ドコモのHUAWEI P20 Pro HW-01Kは今回イチオシ!驚異のトリプルカメラに大注目

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黒船はやはり、予想もしないタイミングで突然やってくるもののようです。

今までドコモからはほとんどスマホ端末を発売していない中国・HUAWEI(ファーウェイ)が、本気の機種を投入してきました。

人気のXperiaやGalaxy、AQUOSなどを軽く飛び越えて、一気に今回最大の注目機種になったと言ってもいいかもしれません。

まだまだドコモユーザーの方には馴染みが薄いと思われるHUAWEIについて、そして注目の新機種P20 Pro HW-01Kについて、実際に機種変更してみて触った感想やスペック等をお伝えしていきます。

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HUAWEIのドコモからの販売実績

HUAWEIのドコモからのスマホ発売は実に5年ぶりになります。

「え? ドコモからHUAWEIのスマートフォンなんて発売してたっけ??」という人も少なくないと思います。地味に、きわめて地味に、かつて2機種だけ、HUAWEIはスマートフォンをドコモから発売した実績があるのです。

具体的に言うと、Ascend HW-01EAscend D2 HW-03Eです。2012年と2013年にそれぞれ発売されています。まぁここは誰も関心がないと思いますので参考程度にしておきます。

 

どちらかというと、スマートフォンよりもHUAWEI製端末でもっともっと圧倒的にドコモで売れている商品が実はあるのですが、多くの人が気づいていません。実は大きく分けると3ジャンルにもわたって、売れている機種があります。

 

一つは、モバイルWi-Fiルーターです。HW-01C、HW-01Hなどがありました。

二つ目は、キッズケータイです。HW-01D、HW-01Gなど、かなり売れたのではないかと思います。

そして最後、三つめは、おそらくドコモにおけるHUAWEIの最大の販売実績があるのではないかと思います。それは、dTabです。dTabはドコモブランドとして販売されているため、HUAWEIの名前はなかなか表に出てきません。しかし製造メーカーは紛れもないHUAWEIです。

 

あっ、うちもdTab持ってる!」と、驚いた方も多いのではないでしょうか。

しかしそう考えると、HUAWEIに対するイメージもやや変わるのではないでしょうか。ドコモユーザーにとって、決してなじみの薄いメーカーではないのです。

 

P20 Proのスペック

HUAWEI P20 Proの主なスペックを確認しておきます。

 

ディスプレイ 約6.1インチ
重量 約180g
サイズ 約74 (W) x 155 (H) x 7.9 (D) mm
カメラ アウトカメラ: 約4,000万+約2000万+約800万(トリプル)
インカメラ:約2,400万画素
電池 3,900mAh
電池持ち時間 約135時間
CPU HUAWEI kirin 970
メモリ 約128GB (ROM)/約6GB (RAM)
カラー ミッドナイトブルー・ブラック
対応機能 VoLTE(HD+)
防水防塵、おサイフケータイ
指紋認証・顔認証
非対応機能 ワンセグ/フルセグ、赤外線、ワイヤレス充電
充電端子 Type-C
価格 103,680円
発売日 2018年6月15日

 

読みは、「ピーニジュウプロ」ではなく、「ピートゥエンティプロ」、と読むのが正しいようです。確かにその方が響きもカッコいいです。

スペックの高さもさることながら、電池容量も非常に大きいです。電池持ち時間はその電池容量の大きさを反映して約135時間と、かなりの長持ち機種となっています。

 

P20 Proに機種変更した感想

最近私はSIMフリースマートフォンについては以前のように真剣にチェックしていないので、P20 Proのことは全く知りませんでした。

その全く知らないゼロの状態で何の先入観もなく実際に動くP20 Proを見て、「これは欲しい!」と思いました。

何より突出している機能は、やはりカメラです。

まずは外観から順番に見ていこうと思います。

 

P20 Pro HW-01Kの外観

 

デザインはすっきりシンプルで非常に好感が持てます。カラーバリエーションが2色しかない点は少し残念ですが、どちらもかっこいいです。

 

 

カメラは有名メーカー「LEICA(ライカ)」と共同開発されたトリプルカメラです。後述していますが、それぞれカラーセンサーカメラ、モノクロセンサーカメラ、望遠カメラです。

 

 

前面のディスプレイ下部にはホームキーを兼ねた指紋センサーがついています。ハードキーではなく、タッチパネル型です。

 

 

ディスプレイ向かって右側にボリュームキーと電源キーが付いています。

 

 

下部には充電端子としてUSB Type-C接続端子、さらにスピーカーやマイクも付いています。

 

P20 ProはSDカードスロットは非搭載

 

SIMスロットはディスプレイに向かって左側です。ピンで開閉するタイプです。

ここで一点、注意すべき点に気づきました。

最近のスマートフォンは、SIMスロットに同時にSDカードスロットが併設してあることがほとんどなのですが、P20 ProについてはSDカードを入れる場所がどこにも見当たりません。

それもそのはず、P20 ProはmicroSDカードのスロットが搭載されていないのです。。

その代わりに、「USB Type-C microSDカードリーダーライター(試供品)」が同梱されています。

 


こちらにSDカードを入れ、Type-C端子に接続して利用します。

最近はクラウドの利用が当たり前にもなってきていますので、SDカードスロットの有無は以前ほど重要ではないと思いますが、とはいえ、常時SDカードを本体に入れて利用したい、という人は注意が必要です。

他に同梱品として、SIM取り出しツールとしてのピン、USB Type-C・3.5mmイヤホン変換アダプタ、USB Type-C ハイレゾ対応高音質イヤホンが入っています。

 

ソフトクリアケース(試供品)が同梱

HUAWEI P20 Proには、ソフトクリアケースが同梱されています。

 

 

使うかどうかはともかくとして、お気に入りのケースやカバーを見つけるまでのつなぎとして利用することはできます。裸の状態だとかなり滑ってしまいますが、同梱のクリアケースを付けるだけでずいぶん安定します。

 

史上最高のトリプルカメラ

しばらく前までiPhone Xを上回るAndroidスマートフォンに巡り合うことができず、なかなか写真を撮るのにどうしてもiPhone Xを手放せない状態だったのですが、それを解決してくれたのが、まずは先に発売された夏モデルのGalaxy S9+でした。

そして、注目度としてはそれを上回るHUAWEI P20 Proがあれば、iPhone Xから完全移行することもできそうだと感じていました。

実際に利用してみたところ、Leica(ライカ)とコラボしたカメラ性能は、まさに期待を裏切らない出来といえます。

カメラの性能評価サイトDXOMARKというサイトがあるのですが、こちらにおいても史上最高点を獲得しており、iPhone Xのスコアをも上回っているという客観的な根拠もありつつ、実際に私が撮影して試してみた感想としても、抜群にきれいだと感じました。

約4000万画素のカラーセンサー約2000万画素のモノクロセンサーで同時に撮影した画像を合成し、深みのあるLeica品質を実現しています。さらに、光学3倍ズームまで可能な800万画素のズーム専用レンズを合わせてトリプルレンズで抜群のカメラ性能を発揮します。

 

今回の2018年夏モデルでは、Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、AQUOS R2がデュアルカメラを搭載しており、各メーカーかなりカメラに力を入れてきているわけですが、その中で一気にそれらを抜き去り、さらにiPhone Xをも超越する勢いで登場したP20 Proは、カメラを重視するなら外せない機種と言えそうです。

 

Galaxy S9+に勝るとも劣らないP20 Proのカメラ

2018年夏モデルの中では、Xperia XZ2やAQUOS R2と比較しても、頭一つ抜けていると感じたのがGalaxy S9+のカメラですが、P20 Proは、さすがにそのGalaxy S9+に一歩も引けを取らない画質で撮影することができました。

何より便利なのが光学3倍ズームと、デジタルズームを含めて最大5倍まで利用できるズーム機能です。

通常の撮影では遠すぎる場面でも、かなり大きく撮影することができる上に、ズームで撮影してもかなり綺麗な写真が仕上がります。

 

また、暗所での撮影についても、圧倒的に明るく撮影できるGalaxy S9+に負けない明るさで撮影が可能でした。仕上がり具合はGalaxy S9+とはまた一味違う感じになり、どちらがいいのかは判断が分かれそうですが、どちらも負けないくらいに明るく綺麗に撮影できます。

どちらかというと、P20 Proの方がなめらかな仕上がりになるのに対して、Galaxy S9+の方が濃淡がくっきりとわかりやすい仕上がりになるイメージでした。

 

動画撮影中の写真撮影も可能なのですが、その際残念に感じたのが、動画にシャッター音が入ってしまう点です。この点、Galaxy S9+や動画撮影中の写真撮影に特化したAQUOS R2ではシャッター音が入ることはないので、そちらに優位性を感じます。

 

ポートレートモードを利用しなくても美しいボケが表現できる

背景を綺麗にボケさせて、被写体の存在感を際立たせるポートレートモードは、美しい写真を撮影するためには必須と言えますが、P20 Proに限っては、わざわざポートレートモードを利用する必要性はあまりないのかもしれないと感じました。

何故なら、わざわざポートレートモードに切り替えなくても、しっかり背景をボケさせてくれるためです。そういう意味で逆に、P20 Proにおけるポートレートモードの有用性がイマイチ感じられませんでした。

ただ、Galaxy S9+ではポートレードモードを利用すると被写体がグッと大きく写るため、少し距離をとる必要があったり、うまく距離を調整しないとなかなかうまくボケを作れないなどの問題がありましたが、P20 Proではそうした苦労は不要です。

自然にボケを作って、写真を美しく仕上げてくれます。

 

顔認証が速くカバー範囲も広め

顔認証と言えばやはりFace IDのiPhone Xですが、P20 Pro HW-01Kの顔認証は、それに匹敵するレベルで認証が速く認証範囲も広めです。

ドコモの2018年夏モデルでは、Galaxy S9/S9+も顔認証と虹彩認証を併用するインテリジェントスキャンを採用していますが、かなりしっかりと顔をスマホ本体の前に持っていかないと認証がうまくいかなかったりするので、そちらと比較するとずいぶん反応がいいと感じられます。

これなら指紋認証との併用もかなり便利に使えそうですが、そもそもP20 Proの生体認証は、指紋センサーが前面下部にあることもあり非常に使いやすく、とりあえず指紋だけでも十分と言えば十分かもしれません。

 

高スペックで操作性も抜群

P20 Proは、RAM6GB、ROM128GBを誇り、今回の夏モデルの中でも最高スペックの機種であると言えます。

操作性は抜群によく、ディスプレイは大型6.1インチではあるものの横幅もiPhone 8 Plusなどより抑えられており、持ちやすいです。

背面はガラス素材なので指紋はややつきやすいですが、全体としての美しさもありあまり気になりません。

また、指紋センサーがディスプレイ下部についている点も、個人的にはプラスポイントです。イメージとしてはiPhone 8 Plusに近い感じと言えます。

 

ナックルジェスチャーが非常に便利すぎる

HUAWEIのスマートフォンにはよくついている機能らしいのですが、私はまったく知らなかったので、実際にデモンストレーションしてもらったのを見て、非常に驚きました。

その機能の名前はナックルジェスチャーといいます。実際に利用してみても非常に便利です。

指の、第二関節部分で、ディスプレイを軽く2回、ノックします。すると、スクリーンショットがすぐに撮影できてしまいます

スクリーンショットは意外に使う割に、撮影の仕方が「このキーとこのキーの同時長押し」、みたいな感じで非常にやりにくいわけです。そんな中で、ノックするだけでスクリーンショットを撮影してくれるなんて、非常に便利だと感じました。

 

さらに、第二関節で対象を囲むようになぞってあげると、その部分だけを切り抜いた形で保存することもできます。

 

 

そのままの形で保存することもできますし、形を正方形にしたり、円にしたり、ハート形にしたりすることもできます。

 

 

これもまた便利です。P20 Pro HW-01Kを購入したら、是非試してみていただきたいところです。

 

この一台があればしばらくAndroidスマホは不要?

全体として安定期に入っているスマートフォンのスペックの中で、現在でも継続して進化しており注目もされているのが「カメラ」だと思います。

そのカメラにおける一定の完成度を達成したスマートフォンこそが、P20 Pro HW-01Kといえるかもしれません。

この一台ががあれば、家族の大切な写真もバッチリ撮影し残しておくことができますし、本当にコンパクトデジタルカメラはもはや不要と言えそうです。それどころか、ミラーレスカメラやデジタル一眼レフなどで撮影した写真にも見劣りしないような写真も撮れてしまいます。

私もカメラはかなり利用する方なので、この一台は長く利用できる機種になると思いました。

 

中国メーカーが気になる?

今に始まったことではありませんが、HUAWEIに限らずサムスン、LGを含めて、アジア系のメーカー製スマートフォンに抵抗を感じてしまう方も、一定数いらっしゃいます。

中には、「中国製端末は情報を抜かれて危ないのではないか」などという不安を持たれているケースもあります。

特に、スマホに普段一切興味を持っていない人や、年配の方などに多い印象です。

しかしそうなってくると、これはもはや気持ちの問題なので、利用する方々次第です。

 

NTTドコモを通して発売される機種に関して、「中国製だから情報が・・・」などということはまずありえないと思います。もし万が一そうしたことがあったとして、大きなリスクを被るのは当然ドコモであるわけで、超一流企業としてそんなリスクある端末を採用するとは考えにくいわけです。

ドコモという非常に強力なビジネスパートナーを失うのは、HUAWEIについても全くメリットがないと思われるため、そうした「中国製は・・・」という都市伝説には振り回されない方がいいと思われます。そもそも日本メーカーのスマートフォンも、工場は中国にあるというケースも多いわけなので、もはや気にしていたらキリがありません。

 

中国だ韓国だと考える以前に、まずは製品を見て、性能が高く使いたいと考えるのであれば選択し購入すればいいでしょうし、不安があるなら他にもたくさん選択肢はありますので、他の機種を選びましょう。

 

ドコモオンラインショップでの予約は急いだ方がいいかも

HUAWEI P20 Proの購入予約に関しては、できる限り急いだ方がいいかもしれません。

なぜなら、Xperiaやdocomo with機種のような売れ筋商品ではないため、ドコモとしての販売数はもしかしたらそれほど多くないかもしれないからです。

となると、需要に対して供給数が間に合わないという可能性が考えられます。

しっかり早めにドコモオンラインショップで予約をしておけば、手に入らないというリスクを避けることができます。

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P20 Proは「買い」か

この機種については一言、「買い」だと思います。

2018年夏モデルについて、個人的にXperia XZ2のデザインがイマイチかなぁという感想だったため、他に探した場合の選択肢としては、AQUOS R2かGalaxy S9+かP20 Proということになります。

その中でも、今回全機種触ってみたなかで非常に感触がよかったのがP20 Proです。

カメラについても操作性についても満足できる一台だと思います。