ドコモのdポイント(通常)の有効期限変更が発表されました。
従来のルールでは、
「獲得したポイントごとに、獲得月から48か月後の月末まで」
というものでしたが、新ルールでは、
「最後にポイントを利用(ためる・つかう)した日から12か月後まで」
と変更になります。適用開始は2025年12月1日予定です。
これだけ見ると、期間が大幅に短縮されてしまっているため、改悪にも感じられますが、実際のところはどうなのでしょうか。
詳しく解説します。
「獲得ポイントごと」が「全ポイント一律」に変更

今回の変更の最も大きな点としては、今までのdポイントの有効期限が、「獲得ポイントごと」だったのに対して、「全dポイント共通」になる点です。
これにより、「利用していないポイントから有効期限を迎えてしまう」というような、わかりにくい構造はなくなります。
とはいえ、今まで48か月、つまり4年も猶予があったところから12か月になるのでは、どう考えても改悪に感じられるかもしれません。
ただし、これについては、dポイントを日常的に利用している人に関してはそこまで目くじらを立てるほどのことではなさそうです。
dポイントをつかう・ためるすれば有効期限は都度延長される
dポイントの有効期限の新ルールについて、dポイント(通常)を普段から貯めている人であれば、その都度有効期限が延長される仕組みとなっています。
2025年12月1日時点で、全dポイントの有効期限は2026年12月1日と変更されますが、例えば2025年12月15日にコンビニで買い物をして、そのタイミングでdポイントを貯めたとします。
そうすると、有効期限は「最後にdポイントつかう・ためるした日」が基準になりますから、2026年12月15日まで延長される、ということになります。
このように、普段からdポイントを貯めていけば、自然に有効期限は更新を繰り返し、有効期限切れによってdポイントがなくなる、ということはありません。
もちろん、貯めるだけでなく、使っても同じです。
私の40万dポイントの行方

実は私はいまだにdポイントを40万ポイント以上所持しています。過去に一気に貯めたものですが、大きく利用する機会もなく、増えたり少し減ったりを繰り返しながら、そのままになっています。
有効期限が短くなる、と言われると、このポイントの行方が気になるところでしたが、内容を確認する限りにおいて何も問題はなさそうです。
私は普段から、dポイントを貯めることができる場面では必ず貯めるようにしていますので、それを続ける限りにおいて、その都度有効期限は延長されるためです。
ただ、注意点もあります。以下でさらに解説します。
dポイントの有効期限延長対象とならない進呈に注意
一部、dポイントの有効期限延長の対象とならない進呈があります。以下です。
- ドコモのケータイ/ドコモ光/ドコモでんき/ドコモ ガスのご利用料金に対するポイント進呈及び左記サービスのご契約を前提とする恒常的なポイント進呈
- ドコモのケータイ料金と合算請求によるポイント進呈
- キャンペーンやアンケート回答などによる期間・用途限定ポイントの進呈
つまり、能動的に、自分でdポイントを貯めに行く行為をしないと、ドコモから進呈されるdポイントだけでは、延長対象外だよ、ということです。
つまり、dポイントをドコモのサービス利用のみで完全に貯めっぱなしにしていて、使うこともほとんどない、という人については要注意です。知らないうちに有効期限になり、失効してしまうかもしれません。
もちろん、そういうタイプの人はそれほど大きなポイントは貯まっていないとは思うものの、過去大きく貯めていた人も中にはいるでしょうから、気を付けた方がいいでしょう。
なくなりそうだと、感じられるなら、早めに使ってしまっておいた方がいいです。
dポイント(期間・用途限定)は別
今回の話の中では、dポイント(期間・用途限定)については完全に別です。
こちらは今まで通りの運用となり、dポイント(期間・用途限定)をもらったからと言って、通常dポイントの有効期限が伸びるわけでもありませんので注意しましょう。
まとめ
総じて今回の変更によって影響を受けそうな人はそう多くはないものの、長くdポイントを貯めたまま放置している、という人については失効リスクが高まったことは間違いありません。
ご自分の生活習慣を確認の上、dポイントを貯めたり使ったりすることがほとんどない、という方は、早いうちに対処しておいた方がいいでしょう。
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