2018年夏モデル

ドコモのAQUOS R2 SH-03Kに機種変更してみた感想・評価

更新日:

2017年、年間で一番売れたAndroidスマートフォンのメーカーは、なんとSHARPです。

docomo with対象機種として発売されたAQUOS senseの貢献度がかなり高いようですが、それにしても多くのユーザーがSHARPを選択し利用しているという事実は見逃せないところです。

そんな人気のSHARP製スマートフォンが、2018年夏モデルとしても発売されます。フラッグシップモデルとしてのAQUOS R2 SH-03Kです。

 

今回のAQUOSも、非常に高いスペックと進化したカメラが魅力で、Xperiaを超える人気が出る可能性も高いのではないかと思われます。

実際に触ってきた感想と、注目ポイントやスペックなどをお伝えしていこうと思います。

※6月8日発売なので、既にドコモオンラインショップでは購入手続きが可能となっています。

関連記事:「ドコモ 2018年夏モデル・新機種の選び方

AQUOS R2 SH-03Kのスペック

AQUOS R2の主なスペックを確認しておきます。

 

ディスプレイ 約6.0インチ
重量 約181g
サイズ 約74 (W) x 156 (H) x 9.0 (D) mm
カメラ メインカメラ:
標準カメラ: 約2,260万画素
動画専用カメラ: 約1,630万画素
サブカメラ: 約1,630万画素
電池 3,130mAh
電池持ち時間 約105時間
CPU SDM845
メモリ 約64GB (ROM)/約4GB (RAM)
カラー アクアマリン、プラチナホワイト、プレミアムブラック
対応機能 VoLTE(HD+)
防水防塵、おサイフケータイ
指紋認証
ワンセグ/フルセグ
非対応機能 赤外線、ワイヤレス充電
充電端子 Type-C
価格 95,904円
発売日 2018年6月8日

 

AQUOS R2の注目ポイントは動画撮影中の写真撮影

今回のAQUOS R2の注目ポイントは、他の2018年夏モデルの多くがそうであるように、やはり「カメラ」です。

 

AQUOS R2では、背面に動画専用のドラマティックワイドカメラ標準カメラ、正面上部にインカメラと、全部で三つのカメラを搭載しています。

ドラマティックワイドカメラでは、最大135度の超広角カメラが採用され、大迫力のムービーを撮影することが可能となっています。

また、スマートフォンとして世界初、二つのカメラで動画撮影中にAIが写真を自動撮影してくれる機能「AIライブシャッター」が搭載されています。

従来のスマホでも、動画撮影中にシーンシーンを切り取り、写真にするような機能はありましたが、どうしてもそうした使い方をすると、撮影時の画質としては800万画素程度になってしまったりと、通常のカメラ画質で写真を残すことは難しい状態でした。

しかし、AQUOS R2では、動画を切り抜く形で写真にするのではなく、動画専用カメラで動画を撮影しつつ、標準カメラで同時に高画質な写真を撮ることが可能となっています。

動画撮影中の写真撮影は、AIが最適なシーンを自動撮影してくれる機能もありますし、手動で撮影することも可能です。

動画は撮影したいんだけど、写真も同時に撮影したい、というシーンは、特にお子様をお持ちの家庭で非常に多いと思います。

そうしたシーンに完璧に答えてくれるAQUOS R2の機能は、非常に魅力的な機能と言えるのではないでしょうか。

 

新画質エンジンとして「ProPix」が採用されており、ノイズを抑えて夜景シーンも美しく撮影でき、またインカメラにも約1630万画素の高画質広角を実現、自撮りも非常に快適に行えます。

 

「動画も写真も撮りたい」という大きな需要に応えてくれる

動画を撮影したいけれども写真も撮りたい、という需要は、やはり子育て世帯におけるお子様のイベント時などが最大の需要期となるかと思いますが、実はそれ以外にも様々なシーンで活用することができます。

現実問題として、デジタルビデオカメラなどで動画撮影をしながらの別のカメラでの写真撮影は事実上不可能なので、もしそれをどうしても実現したいと考えるのであれば、やはり二人以上の人手が必要です。

夫がビデオカメラ、妻がデジタルカメラ、という具合に役割分担が毎回確実にできればいいのですが、どうしても外せない仕事があったり、そもそも片親だったりということもあると思いますので、意外に一つのイベントごとの同じシーンで、動画と写真を同時に残しておくのはなかなか難しいものです。

そんな時に、AQUOS R2であれば、そんな同じシーンを動画と写真で残したいという需要にしっかり応えてくれるというわけです。

実際にその状況に置かれないとわかりにくい部分もあるかもしれませんが、「あっ、この場面で動画と写真が同時に撮影できたら非常に便利なのに」と感じるシーンは個人的にはかなり多いです。

 

例えば、学生同士で写真や動画を撮影しあって思い出を残そうとするシーンなどでも活躍します。学生が高額なデジタルビデオカメラと一眼レフカメラを同時に持ち歩く、なんてことは不可能ですし、何より撮影する人手が足りません。

そういう意味で、学生同士の旅行や卒業式などにも活躍すると思われます。

 

また、知人友人との集まりや同窓会、家族親戚が集まった場などでも大いに活躍するものと思われます。

一度この便利な機能の使い勝手を味わったなら、他の機種に替えられなくなるかもしれませんね。

 

AQUOS R2 SH-03Kに機種変更してみた感想

AQUOS R2に実際に機種変更して細かく利用してみましたので、その感想をお伝えしていきます。

以下の内容よりももっともっとAQUOS R2について知りたい、という方は、「AQUOS R2 SH-03Kを便利に使いこなす方法」も参考にどうぞ。

 

AQUOS R2の外観

 

AQUOS R2の外観は、すっきりと好感が持てるデザインで、ピンクは女性にも人気が出そうな色合いとなっています。

光の当たり具合によって、はややオレンジ味のかかったピンク色にも見えます。

大きさは同じ2018年夏モデルで言えばXperia XZ2やGalaxy S9+とほぼ同サイズなので、少し大きめではありますが、角が緩やかな曲線になっているため、非常に持ちやすいです。

 

 

箱はこんな感じです。高級感があります。

 

 

下部には充電用のUSB Type-C接続端子が付いています。キャップレスですが防水です。横の小さい穴は送話口(マイク)、細長い穴はスピーカーです。マイクは上部にも別に一つ付いています。

 

 

上部には他にイヤホン端子がついています。

 

 

向かって左側に、SIMカード/microSDカードのスロットがついています。同梱されている開閉用のピンなどを利用して開きます。

 

 

逆側、つまり向かって右側に、電源キーとボリュームキーがあります。

 

 

正面下部には、指紋センサーがついています。一見、ホームキーのようにも見えますがホームキーではありません。

ただし、設定を変更することによってホームキーとして利用することもできます。

また、指紋登録をすることで、画面が消灯している時に画面点灯とロック解除を同時に実施してくれます。

 

指紋センサーが非常に使いやすい

個人的に嬉しかったポイントとしては、前機種から継続して指紋センサーがディスプレイ下部に用意されていた点です。

最近は指紋センサーが背面に設置されている機種も多く、例えば机に置いたままの状態で指紋認証が実施できない機種が非常に多いので、ふとした時に手を伸ばしてロックを解除することができません。

しかしAQUOS R2では、ディスプレイ面に指紋センサーがあるので、右手、左手それぞれいくつかの指の指紋を登録しておけば、ある程度自由にロック解除が可能で、離れた場所にAQUOS R2が置いてあっても全く問題ありません。

これは個人的に非常にポイントが高いです。

 

指紋センサーを利用していない場合は、そのままでは指紋センサーを触るだけではスリープから復帰できないので、その場合は指紋センサーをホームキーとして利用する設定を入れます。

設定の「AQUOS便利機能」を選び、その中の「指紋センサー」を選択します。

 


「ナビゲーションキー」の項目で、「ホームキーとして使う」をONにします。デフォルトではここはOFFになっています。

その下の注意書きに、「画面消灯時は画面を点灯させる」という内容が見えます。つまり、ホームキーとして指紋センサーを利用するように設定することで、画面消灯時に指紋センサーにタッチすることで、スリープから復帰するようになるわけです。

もちろん同時に、指紋センサーをホームキーとして利用することができるようになるため、タッチパネル部分にホームキーを出さなくても利用することができるようになり、ディスプレイをより大きく利用することができるようになります。

「戻るキー/履歴キーも使う」については多少慣れが必要ですが、ここまで使いこなせれば完璧だと思います。

是非活用しましょう。

 

各種スペックアップによる快適さアップ

前作AQUOS Rと比較すると、大きさはほとんど変わらないのですが、ディスプレイサイズは5.3インチから6インチと、格段に大きくなっています。

持った感じなども大きくは変わらないので、ディスプレイが大きくなっただけ、使い勝手はかなり良くなっています。

CPUやメモリの性能向上、独自の優れた放熱設計により、CPUおよびGPUのパフォーマンスは、AQUOS Rと比較して約30%もアップしています。

さらに、応答速度についても25%ほど向上しており、「なめらか・ヌルサク」のハイスピードIGZOの本領発揮というところです。

 

動画撮影中の写真撮影を試してみた

これは便利だ!と感じた注目ポイントは、やはり動画撮影中の写真撮影でした。

実際に試してみしたが、やはり非常に便利です。

AIでの自動撮影もありがたいのですが、どうしても自分がシャッターを切りたいタイミングもあると思います。だからこそ、手動でも撮影ができるという点は重要です。

そして、その動画撮影中に写した写真についても、しっかり標準カメラで撮影されているため、まったく不満のない写真が出来上がります。

 

暗所での撮影はAQUOS R2はやや弱い

以下、2018年夏モデルで、同じ被写体を撮影してみたところを同時に表示してみました。

暗めの場所での撮影で、ディスプレイの明るさは全機種MAXにしてあります。

 

 

左から、Galaxy S9+、arrows Be、AQUOS R2、Xperia XZ2です。ダントツで抜けているのがGalaxy S9+です。比較になりません。圧倒的すぎて、暗所撮影を重視するなら間違いなくこの機種と断言できます。

その次は微妙なのですがXperia XZ2、AQUOS R2は残念ながら、上記写真では少しわかりにくいですが、仕上がりが粗めです。

意外に悪くないのがarrows Beです。スペック的には完全に劣っているはずなのですが、細かい部分まである程度描写してくれています。明るさも、上記写真の写りよりもう少し明るく、AQUOS R2と比べると人によってはarrows Beが綺麗と答えるかもしれません。

ちなみに、明るい場所での撮影でも、AQUOS R2は細かい部分の描写がarrows Beよりも弱い印象でした。

とはいえ、明るい場所での写真は、全体としてはほとんど差はわかりません。

 

復活した覗き見ブロック・ベールビュー

個人的にうれしかった点としては、覗き見防止のベールビューが復活した点です。

どうしても、横に人がいたりする環境でスマホを使うと、他人に画面を見られてしまうのではないかという不安があったりするものですが、覗き見防止機能を利用すれば横からは画面が見えなくなり、プライバシーが守られます。

実際に試してみました。

 

 

設定の「ディスプレイ」から「詳細設定」を選び、「のぞき見ブロック」を選択します。のぞき見ブロックをONにし、表示パターンや濃淡の強弱設定を選択可能です。

上記写真は、強さは「強い」を選んでいます。

例えば電車などで隣に座った人からののぞき見に対しては、見えにくくはなりますが、完全に見えないわけではありません。これはさすがにやむを得ないところかなと思います。それでも「見えにくくなる」というだけでもずいぶん違います。

 

ちなみに、斜め上あたりからののぞき見に対してが、最も強力な効果を発揮します。

 

 

ほとんどディスプレイの内容は見えなくなります。イメージとしては、電車の中で座っている時に、目の前に立っている人からののぞき見を完全ブロックできる感じですね。

特に女性の方でも安心して利用できるスマートフォンと言えそうです。

 

良くも悪くもSHARPらしさがあるスマートフォン

SHARP製スマートフォンに限らないのですが、各メーカーごとに、「あ、このメーカーらしい」という、操作している時に感じる特徴があったりします。具体的にどういうところ、と表現するのはなかなか難しい、本当にちょっとした感覚なのですが。

これは、おそらく同じメーカーを長く繰り返し利用してきた経験によって感じる部分ではないかと思います。

同一メーカーのスマホを使い続けている人には、この感覚はわかってもらえるかもしれません。

 

そういう意味でAQUOS R2は、良くも悪くもSHARPらしいスマートフォンだな、と感じました。そのため、今までもSHARP製スマートフォンを利用してきていて、その感覚に慣れている人にとっては、2018年夏モデルの中での優先順位はAQUOS R2が第一位になっても全く不思議ではありません。

関連記事:「AQUOS R2 SH-03Kを便利に使いこなす方法

 

AQUOS R2 SH-03Kの価格帯は10万未満

トリプルカメラ・デュアルカメラを搭載した最新機種がずらりと並んだ2018年夏モデルスマートフォンは、一括価格として税込10万円を超えるスマートフォンが実に3機種あります。

高い順に、Xperia XZ2 Premium、Galaxy S9+、P20 Proです。

そのあとに9万円台でGalaxy S9が続いて、その次がAQUOS R2です。全9機種の中の5番目の価格というと安い部類のような気にもなりますが、実際の価格は税込95,904円なので、決して安くはありません。

しかしこの水準の価格は、ハイスペックモデルとしてはやむを得ない水準かもしれません。まだ10万円を超えていないだけでもいいと考えるべきでしょう。

 

一括価格が高いとどうしても割賦購入をしたくなってしまうかもしれませんが、どちらにしても払わなければならない料金なので、できる限りドコモオンラインショップdカード GOLDを活用するようにしましょう。そうすることでしっかりdポイントも貯まりますので、よりお得です。

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか

 

6月8日発売なので購入時にはベーシックパックが開始されている

AQUOS R2は6月8日に販売開始されました。

そのため、2018年5月25日から提供開始予定の「ベーシックパック/ベーシックシェアパック」が既に開始されているタイミングでの発売となりました。

引き続き現行プランを継続するのか、それともベーシックパックにこの機会に変更するのか、購入予定であれば考えておく必要があります。

あらためて、ベーシックパック/ベーシックシェアパックの内容も、今のうちに抑えておきましょう。

関連記事:「ドコモのベーシックパック/ベーシックシェアパックを完全理解する

 

AQUOS R2は「買い」か

他のデュアルカメラ以上を搭載している機種との大きな違いとして、一枚の写真に対してそのカメラが利用されるわけではなく、一つは静止画、一つは動画と役割を分けたデュアルカメラという特徴があるAQUOS R2では、結局シーンを限定する動画撮影中の写真撮影をどこまで必要とするか、という点でも選択肢が分かれます。

確かに使えるけれども、しかしせっかく複数のカメラを搭載しているのなら、両方のカメラをより美しい静止画を撮影するために使ってもらった方がいい、という考え方もできるわけで、そうなるとP20 Proなど他の機種が選択肢に浮上してきます。

しかし逆に言えば、そういう点にのみ気を付ければ、他に文句のつけようがない優良機種であるため、その場合は「買い」です。

2017年、もっとも売れたAndroidスマートフォンであるSHARPのAQUOSには勢いがあります。一気に人気が爆発して手に入らないということがないように、忘れずにドコモオンラインショップにて早めに購入手続きをしておきましょう。

 



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