無事ドコモオンラインショップよりiPhone XS(アイフォン・テンエス)が送られてきましたので、早速簡単にレビューしていきたいと思います。
今回は、手元にあるiPhone X、iPhone 8と比較しつつ、iPhone XSは一体何が違うのか、購入する価値が本当にあるのか、確認してみました。
さらに、SIMロック解除を実施し、他社SIMの動作確認、ドコモ系格安SIMの動作確認まで合わせて試してみましたので、参考にどうぞ。
iPhone XS開封
ドコモオンラインショップで購入したドコモのiPhone XS。
無事発売日の午前中に自宅に届きました。
いつものドコモオンラインショップの箱です。開けてみると、いつも通りの書類の控えと冊子類が同梱されています。
本命のiPhone XSです。
相変わらず箱もカッコいいです。そして、この開封の瞬間がやっぱり一番ドキドキします。
今回は、iPhone XSの64GB、ゴールドを購入しました。よく見たら上の写真には色は書いていませんね。
下のバーコードの上に小さく「Gold」と一応書いてあります。
店頭購入の場合は、開封前に色をちゃんと確認しておきたいところです。
最新のiPhone XS。内容物はいつも通り、Lightningケーブルと電源アダプタ、イヤホン。iPhone XSはイヤホン端子は引き続きありませんので、イヤホンを利用する場合はLightningコネクタ、つまり充電端子に接続して利用します。または別にBluetoothイヤホンを使うか、ですね。
iPhone XSをiPhone XとiPhone 8と比較
左から、iPhone 8、iPhone XS、iPhone Xです。iPhone 8はゴールドですが、ゴールドの色味がiPhone 8とiPhone XSでやや異なります。
左がiPhone 8です。少し写真ではわかりにくいと思いますが、iPhone 8の方がより薄くピンクに近い色合いで、iPhone XSのゴールドは少し明るさが抑えられ、よりゴールドに近い色味になっています。
ディスプレイのサイズはiPhone 8とiPhone XSでは全然違います。
iPhone XとiPhone XSの外観は同じ
iPhone XとiPhone XSは、外観上の違いが少なく、サイズが全く同じなので、正直色が同じだったらほとんど見分けがつかないです。ただ、iPhone Xにはなかったゴールドが今回追加されているので、違いを求めるならやはりゴールドがお勧めです。
ちなみに、現在私が利用しているiPhone XのケースにiPhone XSを取り付けてみたら、完全にフィットしてそのまま利用できました。まぁ、サイズが同じなので当然といえば当然ですが。
Appleによると、PVD着色プロセスによって、ゴールドとスペースグレイの仕上げで、ステンレススチール製フレームに高度な物理蒸着処理を施し、ガラスに美しくマッチする色と反射率を持たせてあるそうですが、一般ユーザーとしてこれらを特別意識することはあまりなさそうです。
iPhone XSの操作性
早速電源を入れて初期設定を終わらせ、iPhone XSを色々と利用してみました。
iOS12については、事前にiPhone Xをアップデートして触ってみていたのでそれほど目新しさもありません。
タッチパネル感度、Safariの操作性についても上々です。ただ、iPhone Xとの差異はほぼ感じられません。
いやいや、性能はとにかく上がっているはずだから何かしら違いが感じられるはずだ・・・としばらく使ってみましたが、わかりません。
普通に利用するレベルであれば、iPhone Xもかなり完成度が高かったわけなので、「それ以上」を求めるのは基本的に間違いなのかもしれません。
iPhone XSはiPhone X同様、違和感なく利用できる素晴らしい出来栄え、と考えるべきでしょうか。
チップが進化していることを考えると、より重たいアプリを利用するシーンだったり、長く利用してさまざまなデータやアプリが増えてきた時にその真価は発揮されると思われます。
iPhone XとiPhone XSのカメラの違いはわかりにくいが進化している
私はカメラのプロではありませんので、本当に一般ユーザーとして感想を述べると、カメラについてもiPhone XとiPhone XSでは、ちょっと撮影した程度ではほぼ違いは感じられませんでした。
「え? これ結局何が変わったの??」と思ってAppleの公式サイトをわざわざ確認したほどです。
よりディティールまで表現できるようになり、色の再現性が上がり、明るさがない場所でのノイズをより抑えられるようになっているそうです。
うーん・・・わかりにくいです。実際にiPhone Xと全く同じシーンでそれぞれ取り比べてみましたが・・・。微妙です。私にその差を見分けるセンスがないのか、プロレベルじゃないと認識できない程度の差なのか、どちらでしょうか。
ポートレートモードでのボケの差も同様ですね。イマイチわかりません。
あえて言うなら、一部、明るい場所で撮影した時の明るさがより際立って感じられるシーンもありましたし、暗い場所での撮影において、拡大してみると「あ、表現の仕方が変わったのかな」と感じられる程度でした。
ただその後、iPhone Xと比較して暗所撮影における明らかに変わった点に気づけました。
iPhone X | iPhone XS |
上記はかなり遠くのマンションを撮影した写真を拡大したものです。
iPhone Xは光が溢れすぎて対象がぼやけてしまっているところが、iPhone XSではしっかり光の量を抑えて表現できていました。これにより、全体としてメリハリのある写真が出来上がります。
夜景を重視するのであれば、iPhone XSおよびiPhone XS Maxのカメラは、しっかり進化しています。
ちなみに、暗い場所での撮影における明るさについては、変わらずGalaxy S9+の圧勝です。→「Galaxy S9+に機種変更してみた」
Face IDの精度が格段に上がっていた!
今回iPhone XSを購入して触っていく中で、私のテンションが最も上がったのはここです。
Face IDの精度が非常に高くなり、ミスが起こりにくくなっています。
iPhone Xにおける大きな不満の一つが、Face IDの認証ミスの多さだったわけです。毎回毎回パスコードを入力するのはかなり苦痛でした。
しかし、iPhone XSのFace IDは、逆に失敗させようと思っても失敗しません。これは普段使っていく中では、かなり大きいと思いました。
iPhone XSのSIMロックを早速解除してみた
SIMロック解除の前提条件を満たす
ということで、とりあえず現時点でやることがなくなってしまったので、まずはSIMロック解除を実施してみました。
ドコモのiPhoneのSIMロック解除には、一定の条件がありますので、まずはそちらを満たすことが先決です。
一番簡単な方法としては、iPhoneを一括で購入すれば、即時SIMロック解除が可能となります。→「ドコモのSIMロック解除条件」
SIMロック解除の方法
ドコモのiPhoneのSIMロック解除は、必ずWEBで実行しましょう。
何故なら、WEBで手続きをすれば、簡単な上に手数料も無料で済むからです。店頭で手続きをすると、散々待たされる可能性がある上に手数料が3,000円かかってしまいます。非常にもったいないです。
まず、パソコンでMy docomoにアクセスします。→ドコモのMy docomo
他にタブレットからでも手続き可能です。
My docomoの「契約内容・手続き」を選択します。
SIMロック解除を選択します。タブレットではこの場面で「SIMロック解除」が表示されませんでしたので、ドコモオンライン手続きから入って「その他」にある「SIMロック解除」を選びます。
製造番号を入力します。iPhoneの場合、電話のダイヤル画面で「*#06#」と入力すると表示されます。
あとは、SIMロック解除における注意事項をよく確認の上、手続きを完了させます。
ドコモ側の手続きは、これで完了です。
SIMロック解除後のiPhoneでの作業
ドコモのSIMロック解除の作業が完了したら、続けてiPhone XS側で設定をしなければなりません。
ここから先は、AndroidスマートフォンのSIMロック解除をした場合とやや異なる点です。
iPhoneの公式サイトには以下のようにあります。
もし他社のSIMカードを持っていれば簡単です。が、万が一他社のSIMカードを持っていない場合、iPhoneを改めて消去してしまわなければならないため、結構面倒です。
そう考えると、他社SIMを実際に利用する際にSIMロック解除を実施してもいいのかもしれません。
ちなみに、他社SIMというのはあくまでau系やソフトバンク系などのSIMカードのことを指しており、ドコモ系格安SIMのことではありませんので注意しましょう。
auのSIMカードを入れてみた
今回私は、個人的に所有しているauのSIMカードを入れてみました。au系格安SIMでもいいのですが、今回は純粋なauのSIMカードです。
このauのSIMカードを、SIMロック解除手続き完了済みのドコモのiPhone XSに入れてみたところ・・・。
アクティベーションが改めて求められました。そのままアクティベーションを行います。
事前にApple IDを設定していたためか、アクティベーションロックの画面になり、Apple IDの入力を求められましたので、そのまま入力して続けます。
手続き自体は、これであっさり完了します。その結果、
auの4Gの電波をしっかり拾っています。通信ももちろんできます。完了ですね。
iPhone XSにLINEモバイル(ドコモSIM)を入れて動作を確認
復習ですが、ドコモのiPhone XSにドコモ系格安SIMを入れて利用する場合、SIMロック解除は必要ありません。
今回のSIMロック解除を実施する前に、LINEモバイル(ドコモSIM)のSIMカードをiPhone XSに入れて、APN構成プロファイルをインストールして動作確認してみましたが、問題なく動き、通信もできました。
他の格安SIMでは試していませんが、ほぼ同じように動作する可能性が高いと考えられます。そのうち、各社からiPhone XSでの動作確認についての発表もあると思います。
そのため、ドコモ系格安SIMを利用する場合において、あえてiPhone XSのSIMロック解除を実施する必要はありません。
auやソフトバンク、au系、ソフトバンク系の格安SIM、または海外のSIMカードを利用したいという場合についてのみ、SIMロック解除は必要になります。
iPhone XS購入は、よくよく考えて判断したい
ということで今回、iPhone XSを購入して利用し、ついでにSIMロック解除と他社SIMの動作確認まで実施してみました。
正直な話、iPhone Xを持っていたら、iPhone XSを購入する必要性はおそらくありません。iPhone Xでも十分です。さらに言うなら、価格帯の問題で、iPhone 8を選択するのも十分ありだと思います。
どちらが欲しいのか、必要なのか、よくよく考えた上で選択するようにしましょう。
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