ドコモの5Gスタートの2020年3月25日、同時に、SHARPのAQUOS R5G SH-51Aが発売されました。
まだまだ5G対応エリアはそう広くはないものの、先々を考えれば今から手に入れておきたいと思う方も多いと思います。
特に、昨今のテレワークが重視される状況の中で、5Gが使えるかどうかという点が、今後ますます重要になってくることが考えられます。
人気のAQUOS初の5G対応機種、AQUOS R5Gに機種変更してみた感想をまとめてみようと思います。
関連記事:「ドコモのAQUOS zero2 SH-01Mに機種変更してみた」
5G対応のAQUOS R5G SH-51Aは、ハイエンドスマートフォン
SHARPのAQUOS R5G SH-51Aは、ドコモの5Gに対応した、ハイエンドモデルです。早速開封してみました。
箱はAQUOS zero2とほとんど変わりません。外側の箱から中の箱を出すと、機種名も書いていないので、どちらがどちらの箱か完全に見分けがつきません。
今回選んだカラーはBlack Rayです。他に、Aurora Whiteが用意されています。一見、普通のブラックのように見えて、光の反射によってレインボーに見えます。最近、他メーカーでもこんな感じの背面が比較的多いですよね。この辺りは好みが完全に分かれるところだと思います。
ちなみに、光沢があることもあり、指紋は結構目立ちます。最近はケースを利用しない方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、裸で利用する場合にはその点注意です。
最近ではほとんどのスマートフォンで消えてしまった、指紋センサー兼ホームキーがディスプレイ下部にあります。ここは好みが分かれるところだと思いますが、AQUOSシリーズを長く利用している人には逆に嬉しい部分かもしれません。
充電端子はUSB Type-Cです。端末下部にあります。
上部にはイヤホン端子があります。こちらも最近の機種では外されている機種も多いので、貴重かもしれません。
SIMスロットはディスプレイ向かって左側上部です。microSDカードも同時に取り付けることが出来ます。
ピンで開閉するタイプです。
持ちやすさ、という意味では、特別持ちやすいということはありませんが、持ちにくいということもなく、平均的な印象です。
背面のカメラ部分が縦長で、筐体の半分くらいの長さがあるのはやや気になります。iPhone 11 ProやGalaxy S20のように、もう少しまとめられた方がすっきりした気はします。
超高精細8K動画撮影とAI対応4眼カメラ
AQUOS R5Gは、なんと超高精細8K動画撮影に対応しています。8Kワイドカメラにて、HDの実に16倍という高解像度(7,680×4,320ドット)撮影が可能で、細部まで臨場感を持って表現してくれます。
例えば、多くの人が集まる場所などを広範囲に撮影しても、一人ひとりの顔まで鮮明に記録することができます。
また、細部まで撮影できるからこそできる機能として、「フォーカス再生」という機能を搭載しており、全体で撮影した動画の中で、狙った被写体を切り出し、ズームして再生することも可能です。
AIが動画に映った人やペット(犬、猫)を自動で認識し、ズームして再生します。
カメラはHUAWEI P30 Proなどと同じ、ToFカメラを含む4眼、上から光学2倍の望遠カメラ、8K動画撮影もできる超広角カメラ、そして標準カメラです。
実際に撮影してみた印象としては、超広角カメラは視野角120度とあるものの撮影できる範囲はやや狭く感じられます。iPhoneやGalaxyなどの超広角に慣れていると、不満に感じるかもしれません。
個人的なAQQUOS R5Gのカメラに対する感想としては、いつもの通り可もなく不可もなく、というところです。
そもそも8K撮影がどこまで必要かも微妙なところですし、飛びぬけたカメラ性能に期待するのなら、別の機種を選んだ方がいいかもしれません。
10億色のPro IGZOディスプレイ
AQUOS R5Gのディスプレイサイズは約6.5インチ、大画面です。今回は有機ELではなく、IGZOが採用されています。
Dolby Visionにも対応した高精細、高輝度1,000cd/㎡の明るいディスプレイで、U-NEXTのHDRコンテンツもAQUOS R5Gで存分に楽しむことが可能です。明るいシーンでは白飛びしていたところも見えるようになり、暗いシーンでは黒の締まりをよくしディテールを再現してくれます。
実際、非常に発色は美しく、明るく、他の機種と比べても全く遜色ありません。
120Hz対応でなめらか表示を実現し、機敏なタッチ操作に寄与しています。ただ、AQUOS zero2は240Hzだったことを考えると、ここはAQUOS R3と同水準に戻った感じです。まぁ、両機種のコンセプトが違いすぎるのでそこを比較しても仕方がないのですが。
映像のシーンごとに最適な明るさを自動調整し、臨場感を生み出してくれる画質コントロール技術の「リッチカラーテクノロジーモバイル」に対応。
プロ仕様のモニタと同じ、広い色域を持つAdobe RGBに対応し、より精細な色表現が可能です。
また、Adobe Photoshop Expressがプリインストールされているので、多彩な編集や加工も手軽に行うことができます。
AQUOS R5Gのディスプレイに関しても、公式動画が用意されています。
高性能CPUとRAM12GB/AQUOS史上最高
AQUOS R5Gは、クアルコムのSnapdragon865 5Gを搭載し、RAMはなんと12GB、ROMは256GBの高スペックを誇ります。
RAM12GBは、超ハイエンドのドコモ・Galaxy Note10+ SC-01Mと同じですね。
5Gの世界では、数多くの機器と接続し、動画や多くの情報が行き交うことになるため、処理能力の高さは非常に重要です。
5Gの「高速・大容量」通信を活かし、大容量動画データを数秒でダウンロードできたり、搭載カメラで撮影した動画も、クラウドのストレージや動画投稿サイトなどに高速でアップロードすることができます。
クアルコムの「Elite Gaming」にも対応しているので、ゲーミングスマホとしても活躍しそうです。
AQUOS R5Gのカラーバリエーション
ドコモから発売されるAQUOS R5Gのカラーバリエーションは、ブラックレイ、オーロラホワイトの2色です。他に、SHARP公式ではアースブルーも発表されていますが、ドコモでの発売は見送られています。
個人的にアースブルーが欲しかったので残念ですが仕方ありません。
ちなみに、ソフトバンクから発売されるAQUOS R5Gでは、アースブルーもラインナップにあります。
AQUOS R5Gの詳細スペック
AQUOS R5Gの主なスペックをまとめておきます。
サイズ | 約162×75×8.9mm |
質量 | 約189g |
OS | Android 10 |
CPU | Snapdragon 865 5G mobile platform 2.8GHz+1.8GHz オクタコア |
内蔵メモリ | RAM 12GB/ROM 256GB |
外部メモリ | microSDHC(1TB) |
バッテリー容量 | 3,730mAh |
ディスプレイ | 約6.5インチQuad HD+ (1,440×3,168ドット)Pro IGZO |
カメラ (有効画素数/F値) |
1.超広角/広角カメラ 約4,800万/2.9 2.望遠カメラ 約1,220万/2.7 3.標準カメラ 約1,220万/1.7 4.ToFカメラ |
サブカメラ | 有効画素数 約1,640万 F値 2.0 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.1 |
サウンド | ステレオスピーカー Dolby Vision Dolby Atmos ハイレゾ(ワイヤレスハイレゾ) |
指紋認証/顔認証 | 〇/〇 |
フルセグ/ワンセグ | 〇/〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
防水防塵 | IPX5/8/IP6X |
発売日 | 2020年3月25日 |
価格 | 111,672円(3,102円×36回) 74,448円(※スマホおかえしプログラム適用時) |
※36回分割払いでの購入と同時にスマホおかえしプログラムに加入し、24か月目に正常な状態で返却した場合の金額
ざっと見ても、隙が無さすぎるハイエンドぶりです。
とにかく軽さを追求したAQUOS zero2とは対照的な部分も多く、重さなどは逆にかなり重めですが、その分、カメラ性能は格段に良くなっていますし、全体のパフォーマンスは上がっています。
顔認証に関しては、今まで通り、指紋認証もAQUOS R3の流れを汲んだホームキー兼指紋センサーです。
とにかく今回の最大の注目ポイントは、「5Gに対応している」という1点に尽きるのですが、まだまだエリア的に5Gはそれほど関係ないと考えるのであれば、AQUOS R3の進化版で、なおかつ将来的な5Gの広がりにも対応できる、という感じで捉えておいてもいいかもしれません。
ドコモで機種変更するならドコモオンラインショップを活用
AQUOS R5G SH-51Aを購入するなら、ドコモオンラインショップを活用しましょう。
ショップでは、緊急事態宣言を受けて5月31日まで機種変更をすることができません。
何より手数料無料で来店が必要ない、という点でドコモオンラインショップの優位性は高く、自宅に居ながらにして購入手続きを完了させることが出来ます。
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