dカード/dカード GOLDを利用しながら、意外に把握していないことが多い、利用時におけるポイント付与対象項目。
せっかくdカード/dカード GOLDをたくさん利用しても、その利用分に対してポイントが付かなければ、それこそ非常にもったいないです。
特にdカード GOLDについては年間利用額特典にも影響するので、ポイント付与対象だけでなく、どういう利用が年間利用額の累計額に含まれるのかまで理解しておくことは非常に重要です。
そこで今回は、どういう利用に対してdポイントがちゃんと付与されるのか、年間利用額に含まれるのかを、理解していこうと思います。
時に私も自分自身、「あれ、dカード GOLDのこの利用方法ではポイント付与されたっけ??」と悩んでしまうこともあり、自分自身の備忘録も兼ねてわかりやすくまとめておきます。
dカード/dカード GOLD利用におけるポイント進呈(付与)対象一覧
まずは一覧表で確認しておこうと思います。
利用方法については、dカードのクレジットカードとしての利用だけでなく、iDでのショッピング利用でも同じようにポイント対象となります。
100円につき1ポイントの対象 | |
ショッピング (dカード ETCカード・家族カード・iDでの利用も含む) |
〇 |
ドコモの携帯電話ご利用料金、ドコモ光ご利用料金 | × |
ドコモの端末故障修理代金 | × |
ドコモのバリューコースにおける分割支払金/分割払金 | × |
ドコモの分割払い端末代金の残債一括精算 | × |
d払い | 〇 |
NTTファイナンスおまとめ請求 | × |
公共料金 | 〇 |
楽天Edyチャージ nanacoチャージ モバイルSuicaチャージ SMART ICOCAチャージ WAONチャージ dカード プリペイドチャージ |
× |
キャッシング返済金 | × |
リボ払い手数料 | × |
分割払い手数料 | × |
再発行手数料 | × |
年会費 | × |
遅延損害金 | × |
回収事務手数料 | × |
ユニセフ募金・国境なき医師団募金・ドコモチャリティ募金 | × |
国民年金保険料 | × |
国税納付・地方税納付 | 〇 |
一見して明らかですが、dポイントの付与対象となる利用方法は、ショッピング(クレジット決済、iD決済、d払い、家族カード決済、ETCカード利用含む)、公共料金の支払い、国税や地方税の納付に限られ、それ以外の利用はポイント付与対象外です。
特に注意したいのは、電子マネーへのチャージも、完全に付与対象外です。よって、ここを目的としてdカード/dカード GOLDを利用することはできません。もちろんチャージ自体はできても、ポイントは貯まりません。
覚え方としては単純明快で、dカード/dカード GOLDの利用に対しては、ショッピングに対してのみポイントが貯まる、と考えればいいでしょう。
ドコモの携帯電話利用料金支払い分へのポイント進呈はdポイントクラブにて
上記表を見て、多くの人が疑問に感じるであろう点としては、「ドコモの携帯電話ご利用料金、ドコモ光ご利用料金」について、ポイント進呈対象外になっているという点ではないでしょうか。
その違和感への答えとしては、ドコモの利用料金およびドコモ光に対するポイント付与は、dカード/dカード GOLDではなく、dポイントクラブのポイントプログラムによって進呈されるため、dカードでの付与は「なし」となっているのです。
dポイントクラブ会員を対象としたポイント進呈(1%)が通常適用され、dカード GOLDを所有している場合についてのみ「dカード GOLD特典」としてポイント進呈(9%)が追加され、合計10%還元となります。
dポイントクラブにおけるポイント付与については、1000円(税抜)利用につき通常10ポイント、dカードGOLD所有時は100ポイントが貯まります。dカード/dカード GOLD利用時の100円(税込)につき1ポイントとは完全に区別して理解する必要があります。
dポイントクラブ特典 | dカード/dカード GOLD利用 | |
通常 | dカードGOLD特典 | 利用100円(税込)に対して1ポイント |
利用1000円(税抜)に 10ポイント |
利用1000円(税抜)に 100ポイント (10P+90P) |
ポイントが貯まる時期について
dカード/dカード GOLDを利用した場合のポイント進呈については、前述の通り100円に対して1ポイント貯まるのですが、このポイントの付与タイミングとしては、利用の数日後ということで、比較的早く付与されます。
ただし、利用加盟店からの売上伝票の到着遅延などにより、ポイント進呈が遅れることもあるということなので、ある程度長めに考えておくと間違いないと思われます。
年間利用額特典の利用額累計に含まれる利用
通常dポイント進呈対象にならないdカード/dカード GOLDの利用方法であっても、dカード GOLDの年間利用額特典の利用額累計には含まれるものも存在します。
代表的なものとしては、ドコモの携帯電話利用料金、ドコモ光利用料金、NTTファイナンスおまとめ請求の支払いなどはすべて買い物額累計に含まれてカウントされます。その他、ショッピング利用は当然のことながら、国税納付などの利用分も含まれます。
逆に、年間利用額累計にカウントされない利用方法としては、電子マネーのチャージ代金、金利・手数料、年会費、募金、国民年金保険料等が当てはまります。利便性を追求するには便利ですが、うっかり年間利用額としてカウントしてしまわないように注意しましょう。
ただ、年間利用額の途中経過はdカード公式サイトより確認ができますので、不安な場合は現在どれくらいの金額を利用しているのか、その都度確認するようにしましょう。
これからdカード GOLDを利用する人のための「お得に利用するコツ」
以上の内容を踏まえながら、これからdカード GOLDを利用しようか悩んでいる人のために、お得に利用するためのコツをお伝えしておこうと思います。
それは、とにかくたくさん利用すること、です。
dカード GOLDを所有したら、ショッピング中心にひたすら利用してdポイントを獲得します。利用はクレジットでもiDでもd払いでも何でもいいです。
そうすると同時に年間利用額も積み上がっていきますので、通常ポイント獲得と年間利用額特典の両獲りを狙います。
これが達成できれば、最低でも年間2万円分のメリットが生まれます(年間利用額100万円で通常dポイント1万ポイント+年間利用額特典1万円分)。年間利用額200万円突破できれば最低4万円分のお得です。実際にはドコモ利用分とドコモ光利用分への10%還元でもっとお得になっているはずです。→「年間利用額特典を最大活用する」
dカード GOLD利用におけるポイント進呈付与対象や、年間利用額累計に含まれる利用を踏まえた上で、しっかり利用していきたいところです。
申し込みがまだの方は、公式サイトから早めに申し込みしておきましょう。
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