dカード GOLDのお買物あんしん保険を知らないと、万が一の際にもらえるはずの保険金がもらえない

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今まで散々dカード GOLDについて解説をしてきて、ご案内したとばかり思っていて記事を書いていなかった内容を発見しましたのでまとめておきます。

それは、dカード GOLDの「お買物あんしん保険」です。

 

お買物あんしん保険は、dカード GOLDで購入した商品が、万一盗難、破損などの損害を受けてしまった場合に、購入日から起算して90日間まで補償してくれる、というものです。

当然のことながら、現金で買えばこのような補償はありませんので、dカード GOLDで購入するだけで補償の対象になるのですから、ただただお得です。

つまり、dカード GOLDで買い物をすれば、手間がかからず早いし、ポイントは貯まるし、補償までついてくるというお得だらけなのです。

 

幹事引受保険会社は東京海上日動火災保険株式会社で、その中の動産総合保険のペットネームとなっている「お買物あんしん保険」の詳細内容を解説していきます。

 

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか

dカード GOLDのお買物あんしん保険の詳細内容

dカード GOLDのお買物あんしん保険の概要をまずは確認しておきます。

 

補償の対象者 dカード(dカードまたはdカード GOLD)を契約中の本人会員・家族会員。
ただし、補償の対象となる物品を正当な権利をもって所有している方。
補償内容 dカード(dカードまたはdカード GOLD)で購入した商品が、購入日を含め90日以内に盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合に補償。

携帯電話やノートパソコンなど、補償の対象とならない品物があり。

補償の条件 dカード 対象となる物品をdカードにて、以下の支払い方法で購入していることが条件

国内での購入品の場合

リボ払い または 3回以上の分割払い

※その他の支払い方法で購入後、1.事故発生前に「あとからリボ」または「あとから分割」の手続きをし、ドコモがこれを承認している場合、2.事故発生前に「こえたらリボ」の毎月の指定支払額を超え、リボ払いが確定している場合を含む。

・海外での購入品の場合

すべてのお支払い方法

dカード GOLD 対象となる物品をdカード GOLDにて購入することが必要。購入場所、支払い方法は問わず。
補償の金額 dカード 100万円
dカード GOLD 300万円
自己負担額 1事故あたり3,000円
幹事引受保険会社 東京海上日動火災保険株式会社

 

お買物あんしん保険の補償対象者

dカードまたはdカード GOLDを契約中の本人会員・家族会員が補償の対象となります。

家族会員でも対象になる、という点は一つ重要なポイントですね。本カードだけでなく家族カードであっても、とにかくdカード/dカード GOLDで決済して買い物をしていればいいということです。

その他、当然のことではありますが、補償の対象となる物品を正当な権利を持って所有している必要があります。

 

お買物あんしん保険の補償内容

お買物あんしん保険の補償内容としては、dカードまたはdカード GOLDで購入した商品が、

購入日を含め90日以内に盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合購入日を含め90日以内に盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合に補償されるという内容になっています。

90日、という期間が長いか短いかはさておき、わずかな期間でも補償してもらえるという点が何よりも大きく、万が一の事態に備えることができます。

 

ただ注意点として、補償の対象とならない品物があります。以下にまとめています。

 

【補償の対象とならない物品】

1.船舶(ヨット、モーターボート、水上オートバイおよびボートを含みます)航空機、自動車(自動二輪車および自動三輪車を含みます)、原動機付自転車、雪上オートバイ、ゴーカートおよびこれらの付属品。

2.自転車、ハンググライダー、パラグライダー、サーフボード、カヌー、スキー、ウィンドサーフィン、ラジオコントロール模型、無人ヘリおよびこれらの付属品

3.義歯、義肢、眼鏡、コンタクトレンズその他これらに類するもの

4.移動電話・ポケットベルなどの携帯式通信機器、ポケットコンピューター・電子手帳・電卓などの携帯式電子機器およびこれらの付属品、ノートパソコン、ワープロ専用機などの可動型電子機器(通常備え付けて使用することが想定されるものを除きます)

5.現金、手形、小切手、その他有価証券、印紙、切手、乗車券など(鉄道・船舶・航空機の乗車船券・航空券・定期券・宿泊券・観光券および旅行券をいいます)、旅行者用小切手、プリペイドカードおよびあらゆる種類のチケット

6.稿本、設計書、図案、帳簿その他これらに準ずるもの

7.動物および植物

 

補償の条件

補償の条件としては、dカードの場合には、国内での購入品についてはリボ払いまたは3回以上の分割払いに設定していないと補償の対象になりません。リボ払いや3回以上の分割を利用される人はある程度限定されてしまうので、人によっては事実上この補償はないのと同じになってしまいます。

ですが、dカード GOLDの場合には、対象となる物品をdカード GOLDにて購入すれば、購入場所や支払い方法は一切問われません。一括払いにしても分割払いにしてもボーナス一括払いにしても、どれでも補償対象です。

この点、dカードとdカード GOLDの大きな違いですね。

 

補償金額と保険金が支払われないケース

補償金額は、dカードの場合が年間100万円。dカード GOLDの場合は年間300万円が上限です。

それぞれ、1事故あたりの自己負担金額は3,000円なので、何回も違う商品で補償を繰り返し利用した場合、自己負担金額だけは都度かかる形になります。

補償の条件をしっかり満たせば、保険金が支払われますが、状況によっては支払われないケースもあり得ます。

どういうケースで保険金が支払われないのか、こちらも一通り目を通して理解しておきましょう。

 

【保険金が支払われない主なケース】

1.お客様または保険金を受け取る方の故意に起因する損害。

2.補償対象となる物品の自然の消耗または性質によるさび、かび、むれ、変質、変色その他類似の事由またはねずみ喰い、虫喰いなどに起因する損害

3.補償対象となる物品の設計・材質または製作の欠陥およびこれらの欠陥に起因する損害

4.戦争、暴動その他の事変に起因する損害

5.国または公共団体の公権力の行使に起因する損害

6.核燃料物質の有害な性質に起因する損害

7.置き忘れまたは紛失に起因する損害

8.水災、地震または噴火に起因もしくはこれらに随伴して生じた損害

9.詐欺または横領に起因する損害

10.物品の誤った使用に起因する損害

11.電気的事故または機械的事故に起因する損害

※また、物品の配送中に生じた損害は対象外

 

結構、支払われないパターンは多いです。これでは、一体どういうケースなら保険金が支払われるのだ、と感じられたかもしれません。

もう一度おさらいします。購入日を含め90日以内に盗難、破損などの偶然な事故によって損害を被った場合、です。このケースに関してのみ、保険金は支払われます。

 

お買物あんしん保険における保険金請求の方法

お買物あんしん保険を実際に利用して保険金請求する場合、まずは以下の一覧にある必要書類を準備した上で、速やかに発生した事故内容の詳細を、東京海上日動dカード保険デスクまで伝える必要があります。

 

用意する書類 盗難事故の場合 盗難以外の事故の場合
保険金請求書 必要 必要
dカード(コピー) 場合によって必要 場合によって必要
盗難事故証明書
(警察へ届け出た際の受理番号で可)
場合によって必要
購入時のdカード利用控え
および明細のわかるレシート
必要 必要
修理見積書
領収書(全損の場合は修理不能証明書)
および写真
必要

 

この中で意外にハードルが高いのが、「購入時のdカード利用控えおよび明細のわかるレシート」ではないでしょうか。

私もよくやるのですが、レシートは特に残しておくでもなく定期的に捨てたりしてしまうため、後から保険金の申請に必要だから、と探そうと思ってもまず無理です。

特に高めの商品を購入する場合、購入時からお買物あんしん保険を意識し、レシートは一定期間残しておくようにしたいところです。

 

iD/d払い(支払いにdカード GOLDを設定)利用時もお買物あんしん保険は適用

最近はキャッシュレスのキャンペーンが非常に多く展開されていますし、iDやd払いを利用することでポイントもお得に購入することができたりするわけですが、どちらの支払いの場合も、dカード/dカード GOLDを利用しての買物である限り、お買物あんしん保険は適用されるので心配いりません。

d払いは、電話料金合算払いになっていると当然お買物あんしん保険適用外になってしまうので、dカード/dカード GOLD払いを忘れずに設定しておくようにしましょう。→「dカード GOLDをd払いの支払いに設定する方法

なお、アマゾンでの購入時は、d払いを利用するとdカード払いを設定していても電話料金合算払いになってしまうので注意しましょう。

 

dカード GOLD・お買物あんしん保険の問合せ先は「ドコモdカード保険デスク」

dカード GOLDの問合せ先と言えば、dカードゴールドデスクですが、こと保険に関わる内容であるため、dカードゴールドデスクでは回答してくれる内容に限界があります。

そのため、別途問合せ窓口として「ドコモdカード保険デスク」が用意されています。

電話番号は、「0120-144-412」で、受付時間は土日祝と年末年始を除く、平日の午前10時から午後6時です。携帯、PHSからも利用できますが、もし利用できない場合には「03-6231-1636」という別の番号も用意されていますが、通話料がかかるため注意しましょう。

海外からの連絡の場合、滞在国の国際電話アクセス番号-81-3-6231-1636となります。日本向けの通話料がかかります。

 

実際の保険事故の連絡については、東京海上日動dカード保険デスクに電話をしましょう。

電話番号は、「0120-619-360」で、受付時間は土日祝と年末年始を除く、平日の午前10時から午後8時です。問い合わせ用のドコモdカード保険デスクよりも2時間遅くまで受け付けしています。

こちらも携帯、PHSからも利用可能ですが、もし利用できない場合には「03-3946-1386」に賭けましょう。ただし、通話料は有料です。

海外からの連絡の場合、滞在国の国際電話アクセス番号-81-3-3946-1386となります。日本向けの通話料がかかります。

 

知らなければ万が一の際保険金請求もできないので大きな損失に

dカード GOLDを所有している人は既に500万人以上いらっしゃるはずで、家族カードも含めるとさらに大きな数字になるはずです。

しかし、それらの方々の多くは、お買物あんしん保険の存在を知りません。そのため、万が一の際の保険金請求も実施しないため、本当はもらえるはずの保険金を、もらえずにいる、というわけです。これは非常にもったいないです。

実際のところ、保険対象の商品の購入後90日以内に保険事故が発生する確率自体かなり小さいものだと思われるのですが、意識しているかしていないかで、大きな差になるのは間違いありません。

せっかく無料で使える保険です。

せめてdカード GOLDを利用して購入した、金額の大きな商品に関しては、レシートを最低でも90日は残しておき、万が一の際に備えておきましょう。