「時間プラン」が話題のnuroモバイルを、今回実際に申し込みしてみました。
nuroモバイルを申し込みする場合、三つのパターンがあります。
一つはデータ専用/SMS付きプランを新規契約する場合。
二つ目は音声プランを通常の新規契約での申し込みの場合。
三つめは、音声プランを番号そのままに他社から移行するMNP新規契約での申し込みの場合です。
それぞれ、実際契約するにあたって用意するべきものと、注意事項を確認し、その上で申し込みした手順を解説していきます。
特にSIMカードサイズやMNPの際の切り替えタイミングなどは間違いやすいポイントなので注意しましょう。
nuroモバイルの通常新規申し込み(データプラン/SMS付きプラン)
【用意するもの】:クレジットカード
nuroモバイルにて、データ通信専用プラン、もしくはSMS付きデータプランを新規申し込みする場合は、他のケースと比べると最も簡単な手続きで済みます。
SMS付き含むデータ専用プランの場合にはMNPで他社から番号を持ってきたりすることができません。
そのため、完全に新しい番号を取得しての契約になるものの、もちろん番号があってもその番号で電話ができるわけではないので、本当に便宜上の契約番号のような形で電話番号が付与される形となります。
時に最近の傾向で、MVNOの格安SIMを申し込みすると、PHS専用から携帯電話用に解禁された070番号が付与されることが多いようです。
ちなみに今回のnuroモバイルで付与された番号も、070番号でした。私が所有しているLINEモバイルのSIMカードも070番号です。
契約にあたっての必要書類としては、毎月の利用料金の振替に必要となるクレジットカードがあれば問題なく契約できます。
ドコモユーザーであればdカード GOLD、そのほかアメックスカードや楽天カード、リクルートカードなど所有しているクレジットカードがあればなんでもいいですし、所有していなければまずクレジットカードを申し込みの上手続きを実施しましょう。
特にこれが、というカードがない場合にはドコモユーザーならdカード、それ以外なら楽天カードあたりを申し込みしておけばいいでしょう。
実際のnuroモバイルの申し込みは公式サイトから行います。
2GBから10GBまでのプランと、時間プランが一覧になっていますので、この中から利用したいプランを選択します。
データ専用プランの場合は「通信のみ」、SMSが必要な場合には「SMS付き」、音声通話も必要な場合には「SMS・音声付」を選択します。
私は「通信のみ」と、目玉である「時間プラン」を選択しました。
スマホセット選択時のSIMサイズに要注意
そのあとは手順に沿っていくばかりですが、選択項目としては、「SIMのみ」を契約したいのか「スマホセット」にするのか、SIMのみの場合には「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」のどれにするのか、スマホセットの場合はどの機種にするのか、などを選んでいきます。
SIMのみ注文したい場合には、もちろん手元に利用したいスマートフォンがあることが前提ですが、そのスマホのSIMスロットの形状に合わせて、SIMのサイズを正確に注文する必要があります。ここを間違うと、大きさが違って利用できませんので要注意項目の一つです。
スマホセットを選択した場合には、スマホのSIMスロットの形状に合わせたSIMが一緒に送られてきます。
ここでさらに要注意事項が一点あります。
スマホセットの場合、SIMのサイズ選択ができなくなっており、選択したスマホのSIMスロットに合わせてSIMカードが送られてくるのですが、例えば人気のZenFone 3の場合、SIMスロットがデュアル(2つ)になっており、micro SIMとnano SIMサイズの両方を備えています。
この場合、どちらのサイズのSIMが送られてくるのか、という問題があるわけです。
「SIMサービスサポート」に確認したところ、スロット1に入るmicro SIMが一緒に送られてくるということで、ZenFone 3を選択した場合にnano SIMを選択することはできない、ということです。(※2017年2月5日確認)
これはなかなか厄介な問題で、ZenFone 3以外の端末にSIMカードを差し替えて利用する可能性を考えると、micro SIMよりもnano SIMの方が使い勝手がいいのですが、どうしてもnano SIMにしたいときは契約後、手数料を払ってSIMサイズ変更をするしかありません。
ZenFone 3以外のデュアルSIMスロット対応機種の場合も、この点は注意した方がいいでしょう。
申し込み手順としては、そのあとは会員情報の入力、クレジットカード(対応ブランドはVISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners)の設定が完了すれば、送られてくるのを待つばかりです。
2日から約1週間ほどで到着しますが、その際端末購入を行っている場合には、契約者本人が受け取りを行う必要があり、本人確認として免許証か保険証かパスポートのいずれかの提示が求められます。
私のケースは端末購入を伴わなかったので、家族がいつの間にか受け取ってくれていました。一週間もかからず、5日ほどで届きました。
きわめてシンプルな中身で、SIMカードの台紙と納品書と、一枚紙のご利用マニュアルが入っているだけでした。
開封した裏側に、「お手続き」「ご利用者向けページ」「APN情報」「ネットワーク暗証番号」「サービスに関するお問い合わせ先」が記載されています。
なくさないようにとっておきましょう。
加えて、SIMカードの台紙側に「電話番号」と「パスワード」が記載されています。この二つは、nuroモバイルの「ご利用者向けページ」にアクセスする際に必要なので、しっかりメモしておくか、台紙を一緒にしまっておきましょう。
nuroモバイル・ご利用者向けページ → https://mobile.nuro.jp/mobile_contract/u/login/
nuroモバイルの通常新規申し込み(音声付きプラン)
【用意するもの】:クレジットカード・本人確認書類
nuroモバイルで音声通話付きプランの新規申し込みをする場合、データ専用で申し込みする場合と異なるのは、本人確認書類(免許証・保険証など)のアップロードが必要になるという点です。
スマホなどで確認書類を撮影した写真を、手順に沿ってアップロードすればOKです。慣れないとここは少し手間取るかもしれませんが、一度のことなので頑張りましょう。
通常新規契約申し込みの場合は、SIMカードもしくはスマホセットが送られてきたタイミングから通信通話が可能となります。
nuroモバイルのMNP新規申し込み(音声付きプラン)
他社から番号をそのまま持ってきたい場合の、MNP新規契約申し込みは、通常の新規契約に必要な書類に加えて、MNP予約番号が必要となります。
【用意するもの】:クレジットカード・本人確認書類・MNP予約番号
事前にMNP予約番号を取得しておけば、あとの申し込み手順は基本的に新規契約時と同じです。
ただしMNP予約番号の有効期間15日間の残り10日以上は余裕がある状態で申し込みをすることが推奨されています。
さらに、MNPの場合の最大の問題点は切り替えのタイミングです。
開通済みのSIMカードを送ってもらう場合には、到着後すぐに利用できるという利点がある一方で、発送から到着までの間が、転入元の回線(元々利用してた回線)の利用ができなくなってしまうというデメリットがあります。
もう一つの方法として、SIMカードが到着してから自分で開通作業を行う場合には、SIMカード受け取り後、開通予約が必要となります。ただし、開通手続きが完了するまでの間、転入元の回線をそのまま利用でき、通話通信が利用できない時間を最小限に抑えることができるというメリットがあります。
nuroモバイルの全体像を再確認
以上の点に注意しながら、新しい契約の申し込みを進めていくと、間違いはないものと思われます。
nuroモバイルの基本的内容に関しては「nuroモバイルのメリットデメリット詳細まとめ」にまとめていますので参考にどうぞ。