私が、ある店舗でd払いを利用しようとした際の話です。
dポイント加盟店だったため、dポイントを付与してもらい、そのままd払いで決済をしようとしたところ、「支払いは終わっている」と告げられ、おかしいなと思いながらもなんとなくそのままにしてしまい、帰宅してから改めて確認したところ、なんとd払いではなく、dポイント払いにされていました。
dポイントは現状44万ポイント以上所持しているので、別に問題ないといえばそうなのですが、実は以前、dポイントを本気で貯めたらどこまで貯まるか、というチャレンジをしていたこともあり、ほとんど通常dポイントは利用せずに来ていたので、割とショックでした。
ということで、そんな事態に陥った経緯と、そうしたdポイントの誤利用が起こらないようにする方法について、解説していきたいと思います。
dポイントを誤って利用された流れ
まずはどういう流れでdポイントを誤って利用されてしまったのかをお伝えします。
ある店舗でd払いを実施しようとしてレジに行くと、店員さんに「dポイントカードなどはお持ちですか?」と確認されました。
そこまで私はその店舗がdポイント加盟店であると認識しておらず、「あ、ここはdポイント加盟店なんだ」とちょっと得した気分でiPhoneに入れているd払いアプリを起動し、モバイルdポイントカードの画面を提示しました。
スキャンしてもらったところでdポイント付与完了。
続けて支払いをするため、レジ周りの支払い方法一覧の中に「d払い」を見つけていた私は、迷わず「支払いはd払いで」と店員さんに伝えました。
この時点で私はモバイルdポイントカードの画面しか提示しておらず、d払いアプリの画面をスキャンしてもらうことも、自分でQRコードを読み取ることもしていません。
にもかかわらず店員さんに、「あ、もう支払い終わってますので大丈夫です」と言われました。
私は単純に意味が分からず驚いて、「え? いや、支払いはd払いにしたいんですが」と再度伝えると、「あ、支払い終わってますので」と再度同じことを言われました。
ここで気づくべきだったのですが、私は、「モバイルdポイントカード画面を提示するだけで、d払いアプリと連携してd払いができるように、いつの間にか仕様変更になったのかな!?」と勘違いしてしまったのです。
釈然としない中、店員さんに支払いは終わっていると言われれば納得するほかなく、そのままその場を離れました。
どうにもスッキリしなかったのは、いつもならd払いアプリ上に支払い完了の画面が表示されるはずなのにそれもなく、決済履歴を確認しても履歴も表示されていなかったので、本当に支払いできているのか? とむしろ不安でした。
dポイントを間違って使ったんじゃないか、という疑いは実はこの時点であり、まずは自分のせいではないかとd払いの決済方法がdポイントに切り替わっていないかと確認もしましたが、これは間違いなく通常通りクレジットカード払い、つまり私の場合はdカード GOLD払いになっていたため、私のミスではなさそうです。
家族と一緒だったこともあり、そのまましばらくその件は忘れていたのですが、自宅に帰り改めて確認をしている中で、dポイントが一気に減っていることに気づきました。ポイント使用履歴を確認すると、予想通りその該当店舗でdポイントが利用されていました。
あぁ、やはりdポイント決済になっていた、と半分納得、半分不満を抱え、ここでようやく思いついてレシートを確認すると、完全にdポイント決済になっていました。
この時点で、どうやら私のミスではなく店舗側のミスのようだと感じていましたが、それでも何か理由があるのかもしれない、自分の知らない変更がなされているのかもしれないと思い、利用した店舗に電話し確認してもらったところ、やはり店舗側でdポイントカードをスキャンした際にそのまま利用にしてしまったということが判明しました。
レシートには購入内容や時間、担当者も記載されているから便利ですよね。すぐに遡って確認ができました。
取り消しもあるいは出来そうな気配ではありましたが、そうすると改めて私自身決済に向かわないといけないかもしれないと感じたため、原因もわかったことだしここは諦めようと考え、今回はこのままで大丈夫だが、そのまま次回以降注意してもらうようお願いし、終話しました。
自分にも店員さんにもミスの可能性があり、伝え方が悪く勘違いされることもある
結果的に思ったことは、そもそもその場で私が相手の間違いに気づいていれば、対処方法はあった、ということです。
最近は電子マネー決済やQRコード決済に慣れてきている店舗がほとんどでトラブルになったことなど一度もなかったため、まさか店員さんが間違っているという発想が出てこなかったのが失敗でした。
確認はしませんでしたが、もしかしたら担当の方が新人さんだったのかもしれませんし、あるいはモバイルdポイントカードを提示し、支払いを「d払いで」と伝えた時に勘違い、または聞き間違いをされて「dポイントで」と思ってしまったのかもしれません。確かに、ポイントをたくさん持っていたらそちらから使う人も多いかもしれませんしね。その場合は、私と店員さんとの間での伝達ミス、ということになります。
何事も、思い込みとは怖いものです。次回から、おかしいと思ったら必ずその場で確認しようと思いました。
さらに言うなら、今回は直接的な私のミスではありませんでしたが、d払いアプリの設定をdポイント払いに間違って切り替えてしまっていて、結局自分のせいだった、なんて展開になる可能性もゼロではありませんから、色んな可能性が考えられるということです。
いきなり相手のミスと考えず、まずは自分のミスである可能性を確認したいところです。
dポイントを誤利用されないための対処方法/dポイントカード利用上限設定
ということで、色々と確認した結果、同じような事態に陥った方も結構数いらっしゃいましたので、一定の割合で起こるような間違いなのかもしれません。
まぁ、ポイントや金銭的な被害に遭っているわけではないので、大きな視点で見れば問題はないんですけどね。今回はたまたま私がこだわってdポイントを貯めていたので「あれ?」という話になったということです。
とはいえ、私と同じようにdポイントを大切に貯めている方も中にはいらっしゃるでしょうから、同じような事態に陥らないように、事前に対処することにしました。
dポイントカードの利用上限設定です。→公式:「dポイントカード利用上限設定」
内容自体は理解していましたが、実際使ったことはなく、深く考えたこともなかったので気づきませんでしたが、このdポイントカード利用上限設定、なんと上限「0」という設定も可能なのです。
上限を「0」にするとどうなるのか、というと、dポイントの利用自体が出来ない、という形になるのです。
つまり、この設定をしておくことで、間違ってdポイントを使って支払いを実施する事態に陥ることがなくなるというわけです。これは非常に便利ですし、私のようにdポイントを貯めていて使いたくない場合には極めて有効です。
ネックとしては、dポイント(期間・用途限定)を利用する際に一時解除(5分間)しないといけないのでひと手間かかりますが、ここは利便性をとるか安心をとるか、というところです。
私は安心をとりたいので、利用上限「0」の設定を早速入れておきました。
家族間でポイント利用されたくないならポイント共有を外すか一括利用拒否
もし、家族間でdポイントを共有している場合、そのままだと当然のことながら、家族にdポイントを勝手に使われる、というケースもあり得ます。
これを阻止したい場合には、そもそもポイント共有グループを解除し個別にしておくという方法が一つ、ポイント共有はしておきたいが、利用のみ制限したいという場合には、子回線のポイント利用を制限する拒否設定があります。→「ポイント共有グループポイント利用拒否設定」
ポイント利用拒否設定は、一括利用拒否と個別利用拒否から選ぶことができ、非常に便利です。一番活用されるケースとしては、お子様が勝手にポイント利用するのを防ぐ、というケースが多いのではないかと思いますが、こういう機能もある、という点は覚えておきたいところです。
ということで、今回は思いもよらぬdポイント誤利用に遭遇したので解説してきました。しっかり内容を把握して、楽しいdポイントライフを送っていきましょう。
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