ドコモのスマホで撮影した写真や動画がdフォトでお預かりできなかった話

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dフォト利用中に写真がお預かり(アップロード)できないケースとして有名?なのはやはり最近のiPhone(デフォルトの設定の場合)ですが、今私が普段利用しているGalaxy S9+でも、dフォトで写真がアップロードされないという症状が発生しました。

そしてこの事象は、Galaxy S9+に限らず、どの機種においても起こる可能性があります。

写真を頻繁に撮影し、自動設定でdフォトに預けている、と思っている人は、要注意です。

一度、ちゃんとお預かりされているか、確認しておいてもいいかもしれません。

dフォトでうまくお預かり機能が働いていない症状について、解説していきます。

dフォトのお預かりで写真や動画のアップロードができない

dフォトのお預かり機能には、大きく分けて二つのお預かり機能があります。

つまり、自動か、手動かです。

自動お預かりの設定をしている場合、Wi-Fi利用時のみお預かりの通信をするか、3G/LTEとWi-Fiどちらでも通信するかを選べますが、自宅にWi-Fiがあるのであれば、必ずWi-Fiを選びたいところです。

 

 

ただ、今回私が体験した「お預かりができない症状」では、dフォトのお預かり機能で写真のお預かり(アップロード)を自動にしていても手動でも、どちらでもお預かりができなくなってしまいました。

手動でお預かりをしようと、「お預かり保存」を選んでも何も反応せず、アップロードも始まりませんでした。

その考えられる原因を一つ一つ確認していきました。

 

原因1:預かりデータのサイズオーバー

お預かりができない、と言えばまず考えられるのは預かりデータファイルのサイズオーバーです。

写真ではまず起こりえない、と思いますが、よくあるのは動画です。

dフォトの預かり機能で預かってもらえるデータファイルには、写真と動画でそれぞれ上限のファイルサイズが設定されています。

 

・写真・・・1枚あたり30MBまで

・動画・・・1枚あたり100MBまで

 

写真のファイルサイズ上限30MBは、かなり余裕をもって設定されています。昨今の最新スマホやiPhoneの最高画質で写真を撮影したとしても、ファイルサイズが10MBを超えることはまずないと思います。せいぜい2~3MB、よほど大きくても6~7MB程度ではないかと思います。

ただ、動画については全く話が変わってきます。

1分超の動画は、100MBを超えてくるケースがよくあります。今回の私の動画をお預かりさせることができなかった理由の一つとして、この項目も関係していました。

 

 

とはいえ、動画のファイルサイズの上限についてはどうしようもないので、どうしてもdフォトに預けておきたいのであれば、動画を撮影する際に長くなりすぎないように工夫するしかありません。

 

今回の私のケースでは、このファイルサイズの上限超えに該当するファイルは動画ファイルのごく一部だったので、大多数の写真などは一切あてはまりませんでした。

ということは、別の原因があるはずです。

 

原因2:ファイル形式が対応していない

お預かりさせるファイルのファイル形式(拡張子)の問題については、iPhoneで経験していたこともあり、すぐに原因として思い浮かびました。→「iOS11以降で撮影した写真をパソコンで見られない/dフォトにアップロードできない

写真についてはAndroidスマホ、iPhone、パソコンはどれも同じで、JPEG/JPG/PNGという拡張子のファイルに対応しています。

動画についてはそれぞれ違いがあります。

 

写真 動画
Android JPEG/JPG/PNG 3GP/MP4/M4V
iOS 3GP/MOV/MP4/M4V
PC 3GP/MOV/MP4/AVI/MTS/M2TS

 

写真については、今回撮影していたのはAndroidスマートフォンで、ファイル形式もJPEGになっていたので、間違いなく対応しています。動画はMP4で、こちらも対応です。

ということで、お預かりできなかった原因は、ファイル形式でもありませんでした。

 

原因3:dフォト側の容量オーバー

dフォトのお預かり可能な容量は、5GBです。

足りない場合にはクラウド容量オプションを申込みすることでさらに容量を追加することができますが、私は「子育て応援プログラム」を利用しているため、クラウド容量オプション+50GBは対象の子の小学校卒業まで無料です。当然活用しています。

つまり、デフォルトの5GBに50GBを加えて、利用可能な容量は55GBとなっているわけです。

 

それを踏まえて、dフォトアプリで保存容量と残容量を確認してみました。

確認の仕方は、dフォトアプリの「メニュー」→「設定」→「お預かりしている容量」を選びます。

 

 

その結果、残容量は44GBあまりということで、まだまだ十分すぎる容量が利用できることがわかりました。ここも今回お預かりできない原因ではありませんでした。

 

他の可能性としては、例えば通信環境が悪いせいでお預かりできないとか、充電が10%以下で処理できない、ということもあり得ますのでチェックはしておきたいところですが、今回についてはどちらも当てはまりませんでした。

こうなってくると、何故お預かりができない写真や動画があるのか、原因不明です。

Androidスマホのアプリを利用して原因不明な事態が起こる場合の最後の手段は、ご存知の方も多いかもしれません。

電源再起動、そして、アプリのアンインストールからのインストールし直しです。

 

dフォトアプリをアンインストール後、再インストール

今回は、ドコモインフォメーションセンターにとりあえず問い合わせをし、その上で改善策を模索していたので、通常であれば先に行う可能性が高い電源再起動を実施せず、アプリのアンインストールと再インストールを試してみました。

アプリのアンインストールは、預けてあるデータが消えることはないものの、設定は初期に戻ってしまうため、事前に注意が必要です。

その上で、アンインストールを行う前に、ひと作業をインフォメーションセンターの方に提案されました。

アプリ上のデータの消去です。

「設定」→「アプリ」を選び、dフォトアプリを選択します。

 

 

「ストレージ」を選択します。

 

 

「データの消去」を選択し、その上でそのままアンインストールを実行します。

アンインストールが完了したら、そのままGoogle playからdフォトを検索して再度アプリをインストールしましょう。

 

今回、改めて設定をし直し、お預かりできなかった写真で「お預かり保存」を選んでみたところ、無事写真のお預かりに成功しました。動画も、他の写真の数々も、全く問題なくアップロードが完成しました。

結局のところ、何が悪かったのか原因は不明です。

不明ですが、とりあえず今回の一連の流れで解決しました。おそらくは何らかのアプリの不具合だったものと考えられます。

 

電源再起動も試す価値あり

Androidスマホと言えば、以前は特に、調子が悪ければとりあえず電源をOFFにして再起動してみたがいい、とよく言われていました。

最近ではそうした必要性もあまりないくらいスマホの性能も向上していますが、それでもたまには電源を落として再起動をかけた方が、比較的安定して利用できると考えられます。

 

今回のdフォトの不具合(?)では、電源の再起動をせずに改善しましたが、ケースによっては電源再起動のみで改善する可能性も十分考えられます。

そのため、とりあえず最初にそちらから試してみた方が、わざわざアプリの入れ直しをする必要はないのでひと手間省けます。

もし万が一同じような症状に遭遇したなら、まずは最初にご案内したポイントをチェックした上、それでも駄目なら電源再起動、それでも改善しないなら最終手段としてアプリのアンインストールと再インストールを試してみましょう。