発揮するということです。

デジタルに最適化され、光学テクノロジーの粋を集めたレンズとして、Xperiaカメラの性能を最大限に引き出します。

 

Xperia Z5の最速ハイブリッドオートフォーカス

写真を撮ろうとしたときに、なかなかピントが合わないと、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまいます。

そういう経験がある人も少なくないのではないでしょうか。

カメラのオートフォーカス機能は、そうした咄嗟の撮影の際にも非常に重要で、素早くピントを合わせて素早くシャッターを切ってくれれば、チャンスを逃すことなく狙った通りの写真が撮れるようになるのです。

 

Xperia Z5では、「α」チームとの技術連携によって、位相差オートフォーカスとコントラストオートフォーカスの二つを組み合わせたハイブリッドオートフォーカスを実現しています。

この技術により、オートフォーカスの速度が0.03秒とされており、今までオートフォーカスに時間がかかっていたという不満点が改善されています。

さらに、イメージセンサーが今までよりも高画素になり、カメラモジュール自体が最新に変わりBIONZも進化したため、デジタル5倍ズームで撮影しても、超解像技術によって美しい画像を再現できるようになっています。

 

Xperiaは「Xpeira X」へ

そしてXperiaは、ついにXperia Zシリーズが終了し、次期モデルとして「Xperia X」シリーズが発表されています。

日本での発売は、Xperia X Performanceのみとされており、おそらくドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアから、2016年夏モデルとしての発売が予想されます。

別枠としてできればSIMフリー版も発売してもらいたいところですが、日本で広く販売されているXperiaのSIMフリー版は、今のところXperia J1 Compactくらいしかないため、Xperia Xの日本でのSIMフリー版発売は期待薄かもしれません。

 

ともかく、今回の記事内容でXperiaシリーズのカメラ性能について、ある程度はわかってもらえたのではないかと思います。

SONYの裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor」は、他のメーカー、たとえば「富士通・ARROWS」のスマートフォンでも採用されていたりもしますが、画像処理エンジンは富士通独自の「GRANVU」を採用しており、レンズもXperiaとは異なるため、同じセンサーを採用していても写真の仕上がりはまるで違ったものになります。

そうして考えていくと、スマートフォン選びもまた、一味違った視点から楽しめるのではないかと思います。

 

XperiaのカメラとiPhoneのカメラ

iPhoneのカメラは、スペック的な問題でいえば、Xperiaのカメラと比較すると圧倒的に画素数が低くなっています。

ただ、実際の写真の仕上がりについては、Xperiaと甲乙つけがたい写真が撮影できます。

この理由も、ここまでの流れを把握できていれば理解できると思います。

 

写真の画質は、レンズだけよくてもダメですし、イメージセンサーの性能だけでも美しくはならず、画像処理エンジンの能力だけが高くても他がダメなら同じです。

つまりiPhoneのカメラは、バランスがいいのです。レンズ性能と撮像素子、画像処理エンジンが非常にいいバランスでスペックの低さを補っており、最終的にできてくる写真の画質は、スペックの高いカメラを搭載した機種と比較してもまったく見劣りしないものが出来上がってくるのです。

「iPhoneはカメラの画素数が低いから移りも悪い」とは限らないわけです。

 

ではXperiaとiPhoneではどちらがきれいなのか、と言われると、なんとも言えないところです。何を撮影するか、どういう状況で撮影するか、などによっても変わってきますし、最終的には好みの問題も出てきます。

ただどちらのカメラも、非常に高い技術とバランスで、普通に見れば十分すぎるほど満足できる写真がとれることは間違いありません。

 

新しいXperia XやiPhone 7のカメラ性能にも、今後注目していきたいところです。

 - ドコモ・スマホ/タブ情報の裏, 2016年夏モデル