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ショップ店員のMVNO知識と家電量販店・格安SIMコーナーの進化

   

某auショップに知り合いが足を運んだ時の話です。2016年初頭の話です。

その知り合いのスマートフォンが故障したということで私は相談を受けたのですが、以前から月額料金を安くしたいと常々語っていた友人だったため、それを機会にMVNO利用も検討してみてはどうかと提案したのです。

時間がなかったので概略だけ説明したあとその友人は、とりあえずauショップに行って話を聞いてくるということになりました。

そして、友人自身もあまり理解しないままにMVNOの話をauショップ店員に聞いてみたらしいのですが、返ってきた返答は驚くべきものでした。

auショップ店員はMVNOを知らない?

友人は、auショップの店員さんに、こう話したそうです。

「故障して使えなくなりました。それで、M・・VNOですか? 格安のSIMカードで1000円くらいで利用できるやつ、今後それにしようかなと思ってるんですけど」

 

そもそも、私が友人にMVNOを検討させておきながらなぜauショップに行かせたのかという話なのですが、とりあえず修理をしたらいくらかかるのか、補償で交換などができるのか、そして解約更新月はいつなのかなどの各種情報を入手してきてもらいたかったわけです。MVNOにするにしても、タイミングがありますからね。

その過程で、友人はとりあえずショップ店員ならMVNOについても詳しいだろうと考えてそういう話し方をしたようです。

それに対して返ってきた答えはこうです。

 

「??? なんですかそれ?? 1000円とかはあり得ないです。犯罪とかになるんじゃないですか? やめた方がいいと思いますよ」

 

さすがにこの話を聞いた時にはめまいがしました。

まさか通信業界の最前線にいながらそこまで知らない人がいるのかと。しかも2014年、2015年の時期ならともかく、2016年に入ってからの話です。

私もドコモの音声プラン以外はMVNOユーザーなので、ほとんどキャリアショップに足を運ぶことはありませんが、まさかそこまでキャリアショップにMVNOの知識が浸透していないとは思いませんでした。

いやしかし、最近は家電量販店ではどこでも格安SIMコーナーが存在しているものではないのでしょうか。日本の地域によっては「そんなものはない」という地域が存在するのでしょうか。

たまたまその店員が無知だったのか、それとも大多数がそうなのかはわかりません。

ただ、一つだけその店員さんに同情できる点としては、MVNOはそのほとんどがドコモの回線を利用しています。そのため、auショップにMVNO目的のユーザーが来店することが少ないから、スマホなどガジェット関係にまるで興味がなくプライベートでそういう情報を収集することがない、という人なら、auで働いていてもMVNOを知らないということもまだあるのかもしれません。

 

ドコモショップやソフトバンクショップはMVNOを理解しているか

この話を友人に聞いた後、私は個人的に家電量販店と大型ショッピングモールとドコモショップ、ソフトバンクショップにそれぞれ足を運んでみました。これも同じく2016年初頭の話です。

その結果、当然のごとく家電量販店のコーナー担当はさすがにMVNOのことは知っていました。MVNOというよりも、格安SIMとか格安スマホという言葉で認識しているようでしたが、とりあえず話は通じました。

大型ショッピングモールで年始に開催されていたお年玉キャンペーン的な催しに、auが出店しており、多数のキャンペーン要員のような人たちが「今ならiPhone0円」を連呼していたのですが、彼らは100%、MVNOを知りませんでした。そのとき限りのアルバイトの人たちだったのかもしれません。

 

そして次にソフトバンクショップとドコモショップです。

どちらのショップも、かなり混雑しており、ドコモに至っては三時間待ちなどと言われてしまいました。さすがにそれは待てないと思い、どちらのショップでも、受付時点で要件を伝えてみることにしました。

その結果、ソフトバンクショップでは「ああ」という反応のあと、対応できない旨を告げられました。まぁ当然ですね。しかしその店員はかなり詳しそうな気配は感じました。個人的には詳しいけれど、業務上必要のないことなので、知っているけれどしゃべらないというスタンスだったかもしれません。

 

最後にドコモでも、受付時点で「MVNOについてちょっと・・」と切り出すと、一瞬対応してくれた店員さんは固まったあと、「その件に関しては確かにドコモのSIMになっているかもしれませんが、ドコモでは対応できませんので、利用されている会社に問い合わせをしてください」と言われました。

さすがに、MVNOについての問い合わせも、ドコモは多いのかもしれません。詳しくはないけれど、対応慣れはしている、という感じでした。

 

大手キャリアショップではMVNOについての教育はない?

この件で感じたことは、そもそも大手キャリアは、MVNOについての教育はショップに対してしないのだろうか、という点でした。特にauですね。繰り返しますが、たまたまauの場合のみ、友人が詳しくない人に当たってしまったのかもしれないのでなんとも言えないのですが。

これから先も、今のところMVNOについての受付をするということは大手キャリアショップではありえないでしょうが、販売のライバルとしてMVNOが今以上に急伸してくる可能性はあるでしょうし、事実それは現実になりつつあるのだから、ある程度知識は持っておかないと困らないのだろうかと思わなくもないわけです。

例えば私みたいな客が、「auのスマホ使ってるんだけど、SIMカードはmineoとauのSIMをその都度入れ替えて使ってるんだよね。その際にAPNの切り替えがうまくいかないんだけど故障かな?」なんてことをいいながら来店したらどうするのでしょうか。

それとも大手キャリアはMVNOのことなんて全く重要視しておらず、現状無視している状況なのでしょうか。

 

そもそも自己責任のMVNO

しかしそんなことを言いながらも、結局は完全自己責任のMVNO格安SIM。自分でどうにかできない人はMVNOを利用するべきではないのかもしれません。そう考えれば、大手キャリアのショップ店員がMVNOを知らなかったからといって、問題は特にないのかもしれません。

ただそれでも願わくば、何かあったときに完全に話がかみ合わなくなってしまうので、せめてMVNOの基礎知識くらいは勉強しておいてもらいたいと思った2016年初頭の話でした。

 

そして一年後2016年冬の状況は

さて、上記記事を書いてから約一年が経過しました。

その間、MVNOの世界では0円スタートの0SIMが話題になったり、5分かけ放題サービスも増えてきたり、大容量プランが登場したり、人気の格安スマホもarrows M03はじめどんどん発売されたり、話題のLINEモバイルがサービス開始したりと色々なことがありました。

さすがにMVNO/格安SIMの知名度もますます上がってきており、知らない人も少なくなっているのではないかと思います。

そんな時に知人からこんな話を聞きました。

 

「家電量販店のケータイコーナーのお姉さんに自分のスマートフォンの毎月の料金話したら、高すぎるって言われて格安のやつ勧められたよ」

 

詳しく利用状況や勧められた内容を聞いてみたのですが、量販店のお姉さんの提案は実に理に適っていて的確でした。2台持ちを勧める提案だったのですが、私はその知人に「自分でよく考えて問題ないと思うのであればその方法はお勧め」と伝えました。

さすがに家電量販店の格安SIMコーナーは、MVNO/格安SIMを本格的に取り扱っているため、キャリアショップとの知識差は広がる一方なのかもしれません。

 

今回の知人の話で、格安SIMコーナーでの提案がかなり的確だった一つの理由としては、格安SIMを販売しようと考えた場合の営業トークが、現状そのままユーザー側の最適プランと合致していた、という点が挙げられます。

それが本来のあり方だとも思うわけですが、逆のケースで大手キャリアショップの営業トークは、そのまま料金的な最適プランの案内をするというよりも、ユーザビリティを重視した提案になりがちで、気が付くと料金は逆になぜか上がっている、というケースも起こりうるのが最大の問題点でもあります。

料金を安くしようと思って出向いたキャリアショップで、結果料金が上がってしまうのでは本末転倒です。

 

2016年初頭の頃と比較すると、本来「格安」が最大の武器であるはずのMVNOでも、オプション関係の同時販売が徐々に広がりつつあるような印象です。

それは大手キャリアの「半強制付帯オプション」などと比べればまだまだかわいいものですが、MVNOの大手キャリア化でもあり、ユーザー目線でいえばある種ありがたくない方向に進んでいる印象でもあり、時代に逆行している部分でもあるような気がします。

ただしこれは、補償やサポートを含めてMVNOの弱点部分を補うための一つの過程でもあるため、今後の動きをもう少し注視していく必要がありそうです。

 

結局MVNO格安SIMに関しては、自分でしっかり知識を集め、ネット上から必要なものを必要な分だけオーダーする形が最も効率がいいという事実は、今後もしばらく変わることはなさそうです。

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