ドコモのdマーケット系サービスの中で、最近私の利用頻度が最も高いサービスは、dヒッツです。
元々自家用車の利用率が高い生活習慣があるため、運転中にdヒッツの楽曲をBluetoothで飛ばして車内で聴く、というのが基本の利用だったのですが、最近はそれに加えて「音タメ」、その中でも特に「お話、きかせて! 聴く絵本」を毎日利用しています。
あまりにも便利なので、お子様がいらっしゃるご家庭には是非お勧めしたいです。
dヒッツの「お話、きかせて! 聴く絵本」について、詳細を解説していきます。
dヒッツの「お話、きかせて! 聴く絵本」は「音タメ」のコンテンツ
ドコモのdヒッツといえば、音楽を聴くサービス、という印象が強いと思いますし、実際それがメインの利用方法であるのは間違いないのですが、それ以外にも面白い利用方法があります。
それが、dヒッツの「音タメ」です。
そんなサービスがあるなんて初めて知った、という方も少なくないかもしれません。
実際、利用を開始する際の入り口がやや分かりにくく、2020年7月現在ではdヒッツアプリ内の以下のバナーから「音タメ」に入ることができます。
左下に小さく「音タメ」と書いてありますね。非常に分かりにくいです。
このバナーをタップすると、以下の画面に飛びます。
ジャンルは様々で、以下の通りです。
今回私がお勧めしたい「お話、きかせて! 聴く絵本」は「教育」ジャンルに当たりますが、それ以外にも使えるコンテンツが多いです。
例えば「語学」では、英語のリスニング教材を聴いたりすることができますし、他にも英単語や英語で物語を聴いたりすることもできます。
「書籍」では、特定の書籍の朗読を聴くことが出来ます。例えば、夏目漱石の「こころ」の朗読を聴いたりすることもできます。
「エンタメ」は見てもらった方が早い気がしますが、「NMB48の羊数え」や「バイきんぐ小峠のなんてバンクだ!」などなど、様々なコンテンツがあります。
「ヒーリング」はそのまま、ヒーリング系のメロディなどが集められており、音タメの中でも人気の高いコンテンツです。「脳のストレス解消」「疲労回復」「よく眠れる」などなど、目的に沿った「音」を探してみましょう。
「怪談」は一人で夜に聴くと怖すぎるので、みんなで集まった夏の夜などに聴いてみるのもありかもしれません。
「落語・漫才」は私はほとんど聴いたことがありませんが、好きな方には非常に嬉しいコンテンツなのかもしれません。
そして最後に「教育」ですが、全体として有名な物語を朗読してくれるコンテンツになっているのですが、声のプロである声優さんが有名な物語を読んでくれる「声のプロが物語を読んで心をほぐす・よみほぐ」や「うたって覚える日本史・世界史」なども用意されています。
その中でも私が毎日利用しているのが、「お話、きかせて! 聴く絵本」です。
「お話、きかせて! 聴く絵本」は全部で4種類
dヒッツの「お話、きかせて! 聴く絵本」は、全部で4種類のプログラムが用意されています。
・沖縄/琉球のむかしばなしベスト100
・むかしばなしベスト100
・せかいむかしばなしベスト100
・せかいどうわベスト100
この中で最も入りやすいのは、「むかしばなしベスト100」と、「せかいむかしばなしベスト100」です。
「むかしばなしベスト100」は、日本の「ももたろう」や「うらしまたろう」などメジャーな昔話から、海外の「ウィリアム・テル」や「三匹のこぶた」、「美女と野獣」、「王様の耳はロバの耳」などなど、さらにはイソップ童話から「アリとキリギリス」、「うさぎとかめ」など、グリム童話から「星の銀貨」など、アンデルセン童話から「雪の女王」など、さらにはアフリカ、マレーシアの昔話まで網羅されています。
一方で、「せかいむかしばなしベスト100」では、「白雪姫」や「赤ずきん」、「はいかぶり(シンデレラ)」、「ラプンツェル」など、多数ディズニーの元となってもいるグリム童話、「はだかの王様」、「マッチ売りの少女」、「人魚姫」などのアンデルセン童話、「よくばりな犬」などのイソップ童話を中心として、構成されています。一部、千夜一夜物語(アラビアンナイト)などもありますね。
どちらのプログラムにも日本のお話やグリム童話などが入っているのですが、基本的に構成されている物語は重複していないようです。
一般常識として知っておきたいような有名な物語は、この二つのプログラムをすべて聴けばほぼ押さえられそうです。
「沖縄・琉球のむかしばなしベスト100」は、個人的には全然知らないものばかりですが、お子様が知らない話が聴きたい、と言われた時に活用できますし、「せかいどうわベスト100」も、イギリス、ロシア、アメリカ、インド、アフリカなどなど、世界各地の物語が揃えられていて、耳馴染みのないお話も多いので、飽きることなく聴き続けることができます。
お子様の就寝前に聴かせると超便利
これら、dヒッツの「お話、きかせて! 聴く絵本」ですが、どういう場面で利用するのかというと、我が家の場合は子の就寝前です。
絵本を読んであげたりもするのですが、それプラス、部屋の電気を消した後、聴く絵本で物語を数話、聴かせてから寝かしつけています。
そうすることで、一般常識としての物語の筋を知ることもできますし、子としては毎日それを楽しみにもしますし、寝つきも比較的よくなるという効果があります。
ただ、物語の選択には、注意点もあります。
「本当は怖い!」童話の選定に注意
結構昔、話題になったこともありますが、童話には「子供に読ませるのはどうだろう?」という内容の物語もあります。
例えば超有名な「灰かぶり(シンデレラ)」のグリム版では金の靴(グリム版ではガラスの靴ではない)を履くために義理の姉二人は足の指を切り落としたり、かかとを切り落としたりしており、血を流していることに王子様が気づいて「あの姫ではない」と返すくだりがあるなど、かなりエグイ内容になっています。
アンデルセンの「赤い靴」も両足を切断しますし、日本の「かちかち山」も、狸におばあさんが殺されるなど、意外に残酷であることに気づきます。
dヒッツの「お話、きかせて! 聴く絵本」では、基本的にストーリーは原本に忠実になっており、「灰かぶり」ではかぼちゃの馬車も魔法使いのおばあさんも登場せず、ガラスの靴は金の靴という形で語られており、ペロー版と分けられている印象です。ただし、物語のストーリーに大きな影響を与えない、義理の姉の足の指を切るなどの、残酷な部分はカットされています。
ただ、アンデルセンの「赤い靴」ではやはり足を切る描写はありますし、かちかち山ではおばあさんは殺されます。グリム童話の「ねずの木のはなし」では継母の子(兄)の殺害は語られており、物語の根幹をなす事件はさすがに避けようがないという感じになっています。
そのため、聴かせる子の学齢によって、物語の選定はした方がいいかもしれません。ここを間違うと、かなり子が怯えてしまいますし、「怖いからもう聴きたくない」など、物語全体に嫌な印象を与えてしまうかもしれません。
どの物語が本当はどういう話なのか、親が詳しく知っていれば問題ないと思いますが、知らない場合には試しに親自身聴いてみておくといいかもしれません。
選んだ物語をmyヒッツとして登録し、プレイリストにまとめるとより便利です。
とはいえ便利すぎるので一番のお勧め
とはいえです。
童話を子に聴かせるのに、こんなに便利なツールもないと思っているので、dヒッツを利用している方はもちろん、利用されていない方はdヒッツの初回無料お試しなどを利用しつつ、是非一度使ってみていただきたい機能と言えます。
本当は物語全集を買うとか、絵本を都度図書館から借りてきて読み聞かせをするなどが出来れば一番なのでしょうが、親の体力の限界もありますし、絵がなく音だけで聴くことで逆に想像力を鍛えられるのではないかと思ったりもするわけです。
子育てに非常に使えるdヒッツの「お話、きかせて! 聴く絵本」、是非お試しされてみてください。