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スマホがウイルスにやられましたという話

   

「最近スマホの調子が明らかに悪いんだけど、ウイルスにやられたんじゃないかって思うんだよね」

こんな話を耳にしたことがないでしょうか。

私は過去に何度かこの手の話を知人から聞いたことがあります。よくよく話を聞いてみると、実際に起こっていた症状がウイルスのせいなのかは、判断が難しいところでした。なかには明らかにウイルスとは関係ないようなケースもありました。

通常起こり得ない症状、よくわからない動作などは、ユーザーからしてみればひとくくりに「ウイルス」として認識したくなるのです。厳密にいえばウイルスではないかもしれませんが、ユーザー側の視点でみれば、それはやはりウイルスの仕業なのです。

そもそも、コンピューターウイルスとは何なのでしょうか。

スマホが「ウイルスにやられた」という状況はどういう状況なのでしょうか。検証してみました。

「わからないもの=ウイルス」という傾向

基本的に人間には、自分にわからないものをわかりやすく簡略化して表現したくなる傾向があります。

UFOしかり、幽霊しかり、ネッシー(古い)しかりです。

スマホにおける「ウイルス」も、その一つではないかと思われます。

実際にスマホに感染するコンピューターウイルスは存在していますし、その対策は必要ですが、「ウイルスに感染した!」とスマホやパソコンにあまり詳しくない人が驚いてしまうような症状が出ている場合には、どちらかというと本当の意味でのコンピューターウイルスではないケースが多いような気がします。

自分に理解できない、わからないスマホの動作をひとまとめにして、「ウイルスにやられた!」と叫んでしまうわけです。

ここで問うべきは、そもそもウイルスとは何なのか、ウイルスの定義は何なのか、ということです。

それを明確に知っていて「ウイルスにやられた」と感じているのか、それとも「わからない症状=ウイルス」という意味でのウイルスなのか。

このどちらなのかで、とるべき対策も変わってきます。

 

ウイルスは静かに潜行する

ではそもそも、コンピューターウイルスとは何のために存在するのでしょうか。

いくつかのパターンがあると思われますが、大きく分けると以下の二つだと思います。

 

製作者(プログラマー・ハッカー)の自己顕示欲のため・愉快犯

製作者の金銭的利益のため・情報の搾取

 

前者であれば当然コンピューターウイルス自体、かなり派手な動作をするものになるのではないでしょうか。どんなに感染拡大しても、人に発見されないままであれば、作成者の目的は満たされないからです。

逆に、後者が目的であれば、前述したような「ウイルスに感染した!」などと訴える人はごくごく少数になるかもしれません。

なぜなら、利益目的であれば、人に知られずひっそりと情報を抜き取り収益を上げたいとウイルス作成者は考え、それに沿ったウイルスを作っているはずだからです。

誰にも見つからないように深く深く潜行し、それでいて感染力が高くSNSのように次々拡散していくという点にこそ、本当のコンピューターウイルスの怖さがあるのです。

「自分がウイルスだ!」とアピールしてきたり、明らかに不正動作の痕跡が残るウイルスは、セキュリティソフトなどで対策をとられてすぐに根絶するのがオチです。

 

ウイルスのような動作とは

では、スマホ利用者が「ウイルスだ!」と勘違いしてしまう動作にはどういうものがあるのでしょうか。

一般的に最も多いのは、よくわからない「広告」が強制的に表示されたり、広告ページへと強制的に誘導されてしまうような動作が発生した場合ではないかと思われます。

こうした動作が発生すると、ユーザー側としては非常に不便かつ不快な思いをするでしょうから、「ウイルスだ」と思い込んでも確かにおかしくはないわけです。

一般的な「コンピューターウイルス」の定義とは違うかもしれませんが、こうした不正動作の原因がアプリであり、そのアプリをインストールすることによって動作を強制する仕様は、広義でのウイルスと呼んでも差し支えないのかもしれません。

ただ、うまく言い換えるなら、こうした動作を誘導するアプリは、「不正アプリ」と呼べばよさそうです。

 

不正アプリへの対策

不正アプリの目的は、主に広告クリックによる収益化や情報の搾取にあります。

最近のセキュリティアプリは、スマホ内の情報へのアプリによる不正なアクセスやフィッシング詐欺サイトのチェックなどもしてくれるため、インストールしておけば安心ですが、一部無料のセキュリティアプリではそこまでの機能を持たないものもありますので注意が必要です。

例えばドコモの「あんしんスキャン」も、無料で利用できるのは「セキュリティチェック」のみで、「セーフブラウジング」と「プライバシーチェック」については有料版にしかついていない機能となっています。

「あんしんパック」を利用している場合にはそのまま有料版が利用できるようになっているため、Androidスマートフォンの場合はケータイ補償サービス単独ではなく、「あんしんパック」として申し込みしていれば安心ですが、あんしんネットセキュリティ単独でも申し込み可能です。
関連記事:「ドコモのあんしんパックは本当に必要なのか

 

そのほか、不正アプリをインストールしてしまったことによっておかしな動作が発生するようになった場合、まず該当のアプリのアンインストール(削除)と、キャッシュやCookieの削除を実施してみましょう。

それでも改善しないようなら最終的には初期化をしてみた方がいいかもしれません。データのバックアップは普段から忘れずに実施しておきたいところです。

 

本当にウイルスや不正アプリが原因なのか

「ウイルスにやられた」と感じた場合に、それが本当にウイルスによるものなのか、ただ単に設定や操作方法の問題なのかはスマホ初心者にはなかなか判断がつかないと思います。

ただ実際には、ウイルスでも不正アプリでもなく、単純に設定の問題だったというケースも非常に多いのではないかと思われます。

気になった時には、まずは大手キャリアショップに駆け込むのが一番です。もちろん、ドコモ・au・ソフトバンクなどのユーザーであることが大前提です。

そういう意味では、やはりアフターサポートの店舗展開が非常に少ないMVNO格安SIM利用の場合はかなり利便性が下がります。

基本的に自己責任の比率が高いMVNO格安SIMの世界では、こうしたウイルスや不正アプリ関連についてもある程度の知識を収集しておかないと、万が一の際に対処できない可能性があります。

「自分には原因がわからない動作をスマホがしてしまう」というケースでは、ドコモやau、ソフトバンクといった日本全国に拠点を持つ大手キャリアの強力な優位性が働きます。

様々な不安を払しょくしてある程度人任せでスマホを利用していきたいのであれば、やはり大手キャリア契約を維持していく方が無難なのかもしれません。

 

スマホのウイルスがどうしても不安なら

結論として、スマートフォン利用時のコンピューターウイルスがどうしても不安であるのなら、やはり日本全国での店舗展開を実施している大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のスマートフォンを利用するのが一番確実です。

困ったときの駆け込みショップが存在しているかしていないかでは安心感が違います。

それでも、なんとか毎月の料金も安くしたい場合にMVNOを利用するのであれば、選択時にサポートを最優先事項としてMVNO比較を実施してもいいかもしれません。

たとえば2016年9月5日に先行サービス開始した「LINEモバイル」は、LINEのトークを利用したチャットでのサポートも実施しています。わからないこと、不安なことがあった場合などに気軽に問い合わせができるという大きな利点があります。

 

何よりスマートフォンを利用する場合に、「安心」だけはどうしても確保しておきたい部分ではあります。

毎月の利用料金の問題はあるにせよ、基本となる部分をおろそかにしていたのではどうしようもありませんので、これからスマートフォンや格安スマホを検討しようという場合には、しっかりセキュリティやウイルス対策などにも気を遣っていきたいところです。

 - スマホの故障・設定・使い方