ドコモの下取りプログラムには、店頭で手続きする方法と、郵送で手続きする方法の二種類があります。
機種変更や新規契約の際に不要になった端末を下取りに出すことで、購入する機種の代金を割引してもらえたり、dポイントとして還元してもらえたりするのがこのプログラムの基本的な仕組みです。
店頭での申し込みであれば、そのまま店舗で下取りに出すこともできますし、いったん端末を持ち帰ってから後日郵送で下取りに出すことも可能です。
一方、ドコモオンラインショップで機種を購入する場合には、現在も郵送方式のみが選択できる仕組みになっています。
これから機種購入を検討している方にとって、下取りプログラムは機種代金を実質的に安くできる数少ない手段のひとつです。今回は、郵送での下取りを選んだ場合のメリットや注意点、そして2026年時点での運用の実態を踏まえて詳しく解説していきます。
下取りの条件は店頭も郵送も同じ
ドコモの下取りプログラムは、キャンペーンというよりも常設の仕組みとして定着しており、機種購入のタイミングでは常に候補に入れておきたい内容です。下取りに出す条件そのものは、店頭方式でも郵送方式でも変わりません。
画面にある程度のひびや傷がある程度であれば下取りの対象になりますが、明らかな故障や水濡れ、外観の著しい破損がある場合は下取りを断られてしまいます。中のデータをきちんと消去できる状態であることも条件のひとつで、画面が割れていても操作自体ができない、初期化ができないという状態では下取りの対象外になります。
ドコモが販売した端末であれば、契約している回線の購入履歴に登録されていて、購入時に不備や未払いがないことが条件になります。
他社で購入した端末の場合は、正規店で購入されたものであることに加え、新規契約またはMNPと同時に下取りを申し込む必要があります。ネットワーク利用制限がかかっている端末や、改造された端末も対象外です。電源ボタンやリアカバー、充電口のキャップ、電池、アンテナなど購入時に本体に付属していたものを紛失している場合も、下取りを受け付けてもらえないことがあるため注意しておきましょう。
なお、下取りの申し込みは一度につき一台までとなっており、複数台をまとめて申し込むことはできません。複数の端末を手放したい場合は、一台ずつ手続きを行う必要があります。
下取り価格は毎月更新される
かつては下取り価格がある程度固定されている印象がありましたが、現在の下取りプログラムでは、下取り価格や対象機種がおおよそ一ヶ月ごとに見直され、毎月一日に更新される仕組みになっています。同じ機種でも申し込むタイミングによって下取り額が変わることがあるため、購入を予定している方は事前にドコモ公式サイトで最新の下取り価格を確認しておくことをおすすめします。
時期によっては特定の機種を対象に下取り額が上乗せされる強化キャンペーンが実施されることもあり、購入タイミングを見極める価値は十分にあります。
郵送下取りのメリットはデータをバックアップする猶予が生まれること
店頭で機種を購入しながら、あえて郵送での下取りを選ぶ最大のメリットは、データの扱いに余裕が持てることです。
店頭でその場で下取りに出す場合は、データを消去してすぐに端末を預けなければなりません。しかし、どうしても確認したいデータが残っている場合や、まだ初期化の判断がつかないケースもあるでしょう。特に多いのは、家族や代理人が来店して手続きを行い、実際の利用者本人が店頭にいないというケースです。
このような場合、いったん端末を持ち帰り、本人がデータを確認したうえで、後日郵送で下取りに出すという選択ができます。
郵送下取りでも価格は変わらない
以前は店頭下取りと郵送下取りで下取り価格そのものが異なっていた時期もありましたが、現在はこの二つの方式で価格設定に差はありません。
良品であれば良品としての価格、画面割れ品であれば画面割れ品としての価格が、店頭でも郵送でも共通して適用されます。
どちらの方法を選んでも下取り額そのものが変わることはないため、価格面を理由に方式を選ぶ必要はなくなっています。
即時値引きとdポイント還元の違い
店頭方式で下取りを申し込んだ場合は、その場で検品が行われ、下取り額がそのまま新しい機種の代金から直接割引される形になります。
一方、ドコモオンラインショップでの購入を含む郵送方式の場合は、端末代金への直接的な割引はできず、後日dポイントとして還元される仕組みです。
もし下取り額を機種購入代金の割引にそのまま充てたいのであれば、事前にデータのバックアップを済ませておき、店頭でそのまま初期化して下取りに出せる状態にしておくのがスムーズです。
ただし、総額で比較するとオンラインショップ利用の方が有利になりやすい点も見逃せません。店頭で機種変更を行う場合は事務手数料として3,850円(税込)がかかりますが、オンラインショップでの手続きであればこの事務手数料が無料になります。
頭金がかからないことも含めて考えると、多少手間はかかっても郵送下取りを選んでオンラインショップで購入する方が、結果的に総支払額を抑えられるケースが多くなっています。
dポイントが進呈されるタイミングには幅がある
郵送方式で気になるのが、dポイントがいつ進呈されるのかという点です。
ドコモの案内では、送付キットで返送した下取り申込み機種が「NTTドコモ下取り窓口」に到着し、申込書とあわせて不備なく検品が完了した翌日に、dポイントが一括で進呈されるとされています。
とはいえ、これはあくまで最短の場合の話です。
実際には送付キットの配送状況や窓口の混雑状況によって、進呈までに二週間程度かかることもあれば、二ヶ月から三ヶ月ほど時間がかかることもあります。
早ければ返送から数日でポイントが付与された例もありますが、時期によっては数ヶ月単位で待つことになる可能性も踏まえておいた方がよいでしょう。ポイントが付与されるとショートメールで通知が届き、dポイントクラブの利用履歴からも進呈状況を確認できます。
急いで新しい機種の支払いに充てたいという場合は、進呈までに時間がかかる可能性がある点をあらかじめ理解しておく必要があります。
郵送下取りの流れ
店頭またはドコモオンラインショップで申し込みを行うと、一週間から十日程度で自宅に送付キットが届きます。ここからの流れを確認していきましょう。
送付キットは、契約者本人の住所宛てに本人限定受取郵便の特例型で届きます。
到着のお知らせが届いたら、記載された方法に従って十日以内に受け取りの手続きを行う必要があり、期限内に手続きができない場合は申し込みが自動的にキャンセルされてしまいます。
受け取りの方法は、郵便局の窓口で受け取るか、指定した日時に自宅まで配達してもらうかのいずれかを選べます。受け取りの際には本人確認が行われるため、運転免許証などの本人確認書類を用意しておきましょう。
以下、実際に送られてきた送付キットです。
【送付キット同梱物】ポイント交換申込書/手順書、返信用封筒、エアクッション


同梱されている下取りの手順書には、かなり詳細に流れや注意点等が記載されているため、悩むことはまずなさそうです。流れ、下取り端末の初期化方法、申込書の記入方法、そしてiPhoneのモデルの判別方法まで説明してくれています。

送付キットが届いたら、下取りに出す端末のデータをバックアップしたうえで、データの消去と初期化を済ませます。同封されている携帯電話機・ポイント交換申込書に必要事項を記入し、契約者本人が内容に同意のうえ署名します。契約者が未成年の場合は、親権者の同意も必要になります。
準備が整ったら、端末をエアクッションに入れ、記入済みの申込書とともに返信用封筒に封入して郵便ポストに投函します。
返送期限は、下取りを申し込んだ月の翌月末日消印有効となっているため、期限を過ぎないよう早めに準備しておくと安心です。投函前に、返信用封筒についている追跡サービス用のシールを剥がして保管しておくと、配送状況を自分で確認できるようになります。
端末が「NTTドコモ下取り窓口」に到着すると、申込書と端末に不備がないか検品が行われます。
不備がなければ、検品が終了した翌日にdポイントが一括で進呈されます。進呈されたポイントの詳細は、料金確認サイトや請求書のお知らせ欄から確認できます。
逆に申込書や端末に不備があった場合は、申込者の住所に返送されます。返送された端末を三ヶ月以内に受け取らなかった場合は、ドコモ側で処分されてしまうため注意しておきましょう。
なお、下取り機種が「ケータイ補償サービス」や「smartあんしん補償」などの補償サービスの対象になっている場合は、端末を郵送した後、契約者自身で補償サービスの解約手続きを行う必要があります。下取りに出したからといって補償サービスが自動的に解約されるわけではないので、忘れずに手続きしておきましょう。
家電量販店での下取りには特別なルールがある
ドコモ取扱店として家電量販店で機種変更を行う場合も下取りプログラムは利用できますが、一部の家電量販店では、進呈ポイントが10,000ポイント以上になる場合、店頭での端末預かりができない仕組みになっています。この場合は店頭方式ではなく、「NTTドコモ下取り窓口」への郵送手続きが必要になります。下取り額が大きくなりそうな機種を店頭でその場で割引に充てたい場合は、家電量販店ではなくドコモショップで申し込む方が確実です。
ahamoでも下取りプログラムは利用できる
ahamoを利用している場合、あるいはahamoへの乗り換えを検討している場合でも、下取りプログラムを利用することができます。ただし、ahamoの場合は申し込みがオンラインショップでの手続きに限られており、店頭での下取り受付は行われていません。
基本的な下取りの条件やポイントの進呈方法はドコモの下取りプログラムと同じですが、申し込みの窓口がオンライン限定である点は事前に把握しておく必要があります。
他社で購入したiPhoneやAndroid端末、SIMフリー端末なども下取りの対象に含まれているため、他社からahamoへ乗り換える方にとっても利用しやすい仕組みになっています。
下取りプログラムと買取プログラムの違い
ドコモには、下取りプログラムとは別に「買取プログラム」という仕組みも用意されています。
これは株式会社Belongが提供するサービスで、ドコモ回線の契約や新しい機種の購入がなくても、自宅に眠っている端末を買い取ってもらえるという点が下取りプログラムと大きく異なります。利用する際には、運転免許証やマイナンバーカード、在留カードなどの本人確認書類の提出が必要です。
新しい機種を購入する予定がなく、単純に使わなくなった端末を手放したいだけという場合には、下取りプログラムではなく買取プログラムを検討するのもひとつの選択肢です。両者は名称が似ているため混同しやすいですが、機種購入とセットになっているかどうかという点で使い分けるとわかりやすいでしょう。
郵送と店頭、どちらの下取りがお得なのか
以前は店頭下取りの方が価格面でも手続きの速さの面でも有利でしたが、現在は下取り価格そのものに差がなくなったこともあり、総額で比較すると郵送下取りを利用したオンラインショップでの購入がお得になりやすい状況です。
オンラインショップは事務手数料が無料で頭金もかからず、下取り額はdポイントとして後から還元される形にはなりますが、手続き自体の手間や総支払額を考えるとメリットは大きいといえます。
一方で、下取り額をその場で機種代金の割引に充てたい方や、ポイントの進呈までに時間がかかることに抵抗がある方には、店頭方式の方が向いています。
データの取り扱いに余裕を持たせたい方や、家族の代理で手続きをする機会が多い方にとっては、郵送方式の柔軟さが助けになるでしょう。自分がどちらの条件を重視するかを踏まえて、下取り方式を選んでみてください。




コメント
ドコモオンラインショップで、機種変更しても店頭で下取り可能ですよ。郵送だと機種変更は自分の端末で購入履歴がないとダメですが、店頭だと他社iPhoneなども可能です。
ご指摘ありがとうございました。
助かりました。
早速修正いたしました。
ちなみにオンラインショップで、郵送下取り申し込みしておいて、使用しない場合、(返送キットが手元に残るので、書き損じ5円で交換してしまうこともできます)。返送せず、店頭で下取りしてもレターパックライトは処分して構わないと151のお姉さん教えてくれましたよ。
たびたびありがとうございます。
そうなんですね、勉強になります。
郵送下取りもなかなか奥が深いですね。。
既存のドコモ回線についてdocomo with を適用しようと機種変更を考えており、下取りするとポイントが付くことからいろいろ調べていたのですが、本サイトにたどり着き気になったのでご質問させてください。
郵送での下取りは購入履歴のあるドコモ端末である必要があり、店舗だと他社の携帯、スマートフォンでもよいと記載がありますが、後者の方向を検討したいと考えています。具体的には、オンラインショップで購入手続き後、店舗に出向いてどのように手続きすればよいか教えていただくことは可能でしょうか?
まず、この記事自体少し前に書いたもので、若干内容に変更が入っている部分もあるようなので、
必ずドコモへの確認をお願いします。こちらでも近いうちに確認後、記事内容を更新しようと思います。
店舗下取りでも購入履歴がない機種は下取りできなくなっていたかと思います。
ドコモオンラインショップでの購入後の店舗での下取りの場合は、購入時に「下取りプログラムを申し込む」の
チェックを入れずに後日ドコモショップで買い取り手続きをしてもらう形となります。
どのように手続きを、ということですが、契約者本人であればそのまま店舗に持っていき、NW暗証番号か本人確認書類で
本人確認後、購入履歴のある旧機種の買い取り手続きをお願いしていただければいいかと思います。
ドコモショップにも念のため事前に確認をお願いします。
Xp様、ご返信ありがとうございます。
確かに下取りに関するルール改定があったのを思い出しました。
購入時の具体的な手続き方法について参考になりました。
たいへんありがとうございます。
陰ながら本ブログを拝見させていただいておりますので
今後ともよろしくお願いいたします。