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タブレット一家に一台の悲劇/家族共有がお勧めできない理由

      2016/08/16

この数年でずいぶん普及したと思われるタブレット。

ドコモが積極的に販促してきたAndroidタブレットとしては主に富士通のARROWS TabやSONYのXperia Tabletがありますが、それに加えてAppleのiPadも安定した人気を維持しています。

そのどれか1台くらいは自宅にある、という人もかなり増えてきているのではないかと思います。

昔は、スマホも所有しているしパソコンもあるのでタブレットは別にいらないという人も多かったような気がしますが、最近では、仮に自宅にパソコンがあったとしても、1台くらいはタブレットかiPadがほしいと多くの人が考えているようです。

 

しかし、そんな中で問題も出てきています。

家族で共有するタブレットは、いいか悪いかはともかくとして、様々な情報までも家族間で共有してしまいます。知っていれば対策もとれますが、知らずに利用していると思わぬ家族間トラブルを引き起こさないとも限りません。

家族間のタブレット/iPad共有における注意点を検証していこうと思います。

タブレット/iPadを家族で使いまわした時のデメリット

スマートフォンと比べて、その大きなディスプレイから、いつもいつも肌身離さず所有しているようなイメージではないタブレットやiPad。

どちらかというと、自宅に何台か据え置きしておいて、必要な時に必要な人が利用するようなイメージのほうがしっくりくるのではないでしょうか。

だからこそ、家族の誰もが利用する可能性があり、特定の誰か一人が利用することがほとんどであるスマートフォンとは注意点が変わってきます。

タブレットの家族利用時の主な注意点は、以下の通りです。

 

検索履歴が残る

文字入力予測変換が残る

インターネット閲覧履歴が残る

ブックマークを登録しにくい

自分のスマホとアカウント(googleアカウント/Apple ID)を同期できない

写真をスマホと間違って同期すると一大事

 

一つずつ項目の内容を確認していきます。

 

家族利用タブレットに検索履歴が残る

そもそもタブレットを何のために利用するかによりますが、基本的にスマートフォンやタブレットには、利用したあとの「痕跡」が残ってしまいます。

例えばタブレットでインターネットの検索をしたとします。

その検索したキーワードの履歴は、Googleアカウントに紐づいて記録されたりします。次にタブレットを利用しようとした家族の誰かが、あなたが検索したキーワードの履歴を見つけて、びっくりしてしまうかもしれません。

「誰がこんなキーワードで検索したのだろう?」

という展開になりかねません。

人間だれしも、人には見られたくない個人的な悩みだったり興味だったりが存在すると思います。そうした検索履歴はたとえ家族とはいえ、いやむしろ家族だからこそ見られたくない内容があるはずです。

ついついタブレットで、そうしたキーワード検索を実行してしまうことで、そんな誰にも教えたくない自分の秘密を知らず知らず家族に開示してしまいかねないのです。
関連記事:「Googleの検索履歴・閲覧履歴が消えない

タブレットにインターネット閲覧履歴が残る

タブレットに残るのは検索履歴ばかりではありません。

当然のことながら、インターネットの閲覧履歴もしっかり残ります。何を検索したかの後は、何を見たかがタブレットに記録されていくのです。

この情報も実は非常に重要な個人情報です。

どんなサイトを閲覧したかで、その利用者がどんなことに興味を持ち、どんなことを考えているのかなど、さまざまなことが予測されてしまうからです。

 

もし夫が利用した後のタブレットにいかがわしいサイトの閲覧履歴があれば、子供に悪影響を及ぼす可能性もあります(子供利用の場合はフィルタリング必須です)。

妻が利用したあとのタブレットに不倫サイトの閲覧履歴などが残されていれば、それがもしまったくの誤解だったとしても夫は大きな不安を覚えるに違いありません。

世の中には、知らない方がいいこともあり、だからこそ人のスマートフォンを覗き見していいことなどないとよく言われる所以です。

タブレットの家族共有は、こうした問題を引き起こしてしまう可能性があるのです。

 

タブレットに日本語入力予測変換が残る

検索履歴、閲覧履歴の次は、日本語入力の予測変換についてです。

こちらも地味に重要なポイントです。

最近のスマートフォンやタブレットは、日本語文字入力に関してもかなり性能を向上させており、学習能力もかなり高くなってきています。

そのため、ある単語に文脈でつながる単語などは、独自の辞書の中に学習していくシステムが採用されています。

たとえば「鈴木」という単語の後に「愛している」という言葉を入力すると、自動的に学習した日本語入力システムは、次に「鈴木」と入力された場合には「愛している」という単語を予測変換として提示してくるようになるのです。

 

つまり、利用者がよく入力する文脈で辞書は学習を繰り返していくため、知らず知らずのうちに他の家族に見られたくない文章のつながりが学習されてしまっているかもしれないのです。

これも要注意です。
関連記事:「スマホの文字入力予測変換を消す方法

 

共有タブレットではブックマークを登録しにくい

家族共有のタブレットでは、インターネット利用中にブックマークに登録しておきたいサイトを見つけたとしても、素直にブックマーク登録がしにくいという注意点があります。

これももちろん、ブックマーク登録したサイトは、家族のほかの誰かに見られるかもしれないからです。閲覧履歴よりも意識せずに発見されてしまう可能性は高いといえます。

自然、家族に見られても大丈夫なサイトについてのみタブレットで閲覧し、それ以外のサイトについてはスマホを利用した方がいいという話になってきます。

そうなるとそもそもタブレットの存在意義自体疑問に思えてくるかもしれません。

 

自分のスマホと同じアカウントを登録しにくい

タブレットが自分専用なら自分のGoogleアカウントやApple IDを登録すればいいのですが、家族が利用するとなるとそう単純な話ではなくなります。

例えば個人的に利用しているGoogleアカウントをタブレットに設定すると、そのままではGmailが同期されますし、アプリのダウンロード履歴など、Google関連サービス利用に関しては、基本的に個人のスマホと紐づいてしまます。

あまり望ましい状況ではなさそうです。

そのため、家族共有のタブレットには独自のGoogleアカウント/Apple IDを設定した方が無難です。

 

写真をスマホと間違って同期すると一大事

アカウントを同期してしまったことで、自分のスマートフォンと同期してしまい、タブレット内に自分のほかの誰にも見られたくない写真が同期されてしまう、という可能性もあります。

アカウントごとの各サービスとの同期は、便利な反面使い方を間違えると個人情報が自分ではない誰かに不要に開示されてしまう可能性があるので要注意です。

 

動画視聴やナビでも要注意

タブレットをインターネットに利用すると、履歴等がそのまま残ってしまうのであまり好ましくありません。

それならば、動画視聴用、もしくはナビ専用としてタブレットを利用すれば安全、と思ったら大間違いです。

動画視聴用であっても、「何を見たのか」という履歴は残ります。

 

ナビについても同様に注意が必要です。

どこに行くのにナビを利用したのか、どこまで行けばよかったのか。そもそもどこの誰に会いに行くのかなど、家族にも知られてはいけない情報もあるのではないでしょうか。

 

パソコンは一人一台/タブレットも一人一台

パソコンの出荷が頭打ちになったのがいつのころなのかわかりませんが、現在はパソコンのライバルであるはずだったタブレットに関しても、すでに飽和状態に近づいているようです。

そこで次に考えられているであろう方策としては、タブレットは一家に一台ではなく、一人一台持ってもらおうということです。

家族でタブレットを共有するという使い方にこそ、リスクが潜んでいると感じてもらえたのではないでしょうか。

 

とはいえ一人一台もタブレットが本当に必要なのかという話ではありますが、各部屋で利用できるようにもう一度全体的な見直しを考えてもいいかもしれません。

タブレットの家族間共有を実施する際には、よくよく考えたうえで利用状況に注意をしながら実行するようにしたいところです。

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