実はドコモのケータイの中でも根強い人気を持っているのが、「キッズケータイ」です。
お子様向けのケータイとして、以前から定期的に新機種が発売され続けていますが、現在発売されている最新キッズケータイは、2017年3月3日発売された、F-03Jです。約一年前の機種ですね。
iPhoneのように爆発的に売れる、というわけではないでしょうが、それでも子を持つ家庭からすれば非常に役に立つアイテムであり、子がある程度の年齢になれば、必要に応じて買い与えているケースも多いようです。
ということで、今回は実際に、ドコモオンラインショップでキッズケータイ F-03Jを購入し、合わせて新規契約してみた話です。
ドコモショップ店頭で購入するのと、ドコモオンラインショップでの購入と、どちらが便利なのか、確認してみました。
関連記事:「キッズケータイ F-03Jを使いこなす」
キッズケータイをドコモオンラインショップにて新規契約
どんなものでも、人間思い立ったら即購入したくなるもので、来店予約をして数日待った上でドコモショップにわざわざ出向くのが面倒だったので、今回はドコモオンラインショップでキッズケータイを新規契約してみました。
何より自宅にいながらにして契約・購入申し込みができるということで、やはりドコモオンラインショップは圧倒的にお勧めなのですが、キッズケータイに関しては他のスマホなどとは異なり、リアル店舗であればしばしば一括0円が実施されていることがあります。
元々が約1万円とそれほど高い端末でもないのですが、とはいえその1万円がかからない可能性があるのであれば、それにこしたことはないと思います。
ということで、ショップに電話してキッズケータイが一括0円のキャンペーンなどを実施していないか確認した上で来店予約を入れる、という方法がまずはお勧めです。→「ドコモの来店予約を利用してみた」
ドコモオンラインショップで契約する場合には、dアカウントがあれば自分の個人情報の入力も省略できますし、一見簡単に見えるのですが、実際にキッズケータイを新規契約してみると、これは意外に難しいのでは、と思う点もありました。
そうした注意点などについて以下、ご案内していきます。
キッズケータイ F-03JはFOMA対応
キッズケータイ F-03Jは、Xi対応のケータイではありません。3G・FOMAに対応したケータイです。
そのため、VoLTEなどの機能もありませんし、もしキッズケータイプラスを利用しない場合には、料金プランはFOMAの料金プラン利用することになります。
基本的に、キッズケータイプラスを利用しないのにこのキッズケータイを購入する、というケースはあまり考えにくいと思いますので、ここはとりあえずの予備知識としてのみ抑えておけばいいでしょう。
キッズケータイプラス申し込み時の注意点
キッズケータイ専用プランとして現在用意されているのが、「キッズケータイプラス」です。→「キッズケータイプラスはお得なのか」
キッズケータイプラスは利用者が12歳以下の場合に限り申し込みすることができ、別回線として「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパックの契約が必要です。
キッズケータイプラスを単独で契約することはできません。もし、キッズケータイをキッズケータイプラスなしで契約しようと思ったら、料金プランを通常のFOMAの料金プランか、カケホーダイプラン(ケータイ)で選択するしかありません。
新料金プランを選択すればカケホーダイプラン(ケータイ)、その他の料金プランを選ぶとタイプSSからLLまでのFOMAプランになります。
通常は、別回線(つまり親の回線)で「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパックの利用があることで、キッズケータイプラスを選択する形になると思います。
しかしドコモオンラインショップでのキッズケータイプラスおよびキッズケータイの新規購入手続きは、思ったよりも大変でした。
何が大変なのかというと、キッズケータイプラスが絡んでくることもあり、料金プランの中でファミリー割引代表やシェア代表回線を入力するのはもちろん、シェアパックがなければ2台目プラスを選択する必要があるなど、料金プランにあまり詳しくない人からすると、ややハードルが高めです。
オプション関係も、実はキッズケータイはdポイントクラブ以外にはほとんど必要になるオプションは存在しないのですが、以外に選ばされる項目が多かった気がします。たとえばWORLD CALL、dアカウント発行、データ量到達通知サービス、あとはケータイ補償とネットトータルサポートですね。
WORLD CALLは国際電話サービスです。そもそも子供に持たせるケータイなのですから、よほど特殊な事情でもない限り必要ないはずです。
dアカウントも、キッズケータイ回線に発行するメリットは限りなく少ないと思われますし、必要であれば後でも発行可能です。
データ量到達通知サービスは、そもそもキッズケータイではデータ通信を行わないので関係ありません。
ケータイ補償は悩みどころですが、壊れたら買いなおし、と端末代金と解約金分を覚悟できるなら、必要ないかもしれません。
ネットトータルサポートは確実にキッズケータイには必要ないです。
※例外的に「イマドコサーチ」という重要なオプションがありますが、これは親回線で契約する形となります。別記事にて解説します。
それらのプランやオプション選択は、私の場合わからないということはなかったものの、何度か入力を間違ったりして、やや手間がかかりました。
慣れていない人ならなおさらだと思われます。
本人確認書類のデータ容量が大きすぎてエラーが出る問題
また、本人確認書類として自分の運転免許証だけでなく、子の健康保険証の写真も合わせてアップロードする必要があったため、データ容量が大きくなりすぎてエラーが出たのには困りました。私は今iPhone Xを利用しているので、そのカメラで撮影した写真は非常にデータ容量が大きくなってしまうのです。
対処方法はAndroidスマートフォンの場合とiPhoneの場合とで異なります。
Androidスマートフォンの場合は、ご存知の方も多いと思いますが、カメラのアプリから普通に解像度を変更することができます。ここを落として撮影すればデータ容量を小さく撮影できるため、全く問題ありません。
iPhoneの場合は、デフォルトのカメラアプリで解像度の変更ができないため、別のカメラアプリをインストールして解像度を下げ、撮影するという方法がありますが、やや面倒です。
ちなみにiPhone X利用の私が採った方法は、パソコンに写真を取り込んで、画像のデータ容量を下げて、その写真をアップロード、という方法を利用しました。慣れていたのでそっちを採用したのですが、普通は余計面倒だと思います。
もし、AndroidでもiPhoneでも、操作に慣れていない場合には対処できず、最終的に本人確認書類返送用の郵送キットを送ってもらう方式を選択することになるかもしれません。別にそちらでもいいのですが、郵送キットを送ってもらってそれから必要書類を返送、という手間が発生するため、完了するまでに期間を要します。
ドコモのプラン等にあまり自信がない、という方は、一括価格もドコモオンラインショップよりもキッズケータイについてはもしかしたらリアル店舗の方が安い可能性も高いですし、ドコモショップを普通に探して契約する方がいいかもしれません。
キッズケータイ新規契約はドコモショップの方が楽、かもしれない
以上の流れを経験したことで、もし私が知人などに「ドコモのキッズケータイ契約したいんだけど、やっぱドコモオンラインショップがいい?」と聞かれたなら、「あ、キッズケータイの新規契約はなかなか面倒だったから、ドコモショップで買ったが早いかも」と答えるかもなぁと感じました。
ただ、まずはドコモオンラインショップで試してみることも、お勧めしたいと思います。時間帯がもし昼間なら、ドコモオンラインショップのチャットサポートを利用して質問しながら契約することもできますしね。
何より、スマホの機種変更などは特に、圧倒的にドコモオンラインショップでの購入がお得なのは間違いなく、今後よりドコモオンラインショップの重要性は高まると思われるため、その時の練習としても、ドコモオンラインショップの使い方は慣れておいた方がいいということがあるわけです。
もし、ドコモオンラインショップで購入するのなら、dカード GOLDでの一括決済を忘れないようにしましょう。ポイントが通常の2倍付きます。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」
いずれにせよ、キッズケータイはドコモショップで買った方が安い可能性もあることは最初に伝えましたが、そもそもそこで差がついてしまったら、料金を重視してドコモショップでの購入を選択しましょう。
キッズケータイの利用シーンや使い方などは、関連記事「キッズケータイ F-03Jを使いこなす」を参考にされてください。