ドコモの端末購入割引の詳細解説/対象機種別・割引金額一覧

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ドコモで機種購入をする際の端末割引サービスは、2019年5月末をもって月々サポート/端末購入サポート、家族まとめて割などほとんどが終了となってしまいました。

しかしそんな中、あまり耳慣れない「端末購入割引」という新しい割引を見かける機会が少しずつ増えてきています。

どういうときに適用される割引なのかというと、他社から電話番号そのままに転入するMNPを中心として、一部機種の通常新規契約、契約変更時にも適用されます。

ただ、MNP時以外対象機種がかなり少ないため、元々ドコモを利用されている方にはメリットが薄い割引ではあるのですが、この機会に他社から家族分をドコモにまとめたいというケースもあるでしょうし、3Gケータイからスマホに変更するのをきっかけとしてドコモへ、という人もいると思います。

 

そうしたケースで活用できる端末購入割引に関して、詳しく詳細内容や対象機種、割引額などをまとめてみようと思います。

関連記事:「ドコモのはじめてスマホ購入サポートの詳細内容解説

 

ドコモの端末購入割引

ドコモの端末購入割引は、のりかえ(MNP)または新規契約、一部機種の契約変更(FOMA→Xi)を行う方を対象として、割引を実施するサービスです。ドコモオンラインショップの場合は、割引ではなくdポイント進呈、という形となります。

対象機種を購入することで、その購入代金の一部をドコモが負担してくれるわけです。

割引額/還元ポイントは、機種によって異なりますが、最大38,016円(税込)/38,016ポイント、最低11000円(税込)/11,000ポイントとなります。

 

ドコモショップなど、店頭購入の場合にはそのまま値引きされますが、手数料無料・頭金ゼロでさらにお得なドコモオンラインショップ購入の場合には、購入(利用開始)翌々月に割引金額相当分のdポイント(期間・用途限定)での還元となります。

ドコモオンラインショップ購入の場合には機種代金が直接的に割引されるわけではないので、割引してもらった感は薄くはなりますが、dポイント(期間・用途限定)をしっかり利用していけば結果的には同じことです。

さらに言えば、店頭購入では頭金や手数料がかかってくるため、端末購入割引による割引分をあっさりとそれらで吐き出してしまう可能性が非常に高いです。

どちらで購入するかを選ぶなら、必ずドコモオンラインショップを選択しましょう。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗より圧倒的有利な件

 

端末購入割引におけるdポイント(期間・用途限定)の進呈時期と有効期間

ドコモオンラインショップで端末購入割引が適用された場合に還元されるdポイントは、購入翌々月の進呈となります。

正確には、購入日、ではなく、利用開始(開通)日の翌々月、なので、例えば1月30日購入で2月7日に利用開始した場合、2月の翌々月、つまり4月が進呈月となります。ポイント進呈時に、dポイントクラブ会員である必要があります。

 

この進呈月を基本として、進呈月を1か月目として24か月目の末日までが、このdポイント(期間・用途限定)の有効期間とされています。

短い場合には1ヶ月程度しか有効期限がないdポイント(期間・用途限定)ですが、端末購入割引でもらえるdポイント(期間・用途限定)に関しては、かなり長めの期間設定になっています。

 

端末購入割引対象機種一覧

2019年12月25日時点での、ドコモオンラインショップの端末購入割引の対象機種をまとめます。

 

他社(3G回線以外)からXiへののりかえ(MNP)
22,000ポイント 11,000ポイント
iPhone XS(64GB)
iPhone 8(64GB)
AQUOS sense3 SH-02M
Xperia XZ2 Premium SO-04K
Galaxy Feel2 SC-02L
AQUOS sense2 SH-01L
らくらくスマートフォンme F-01L
らくらくホン F-01M/F-02J
arrowsケータイ/AQUOSケータイ/P-smartケータイ

 

新規契約、他社(3G回線以外)からXiへののりかえ(MNP)
16,500ポイント
iPhone 7(32GB)/Galaxy A20 SC-02M/Xperia Ace SO-02L/LG Style2 L-01L/arrows Be3 F-02L/Pixel 3a

 

新規契約
16,500ポイント
iPhone 8(64GB) AQUOS sense3 SH-02M

 

契約変更(FOMA→Xi)、他社3G回線からXiへののりかえ(MNP)
38,016ポイント 35,684ポイント 31,680ポイント
らくらくホン F-01M らくらくスマートフォンme F-01L らくらくホン F-02J

 

同じように端末購入代金を割り引いてくれる「はじめてスマホ購入サポート」は新機種も含めて広範囲の機種が対象機種とされているのに対して、端末購入割引はかなり対象機種の範囲が限定されています。

iPhoneは最新機種は一切対象機種に含まれておらず、AndroidのXiスマホは最新機種も含まれてはいるもののすべてがスタンダードモデルで、ハイエンドモデルは一台も対象になっていません

また、契約変更時に関しては、すべてのケースでらくらくホンまたはらくらくスマホが対象なので、通常のスマホやiPhoneが欲しいと考えている場合には、契約変更なら端末購入割引ではなく、はじめてスマホ購入サポート適用を念頭に機種を選ぶようにしましょう。

「端末購入割引」、「はじめてスマホ購入サポート」の両割引は重畳適用しないので、どちらの割引対象なのかによって、割引してもらえる機種が違う、という点には気を付けておく必要があります。

 

関連記事:「ドコモのはじめてスマホ購入サポートの詳細内容解説

 

端末購入割引は利用者を限定する割引サービス

端末購入割引は一見、はじめてスマホ購入サポートと似たような購入時の割引サービスなのですが、何より最新機種かつハイエンドモデルが対象機種に含まれないのが非常に残念です。

そのため、現在他社利用中でドコモへのポートインを検討している人であっても、希望する機種によって端末購入割引の恩恵を受けられる人と受けられない人が出てきてしまいます。

そういう意味で「端末購入割引」は、ないよりある方が嬉しくはあるものの、かなり対象ユーザーを限定する割引サービス、ということができます。

端末購入時の割引は、これくらい厳しくしないと総務省から目を付けられるようになってしまった、ということかもしれません。結局、抑制された割引分がユーザーに還元されないことには何の意味もないんですけどね。

ドコモ含む大手キャリアの端末割引きは、本当に面白みがなくなってしまいました。

 

その分、dカード GOLDに代表されるドコモのキャッシュレス決済をいかにうまく活用していくかが、現時点でドコモで最高にお得に立ち回る方法と言えそうです。

まだ利用されていない方は、早めにキャッシュレス化を進めていきましょう。

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか