ドコモのarrows 5G F-51Aの実力! 待ちに待った富士通ハイエンドスマホ

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ドコモの5Gサービスがいよいよ2020年3月25日からスタートします。

そして、富士通から待ちに待った5Gスマホ・arrows 5G F-51Aが、2020年6月下旬以降に発売されます。

 

富士通からは、実にF-01K以降、ハイエンドモデルが発売されていませんでしたが、今回満を持して、期待を遥かに超える進化を遂げて「arrows 5G」が登場しました。

arrows 5Gでは、カメラの大幅な進化、アプリを高速1秒起動、5Gのミリ波に対応という新しい特徴を備えつつ、「洗えるスマホ」など従来の良さも継承して生まれ変わっています。

そんな、arrows 5Gについて、詳細内容を確認していきます。

arrows 5Gは「ミリ波」にも対応した5Gスマホ!

ドコモの5Gの周波数帯は、エリアカバー率が高い「Sub6」と、Sub6と比べてより高速通信を利用できる「ミリ波」の2つに分類されています。

サービス開始当初から対応するのがSub6ということもあり、5G対応スマホの中にはSub6のみ対応でミリ波には非対応のスマホがあります。※例:Xperia 1Ⅱなど

 

が、arrows 5Gは、Sub6とミリ波の両方の周波数に対応しているため、今後の高速通信のネットワークが広がってきた際にもわざわざ買い替える必要がなく、有利です。

 

ミリ波の使用により、理論値ベースではあるものの、ダウンロード(下り)最大通信速度は4.1Gbps、アップロード(上り)最大通信速度は480Mbpsを実現します。

 

 

従来の4Gネットワークと比較すると、圧倒的な速さで映像やゲームアプリなどのコンテンツを楽しむことが出来そうです。

 

ちなみに、ドコモから2020年春夏に発売される5Gスマホ7機種のうち、ミリ波に対応しているのは製品は「arrows 5G」と「Galaxy S20+ 5G」と「Wi-Fi STATION」の3機種のみです。

より高速な5Gを体験したいと考えるなら、ミリ波を採用した「arrows 5G」の購入を選択肢として考えるのもアリだと思います。

 

arrows 5Gのデザイン

 

arrows 5Gのサイドフレームは、何層も重ねられた塗装コートにより、なめらかに整えられています。

上部の「明」と下部の「暗」の“グラデーション塗装”で、重厚感のある繊細な表情を演出しています。

さらに、高性能な各機能を備えつつ、本体の薄さは約7.8mmに凝縮されており、ディスプレイやフレームの自然なカーブが手になじみ、大画面ながらも持ち心地の良さを実現しています。

バックパネルは、金属感を感じさせる蒸着処理、差し込む光線、5Gの波を予感させるテクスチャー、そしてグラデーションが施され、まるでスポットライトが当たったかのような近未来を感じさせるデザインとなっています。

 

 

なお、arrows 5Gのカラーバリエーションは、ネイビーブラックチタニウムシルバーの2色展開です。

どちらもかっこいいですね。ちなみに私は、ネイビーブラックを購入しようと思っています。

ディスプレイサイズは約6.7インチの有機ELで、サイズや重量は未定なものの、厚さが約7.8mmになる予定ということです。かなり薄く、期待が持てます。

 

arrows 5Gのカメラ性能

 

arrows 5Gのアウトカメラは、約1630万画素の超広角レンズ+約800万画素の望遠レンズ+約4800万画素の広角レンズの合計3眼レンズを搭載し、背景をぼかしたポートレートやズーム機能など、一眼レフ並みに表現力豊かな写真撮影が可能です。

アウトカメラには、2色のLEDフラッシュ技術「デュアルフラッシュ」が採用されているので、照明の暗い店内や夜景などのシーンも、雰囲気を活かした自然な色合いで撮影できます。また、「レーザーオートフォーカス」がレーザー光線を被写体に当てて、対象までの距離を計測するので、夜の屋外でもピントをすぐに合わせてブレずに写真を撮影できるのも嬉しいところです。

なお、インカメラも約3200万画素の高画質レンズを搭載しているので、セルフィーも見違えるほど美しく撮影できます。

 

また、arrows独自のワイプ撮影と組み合わせることで、アウトカメラとインカメラが同時に撮れる、ということです。風景を撮影しながら、自分の表情も一緒に残したりすることができるらしいのですが、この点は、どういう感じなのか、実際に発売されたら試してみたいと思います。

 

AIオートショットに対応

arrows 5GのカメラはAIオートショット機能を搭載しています。

AIオートショット」は、笑顔や驚いた顔など豊かな表情をarrows 5GのAIが分析し、普段通り写真撮影をするだけで、撮影した写真と一緒におススメの写真を自動で保存してくれる機能です。

かわいいお子様の笑顔や、友人の驚いた一瞬の表情を逃さず撮影できる画期的な機能です。

「Adobe Photoshop Express」をプリインストール

arrows 5Gは、アドビ社が提供する写真撮影・編集機能が標準搭載されています。

カメラの事前設定を済ませた後に、「Photoshop Express モード」でシャッターを切ると、たとえば、夜景などの撮影が難しいシーンでも明るく、今まで以上に細部にこだわった写真が撮影できます。

 

 

さらに撮影した直後、arrows 5Gにプリインストールされた「Adobe Photoshop Express」アプリを活用して、枠線とテキストで写真のスタイルをカスタマイズしたり、色と画像を編集したり、コラージュを作成したりすることができるので、貴重な一瞬をとらえた写真を素早く編集して共有することもできます。

これらの機能は、arrows 5Gカメラと連動して利用できるので、手軽に・素早く・簡単に撮影から編集まで作業することが出来ます。

ちょっとした写真や画像編集であれば、「Adobe Photoshop Express」で全て賄うことが出来るので、その他の加工アプリをインストール必要はなさそうです。

 

「Live Auto Zoom+背景ぼかし」で印象的な撮影が可能

arrows 5Gのアウトカメラでは、写真に加えて動画でも背景をぼかした味わいのあるポートレート撮影が可能です。

さらに、arrows 5Gは「Live Auto Zoom」に対応しており、ズームしたい被写体を指の操作で丸く囲うと、囲った被写体をズームして自動で追っかけながら撮影することが可能です。

例えば、小さなお子様が公園で足り回って遊ぶ様子を「Live Auto Zoom」と「背景ぼかし」を合わせて活用することで、雰囲気あふれる思い出の動画をかんたんに撮影することができます。

他社メーカースマホでも動画のポートレート撮影に対応したモデルは提供されていますが、ここまで使う人の事を考えて作られているのは富士通ならではです。

 

FASTフィンガーランチャーが面白い! アプリを最短1秒起動

arrows 5Gの非常に面白い機能の一つが、「FASTフィンガーランチャー」です。

FASTフィンガーランチャーは、事前に特定の「指=指紋」にお気に入りのアプリを紐づけ設定しておけば、指紋認証によるロック解除と同時に、設定したアプリが起動できる優れた機能です。

FASTフィンガーランチャーは、ユーザーの好みに合わせて「ダイレクトモード」と「ランチャーモード」の2つのモードが用意されています。

とにかく素早く使いたい人は“ダイレクトモード”、カテゴリごとに使いたい人には“ランチャーモード”と使い分けると良いでしょう。

 

まず、ひとつめのダイレクトモードは、1つの指紋につき、1つのアプリが設定できるモードで、頻繁に利用するアプリが5種類以内、という方におすすめです。

 

 

ダイレクトモードでは、指先を画面に触れるだけで目的のアプリを探すことなく、すぐに使い始めることが可能です。

そのため、arrowsのディスプレイを見なくても、使いたいアプリをすぐに起動できます。

 

ふたつめのランチャーモードは、1つの指紋につき、ランチャーで4つのアプリが設定できるモードで、たくさんのアプリを利用することが多いユーザーにおすすめです。

 

たとえば、人差し指は支払い系4アプリ、中指はSNS系4アプリ、薬指はゲーム系4アプリ等とカテゴリ別に分けて登録しておくと覚えやすく便利です。

これらのFASTフィンガーランチャー機能と合わせて、「FAST Appドライブ」というarrowsの独自技術により、アプリの起動時間を最短1秒まで短縮できます。

例えば、レジの前でd払いアプリを瞬時に起動したり、やりたいゲームアプリを一瞬で起動するなど、普段の使い方を大幅に高速化します。

 

便利すぎる! 写真や動画をQRコードで気軽にシェア「FASTシェア」

 

arrows 5Gは、QRコードを読むだけで、他社製スマホでも専用のアプリなしで写真や動画を共有できる「FASTシェア」という機能を搭載しています。

例えば、大人数で集合写真を撮影した時に、わざわざ連絡先を交換したりすることなく、気軽に素早く写真をシェアすることが出来ます。

さらに、最大10名まで共有可能で、ローカル通信で行うためパケットやギガを消費すること無く共有でき、画像劣化することなく高画質のまま共有できるという優れモノです。

似たような機能としてiPhoneの「Air Drop」が有名ですが、arrows 5Gの「FASTシェア」では、他社製スマホでも専用アプリなしでかんたんにシェアできる点でAir Dropよりも圧倒的に便利です。

非常に面白い機能なので、これも是非購入後試してみたいところです。

 

arrows 5Gのパフォーマンス性能

arrows 5GのCPUは、クアルコムのSnapdragon 865 5G mobile platformが採用されています。

前モデルSnapdragon 855と比較すると、CPUパフォーマンスは15%向上、GPUパフォーマンスは25%向上し、高画質なハイグラフィックゲームも、レスポンス良く思う存分楽しめます。

 

さらに、arrows 5Gは「熱拡散構造(ベイパーチャンバー)」を採用しており、約8倍の熱エネルギーでも本体が熱くなりにくく快適に利用できる設計です。

 

 

ハイグラフィックゲームをフル稼働させても本体が熱くなることを防ぎ、プレイに集中することが出来ます。

なお、さらに快適なゲームプレイを実現するために、arrows 5Gでは「快適ゲーミング設定」も搭載されています。

 

 

動作が重くなりがちなゲームでも、電力消費よりCPUパフォーマンス向上を優先させ、快適に動作させる設定が可能です。

また、ゲームに集中したいユーザー向けに、通知のON/OFFや誤操作防止の設定も可能となります。

 

arrows 5Gも「洗えるスマホ」

arrowsといえばやはり、「洗えるスマホ」という点を思い浮かべる方が多いと思います。

スマホには汚れやウイルス等が付着しやすいため、意識しないと清潔に保つことは困難です。

しかしarrowsに関しては、泡タイプのハンドソープや液体タイプの食器用洗剤で洗うことができるため、洗う前と比べて約40分の1まで微生物を取り除くことができるそうです。

arrows 5Gでは、富士通の独自試験により本体を泡タイプのハンドソープや液体タイプの食器用洗剤で洗っても問題なく動作できることが確認されています。

2020年は新型ウィルス蔓延が懸念される中、メーカーが自信を持って「洗える」と示している点は、ユーザーとして安心して予防対策できるので、ありがたいところです。
arrows 5Gの具体的な耐性としては、IPX5/IPX8の防水性能、IP6Xの防塵性能に対応しています。

ただし、耐衝撃やMIL規格については、確認することができないため、非対応であると考えられます。

人気の「割れない刑事」のスマホはエントリーモデルのarrows Beのみ、ということになりそうです。また新テレビCMもあるかもしれませんね。楽しみです。

 

arrows 5Gのスペックまとめ

arrows 5Gのスペックについてまとめます。

 

製品名 arrows 5G(アローズ ファイブジー)
販売価格 未定
UIM nanoUIM
OS Android 10
サイズ 未定
重量 未定
ディスプレイ 約6.7インチ有機ELディスプレイ、Quad HD+(解像度:1440×3120)、HDR対応
バッテリー容量 4070mAh(内臓電池)
CPU Snapdragon 865 2.8GHz(1コア)+2.4GHz(3コア)+1.8GHz(4コア)
メモリ 8GB(RAM)/ROM128GB(ROM)UFS v3.0対応
外部ストレージ microSDXC 1TB
通信速度
5G 下り通信速度最大4.1Gbps/上り通信速度最大480Mbps
4G 下り通信速度最大1.7Gbps/上り通信速度最大131.3Mbps
アウトカメラ 超広角カメラ 約1630万画素、F値2.2
広角カメラ 約4800万画素、F値1.7
望遠カメラ 約800万画素、F値2.4
インカメラ 約3200万画素
耐久性 防水/防塵 IPX5/8 IP6X
生体認証 指紋認証
ワンセグ/フルセグ 非対応
USBタイプ USB Type-C
ワイヤレス充電 非対応

 

スペック全体を見てみると一目瞭然ですが、arrows 5Gは最高性能を追求したハイエンドモデルということが明らかです。価格帯は未定ですが、他の5Gスマホと同等クラスになるのは間違いなさそうです。

個人的には耐衝撃・MIL規格が非対応という点は残念ですが、丁寧に扱っていれば、そうそうスマホを落下・破損するケースはありませんから、そこまで気にする必要は無いかもしれません。

 

ドコモの5Gエリアを確認しておきたい

ドコモでは2020年3月25日に5Gサービスが提供開始となりますが、開始当初の5G対応エリアは限定的で、今後徐々に拡大していく予定です。

もちろん、5Gエリア外であっても4Gで通信することが出来るため心配はいらないのですが、5G対応スマホを購入するのならやはり、5Gを思う存分活用していきたいと思われるはずです。

 

ということで、まずは事前に、ドコモの5Gエリアマップで、普段自分がよくスマホを利用する場所が5G提供エリアかどうかを確認しておくと良さそうです。もちろん、現時点で非対応でも、長期的には対応してくるはずです。

5G通信利用可能施設・スポット一覧

 

arrows 5Gの予約・購入は手数料完全無料のドコモオンラインショップをフル活用

5Gスマートフォンの購入は、ドコモオンラインショップを第一優先したいところです。

理由はいくつもありますが、まずは最近の情勢から「来店しなくていい」という点が大きなメリットの一つと言えます。不特定多数の人が集まる場所に行かなくていいなら、そちらの方がいいと思います。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗より圧倒的有利な件

また、以前からあるドコモオンラインショップの大きなメリットとして、手数料完全無料、頭金含む総額でも有利という特徴があります。ドコモオンラインショップ購入時にdカード/dカード GOLDで一括購入すれば、dポイントも2倍です。→「dカード GOLDは本当にお得なのか

まずは予約を実施しておき、発売日にarrows 5Gを手に入れられるように準備しておきましょう。

 

著者

Xp

3 Comments

  1. arrowsと言えば未だテレビアンテナを頑なに採用し続けてるのが唯一のメリットだと思ってましたが、テレビ機能自体廃止されてしまったのが残念です。
    既にF-01Kでアンテナは廃止されてしまいましたが、これも時代の流れなんでしょうかね。

    ただ今や他社では当たり前なDolby Atmosや、望遠カメラ、ゲーミング機能を搭載してくれたのは「おお!」という気持ちで一杯です。
    まあarrowsは歴代フラッグシップすべてにDolby Audioを搭載してましたが。

    arrows man
    1. arrows Be4でもアンテナなくなったみたいですね。確かに残念ですが、おっしゃる通り時代の流れ、環境の変化もあるのだと思います。
      ストラップホルダーとともに、arrowsのこだわり部分だったんですけどね。
      ただ、新機種には引き続き期待です。早く手に入れたいです。

      Xp
      1. 別サイトにて追加情報を確認したところ、イヤホンジャックも廃止されてしまったようです・・・これは痛い。
        無線のものを使っている方なら問題ない点ですけどね。

        因みにサイズは薄さ7.8mm、重量は170gとの事。
        価格は13万4640円と発表された5Gスマホの中では一番高いです(笑)

        arrows man

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