iPhoneの裏

iPhone 7 Plusの電池の減りが異常に早くなった事件

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毎日夜に充電して、朝には満タンになっている状態だったiPhone 7 Plusの電池の減りが、急に異常に早くなってしまい、気が付いたらその日の昼には電源が落ちていました。

最初は、まさかそんなに早く減るはずがないと思い、おそらく満タンにしたつもりでうまく充電できていなかったのだろうと考えて気にしていませんでした。

しかし翌日、同じパターンで、今度こそは充電が確実に100%まで貯まっているのを朝の段階で確認したのですが、やはり昼過ぎに充電は0%、電源が落ちてしまっていました。

一体なぜ、こんなに急に、iPhone 7 Plusの電池の減りが早くなってしまったのでしょうか。

その理由は、非常に簡単なことだったのですが、多くの人が気を付けた方がいい内容でもありました。解説していきます。

iPhone 7 Plusの電池の持ち

 

iPhone 7 Plusを実際に利用している人はよくご存知だと思いますが、iPhone 7 Plusは、電池の持ちは決して悪いということはなく、むしろかなりいい方だと思います。

バッテリー容量は、2675mAhと最近のスマホの中では決して大きい方ではないのですが、それでもAppleのトータルでの作りこみのうまさゆえか、実際の容量以上に電池は持つイメージです。

そのため、利用していてもそれほど電池の減りを気にする必要はなく、どんなに悪くてもその日一日は持つだろうという感じで利用できており、今まで電池が足りなくなった、ということは一度もありませんでした。

だからこそ今回、急に電池の減りが異常に早くなってしまったことに、驚いてしまいました。

ただ、あまりの急激な減りに、何かしら原因があるはずだと感じました。

 

iPhone 7 Plusの電池の減りの原因

実は今回、iPhone 7 Plusの急激な電池の減りに驚きはしたものの、その原因には、すぐに気が付くことができました。

「あ、これかな」とピンときて、その要因を取り除くことであっさり解決したのです。

ただ、いきなり話をそこに持っていくと、話があまりにもサクッと終わってしまうので、iPhone 7 Plusで電池の減りが早くなった場合に考えられるケースを、先にいくつか挙げておきます。

 

・バッテリーの劣化

・アプリの入れすぎや設定等による悪影響

・iPhone本体の機械的な故障

 

まぁ大体一般的に考えられる原因としてはこんな感じかなと思います。

ただ、もう一つ、電池が異常に減るようになる原因があるんですね。そしてそれこそが、今回私が体験した異常な電池の減りを発生させていたのでした。

さて、その原因が思いつくでしょうか?

 

iPhone/Androidどちらでも電池が異常に減るケース

今回の私のケースでのiPhone 7 Plusの電池の減りの原因は、単純明快でした。

iPhoneの通信状態を確認してみたところ、auのSIMが入っている状態であるにもかかわらず、そもそも電波をうまく掴めていなかったのです。

つまりどういうことかというと、私が所有しているiPhone 7 PlusはSIMフリー版なので、ドコモでもauでも、ソフトバンクのSIMでも利用ができるのです。

そこで、通常はドコモ系のMVNOであるLINEモバイルのSIMを入れて利用していたわけです。

ところが今回、少し思うところがあって、mineo・auプランのSIMカードをiPhone 7 Plusに入れ替えていました。

にもかかわらず、私はAPN構成プロファイルを変更することなく、そのままLINEモバイルのプロファイルが入ったままの状態にしていたのです。当然通信はできていません。ただ、サブ機として利用していることもあり、通信ができていないことに気づいていなかったのですね。

この状態でモバイルデータ通信はそのまま「ON」になったままの状態だったのです。

結果、何が起こったのかというと、電波を拾うためにiPhone 7 Plusは、常に電波を探しに行く試行を繰り返していたものと思われます。

それにより、今までのペースからでは考えられないくらいの早さで、電池を消耗してしまったというわけです。

 

つまりiPhone 7 Plusに、ドコモ系格安SIMのAPN構成プロファイルが入ったままの状態で、au系格安SIMを入れ、さらにモバイルデータ通信をそのままにしていたことが最大の原因です。

これでは電池は、減ります。

 

ただ、原因がわかれば対策も簡単です。iPhone 7 PlusのAPN構成プロファイルをmineoのものにした上でmineoのSIMを利用するか、もしくはAPN構成プロファイルはそのままにSIMカードをもともとのLINEモバイルのSIMにするかです。

APN構成プロファイルとSIMカードをちゃんと揃えればいいのですね。簡単です。

 

逆説的にiPhoneの電池を長持ちさせる方法

今回のケースは、スマートフォンやiPhoneが、電波をうまくつかめないと電波をつかむための作業を繰り返し実施するために電池をより多く消費するという事実を知っていれば、すぐに気づける内容でした。

APN構成プロファイルをそのままにSIMカードだけ入れ替えていたという私のケースは正直レアケースかなと思いますが、電波が届きにくいエリアで利用していることにより、電池の減りが早くなるというケースはよくありがちなわけです。

つまりその場合の電池の減りが早い原因としては、「電波をつかみにくい、もしくは不安定なエリアの問題」ということができるわけです。

 

そこで、逆に考えてみます。

スマホやiPhoneの電池の減りの大きな要因は、やはりこの電波の問題だったりするわけです。

とするなら、初めから通信を切って電話のみで運用したらどうでしょうか。

その答えとしては、考えられないくらいに電池の持ちがよくなります

これは私自身何年も体験している内容です。

 

旧型FOMAのスマホにSIMカードを入れ、ドコモの音声プランのみで利用し、spモードや通信を一切利用することなく、完全に通話専用で運用していたのですが、この時の音声用スマホの電池の持ちはまさに神がかり的でした。

こんなに持っていいのか?と思うくらいに電池は持ちました。

同じ機種で通信を通常通り利用していたら、やはり普通のスマホらしく一日持つか持たないかです。

ですが、音声通話のみで利用してそれほど通話の回数も多くない場合には、電池は実に4日程度軽く持つような状態でした。それほど、通信電波を拾いに行くか行かないか、通信を利用するかしないかでは電池の持ちが変わってくるのですね。

これは、iPhoneでもAndroidスマートフォンでもまったく同じです。

 

iPhone 7 Plusの電池の減りと長持ちさせるコツまとめ

以上の内容を改めてまとめます。

電池を消耗する非常に大きな要因の一つが、通信環境にあるわけです。

電波状況が良好な場所にあれば電池は持ちやすいですし、届くか届かないかのギリギリの場所では電池をより多く消耗します。

そういう特性を逆手にとって、完全に通信自体を止めてしまえば、電波を探しに行く動作がなくなることで電池の減りも劇的に改善します。特に何もなくても、通信を使わない時は、モバイルデータ通信(モバイルネットワーク)をOFFにしておくと、単純に電池の持ちはよくなります。

長持ちさせたい、ということであればこの方法はいつでもとれると思います。

同時に、この方法で電池が実際に消費するかを試してみることもできます。これでも電池の消費が激しいようなら、原因は電池の劣化か本体の故障などかもしれません。

逆にモバイルデータ通信をOFFにすることで電池の消費がぴたりと止まるようなら、やはり電池の減りの原因は通信電波にあった、と切り分けることができます。

私が失敗したように、SIMカードを入れ替えておきながらAPN設定を変更し忘れるなどというケースは最悪のケースです。単純すぎる自分のミスなのですから。

 

iPhoneやスマートフォンを利用していて電池の減りが急激に早くなった、という場合には、一度以上の内容を確認してみるといいかもしれません。



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