ベーシックシェアパックのステップ1(~5GB)では微妙に足りない! 料金そのままで乗り切る方法

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最近私は、自分のベーシックシェアパックのグループに、別世帯親族の回線を追加しました。

シェアパック分割請求オプションは利用せず、代表回線である私の回線がシェアパックの料金を負担する形にしており、新たに追加した親族別世帯家族の回線はインターネット分についてはシェアオプション代だけで済むことになるので、丸々料金が安くなる形になっています。

つまり、私の世帯の料金負担は一切増えることなく、親族別世帯家族の負担が下がるのですから、こんなにいいことはないわけです。

ただ一点注意点としては、全体としてのデータ容量の配分についてです。

限りあるデータ容量をさらに多い人数で配分するのですから、当然かなりギリギリの戦いになってきます。

 

とりあえずデータ量上限設定オプションを利用することで各回線の容量上限を設定し、ステップ1(~5GB)を超えないように調整しています。が、やはりちょっと足りていません。既に今月、私の回線は容量制限がかかってしまいました。

追加した親族家族分も、あるいは制限にかかりそうな水準です。

速度制限がかかっても来月まで我慢すればもちろんステップ1(~5GB)で維持をすることはできるのですが、それはそれで全員にストレスがかかるので、できる限りもう少し自由に使いたいと考えています。とはいえ、ステップ2(~10GB)になれば、容量には十分余裕ができるものの、私の金銭的負担が毎月2,500円も増してしまいます(6,500円→9,000円)。

つまり、ベーシックシェアパックは、残り数GB単位での追加ができないという点が、非常に使い勝手が悪いのです。

この問題をクリアすべく、ベーシックシェアパックのステップ1を維持しながら、容量制限も回避する方法はないか、検討してみました。

関連記事:「ドコモのベーシックパック/ベーシックシェアパックを完全理解する

ベーシックシェアパックの、ステップ1(~5GB)だと少ないが、ステップ2(~10GB)だと多い問題

 

ベーシックシェアパックの料金は、最低料金のステップ1(~5GB)をスタートとして、最大30GBのステップ4まで、4段階に分かれています。

それぞれのステップでは制限がかかったり特に止まったりすることはなく、淡々とステップに設定された容量を超過するごとに料金も積み上げられていく仕組みです。

もちろん利用する側としては、極力安く抑えたいわけなので、ステップを抑えるために努力をします。私も例外ではありません。ステップ2だと月額9,000円ですが、ステップ1に抑えることができれば、6,500円で済みます。

 

しかし、このベーシックシェアパックを実際に利用してみてどうしても使い勝手が悪い点としては、各ステップ間の料金が存在しない、という点が挙げられます。

私の場合、シェアグループ全体としてステップ2の10GBなんて、全く必要ないのです。しかし、ステップ1の5GBでは足りません。ステップ1にほんの1GB~2GB程度、追加が欲しいだけなのです。そして、たった1GB~2GBを欲するために、ステップ2にして月額2,500円も多めに支払いたくないのです。

何か、方法はないのでしょうか。

 

ベーシックシェアパックには「余り」という概念がないため「くりこし」もない

例えば、とりあえず容量が足りなかったらそのまま次のステップとしてステップ2まで到達してしまうとします。するとその時点で、ステップ1よりも5GBも次のステップまでの余裕が生まれるわけです。

しかし私の場合、実際には今までのステップ1の5GBにさらに5GBも追加で利用することはありません。ということは、ステップ2を10GBまで使えると考えるなら、かならず「余り」が出るわけです。

ではその「余り」が次の月に繰り越されて、利用できるということはないのだろうか、という疑問が浮かぶと思います。

その答えとしては、ベーシックパック/ベーシックシェアパックにはそもそも「余り」という考え方がないため、「くりこし」も存在しません

 

そして、仮にくりこしが存在したとしても、私が考えているような利用方法は取れません。それはウルトラデータパック/ウルトラシェアパックを見れば明らかです。

例えばウルトラシェアパック50を利用しているとして、毎月10GB程度余り「くりこし」されているとします。それならもったいないからと、次の月はウルトラシェアパック30に落とそう、と考えた場合、プランをウルトラシェアパック30に変更した時点でくりこし分は消滅してしまいます。

結局、くりこしがあるからといって、料金を落とすことはできないんですね。

 

スピードモード/1GB追加オプションは上限以降に適用

ベーシックシェアパックでは「くりこし」という方法は選べませんでした。では、スピードモード、そして1GB追加オプションならどうでしょうか。それぞれ1GB単位で追加することができるため、最小単位を追加したいなら使えるのではないでしょうか。

しかし残念ながら、今回の私のケースでは、スピードモードも1GB追加オプションも役に立ちません。

何故なら、両サービスはどちらも、上限で制限がかかったのちに適用するサービスだからです。ベーシックパック/ベーシックシェアパックにおいては、上限である20GB/30GBに到達して初めて利用できるサービス、というわけです。

これでは意味がありません。

 

となると、もはやドコモではベーシックシェアパックのステップが上がる道でしか、どうやら解決にはならないようです。

そこで、ドコモ外、別のサービスを検討してみることにしました。

 

他社スマホでテザリング/格安SIMで格安通信を試してみた

私は個人的にauのスマホを1台所有しており、auピタットプランで運用しているため、この回線を利用する、またはテザリングでドコモのメインスマホに飛ばして容量を活用する、という方法を考えました。

が、この方法ではauにテザリングオプション利用料までかかってしまいますし、そもそもドコモを利用しながらauも所有している、というケース自体稀だと思うので、私以外の方の場合の実用性が皆無です。

そこでもう一つ別の方法として、格安SIMを使う方法を考えました。

 

まず利用を考えたのは、月額料金がかからないSONYの「0SIM」です。懐かしいですね。月あたりの利用が500MB未満だったら月額料金0円です。そのため、ほんのちょっとだけメイン回線の容量が足りない時にはとても重宝します。

ただし、逆に注意点としては、500MBを超過した場合は自動的に料金が課金され始めるため、しっかり自分で利用した容量を管理しないといけません。

さらに、私が以前やってしまった問題があるのですが、データ専用月額0円プランの場合、3ヶ月連続でデータ通信の利用がない場合、自動的に解約になってしまいます。頻繁に利用するならいいのですが、困ったときにだけ使う、という使い方は、意外に「困ったとき」に遭遇せずに利用するのを忘れてしまうことがしばしばでした。

その結果、最終的に気が付いた時には解約になってしまっていました

データ専用プランでは解約金はかからないのでその点は心配いりませんが、新規申し込みをする時に事務手数料3,000円とSIMカード準備料394円がかかりますので、うっかり解約になればやはりもったいないです。

 

私はそうした以前の経験から、もう一つ別の格安SIMを利用することにしました。

ソフトバンクの子会社になってからめっきり利用するのが減ってしまったLINEモバイルです。月額料金500円で1GB、これをずっと維持しています。使わない手はありません。

また、0SIMと違って、1GBを超過すると自動的に速度制限がかかり追加料金が勝手に発生することはないので安心です。

現状の私にとっては、これが最適解のようです。

メインのスマホにLINEモバイルのSIMを入れて通信ができるようにし、メインのSIMはXperia XZ2 Compactに入れて電話専用で利用します。ワンナンバーフォン、というのも考えなくはなかったですが、無駄にワンナンバーサービスの料金がかかってしまうので、手持ちのスマホを利用したがいいという判断です。→「LINEモバイル」公式サイト

 

とりあえずこれで、ベーシックシェアパックのステップ1(~5GB)以外で利用できる通信容量を確保できました。

毎月数GBだけ足りなくて困っている、という方は、格安SIMのデータ専用プランの利用は十分ありだと思います。今回私が利用したのはLINEモバイルの月額500円1GBプランでしたが、3GBなら大体月あたり1,000円前後が相場です。ドコモのスピードモードなどでは、1GBあたり1,000円が相場なので、それを考えても安いと思います。

もちろん初期の契約時に手数料はかかりますが、解約金はデータプランではほとんどの格安SIMでかかりませんので安心です。

ほんのちょっとの容量が足りない時の格安SIM併用、是非ご検討されてみてください。

 

ベーシックシェアパックのステップ2になるくらいならWiMAX利用も視野

もし、ベーシックシェアパックで容量が足りず、ステップ1からステップ2、ステップ3と増えるくらいなら、ドコモ外のWiMAXのルーターも視野に入れると非常にお得です。

私は元々、ポケットWi-FiなどのポータブルWi-Fiルーターにはどちらかというと否定的で、それを利用するくらいなら固定の光回線や格安SIMで十分、というスタンスでしたが、最近人に「WiMAX結構いいよ!」と色々と勧められて確認していたところ、大容量を利用するならWiMAXも十分ありなのではないか、という判断に至りました。

 

実際私は、現在JPWiMAXのお試しレンタルの申し込みをしており、届くのを待っている状態です。

毎月容量使い放題無制限で、Amazonギフト券総額16,000円相当がもらえ、しかも毎月の料金も比較的安く抑えられるJPWiMAXには、加えてなんと、「0円お試しレンタル」が存在しており、1週間完全無料で試しに使わせてもらうことができるというあまりにも魅力的なプランが存在しています。

 

 

これは使ってみるしかない、と思い、申し込みしてみました。

これがもし予想以上に使い勝手がよければ、私の場合はともかくとして、容量の利用が毎月かなり多い人、少なくともステップ3以上に毎月なる、という方にとっては、ドコモと併用するべき最高の選択肢になりえます。

その件については実際送られてきて利用してみてから、また改めてご案内しようと思います。

以下、公式サイトです。→JPWiMAX

 

 

ベーシックシェアパックのステップ(料金)を

ということで、ベーシックシェアパックの容量不足を補いつつステップ1にとどまるための方法としては、ドコモの中では効果的な方法を見つけ出すことができませんでした。せいぜいデータ量上限設定オプションで全員を平等に縛るくらいしかできません。

しかし、ことドコモ外に目を向けてみると、データ容量を格安で利用できる格安SIMや、逆に大容量利用にひたすら向いているWiMAXなど、様々な選択肢が登場してきます。

特に大容量利用時のWiMAXについては、劇的な料金改善を実現できる可能性も高いです。実際に近々利用してみてまた記事にしますので、気になる方はしばらくお待ちを。

自分や家族の利用状況を踏まえながら、最適な選択をしていきましょう。