ahamo(アハモ)における毎月の利用料金の締め日と口座振替日(引き落とし日)はいつなのか、と問われて、即座に答えることができるでしょうか?
意外に「よくわからない」というケースも多いのではないでしょうか。
混乱が生じる一つの原因としては、ahamo通常の口座振替日に加えて、再振替日とdカード/dカード GOLDの引き落とし日という、複数の振替日が存在している点が挙げられます。
また、ドコモとアハモで口座振替日に違いがあるのか、という点も気になるポイントだと思います。
ドコモとアハモにおける口座振替について、まとめて解説していきます。
関連記事:「ドコモとdカード GOLDの締め日と引落日がわからない人のためのまとめ」
ahamo(アハモ)の締め日/口座振替日・引き落とし日
アハモにおける利用料金の締め日は、毎月月末です。月末が31日の月は31日、30日の月は30日が締め日、という具合です。毎月1日から月末までの利用分が、翌月に請求されます。
そのため、例えば5月利用分は、そのまま6月請求分となります。6月利用分は、7月請求分です。
利用月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |
締め日 | 5月31日 | 6月30日 | 7月31日 | 8月31日 |
請求月 | 6月請求分 | 7月請求分 | 8月請求分 | 9月請求分 |
口座振替日 | 6月30日 | 7月31日 | 8月31日 | 9月30日 |
支払い方法が口座振替の場合は、利用月の翌月末が、口座振替日・引き落とし日です。
つまり、5月利用分については、5月月末締めで翌月末である6月30日が口座振替日、ということになります。
口座振替日が土日祝日にあたった場合のルール
もし、口座振替日である月末の30日、31日などが土曜、日曜、祝日だった場合、金融機関が休みで引き落としが行われません。
ではその場合どうなるのかというと、口座振替日は後ろにズレる形となります。
つまり、月末31日が日曜日だった場合、振替日は翌日1日となり、月末31日が土曜日だった場合は次の月曜である翌月2日が口座振替日となります。
年末年始における口座振替日・引き落とし日のルール
年末年始の場合、月末月初を挟んでの長期休暇となるため、毎年、通常の月とは大きく異なる引き落とし日になるケースがほとんどです。
金融機関は12月31日から1月3日まで休みなので、そのまま単純に考えるならば、ずっと後ろにズレて1月4日が口座振替日になるのですが、カレンダー次第で4日が日曜日や土曜日になる可能性もあるわけです。その場合はさらに後ろにズレて、口座振替日が5日、6日になるケースもあります。
ここまで通常の月と口座振替日が開いてしまうと、つい引き落としされているものと勘違いして、口座に入れておくべき金額を引き出してしまっていた、というケースも考えられます。
アハモにおいて口座振替の設定をしている人は、年末年始は特に注意するようにしましょう。
ahamoにおける、引き落としが正常に完了しなかった場合の再振替日
口座に、本来引き落としされるはずの金額が入っていない場合、当然のことながら引き落としができないため正常に口座振替が行われず、再振替が実施されます。
再振替が行われるのは、ahamoの場合、請求月翌月の15日となります。
口座振替日 | 5月31日 | 6月30日 | 7月31日 | 8月31日 |
再振替日 | 6月15日 | 7月15日 | 8月15日 | 9月15日 |
つまり、本来の口座振替日が5月31日で、引き落としができなかった場合、再振替は6月15日、ということです。
もし、15日が土日祝日に重なった場合、通常のルール通り後ろにズレる形となります。15日が日曜日なら再振替は16日、15日が土曜日なら再振替は17日です。
それ以後は、再々振替は行われませんので、直接ドコモショップでの支払いが必要となります。
一つ注意しておきたいのは、15日は通常の振替日ではなく、月末引き落としができなかった場合の、念のための予備日である、という点です。
たまに、15日振替が都合がいいから、という理由で、毎月月末には口座にお金を入れておかず、15日に引き落としされるのが当たり前になっているという方がたまにいらっしゃいますが、当然のことながら毎月支払いが遅れているため、支払いに関する判定が悪化してしまいますので、あまりいいことではありません。
あくまでアハモの振替日は利用月の翌月末と覚えておきましょう。
再振替日に引き落としされなかったら利用停止
再振替日に引き落としが実行されず、支払いが完了しないままだと、20日前後から月末にかけて、順次利用停止され始めます。
一度利用停止になると、支払いを完了させるまで通話通信ができなくなります。支払いを完了させると、基本的には即時開通します。
利用停止状態になってしまった場合に気を付けたい点としては、同一名義で別回線を保有している場合、そちらの利用についても停止されてしまう可能性がある、という点です。業界用語で、関連利停(利用停止)、関連通停(通話停止)などと呼ばれることがあります。
つまり、家族のスマホをすべて父親名義にしていた場合、他の回線の支払いはすべて滞りなく行われているのに、そのうち1回線だけが、支払いを遅延してしまっている場合、その回線のみならず、すべての同名義回線について利用が停止されてしまう可能性がある、ということです。
そこまで行くのはよほどのケースですが、気を付けましょう。
ahamoにおけるクレジットカードの支払日
ahamo(アハモ)の支払いをクレジットカード払いに設定した場合の支払日は、各クレジットカード会社の振替日になります。
クレジットカードの締め日・支払日によって引き落とし日は変わりますので、そちらを確認しておきましょう。
もし、ドコモのdカード/dカード GOLDを利用している場合には、15日締めの翌月10日引落となります。
15日締めなので、5月利用分は6月15日締めの分に含まれ、さらに引き落とし日はその翌月10日なので、7月10日となります。
利用月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |
ドコモの締め日 | 5月31日 | 6月30日 | 7月31日 | 8月31日 |
請求月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
dカードの締め日 | 6月15日 | 7月15日 | 8月15日 | 9月15日 |
dカードの振替日 | 7月10日 | 8月10日 | 9月10日 | 10月10日 |
※振替日は土日を考慮しない場合。
ドコモとahamoの支払いルールは基本的に同じ
ここまで見てきて気づいた方もいらっしゃると思いますが、基本的にドコモとahamoの料金支払いに関するルールは共通です。
支払い方法の変更手続きチャネルや支払い口座/クレジットカードの名義、ご利用料金のご案内の送付可否など、手続き面ではドコモとアハモでは違いがあるものの、支払いについては全く同じです。
とはいえ、そもそもドコモの支払いルールも曖昧だった、という方もいらっしゃると思いますので、この機会に改めて支払いルールを再確認し、正しく支払いを実施していきましょう。