ドコモのサービス情報の裏

ドコモのポイント共有グループを理解する

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既に以前から、2018年5月よりdポイントクラブがリニューアルされることはアナウンスされていましたが、少しずつその詳細内容も定まりつつあるようです。→「dポイントクラブのリニューアルをわかりやすく理解する

今回発表された内容は、dポイントクラブリニューアルに伴う新サービス「ポイント共有グループ」です。

今まで、dポイントは一括請求グループで共有されていた形でしたが、これが2018年5月1日より、「ポイント共有グループ」で共有される形に変更されます。

元々ドコモのグループは、ファミリーグループ一括請求グループ、ファミリーグループに包括される形でシェアグループと、様々なグループが存在していましたが、そこに「ポイント共有グループ」が追加される形になります。

詳細内容を確認していきます。

関連記事:「2018年5月1日より提供開始のずっとドコモ割プラス

ポイント共有グループの概要

基本的なイメージとしては、今までの一括請求グループがそのままポイント共有グループになるイメージですが、ポイント共有グループでは引き続き一括請求グループと同じメンバーでグループを組めることに加え、支払いが別々の家族や、ドコモ回線を所有していない家族ともグループを組み、dポイントを共有することが可能となります

ポイント共有グループ申し込み可能なユーザー

dポイントクラブ会員(ドコモ回線を所有していなくても申込み可能)

 

グループ構成条件

グループ内会員数上限は「20会員」となっています。ファミリーグループ等と同じです。代表会員と子会員から成り立ちます。

つまり、今までのファミリー代表、シェア代表、一括請求代表に加え、ポイント共有代表が追加されるわけです。

 

ポイント共有代表会員

ポイント共有グループの代表会員は、dポイントクラブ会員でありつつ、ドコモ携帯回線契約者/ドコモ光契約者/dカード・dカード GOLD契約者のいずれかである必要があります。つまり、dポイントクラブ会員、というだけではグループ会員にはなれても代表会員にはなれない、ということですね。

代表会員は、子会員のポイント利用拒否設定が可能です。この点は今までの一括請求グループでの内容と同じです。

 

ポイント共有子会員

子会員の条件としては、dポイントクラブ会員で、なおかつ代表会員と「三親等以内」の関係であることが条件です。

ポイント共有グループにおける「三親等」は、ファミリー割引の考え方に準じる形となります。

 

ポイント共有グループ追加時の注意点

ドコモの契約回線/ドコモ光/dカード/dカード GOLDをいずれも所有していないユーザーのポイント共有グループ追加は、一ヶ月あたり5会員まで、とされています。

とはいえ、基本的にドコモのいずれの契約もない回線を大量追加するというケースはなかなか考えにくいので、基本的に影響はないと考えられます。

 

ポイント共有グループ提供開始日

ポイント共有グループの提供開始は、2018年5月1日とされています。

2018年4月24日時点の一括請求グループメンバーが、5月1日にポイント共有グループへ自動設定されます。つまり特別の申し込みは不要ということです。

一括請求グループ自体は特に影響されることなく、今まで通り継続します。

それ以降の運用では、一括請求グループには追加するが、ポイント共有グループには追加しない、またはその逆のケースが存在してきて、一括請求グループとポイント共有グループは徐々に「イコール」ではなくなっていきます。

 

ポイント共有グループ自動設定対象外のケース

基本的に一括請求グループがそのままポイント共有グループに自動設定されるわけですが、一部自動設定対象外になるケースが存在します。

 

グループごと
移行しないパターン
・代表回線(携帯回線またはドコモ光)がdポイントクラブ非会員の場合(※)
・代表回線が副請求の場合
・携帯回線と分割請求されているドコモ光が代表回線の場合
・法人名義の場合
※代表回線がdポイントクラブ非会員のため、代表回線に
集約されているdポイントが5月1日以降、利用できなくなる
グループの一部のみ
移行しないパターン
・子回線(携帯回線またはドコモ光)がdポイントクラブ非会員の場合は非会員のみ移行対象外

 

どのケースも、基本的にはほとんどないとは思いますが、もし万が一dポイントクラブに加入していないなど、イレギュラーな状態で利用している場合には注意が必要です。ポイント共有グループの代表回線には、2018年4月24日時点での一括請求代表回線がそのまま移行します。

 

その他、仮に一括請求グループ内の回線数が21回線以上ある場合も、会員数上限にかかわらず、自動移行対象となります。

また、一括請求グループにおいてポイント利用拒否設定をしている場合は、ポイント共有グループでもそのまま自動移行されます。

 

ポイント共有機能の自動移行に伴う手続きの受付停止および注意事項

ポイント共有機能の自動移行の実施に伴い、2018年4月25日から30日の間、店頭等での一部手続きの受付が停止されます。

受付できない手続きとしては、「一括請求グループ関連(グループ新規作成、廃止、変更)」、「ポイント利用拒否設定」となっています。

受付が停止される、とされていながら、もし期間中に手続きをした場合の影響まで言及されているので、あまり必要ないとは思いますが以下に記載しておきます。

 

対象手続き 詳細
■一括請求グループ関連
(グループ新規作成、廃止、変更)
■ポイント利用拒否設定
期間中の影響 一括請求グループ関連の手続きをした場合、ポイントが共有されているメンバーが変更されない。
期間後の影響 4月24日時点の一括請求グループメンバー、代表及びポイント拒否設定内容を
5月1日に自動設定するため、5月1日のポイント共有グループ自動設定に反映されない

 

また、dポイントクラブリニューアルの影響で、2018年4月25日から4月30日までの間、ドコモショップ等店頭・ドコモインフォメーションセンター・ドコモの各種ウエブサイトにおいて、以下の手続きが停止されますので、加えて注意しましょう。

 

法人名義 個人名義
対象手続き ・名義変更
・承継
・dアカウントの電話番号登録
・ドコモ光のdアカウント登録・解除
・名義変更
・承継
・dアカウントの電話番号登録
・ドコモ光のdアカウント登録・解除
・一括請求グループ関連
・ポイント利用拒否設定

 

どの受付も普通に利用する可能性があるため、今現在上記手続きを検討しているのであれば、4月24日までに終わらせるか、または5月1日以降に手続きをする必要があります。

 

ポイント共有グループまとめ

今回のポイント共有グループの開始は、今まで請求を分けて利用していた家族ともポイント共有することができるようになることで、「請求は分けているけれども、両親の機種変更時に自分のポイントを使ってあげたい」というようなニーズにこたえることができるようになります。

また、ドコモから他社へMNPで移行してしまったが、dアカウントはそのまま継続利用しており、dポイントも貯めているという場合に、ドコモ回線を利用している家族にそのポイントを使ってもらったりすることもできるようになります。

ただしその分、ドコモの回線におけるグループが非常に多く発生し、どのグループもそれぞれがほとんど関連しないという状況はなかなかわかりにくい状況にはなってきます。

つまり、ファミリー代表、一括請求代表、シェア代表、ポイント共有代表はそれぞれすべて別回線、ということも起こりえる形になります。→「ドコモのファミリー割引代表・一括請求代表・シェアパック代表・dカード GOLD対象回線・ドコモ光ペア回線はすべて別

この点、非常にわかりにくいです。利便性向上の弊害として、ある種ただでさえわかりにくい仕組みがより分かりにくくなるような印象もぬぐえないところです。

5月1日からの運用変更に合わせて、おおまかな概要程度は抑えておきたいところです。

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