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機種変更応援プログラムは必要か

   

au、ソフトバンクに遅れてドコモが2015年9月25日より開始した「機種変更応援プログラム」

スタートからやがて二年が経とうとしています。

auではアップグレードプログラム、ソフトバンクでは「機種変更先取りプログラム」としてサービス提供され、各社若干の違いはあるにせよ、大まかな内容は近いものとして、三社三様の買い替え促進プログラムとして展開されている状況は変わりません。

導入された目的としては、端末の利用期間が長期化する傾向の中で、早めの買い替えを促進する狙いがあります。増えてきているMVNOへの流出阻止のためか、三社ともに旧利用機種の下取りが条件となっている点も一つの特徴です。

これら買い替え促進プログラムが本当に必要なのか、メリットあるのかないのか、対象ユーザーが増え始めていることを想定し、改めて検証していきます。

ドコモの機種変更応援プログラムとは

さて、ドコモの機種変更応援プログラム。果たして必要なのでしょうか。

 

そもそも機種変更応援プログラムがどういうシステムなのかというと、ドコモによれば「プログラム料金を一定期間お支払いいただくと、24ヶ月の割賦支払い終了を待たずに気軽にお得に最新機種に機種変更していただくことができる」というプログラムです。

 

加入条件はXiの対象機種を購入すること

開始当初はiPhone 6s/6s plusのみが対象機種とされていましたが、その後2015-2016年冬春モデル以降はほぼすべて対象機種となっています。

つまり、対象の新機種を購入する際に、機種変更応援プログラムに加入することができるわけです。

 

そして加入をすると、月額300円(非課税)を最大24ヶ月間支払っていくことにより、19ヶ月目から25ヶ月目までの間に機種変更実施すれば、ポイントを還元しますよ、ということです。

還元ポイントは機種によって、変更月によって違いますが、最大で27000円分となっています。

 

月額300円というところが気になりますが、まぁ27000円分次回還元されるのであれば損はしないのかな?と思えそうです。

ですが、ちょっと待ってください。

 

故障なしで下取りに出すこと・プログラムを継続すること

このプログラムには重要な条件があります。

それは前述しましたが、旧機種の下取りです。

正確には、

 

「機種変更時に旧機種を正常な状態で回収させていただくこと」

 

つまり故障機ではダメなのです。この点が、auのアップデートプログラムとは大きく異なります(※アップデートプログラムは、安心ケータイサポートプラスLTE加入であれば、破損水濡れなどがある故障機種でも回収後、プログラム適用可能)。

そしてさらに条件は続き、

 

「機種変更時もプログラムを継続いただくこと」

 

という条件も存在します。つまり、ポイント還元を受けるためには、「機種変更応援プログラムは今回でやめた」ではダメなのです。少なくとも還元を受けるあとまでは継続する必要があります。継続するということは、買い替えた機種でも月額300円が最大24ヶ月間発生するということです。ポイント還元を受けたあと即時で廃止したとしても最低一ヶ月分は月額料金が無駄にかかります。

これは、本当にお得なのでしょうか。

 

月額300円×最大24ヶ月=最大7200円に+一ヶ月分300円がまずはかかることを認識しましょう。

仮に26ヶ月以上対象機種を利用し続けたり、故障してしまっていたために機種変更応援プログラムを利用できなかった場合でも、積み立てた最大7200円分はポイント還元されるため、とりあえずその分については無駄にはなりません。

ただし、機種変更応援プログラムの継続がされなかったり、途中で解約してしまったりすれば、積み立てた300円×利用月分は返ってきません。つまり、『ドコモを続ける限りにおいて』のみ、損はしないというシステムになっているのです。

 

還元額は27000円から9000円

さらに、19ヶ月目から24ヶ月目までにこのプログラムを利用した場合、『最大』27000円分還元なので、27000円よりも減ることもあります。

 

まず、対象機種がカテゴリーAからCまでランク分けされており、カテゴリーAにランク付けされた対象機種の場合が、最大27000円分になります。

カテゴリーBでは最大21000円、カテゴリーCでは最大18000円です。

 

カテゴリー 13~18ヶ月目
(iPhoneのみ)
19ヶ月目 20ヶ月目 21ヶ月目 22ヶ月目 23ヶ月目 24ヶ月目 25ヶ月目
A 27000円 27000円 23000円 19000円 15000円 11000円 9000円 9000円
B 21000円 21000円 18000円 15000円 12000円 9000円 9000円 9000円
C 18000円 18000円 155000円 13000円 10500円 9000円 9000円 9000円

 

 

さらにカテゴリーAで最大27000円還元の条件としては、「19ヶ月目に機種変更した場合」です。

カテゴリーAの場合、20ヶ月目になれば23000円、21ヶ月目になれば19000円と、どんどん還元額は減っていきます。

最終25ヶ月目ではなんと、カテゴリーAでも9000円分まで減ります。ただそれでも、分割支払金残額が実質無料になるというシステムの、auアップグレードプログラムよりはこの点、有利です。

 

ちなみに上記還元額の表はすべて税込み表記となっているのにも注意が必要です。ドコモ公式サイトの還元額表記にしっかり、【表の金額はすべて税込】と併記されています。

下取りプログラムの場合の下取り金額についてもこれは同様です。

税込みか税別かで、受け取り方はかなり変わりますので、これは覚えておきたい内容です。

ちなみに、機種変更応援プログラムの利用料金としての月額300円については、非課税となっています。

 

下取りプログラムとの違い/どちらを使うかは選択可能

ここまでで、鋭い人はもう気づいていると思います。

最終的に機種変更応援プログラムの還元額が9000円まで下がるのなら、

タイミングによっては下取りプログラムの方がお得なんじゃないのか?

ということです。

 

購入時から二年後、対象機種の下取り価格がどうなっているかはわかりませんが、概ねこの指摘は正しいといえそうです。下取りに回した方がお得になる可能性は十分にあります。

もっと言えば、ドコモで下取りしてもらうのではなく、オークションなどで販売した方が高く売れる可能性すらあります。

オークションが面倒だ、という人でも最近はメルカリというアプリも流行っていますよね。ハードルはずいぶん下がっているのではないでしょうか。どちらがお得になるかは検討の余地があります。

 

ちなみに、下取りと機種変更応援プログラムの両方の対象になる場合、どちらが有利になるかはドコモでは教えてもらえます。

ドコモショップ等での機種変更時には、有利になる方を教えてもらえますし、事前に知りたい場合はインフォメーションセンターに確認してみてもいいでしょう。もちろん、利用している機種名と利用期間に合わせて自分で調べることもできます。

 

この点は、これから機種変更を考えている人が注意するべきポイントでもあります。

 

iPhoneの場合は特に、最も値崩れしにくい機種の代表でもあるため、端末が傷汚れがあまりない、きれいな状態であるのなら、オークション等での売却も視野に入れた方が確実かもしれません。

※関連記事:「ドコモ下取りプログラムとネットオークション売却はどちらが有利か

 

下取りプログラムと機種変更応援プログラムは併用できない

既に前項で「下取りと機種変更応援プログラムのどちらが有利か教えてもらえる」と書きましたが、注意点の一つとして、下取りと機種変更応援プログラムの両方を併用することはできない、という点があります。

 

機種変更応援プログラムを利用する場合には旧利用機種を下取りされるわけですが、下取りプログラム分の料金と機種変更応援プログラム分の料金の両方が還元されるわけではないということです。

つまり、機種変更応援プログラムを利用すれば、下取りプログラム分の還元は入りません。

下取りプログラムを利用した場合、機種変更応援プログラムを継続すれば積み立て分だけはポイント返還されます。

そのため、下取りプログラムに出した方が料金的にお得なら、そちらを選択したほうがいいのです。

そうなってくると、機種変更応援プログラムは積み立てた分をポイント返還されるのみで何のため加入したのか、もはやわかりません。機種変更応援プログラムのメリットがほぼ見えなくなりますね。

 

つまり、ドコモがもしユーザー目線でこの機種変更応援プログラムを作ったのであれば、少なくとも下取り価格よりも大きな還元が入らないとおかしいわけで、もし下取り価格の方がどう考えてもお得であるという結論に至る場合、あくまでドコモ目線の囲い込み施策でしかない、と言われても仕方がないところです。

 

前述したとおり機種変更応援プログラムは、ドコモでずっと続けていく限りにおいては、損をすることはないわけです。

しかし、他社へMNPで転出したり、解約をしたりするとその瞬間、ユーザー側の損失として計上されてしまいます。

機種変更応援プログラムを利用するかどうかは、よくよく考えて結論を出しましょう。

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