ずっとドコモ割プラスでdポイントが選択可能に

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2015年12月のdポイントクラブ開始後初の、大規模なシステム変更がドコモより発表されました。

2018年5月1日よりいよいよ提供開始されています。

先行して発表された「ずっとドコモ割プラス」についても、dポイントクラブの内容が改訂される同じタイミング、5月1日よりスタートしています。

ずっとドコモ割プラスの内容としては、今まで以上に長期利用者に対する優遇が強化され、ずっとドコモ割の特徴でもあった料金からの割引だけでなく、割引の1.2倍のdポイント進呈を選択することもできるようになっています。さっそく申し込みしてみました。→「ずっとドコモ割プラス(ポイント進呈)を申込してみた

 

合わせて、2018年5月25日からは、新しいパケットパックとしてベーシックパック/ベーシックシェアパックの提供開始が発表されました。

その点も含めて、具体的な詳細内容を確認していこうと思います。

ずっとドコモ割プラスの概要

ずっとドコモ割プラスを理解するためには、まず前提として新しく改訂されるdポイントクラブの内容についてある程度理解する必要があります。→「dポイントクラブのリニューアルを理解する

 

 

「dポイントクラブ」の新しい5段階のステージに応じて、パケットパックの料金が割引になるという点は今までと基本的なシステムとしては同じですが、それに加えて料金割引ではなく、割引額の1.2倍のdポイント進呈を選択することもできるようになっているのが大きな特徴です。

 

 

対象となるユーザーは、「カケホーダイ&パケあえる」でパケットパックを契約しているユーザーであり、この点は今までのずっとドコモ割と変わりありません。

ずっとドコモ割プラスの申し込みについても、今までのずっとドコモ割同様基本的に申し込みは不要で、上記料金プランを利用しており、条件を満たした場合には自動的に適用されます。

ただし、dポイント進呈を希望する場合には、ドコモオンライン受付、インフォメーションセンター、またはドコモショップで申し込みが可能です。

実際に私自身、さっそく申し込みしてみましたので、参考にどうぞ。→「ずっとドコモ割プラス(ポイント進呈)を申込してみた

 

現在のずっとドコモ割との比較

旧ずっとドコモ割と、ずっとドコモ割プラスの料金内容について確認してみます。

 

ずっとドコモ割 4年以上 8年以上 10年以上 15年以上
ウルトラシェアパック100 1000円 1200円 1800円 2500円
ウルトラシェアパック50 800円 1000円 1200円 1800円
ウルトラシェアパック30 600円 800円 1000円 1200円
シェアパック15 600円 800円 1000円 1200円
シェアパック10 400円 600円 800円 1000円
シェアパック5 100円 200円 600円 800円
ウルトラデータLLパック 200円 400円 600円 800円
ウルトラデータLパック 100円 200円 600円 800円
データMパック 100円 200円 600円 800円
データSパック 600円
ケータイパック 300円

 

ずっとドコモ割プラス 1th 2nd 3nd 4th プラチナ
ウルトラシェアパック100 なし 1000円 1200円 1800円 2500円
ウルトラシェアパック50 800円 1000円 1200円 1800円
ウルトラシェアパック30 600円 800円 1000円 1200円
ベーシックシェアパック
(~30GB)
600円 800円 1000円 1200円
ベーシックシェアパック
(~15GB)
600円 800円 1000円 1200円
ベーシックシェアパック
(~10GB)
400円 600円 800円 1000円
ベーシックシェアパック
(~5GB)
100円 200円 600円 900円
シェアパック15 600円 800円 1000円 1200円
シェアパック10 400円 600円 800円 1000円
シェアパック5 100円 200円 600円 800円
ウルトラデータLLパック 200円 400円 600円 800円
ウルトラデータLパック 100円 200円 600円 800円
ベーシックパック
(~20GB)
100円 200円 600円 800円
ベーシックパック
(~5GB)
100円 200円 600円 800円
ベーシックパック
(~3GB)
600円
ベーシックパック
(~1GB)
200円
データMパック 100円 200円 600円 800円
データSパック 600円
ケータイパック 300円

 

それぞれ確認してみると見えてくる部分があります。

つまり、現行の4年未満が1stステージ、4年以上が2ndステージ、8年以上が3ndステージ、10年以上が4thステージ、15年以上がプレミアステージとなります。割引額はそのまま移行しており、特に変更はありません。つまり、ずっとドコモ割の割引料金については新システム移行後も、大きな違いはないということです。

変わってくるのは完全に、dポイント進呈を選んだ場合のみ、という形になります。この場合、今までの割引額の1.2倍のdポイントを獲得できるため、純粋にお得になります。

ただ、利用料金の割引にそのまま適用したいというケースもあると思いますので、自由に判断して選択することができます。

 

分割請求オプションでdポイント進呈を選んだ場合は均等割り付与

分割請求オプションを選んでいる場合、シェアパック分の料金は請求がそれぞれの回線に対して均等に割り振られる形となりますが、ここでずっとドコモ割プラスのdポイント進呈を選んだ場合、代表回線にまとめてポイントが付与されるわけではなく、回線数分で均等割りされた上で、該当の全回線に割り振られるということです。

ポイントがもし代表にまとまってしまうのであれば使いにくい、と思っていた方も安心です。

 

ベーシックパック/ベーシックシェアパックのずっとドコモ割プラス

2018年5月25日より、新しくベーシックパック/ベーシックシェアパックが提供開始されることが、2018年4月27日に発表されました。

これに伴い、データSパック、データMパック、シェアパック5/10/15の新規受付が5月24日をもって終了となります。

よって、ずっとドコモ割プラスが適用するプランも、徐々にベーシックパック/ベーシックシェアパックおよびウルトラパック/ウルトラシェアパックがメインになって行きます。割引詳細は以下の表をの通りです。

 

 

ベーシックパックの特徴として、4段階制のプランであるため、その段階(ステップ)によって、ずっとドコモ割プラス適用時の割引き料金も変わってきます。

合わせてベーシックパック/ベーシックシェアパックの詳細内容も理解しておきましょう。

関連記事:「ドコモのベーシックパック/ベーシックシェアパックを完全理解する

 

注意! ずっとドコモ割プラスのdポイントは期間・用途限定!

素直に考えれば、確実に料金からの割引を選択するよりも、dポイント進呈を選択した方が還元総額は多くなるため、確実にお得です。

そもそもdポイントは、毎月のドコモ利用料金に充てることができるため、当初はdポイントで1.2倍もらっておいて、そのまま利用料金に充てればいいじゃないか、と考えました。→「dポイントをケータイ料金に充てる方法

 

しかし、その後再度注意事項を確認していると、もらえるdポイントは利用期間が二年間(24ヶ月)の期間・用途限定ポイントであることがわかりました。→「dポイント(期間・用途限定)とは何か

つまり、利用期間こそそこそこ長いものの、期間・用途限定ポイントなのでドコモの利用料金に充当することはできません

意外な落とし穴でした。しかし、後述しますが、dポイント(期間・用途限定)も、様々なシーンで利用することができますので、まったく心配はいりません。

 

ちなみに、ポイント進呈を選択した場合、My docomoアプリやWEBサイトにて、翌月進呈予定のポイント数が表示されます。

 

 

どれくらいのdポイント(期間・用途限定)が翌月進呈されるのかが一目でわかるので非常に便利です。

 

ずっとドコモ割プラスでdポイントを選ぶと、dカード GOLDによるポイント付与に好影響

dカード GOLDを利用している場合、ドコモおよびドコモ光の利用料金に対して10%のポイント還元を受けることができるのですが、ずっとドコモ割プラスで料金割引を選択した場合、その分ドコモ利用分の料金が減ってしまい、ポイント付与対象となる金額が減ってしまうわけです。

そのため、ここでdポイントを選択しておけば、毎月の利用料金の割引きがかからないため、ポイント付与対象料金が上がり、その分ポイント付与も増えます

よって、dカード GOLDユーザーの場合、ずっとドコモ割プラスではdポイントを選ぶのが正解です。

ただし、前述したとおりずっとドコモ割プラスによって付与されるdポイントは期間・用途限定ポイントなので、しっかりこれを有効に消費していくことができないと本末転倒になってしまうということを理解し、正しく利用していく必要があります。

 

dカード GOLD保有時のポイント還元は継続

dカード GOLDの特典として、今まではゴールドステージに優遇されることによってドコモの利用料金に対して10%還元という仕組みになっていたわけですが、新しいdポイントクラブではゴールドステージ自体がなくなってしまうため、dポイントクラブとdカード GOLDの繋がりが完全に切れてしまう形になります。(※毎月のドコモのケータイ/ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%還元/利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント)

関連記事の「dポイントクラブのリニューアルを理解する」で書いた通り、かつてdカード(旧DCMXカード)はdポイントクラブ(旧ドコモプレミアクラブ)とのつながりがなく、単独でポイントが貯まる仕組みだったため、以前のような形に戻ることになります。

ただし、dカード GOLDの10%ポイント還元の特典自体は単独で生き残る形となるため、その点については特に今までと違いはありません

ちなみに、一部、dカード GOLD保有で1000円につき100ポイント、ステージ分で1000円につき10ポイント貯まるので合計11%貯まるのでは?という問い合わせもありましたが、この件については、厳密に言えば通常分で1%、dカード GOLD保有時には1000円につき90ポイント、つまり9%分が追加付与されるため、合計で10%、11%貯まるようになるわけではない、という再度のドコモインフォメーションセンターの回答でした。

つまり以下のような形となります。

 

  1st 2st 3nd 4th プラチナ dカード GOLDあり
ドコモのケータイおよび
ドコモ光に対する進呈ポイント
1000円につき10ポイント 1000円につき追加90ポイント

 

dカード GOLD保有時にもdポイントクラブのステージとしてはいずれかのステージになるわけですが、そちらのポイント付与が通常分、dカード GOLD利用特典として1000円につき90ポイント追加付与され、合計で1000円につき100ポイント、つまり10%還元されるということです。

 

ということで、dカード GOLDユーザーは今以上に得になるわけではないものの、逆にマイナスになることもないため何も心配することはありませんし、逆にこれから検討している人は引き続きdカード GOLDを利用して最大限にお得にドコモを利用していきたいところです。

 

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか

 

料金割引とdポイント進呈とどちらを選ぶべきか

ずっとドコモ割プラスが開始されたあと、今まで通り料金からの割引を選択するのと、新しく採用される1.2倍のdポイントとして還元してもらうのでは、どちらがお勧めなのでしょうか。

これは還元額で考えた場合、確実にdポイント還元を選択する方がお得となります。

パケットパックでどのプランを選択していたとしても、割引額よりも1.2倍ポイント額が大きいのですから当然です。

さらに、お得になる額としてはプランが大きければ大きいほど得になるため、単独プランよりはシェアパック、シェアパック10よりはシェアパック15、という具合により大きいプランほど還元額としては大きくなり、メリットも大きくなります。

それぞれのプランでお得になる金額は以下の通りです。

 

  1th 2nd 3nd 4th プラチナ
ウルトラシェアパック100 なし 200円 240円 360円 500円
ウルトラシェアパック50 160円 200円 240円 360円
ウルトラシェアパック30 120円 160円 200円 240円
シェアパック15 120円 160円 200円 240円
シェアパック10 80円 120円 160円 200円
シェアパック5 20円 40円 120円 160円
ウルトラデータLLパック 40円 80円 120円 160円
ウルトラデータLパック 20円 40円 120円 160円
データMパック 20円 40円 120円 160円
データSパック 120円
ケータイパック 60円

※ベーシックパック/ベーシックシェアパックは別途

 

こうしてみると、dポイント還元を選択した場合のお得さは、金額としてはそれほど大きくは感じられないかもしれませんが、これが毎月継続しますので、年間として考えたり、何年もの長期になってくるとかなり大きく変わってきます。

最大でウルトラシェアパック100のプラチナステージの場合、通常割引が2500円のところ、dポイント還元にすれば1.2倍の3000ポイントもらえるため、500円のプラスとなります。年間にすると6000円分の差が生まれます。

 

そうした内容に加えて、前述したとおりdカード GOLDを所有していれば、料金割引を選択しないことによってポイント付与対象金額が増えるため、よりお得になります。

金額だけで考えれば、やはりdポイントを選択した方がいい、という結論になります。

 

dポイント(期間・用途限定)は様々なことに使える!

dポイントを選択した場合、前述したとおり、もらえるdポイントは、利用期間が二年間の期間・用途限定ポイントであるため、しっかり利用していかないともったいないです。通常のdポイントよりも、利用期間も短くなっています。そのままにしていれば利用しないままに失効していく可能性も出てきます。

「いくらポイントでもらった方がお得とは言っても、ポイントって普段あんまり使わないからなぁ」という方も多いかもしれませんが、dポイントは昔よりも各種様々な場面で利用することができるようになっています。

例えばローソン。例えばマクドナルド。イオンシネマで映画を観るのに使ったり、ほかにも映像(dTV)、漫画や雑誌(dブック)、ピザの宅配(dデリバリー)、ネット上でのショッピング(dショッピング/dファッション)などなど、他にも数えきれない利用方法があります。

詳細は「dカード GOLDは本当にお得なのか」記事内の「dカード GOLDでdポイントが貯まったあとの使い道」という項目で解説していますが、かなりの自由度をもって利用可能なので、ほんのちょっと意識するだけで、使いこなせない、ということはほとんど考えられないと思います。

ドコモの利用を最大限に活用するためには、2018年5月以降、ずっとドコモ割プラスがスタートすると同時に、1.2倍のdポイントで還元を受けるように検討してみましょう。

 

ずっとドコモ割プラスとau STARロイヤル比較

auの長期利用者向けの還元プログラム「au STARロイヤル」は、ドコモのずっとドコモ割と似たような還元がかかるのですが、ドコモとの違いとしては単純に割引ではなくau WALLETポイントとして後日還元されるという点が異なります。

ポイント還元ということはつまり、ずっとドコモ割プラスでdポイント還元を選んだ場合とほぼ同じ、ということですね。

つまり、ずっとドコモ割プラスは、au STAR ロイヤル方式を採用したサービスである、ともいえるわけです。もちろん、従来の月額料金からの割引も選択できるという意味で、ずっとドコモ割プラスの方が選択肢の幅は広いです。

さらに、還元額についても、dポイント1.2倍でもらう形にすれば、今まで以上に有利になるため、利用年数やデータ容量によって比較内容がやや変わるものの、au STARロイヤルよりはやはり、ずっとドコモ割プラスが有利と考えてよさそうです。

著者

Xp

6 Comments

  1. 通信費から割り引かれない分だけ、ずっとドコモ割プラスでポイントを選択した場合、ドコモ料金からのdポイント付与量が実質増やしやすいことになりますね。dカードGoldを持っているようなら、結構変わってきそうです。

    とはいえ記事にも書かれているとおりずっとドコモ割プラスでもらえるポイントは期間・用途限定なので、ポイントが苦手な人だとたまるだけたまって失効しそうです。Tポイントの期間・用途限定ポイントに比べればずっと使いやすいとはいえ、魅力を感じない人が出てくるのが残念。

    最もポイントを使うのが苦手な人は、普通に手続きさえしなければ割引のままなので特に変わることもないのです。

    ありうるのはドコモショップで進められて知識に疎い人がよくわからないままに変えて、「○○がドコモショップに騙され、何年も利用してるのに役立たずのポイント押し付けられて料金が高くなってた」とか喚く輩が必ず出てきそうなのが怖いですけど。(というかむしろ払う料金を増やさせること自体がドコモの狙いなんでしょうけど)

    杉川
    1. 言われてみれば確かに、dポイントを選択すると料金からの割引が減ることで、dカードGOLD利用時には影響しますね。
      気が付きませんでした。この点は後で追記させていただこうと思います。

      そして、期間・用途限定という部分も本当におっしゃる通りですね。うまく利用できれば確実にお得にできるものの、よくわからない人がそのまま
      失効、というパターンは確かにあり得ます。
      そういう方が出てこないように、当ブログでも注意喚起していこうと思います。

      Xp
  2. あまりトラブルにならないケースなのか、
    調べても情報が見つけられなかったので質問します。

    現在、4人で「シェアパック10」を契約し、「分割請求オプション」を適用しています。
    代表回線の契約年数は15年以上です。
    つまり、9500円(シェアパック10) – 1000円(ずっとドコモ割) + 500円(シェアオプション)×3 = 10000円で、
    一人あたり2500円を支払っています。※基本プランなど除く

    ここで、「ずっとドコモ割プラス(ポイント進呈)」に変更した場合、
    割引が無くなり合計金額が1000円高くなるため、一人あたり2750円を支払い、
    代表回線に1200ポイントが付与されるということでしょうか?
    これでは何かズルくないでしょうか(笑)
    それとも、4人に300ポイントが付与されるのでしょうか?

    このページの例ですと、
    一人暮らしの長女、長男の支払い金額は増え、
    ポイントはお父さんの独り占めですか?

    まぁ、「ポイント共有グループ」も始まりましたし、
    家族なのだから、話し合って内々でお金のやり取りなどして解決しろってことですかね。

    しかし、今のところ「ポイント共有グループ」の手続きはドコモショップのみのようですし、
    離れて暮らす家族が集まって説明して、
    一緒にドコモショップ行くとか、委任状書いてもらうとか、
    なかなか大変なんですよね。

    ごめんなさい、最後、愚痴になりました。

    まささ
    1. ずっとドコモ割プラスでも料金割引は適用できる、ということが一点。
      そして、もしポイント進呈を選んだ場合ですが、分割請求オプション利用時にはポイントも回線数で均等割りされた上での付与になる、ということです。
      ドコモインフォメーションセンター情報です。
      もう一つ、ポイント共有グループの手続きは、代表からであればインフォメーションセンターでも手続き可能ということです。

      Xp
  3. 料金割引の場合の割引額は、消費税計算前の金額ですよね。
    例えば -1000円となっている場合、消費税8%も加味すると、実質-1080円の割引。

    この考え方が正しければ、
    ポイント還元を選んだ場合は 20% – 8% = 12% 得という事になりますが。

    pistachio
    1. それもそうですね。気づきませんでした。
      消費税別金額の1.2倍、ということですね。
      まぁ、お得はお得ですが・・・。

      Xp

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