以前利用していたiPhone XSを久しぶりに使おうと思って電源を入れてみたら、パスコードを何度も連続して間違ってしまい、「iPhoneは使用できません」という画面になってしまいました。
私はiPhoneのパスコードはいつも決まった数字しか設定していないので、エラーになるのはどう考えてもおかしい、と思い、入力ミスをしたのだろうかと思い、何度もチャレンジしてみました。
その結果、どうしても正解することができず、「1分後にやり直してください」という表示が出てくるに至りました。
ということで今回、iPhoneのパスコードがわからなくなってしまった体験に基づき、対処方法を解説していきます。
iPhoneのパスコードがわからなくなる、という大問題
iPhone利用の際に、パスコードの設定は必須ですが、これが万が一わからなくなってしまうと、本当に面倒なことになってしまいます。
私はパスワード関係は基本的にかなり分散して設定していますが、それもあってiPhoneのパスコードについては、ほぼ決まった数字しか設定しません。
が、今回、何故なのか理由はさっぱりわかりませんが、どうしてもパスコードの正解を見つけることができなくなってしまいました。
パスコードがわからなくなってしまった場合、何が厄介なのかというと、正しいパスコードを教えてもらうことができない、という点です。教えてもらうどころか、新しいパスコードに変更することもできません。
唯一の解決方法が、なんとパソコンを利用しての初期化しかありません。
万が一データのバックアップ等ができていない場合には、本当に最悪の事態にもなりかねません。
それだけに、パスコードを決める場合には、絶対に忘れない数字にしておくか、必ずどこかにメモなど残しておくようにしたいところです。
パスコードを間違えてしまった結果
パスコードの入力間違いをした場合、5回ほどは仮に間違ったとしてもそのまま続けてやり直しができますが、それ以上間違いを続けてしまうと、
「1分後にやり直してください」
という表記が出てきて、パスコードの入力が一旦できなくなります。
ただ、まだこの段階ではそれほど焦りません。それ以外のパスコードの候補を1分後に再入力すればいいからです。
もし、1分後、またパスコードを間違った場合には、今度は「5分後にやり直してください」、さらに間違うと「15分後にやり直してください」とドンドン再チャレンジまでの時間が伸びていきます。
私もさすがにこのあたりまでくると、かなり焦り始めました。
もう心当たりの数字をほとんど入れてみたからです。そのことごとくが間違いでした。どう考えてもおかしい、他に数字を設定するはずがない、という思いから、一度はじかれた数字を、もう一度試しに入れてみる、という段階に入っていました。
そしてついに、「60分後にやり直してください」という表示。これを2度間違うと、ついに再チャレンジができなくなってしまいました。
表記としては、「iTunesに接続」と出てきました。
この段階まで来てしまうと、もうiPhoneのパスコードを解除することは不可能となります。
残された選択肢としては、パソコンに接続し、リカバリーモードにした上でiPhone本体を初期化するしかなくなります。
初期化すれば使えるのなら、全く使えなくなるよりいくらかマシ、ではあるのですが、とはいえデータや設定がすべて消えてしまい、初期の状態に戻ってしまうのはなかなかつらいものがあります。
如何に普段からのバックアップが大切かが、こんなときに特に感じられます。
iPhoneの初期化/パスコードがわからない
iPhoneのパスコードがわからなくなってしまった場合の初期化のやり方については、Appleの公式サイトが詳しいのでそちらを合わせてご覧ください。→Apple公式
実際私も、そちらを参考にしながらリカバリーモードにし、iPhoneの初期化・復元を実施しました。
慣れていないとリカバリーモードにするだけでも時間を要しますが、ちゃんと順を追えば問題はないと思います。
ただ、iPhoneの復元にはそれなりに時間がかかりますし、私はパソコンにiTunesをインストールしていなかったので、そこからスタートしたためかなり全体としては時間がかかりました。
実際の復元作業も、ダウンロードから復元完了まではかなりかかりますので、時間に余裕があるときに実施するようにしましょう。